七詞の投稿作品一覧
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それは椿か 牡丹の花か
紅く浮かぶは 宵の闇
それとも彼岸の 徒花か
いずれ劣らぬ 艶の色
籠の小鳥と 咽び泣き
翼も持たぬと 声を詰め
踊る扇で 羽ばたけば
飛べぬ尾長の 断末魔
天女の衣も見せましょう
所詮泡沫 夢の淵...忘却追憶御呪イ
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目の前から 色が消えた
何時からだろう 何も聴こえない
流行に乗るなら「君が消えてから」
胸を刺して 刃残したまま
君の音は 繊細で
触れれば 君ごと壊れそう
君の色は 複雑で
なぞれば 僕ごと埋もれそう
知らないのは 僕のほうで
それを聴くたび 泣きたくなった...弱虫
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奇跡を 宿して
開いた 青い花
枯れゆくこともない
作り上げられた理想
うつろう天空の蒼
流れる深海の碧
吹き渡る風の藍
それを封じた氷の青
全てで染め上げた
まさに奇跡の花...いふのはな
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「貴方の言葉に酔わせてよ」
悲しいことが ありました
三年越しの 片思い
告げる前に 儚くも散り
僕は今奈落に いるのです
さあ 妄想をはじめよう
あの子は可愛いお姫様
思う年月は100倍にして
なんとも切ない悲劇でしょう
「貴方の言葉に酔わせてよ...ユメクイ女王へ捧ぐ箱(曲募集中)
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黒く赤く 朽ち行き
終の日を 待ちわびて
鈍色の 太陽が
沈むのを 見送った
こびりつく 褪めた紅
耳元には 叫ぶ風
失くしたものの代わりに
得たものはどれほどだった?
灰色の 指先を
瑠璃の海に 浸して...アオノハテ、ツイノアト
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走り、走る 冷たい風を
纏い、纏う 疾く行くために
恋し、愛し 声を抱いて
想い、思う 願いよ届け
鳴らす、鈴の音は 遠く軽く
跳ねる、足音は 近く響く
温かな地を踏み 仰ぎ見て
柔らかな地を蹴り 君を追う
前へ、前へ、散る花より速く
先へ、先へ、溶く雪より速く...動
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りん、しゃらり きり、きしり
銀の針が 結ぶ頃
りん、しゃらり きり、きしり
白い花が 目を覚ます
指折り数え 待つ青に
届き咲く前に 消える花
白く白く 染まる前に
ただひと時の 陽を浴びて
のこしいく君へ 捧ぐ歌
この声はいつか 届くかな...凛、と歌
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ずれた歯車 噛み合わせ
瞼開き 見た世界
取り戻した 私の手足
触れて温かい 貴方の指
揺らいだ瞳 震える声
貴方の呼ぶ 私の名前
いない誰かに 呟く
ただ、ただ深い 罪悪感?
呼び戻して 微かに 混じる安堵
なぞる指は 僅かに 怯えた...私のかけら(曲募集中)
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歩く道行 宙なぞりつつ
降る星紡ぎ 跡を残して
綴る視界は 遠く広く
響く声は 蒼から碧へ
それは幻 夢継ぐ青
現の挟間を語る言の葉
淡い光 放つのは月
硝子色の 蝶の翅に映る
空を見上げ 夢見た花は
不死の実揺らして歌う...モノカタリ(曲募集中)
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花弁ひらり 舞い落ちて
萌ゆる若葉へと 変わるころ
淡い紅映す 朧月夜
遠く散り逝く 貴方想う…
この手に奇跡が 降りることはなく
ただ、ただ 流れる時は速く
巡る星くるり 今夜も同じ
幾億も前の 遠い光
藍色深く 帳落とし
あの日と違うのは 貴方だけ...薄紅、薄墨、朧月(曲募集中)
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ああ、この遠い星の
悲鳴に似た憎悪
冷えた蒼の光は
何億年後に届くのだろう?
ただ、強く輝き
燃えつきる前の赤に
空の星に 願う
諦めた 風景
ひらりゆらり 瞬く
赤い赤い 忌み星に...ほのをぼし
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左胸に咲くは 青き焔
脈打つ内に 太刀に込め振るう
その先の赤に 開いた花は
幻でも 構いはしない
暮れない陽ゆれる 朱の空へ
焦がれる前に 咲かせましょうと
藍を緋染めて 燃やした花は
色も音も無く 消えゆく運命
意図し隠して 潜めた息は
故意に落として とどめを刺した...カゲロウアイカ(曲募集中)
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めぐりめぐる とりどりの彩
煌く星は ただ淡々と
深く冴えた あいの夜空に
瞬き流れ 声もあげない
はらりはらはら 白片の舞う
青の満月 涙と共に
波は凪いで 風は鳴いて
こぼれ落ちた かえらぬ雫
ゆらめくものは 強く胸を刺し
ただただ痕を 晒し微笑うだけ...アイソメヨゾラ
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円い空が 白むよ
群れ咲く雲 引き連れて
東雲色 褪めた蒼に
緋の色を 注ぐ様に
目覚める紺碧 泳ぐとりどりの魚
さざめく葉揺らし 笑う子等
そよぐ 柔らかな 濡れ羽色
光跳ね踊る 空の道
めぐりめぐるくるくるり 日輪
蒼に跳ね 逢いに羽 広げて...まるい、まるい。(曲募集中)
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嗚呼 それはまるで
そう 真冬の花
降りしきる記憶に埋もれ
それでもなお 凛と朱
触れられずに ただひとり
立ち尽くす 白い原野
ただ一つで ありたいと
選んだ 己の舞台
芽吹いた花は ただ赤く
折れそうな茎 白片が積る...朱-アカ-(曲募集中)
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彩を亡くして 揺らめくは
燃え落ちる刹那の 蜃気楼
水底にたゆたう 花びらに
心を瞳ごと 浚われて
触れようと伸ばした 指先は
じん、とした痛み 刻みつけ
薄く氷を張る 水面は
爪先を紅く 染め上げて
朱く沈んだ 風景に
夢幻の歪みを 映し出す...華炎-カエン-(曲募集中)
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歌う歌う 鳥は歌う
海 泳ぐ 魚達に
知らない世界 飛ぶ人よ
貴方のそばを 飛べたなら
想う心は 届かない
聞こえない 聴こえない
空も海も 互いをうつして
ただ青く澄む それだけなのに
翼は鰭に 鰭は翼に
変わることなど ありえずに...鳥と魚
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知っていますか? 僕の指は
貴方に触れることは無く
知っていますか? 僕の腕は
貴方を抱きしめることは無い
この喉は 壊れることも
声が嗄れることも無いけれど
青く見えるこの瞳は
貴方越しの 世界しか視えない
泣き腫らして 重い瞼
声も掠れて 焼ける喉...貴方の指、僕の瞳(曲募集中)
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目を開いて見上げる
遠く虚ろな空
呟くその名さえも
掻き消す静寂
ふわり降り積もる
冷たく柔らかな六つ華
見渡す限りの白
独り凍える心
届かない 声を上げて
遠いその名を呼ぶ...鬼哭-キコク-
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届かない 届かない
今はない 青い空
青い空 青い空
本当に 青かった?
声持たぬ カナリアが
なくした声を 探して
この場所で 一番に
高い場所 探し出し
爛れ落ち 嗄れ果てた
喉震わせ 叫んだ...青い空?(曲募集中)
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白く白く深く染めて
空も海も飲み込んで
濁すように覆い隠す
この声が途切れるまで
視界を奪い取る
真白な孤独感
すべて飲み込んだ後に
ただ一人立ち尽くす
穢れを知らないフリ
純白の 聖人の様に...白の魔(曲募集中)
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拳に握るは 硝子の欠片
耳に届くのは 空色の声
響き渡れよ 地の果て遠く
煌く音に 光が踊る
冷たい欠片は 熱を吸い燃える
握り締めた掌 その内で爆ぜる様に
君の奏でる 武曲を胸に
いざ立ち向かわん 道無き未知へ
未だ見ぬ空を 仰ぎ焦れ
両の腕には 希望の輝石...キボウノキセキ(曲募集中)
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平均点の ギリギリ上を
努力も無く 浮いてます
人並み以上 秀才未満
器用貧乏 便利な言葉
生きてく上で 苦労は無いけど
誇りもプライドも ありません
ピカイチに 憧れてます
オンリーワンにもなれやしない
ド底辺に 憧れてます
這い上がる根性もありゃしない...デキル?デキナイ。
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ひたり、濡らした 袖口温く
ゆらゆら揺れる 今宵の君は
溶ける水辺に 息も吐けずに
こぼれる声は 熱と消えた
はく、はくと 口開き揺れて
こぽこぽ昇る 水泡の果てに
ぽつり、花弁 水面に落つる
黒い水盆 円く歪ませ
そよぐ青草 さかしま玉兎
赤く閃く 乾いた金魚...睡夢-スイム-(曲募集中)
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暮れ行く空に 誰とも知らぬ
「君」を想い 三日月なぞる
響く声は 仄かに掠れ
「るるり」と歌う 緑が跳ねる
ゆらり、ゆらり 空色深く
蜃気楼 幻の花
藍色纏う 星の姫神
きらめく裾を 鳴らして歩く
さあお休み 誰とも知らぬ
遠い空の 下に居る君へ...そらいろ(曲募集中)
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雪は溶け 花弁は散り
若葉は朽ち 朽ち葉は落つる
ああ今一度 真白な空に
鉛のこの身 還しておくれ
ソラ廻り 星は巡る
季は流れ この身を染める
知らぬ間に ふかくふかく
薄汚れた 闇にまみれ
くるくるくるり まわるときは
触れる全てが 美しかった...マナシロ
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ゆらめく景色に 舞い踊れ
薄紅は 春告げ鳥呼ばい
さあ芽吹けよ 木々の子ら
季は解け 目覚めの風を織る
淡色霞む 明けの陽の
爪弾く弦の音 はらはらと
流れ戯る 此花芽
柔く稚児らを 撫で起こす
六つ華 針解け
温む水 糸紡ぎ...花、風、織人-ハナ、カゼ、オリト-(曲付き)
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ひいふうみいよ、と 偽って
さあ咲かせましょ 艶やかに
貴方が植えた 小さな芽
狂い咲き香る 虚ろの華
水をあげましょ ひたひたと
甘い甘ぁい、 毒入りの。
絢爛豪華に 着飾って
くるり、くるりと 歌います
ひ弱で純粋な 夢の種
現の果てに 置き去って...徒花(アダバナ)
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それは目が覚めるほどの鮮やかな空
白黒の五線紙に 色を塗る
線の間 四つ埋めて
あと三つ 足りなくて
重く濁る 雨降り夜空
雨音集めて 水玉乗せて
ぽたぽた零れる 七色に
ほのかにともる 月の灯り
高い高い 空の上 その向こう
それは目が覚めるほどの鮮やかな彩...rainbow
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「望まれている」 それが理由なら
「利用されている」 それでもよかった
意味に意味は無く 何か出来るなら
それだけでいい 声は届き 君はそこに居た
伝う水音 手繰る爪先
薄い膜の向こう 破けない 刃も持たずに
僕の声はまだ 届きますか?
破くことも 触れることも
出来ない 透明な膜の向こう
僕の声で...透明な。(曲募集中)
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ざわり風が吹いて
時が来た花が散って
いつかこの指が枯れても
静かにウタを紡ごう
君が一人泣かぬよう
君がずっと笑えるよう
揺れる月に群雲を
香る風に花弁を
胡蝶戯る幻でもいい
ただ、ただ、君だけが...きざむうた
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指きりげんまん 約束ね
伝えたい言葉 音にしよう
大切な 君だから
何一つ 嘘はつかないよ
イワナイセリフハ キミノタメ
ハサキヲキミニ ムケヌヨウ
小指を絡めて ふりふりと
微笑み交わして 言霊に
大切な 君だから
おまじない 嘘はつかないで...ゆびきりげんまん(曲募集中)
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薄紅 朧月
あなたの 眠る夜
息衝く 奇跡を胸に
その窓を 開けた
ゆるりゆるり 揺れる夜
瞳にうつした海
ひゅるりひゅるり 歌う風
唇からこぼれた吐息
この先 見上げる
空の星の光が...薄墨桜の咲く夜空(曲募集中)
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口を開けど 声も出ず
抱える腕に 何も無い
持て余す指 繰る傀儡
くるくるからり 空回り
頬伝う 音の意味
伝える言葉 胸に無く
くるり狂い 傀儡舞い
ことり独り 事切れる
青が消え 低い空
歌を亡くし 裂ける喉...ザンガイ
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呟く声に 瞼開けば
真っ暗な 闇に一人
欲しい言葉も 触れる空気も
生温く 纏わりつく
「優しい」と笑う 深い黒の淵
何も思わず ただ眠るよに
煌びやかな 文章から
掬い上げた コトノハ一つ
音を立てて 崩れ落ちる
ああ、何も 意味など...コトノフチ(曲募集中)
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