玉城ねぐこの投稿作品一覧
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それで絆は何処へ行ったのと彼が云った。
きれいな赤。
暗闇に眩しく光っている
貴女が好きな花。
回るように
激しく散っていったのが見える。
きょうきだ。
彼女が云う。
笑いながら
くるってはいないと云うと...(タイトル未定)
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【愛してる】『愛してる』
そんな言葉もう時代遅れ
どなたでも 同じだわ
作文書かせりゃ 似たような筆圧
流行りと流行りをお好きに並べて
とっかえひっかえ×2
気が付きゃ回りは誰かの『ニセモノ』
『ホンモノ』は何処だ?
教えてよ 教えてよ
この病はどんな名前なの...ニセモノ達の哀歌
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ただただ
愚かさも
侘しさも
詰め込んで
消えていく
それだけで
訳もなく
意味もなく
無理矢理
紐解いて...Spirit
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壊れそう 壊れそう
頭の悪いやり方のままで
しくじって
スタートラインも断ち切って
(気が抜けた炭酸の優しく喉を通る感じ)
ねぇ
このままで このままで
殺めるように愛してくれ
いつだって 誰だって
浅い夢を見て忘れて行くだけさ...デュオニソス的わがまま
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貴女にいつか見せたいだけさ
あの燃えるような夜明けの海を
夜に殺され 夕日も沈み
赤は微かに 地平の彼方
嗚呼!
かき鳴らすだけ かき鳴らすだけ
あの夢で見た 海は群青
でも、この心に秘めた
感情は歌に出来ない
でも、この心の高鳴りを...夜明け前ロック
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空の想いにも 気付かずに
ページ 捲り 巡る
眠い眼 また擽った
君の優しい 記憶
でも世界は寒さに凍え
夜の色に染まれないまま
鮮やか過ぎる思い出に浸り
まだ、明けない
嗚呼、世界は終わるよ
君の望まない形で...星座のオモイとセカイの終わり
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言葉って奴はどうせ不意に
間違って誰か傷付けてしまう
気を付けて。夜は五つ目の季節。
優しい振りして残忍な手口
君も聞いたんだろ
悲しい話さ。だけど、
そのままでいい。放って置いてよ、嗚呼
寂しい手紙の続きなら
僕が破り捨ててあげる
だからもう泣くのはお止め...夜は五つ目の季節
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三千世界の
孤独に勝てず
烏は堕ちて
今何処
避けて通れぬ
事の道なら
枯れ木の花も
尚白く...高さを乞へば普遍を願へ
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待ち焦がれていた世界は今や
致死量の正義に溢れて見る影もない
君はまだ死に損ないの身体に
しがみついて浅い呼吸を繰り返す道化
助かりたいのかい?お気の毒様!
既にセーブデータは破損状態
リセット押した方が早いくらいさ
恋と言う名のエッセンスで
べたべたに汚れたゲーム
楽しさの一ミリも残っちゃいない...最終魔法の唱え方
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愛した あいつの
イグアナ 苛めて
嘘まで 浮かんで 悦に入(い)る
可笑しな お菓子に
風穴 翳して
キチガイ 気取った 空虚のまま
こいつを 殺した
さかなの 細胞
尻尾を掴んで スープに入(い)る
『それならそうか』と...(タイトル未定)
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『偶然』を『運命』と称して
熱が上がる道に 言葉を捨てた
目と目が合うことも
肩が触れ合うことも
許されたと信じた あの夜の不思議
ただこんな歌 歌うことさえ
貴女に届けばいいな なんて世迷言でして
だけどもう一度 そうせめてもう一度
あの日消えた熱情、思い出せたなら
嗚呼、幸せになれ...(タイトル未定)
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「そう!私はよくある【優等生】
真っ直ぐ上げた掌翳して
教科書通りの答えを吐くわ
ほら、
みんな【いい子】って褒めてくれるの!」
--トオリャンセ・トオリャンセ--
--イマイマ ドコゾノ ナナメガトオル--
--トオリャンセ・トオリャンセ--
--ボタボタ アマイシル ススル--
ナ・ナ・...ナ・ナ・メの目線
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光が終われば
闇が拡がり
瞬く間に追い詰められていく世界の果てまで
涙が出なくて
叫びたくても
太陽を妬む橋に咲いた綺麗な花
愛を知らずに グリーン・アイド・モンスター
誰も知らない グリーン・アイド・モンスター
今が終われば
過去になるだけ...グリーン・アイド・モンスター
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ハローと振ったその右手
グッバイ握った左手も
貴方の一部であるならば
私はそれを愛しませう
生きたい今が素晴らしくて
逝きたい意味などありませぬ
ただ其処に残る唯一の
心を溶かしてゆきたいの。
答えなんて初めから無くて
問題など最初から無いの...ハロー・グッバイ
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眠れないほどに
鼓膜の奥から鳴り響く
オンガクに頭を支配されて
暗闇の中で目を凝らした
問題の多い答えより
答えの多い問題の方が
考えるのが楽しくなるでしょ?
少しだけ脳の体操しよう
コード進行は無視してスルー
ギターよ。奏でれ!...(タイトル未定)
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―小 さ な 花 の 歌―
せせらぐ川の傍に
小さな花がひとつ
添うように佇む
少女の影はひとり
騒ぐ魚たち、水飛沫を飛ばして
ささやかな命を繋ごうと必死に泳ぐ
「気付いて 気付いて」と叫んだ声
水音(ノイズ)にかき消され 届かない
儚く弾ける水玉に 思いを馳せては...小さな花の歌
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曖昧で いい加減で
嘘つきな お前なんか
重ならない 記憶と共に
くずかごに まるめてポイだね
「愛したい」とか 「いつもいたい」とか
五月蝿いわね 望まないわ
感謝して キスで許すわ
首筋に寄る 貴方の合言葉
「不意に絡みつく言葉の折々
並べた様々 意味の無い何か」...愛飢えを・何ぬ音の
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君が 竜の 夢を 見る頃
夜は 未だ 夏の色
僕は 君の キスと 傷を
重ねて 抱えて 眠らない
朝の光に 包まれても
その中で 震えてる 淋しがりな僕
赤と 青と 黄色と 緑と
世界は 賢く 使い分け
愛を 描いて 咲いた タチバナ
泣いてる 吐いてる 舞い上がる...君の傷と竜の夢
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僕の退屈と
君の自由が
ただ偶然に収まり合ったとき
それを『恋』だと称してみた
だけど君って
連絡もシカト?
くるくる回る流れに押されて
僕は思った。「まぁ最初からわかっていたけれど」
僕の期待を裏切るような
ありきたりなラヴストーリィ...ありきたりなラヴストーリィ
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『おやすみなさい。 いい夢を』
僕がいつもそう言うのは
君に悪夢を見せたくないから
君は言う
僕に会えるだけで幸せだと
僕は思う
その幸せのままで眠って欲しいと
幸せの中で眠りにつけば
きっと幸せな夢が見れる
それはきっと、僕のお陰なのだろう?...眠りねずみの涙
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1・
Aメロ・男:
何処か遠くおぼろげな月明かり
射して額に手を当て俯く
鮮やかなまでにモノクロの世界
今宵も月が舞台を照らして
Aメロ・女:
あの月明かりの下を彷徨って
貴方の髪の香りを頼りに
深い森を緩い足取りのまま...【響震路・焔音レイ】月夜の幻【UTAUオリジナル】
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「海と鳥」
君が見てたのは
汚い妄想
僕の姿をした
赤いコート
押しては返す
波のように
たゆたうだけで
生きていけたらいいのに
「浅ましい」と鳴く...海と鳥
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夢は世界に食われました。
悲しい歌を口ずさむ
君は鷹の目を持つハンター
銃口鋭く狙った先に
両手を広げた僕が見えるかい
悪夢と
友達になりましょう
強風、冴え渡る
頬を伝う涙を乾かし
また何処かへ旅立つのだろう...夜は五つ目の季節(旧)
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君のいない世界にも
なかなかどうして慣れてきたよ
青い空を見ながら
口笛吹いて帰ることも出来る
僕はカメレオン
擬態するココロ
みんなの灰色に合わせて笑う
僕はカメレオン
顔色ひとつ変えないで
自分を偽る嘘を吐く...僕はカメレオン
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素直にならないリンちゃんと
素直になれないレン君
1・カイトとレン
「いや、別に、いじけてるとか、そんなんじゃねぇんだけど……」
「そうなの?」
「そうだよ」
「じゃあ自分の部屋に戻ったらいいのに」
「うるさい」
今日三回目の「うるさい」を言われて、ようやく僕は黙る気になった。一瞬空いた間の中で、溶...【小説】素直にならないリンちゃんと素直になれないレン君
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貴方に会って言いたい事が出来たんだけど
どうにもこうにも一言じゃ収まらなくて
手紙にしてみても気持ち悪いから
直接会って言う事にするよ
耳掃除して待ってて欲しい。だから、あ
あ…
あ…
最近、さ
君の声 遠く感じて
目を閉じても...「あ。」
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一日いったいいくつの商品を
消費尽くせば気が済むんでしょ?
真夜中時計の示した13時
気付けば回りはもはや大惨事?
あれはこれ
それはどれ
あなたはだあれ
わたしはどこに
いないいないばぁ!
まあ、一番最初はとりビーでしょ?って...(タイトル未定)
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キャンキャン煩い犬に塩掛けて
ステアしちゃいなよスティンガー
甘い果実の数くらい
甘い台詞を吐けたなら
スクリュードライバーなんていらないね
昔の貴婦人になぞらえて
星座を探す振りをした
貴方が嫌いな訳じゃないの
ただこの宵を楽しみたいだけ
溶け出す氷すらも...マルガリータ夫人のささやかなる晩酌
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一人歩きする感情
追いかけて捕まえたいけど
伸ばす手の短さに泣いた
好きな歌さえも
愛せないままで
誰かの一番になりたかった
顔を洗う猫
明日は雨なんだろう
枯れた葉っぱが切れていたから
それをゴミにして燃やしてしまおう...(タイトル未定)
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君の好きな色を当てようか
見渡す限りの憂鬱
嫌いになりたくなかった味も
妄想だけで構築された
君だけの世界
扉は何処に、なんて
聞く暇があるのなら
コードを3つ覚えよう
月夜に鳴らせ、夜空色のギター
泣きたいときに泣けばいいよ...夜空色のギター※ミクイメージ
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『愛しい』と
泣いてる君の
声がして
僕はたまらず
部屋から飛び出た
頭上から
煌びやかなる
星のうた
君の耳にも
届いているのか...『愛しい』と泣いてる君の声がして
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その日はとてもとても
お腹が空いていたので
素敵な偶然目指して
川へ歩いていきました。
その日はとてもとても
綺麗な空が眩しくて
見上げて見なくてもわかるくらい
憂鬱な快晴なんでした。
足元走る紅い鈴の音
導かれるよう目を上げた...(タイトル未定)
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きっと、春なんてまやかしだと
自分に言い聞かせて黙らせてた
だって、信じるものが救われると
誰が決めたの?誰が決めたの?
永遠の灰色の中に
一点でも曇りなき虹色
見つけたくて
もがいてもがいて
傷だらけの鱗になって
今じゃ誰にも見向きされないんだ!...開花宣言
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微かな物音で目が覚めた
暗闇の中、液晶画面が辺りを照らす
「あなたに会いたいな」
「だけど無理かな」
「もう寝てるよね?」
「でもメールだけなら」...おとのなるうた※リンイメージ
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子供の笑う声に誘われて
小さな路地を入ったら
大きなコウモリが翼を広げて曰く
『ようこそ!
此処は夢の国!』
代金はポップ・キャンディでオーケー...ハロウィン・サーカス