にくてんの投稿作品一覧
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何度言いかけた
夢だけ
君に告げること
ないまま
眩しい笑顔
遠い日の影
落とした絆
残した傷に
木漏れ日の季節
ささやかだけど...Time goes on
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遊ぼう
なつかしい
三日月
降り注ぐ
光の庭
二人の国
声を聴かせて
少しのズレや
過ちなんて
細切れにして...in Wonderland
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長雨降り続いた
幼い日の
グレイの景色
君から差し出してた
青い傘に
二人で入る
君の傍優しすぎたから
神様がくれたと本気で信じてたけど
これは運命じゃないのでしょう
切れかけた糸を何度...長雨に青い傘
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LaLaLaLaで
始まってく
僕たちのメロディー
ガラクタの
ピアノだって
奏でたがっている
もし…
この世界終わるとしたなら
僕は
今日何をするのだろうか...光~僕らのメロディー~
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悲しみの味
苦すぎて痛いけど
噛み締めていく
呑み込んでいける
涙が乾き
空を見上げていたら
君が心に
いてくれたことに
気づく
諦めの日々は...WILL~手作りの奇跡~
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木漏れ日のような愛
注いでくれた
君に私
何が
できるのかな
残りの時の全部
かけても
見つけるよ
だからね
それまで...木漏れ日のような…
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たまゆらを千代にも想うそれは
君が遠く此処になしが故と
知るは月だけ
童唄口ずさんで交わした約束は
胸の奥で淡く今も息づく
年を重ねてゆくほど出来ることが増えて
嘗て出来たことが今は難し
何も知らぬままずっと
君の手を掴んでいたかった
たまゆらを千代にも想うそれは...たまゆらの月
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何回目なんだろう
君の急な呼び出しは
呆れたりもしながら
少し期待が混じって
肩透かしだね
もう慣れたけど
いつも
わたし
君をねずっと前から…って
何度も言いかけたけど…けどね...この冬が過ぎるまで
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時はいつまでも巡るけれども
忘れないことがあるよね
例えば君に出会えた日のように
夕日に染まるはぐれ雲とか
見惚れたふりをしてたけど
ほんとは君の横顔を見ていたよ
友達と呼べてた
時間を過ごす中
飲み込んでいた言葉
いつの日かすべて打ち明けてね...this feeling
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砂に指先で
書いた手紙を
銀色の波が
攫って行くよ
夕闇に浮かぶ
街の明かりに
見惚れてた頬を
風が撫でてく
あの一つ一つに誰かが
息づいて...愛してる
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雨上がりの
水たまりには
透き通るよな
青空と一緒に
映る顔に
尋ねてみた
自分の一番の願い
神様が決めるわけじゃない
ただ自分で選びたいだけで
それがもし普通とはちょっと違っても...星屑の夢
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彼誰時(かわたれどき)も
待ちきれないで
選んだのは履き慣れた靴
昨日読んでた
本の続きに
少し後ろ髪引かれてた
扉を開け放ったまま
此処を飛び出してく
背中はなんて力強く
同時に脆く見えた...少年
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襟を立てた
大人たちで
犇いてる駅前広場
クリスマスが
急かすように
色づく電飾(イルミネーション)
寒空の下で 凛としてる君がいた
募金箱を抱えて 声響かせ
小雪舞う中
先を急ぐ人の群れには...それは12月のこと…
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微睡みで揺れた
光と影のカーテン越し
ただ直向きだった
でも恐れ迷うそんな日々
この場所から動けないままかと
不安を消し去れずに
馬鹿がつくほどがむしゃらに生き
心奮い立たせ手足振り上げる
ぼくら気づいたら
此処まで歩けた...約束の代わりに
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寝返りを打つあなたの
背中を見ることが増えたねこの頃
どうすればよかったかな
伸ばした手を閉じ込めため息を
お揃いのコーヒーカップを振り上げて
何度も割ろうとして
繰り返せば心空回り
涙とともに抱きしめるよ
あなたに告げたいことがあるの
とても小さなことなのだけど...夢と寝返りとあなた
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遠く響く雷鳴
夏の影を引き連れてく
水平線の向こう
揺らめくように
潮を含んだ風が
頬を髪を撫で付けてく
あなたとはまるで違うその感触
勿忘草の色など
今も覚えていますか
咲き続けることできない...勿忘草 -わすれなぐさ-
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部屋の中には
置き去りの絵が
まだ帰り 待ち続けるのさ
時計の針が
刻んでくのは
時間よりも 染み込んだ感情
いい加減にしなさい そう言われても
落としどころがまだ わからないのです
あなたの色に染めて欲しいと
想いをぶつけるたびに...滲むアルビレオ
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目を閉じたならば今も浮かびだす
呼吸するよりも簡単なくらい
私の中で生き続けるんだね
あなたが私に、そうしてくれたこと
写真が褪せても
眩しく目を刺激して
涙がふと零れ落ちそうに
なるけど
心配ないよ
私はわがままであなたのこと...あなたが私にそうしてくれたように
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黄金(きん)の灯(ともしび)だけが
頼りのか細い道
人は怯えながらも
歩いていた
時には誰かを見捨て
時には誰かを想い
小さな荷物にすら
揺らぐ命
あまりにも弱く見えたのでしょう
清らに生まれたあなたには...愚かな聖者
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朝寝坊して 飛び起きて蒼い顔
バス停前で 転んでは赤っ恥
意図せずに日々は
色で溢れている
君に出会えた日は
何色だったのかな
七色に 染め上げよう 底抜け 鮮やかに
繰り返す 毎日は 無色なんかじゃ つまらない
土日がつまら ないこんなの初めて
月曜がもう 待ち遠しく思うよ...7days Color
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片隅で巡ってた花つむじ
とても綺麗だよねと声が聞こえた
振り返ったりもう二度としない
あの日決めたはずだったのに
遣る瀬無い気持ちって最近ね
前よりも少しは分かり始めたよ
何度何度も躓きながらも
あなたただ追いかけていた
手に入れたの 痛みだけかな
他にもあるはずで...涙の隙間
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“誰”になれるのかな
窓の向こうの空を見て
自由に飛び回る鳥
羨んだいつかの僕ら
よそ見をしていても
流れてゆく季節
忘れはしない
置いていかなければならない
木漏れ陽のような日々
願っても願っても...翼のない僕ら
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転んだ膝の痛みは今でも
強く
君の瞳をよぎらせた
喪失(な)くした続き探していたら
風が
強く頬を掠めていた
さよなら
まだ言わないでおく
瞳はまだ過去を映すべきじゃなくて
明日を...瞳の道標(しるべ)
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わたし頑張る
三日坊主は
もう終りにする
ぜったいなんだ
何で笑うの?
本気なんだよ
今に見ていろよ
覚悟しててね
あなたとわたし
いつも一緒で...わたし頑張る
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西色の日差しは
窓辺を抜けて
黄昏落とし
閉ざされた格子を
抉じ開けたなら
吹き抜けていく風
零れ落ちていく光
見落として見過ごしてばかり
その瞳は一体何処を
そして何を映しているの...Lonely Happiness
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どんな出会いだったのなら
違っていたのだろうか
今でも思う
お揃いにした
グラス越しには
ひび割れた景色が映る
はじめから間違っていたとは思わないよ
信じきれなかっただけで
最初の頃とても怖かったよ
真っ直ぐな瞳(め)が...硝子の器
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哀しみの欠片ばかり集める癖がつき
こんな姿を君は叱ってくれるかな
あの日君は「生きているならまた出会えるいつかどこかで」そう言ってくれた
ひとつだけ願いごとが
叶うとしたのなら
花束を届けたいよ
色とりどり開くこの胸に咲く花
愛しさの意味もわからないままの幼さ
それでも君は赦し続けてくれたね
あの日...追憶
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この手に残るものは
僕ら全てかけても一握りで
掌その真ん中に
僕ら同じものが残ってくれたら
嬉しい
転げ回った夏草の海
下ろしたての靴もどろんこでね
寝転んだら青い空には
白い雲何処までも続いていた
見上げた夕焼けが綺麗だったね...ぼくらのてのひら
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浅き夢の続き
名残惜しく瞼を閉じ
頬を掠めた花びらをあなたが掬う
あなたをみつめると
懐かしさが滲む
運命(さだめ)知るは叶わないけど
唯一つ決まってる
もしも生まれ変わるとしても
あなたのこと愛すのでしょう
朽ち逝く人の身で朽ちない...想
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隙間だらけ
鳥かごには何が入ってる
教えてよ
私たぶん
傷つけたねあなたのこと
ウソをつく勇気もなく
かくれんぼしているんだよあの日から
子供じみてる仕草と笑うかな
小さな頃に夢見てた大人になんてなれなかったよ
かくれんぼしているんだよあの日から...かくれんぼ
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僕ら出逢った日は
世界にとってはきっと
なんでもない日で
でも僕には光溢れた日だよ
君を初めてみて
気付いたよ僕は今まで
君に会いたくて
会いたくてたまらなかったこと
小さなウソや我侭ももどかしさも全部
泣き笑い繰り返した取り留めの無い日々...ぎゅっと
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このバス停のベンチ
空を流れる雲眺め
待ってた瞬きの時間(とき)風に揺れ
小指に咲くぬくもり
耳を澄ませたら聞こえる
不思議ね遠くのあなたの足音
息切らせてどこまでも広い草原を越え駆けて来る
つかまえて
虹色の星の海でも
はぐれてしまうことないよう...星の海
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この世に不思議なことなど無いと誰かが言ってた
全ては解き明かせるただそこにある真実です
空の青さも星の煌きも解析できる
私も世間並みにそんな論理(ロジック)信奉者です
そんな私の思考回路は今
いつもあなたが出口隠してる
どれだけの証拠を探したとしても
どれだけの検証を重ねたとしても
あなたを導き出す...Labyrinth in My Mind
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今日は此処で
いいの此処で
いつもの駅の手前で
頬を撫でた
つんとしてる
冬の風感じた
電車の窓
から見えた
金木犀の並木を歩いてみる
あの雪が...寒い冬の夜空を見上げて
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宇宙(そら)の距離を数えてたら
やがて気付き始めるのだろう
数字や理論すらも
僕ら越えて行けるということ
誰かを愛した時とか
誰かに愛された時とかに
湧き上がるその想いその強さその輝き
遥かよりも遥かへ
無限の時紡いで
想いは何処まででも行けるから...遥かよりも遥かへ