雪りんご*イン率低下の投稿作品一覧
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「──私は、あなたが好きでした……」
それはどうしようもないほどに。
自分の運命を歪めてしまうほどに。
そんな私は、もうすぐ泡となって消えてしまうのだろう……
さようなら……
私の愛しい人。
この青い海と蒼い空に溶けて、あなたをいつまでも見守っています。
<人魚姫>
「いい? 私たち人魚は15歳にな...人魚姫【自己解釈】
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──一言いうと、
≪Birthday with a cat≫
時々、「自分の誕生日を忘れていた」などのお話を、マンガや小説などで見たことがある。
そういうのは非常にマヌケだと思うが、少しだけ羨ましいと思ってしまう。
だってその分嬉しさが何倍にも膨れ上がるし、それに……焦ったり、不安にならなくていいか...【カイメイ】Birthday with a cat
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「貴方ってカワイイですよね。"甘いイタズラ"をすると、すぐに怯えちゃう」
≪trick・treat・kiss≫
「トリック・オア・トリート!!」
「はいはい、どうぞ」
俺が目の前の「緑」にお菓子を渡すと、「緑」は目をキラキラさせて喜びの悲鳴を上げた。
「緑」……否、俺の妹弟のグミとリュウトが、口々に...【ぽルカ】trick・treat・kiss【ハロウィン】
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「ぐはっ……!」
「ねぇ父さん、僕を褒めてよ。僕、魔女の子分も倒したんだ」
大人と子供の差があるというのに、力で負けてしまったとは……どれだけ自分は体力がないんだろう。
膝から崩れ落ちる体が嫌というほどに自分の非力さを語った。
そして、そんな僕を嘲笑うように見下ろしてくる少年少女は、飽きたかのように...【茶番カプリシオ】歯車と彼女の恋愛事情【二次創作】
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くだらないボクの命は……
<エスケープ・フロム・ディストピア>
ボクらの国は、とっても平和だったんだ。
キミと過ごした日々に、キミの笑顔に、ボクはだんだん惹かれて行って。
キミに想いを伝えようと思ったのに……
──それはもう叶わぬ願いとなったんだ。
たった一つの企業……「MUSIC FACTORY」...エスケープ・フロム・ディストピア【自己解釈】
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──白雪姫の君と。
≪白雪のようなか弱い君へ≫
白い雪は溶け、桃の花が咲いている小春日和。
こんな温かい日差しの中、僕──始音カイト、「まぁ確かに温かいけど、こっちで本読んでたほうがもっと温かいしー」という成績はいいほうではない僕なりの理論で、家でごろごろと本を読みながらくつろいでいた。
ふと、時計...【カイメイ】白雪のようなか弱い君へ -前編-
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深い深い森の奥、月をバックに聳え立つは「不思議の館」。
わたくしはその館の主人と奥方の愛する娘である。
《お嬢様と狂ってる住人達》
「……はぁ」
今日何度目かわからない溜息を小さく吐く。
一体自分はどうしちゃったんだろう。最近は溜息ばかり吐いている。
確か、自分が変になり始めたのは一週間ぐらい前だっ...【Bad ∞ End ∞ Night】お嬢様と狂ってる住人達【二次創作】
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──君となら。
≪ピーターパンの君と≫
──自分の存在意義とは、一体何なのだろう。
時折、そんな陳腐なことを考えてしまう。
親は、私を必要としてくれなかった。
友達なんて、私にはいない。
自分は一人。
いや、独り。
でも私は「寂しい」なんて感情もなく。
いつしか「孤独」に慣れてしまった。...【カイメイ】ピーターパンの君と
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映画館の住民達を集めて、裁判ごっこを始めましょう。
『墓場の主』と『サーバンツ』はいないけど……まぁいいや。
──さぁ、始めよう。裁判という茶番を!
【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
……さて、さっそく聞いていきましょうっと。
「神の命により探し求める。器も残るはあと一つ、【...【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
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……今宵の犠牲者は誰だろう?
わからない。それは富豪の誰かであるということ以外は。
さぁ、わけのわからない言葉を発する太った豚にナイフを突き立てて。
黒から、赤へ─────
【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
「──アンタ、よくあんな冒頭文書けたわね。勇気あるわー」
「あれ、そんな...【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
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──やすらかに眠りなさい くちゆく街≪はこぶね≫の中で
終わりのない夢に 身を委ねて──
<星の少女と幻想楽土>
これは、歴史の最後の一頁〈ページ〉
人は旅路の最果てに楽土を見つけた
──ここで……
──何もかも忘れて……
──やすらかに眠りなさい
朽ちゆく街≪はこぶね≫の中で、終わりのない夢...星の少女と幻想楽土【星ノ少女ト幻想楽土】
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【彼の昔のお話】
人一人は涙を流して、
「また君に会いたい……」
と呟いた。
【コノハの世界事情】
目を覚ますと、そこはどこかの研究所らしく。
目の前の白衣の科学者は、僕についての説明をした。
僕の名前は「コノハ」だということ。
僕は意味と夢と命を集めて造られた──いや、造られてしまったということ。...コノハの世界事情【自己解釈】
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こんにちはー、サテリアジス=ヴェノマニアでぇーす。
えっと今回は雪……なんだっけ? まぁいいや。
とにかくそいつに呼ばれたから、次元と時空の壁越えてわざわざやってきたんだが……お?
「サティ~!」
「グミナ!? なんでこんなところに!?」
「うん、厨二野郎に呼ばれたから、サティの服の裾持ってついてき...【ヴェノマニア公の狂気】僕の宿敵がこんなにカワイイはずがない【原曲者に謝れ】
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モモSIDE
メカクシ団は今日も平和である。
団長さんがご飯を作り、食べ終わったらカノさんに(無理矢理)後片付けをしてもらう。
そしてマリーちゃんが頼んでもないのにハーブティーを淹れてきて、運んできて、転んで──顔面からぶっかかる、と。
そしてその状況が今なのである。
「モモ、ごめんッ! 本当にごめ...【カゲプロ】不思議な薬とメカクシ団
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午後3時。ただいま、おやつの時間中。
私はお菓子を食べながら読書をしていた。
その時、夏風が窓をノックする。
私は窓を開けてみると、そこから、何処からか迷い込んだ鳥の声が聴こえる。
私は読みかけの本を置き、
「何処から来たんだい?」
と、笑った。
話しかけてみたものの、そこにはもう鳥はいないのかもし...想像フォレスト【自己解釈】
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その日は随分と平凡で、私──いや、世界中の人々にとってもきっと当たり障りのない一日だったと思う。
私なんか暇つぶしにラジオ聞いて勉強サボって、「勉強なんて死ねばいいのに」と呟いているほどだった。
だけど──突如、“平凡な一日”に幕が下ろされたんだ。
『──の途中ですが、今から××大統領からあるお知ら...ヘッドフォンアクター【自己解釈】
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「……あぁ、いい曲が弾けないな」
ぽつり。僕は呟いた。
<キミノメヲ>
「これ、借りていい?」
と、君が聴いた曲をかき集めく。
だけど音自体は正直、耳障りでたまんない。
君は一体この曲のどこがいいんだろう?
昨日から掻き鳴らしていたギターはちょっと弾けなくなってしまったから。……だから。
君の好きな...キミノメヲ【自己解釈】
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何もかもを放り出した午後。
私は赤信号の為、止まりながらいろんなことを考えていた。
───行き先はどうしよう。
───ちょっと私服はマズイかな……。
そうしてるうちに信号が青に変わってしまった為、迷いごとを無理矢理振り払い、足を進めた。
いつもの背伸びしたヒールじゃちょっと踏みだしにくいから、赤いス...如月アテンション【自己解釈】
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───それは突然聞こえてきて。
明瞭で、どこか憎たらしくて。
だけど僕はそれを求めて。
可能性は消え去った────……
【イカサマライフゲイム】ジョーカーの導きのままに【自己解釈】
『明日の午後は雨が降る』とぽつり。
耳鳴りのような啓示。そんな何かは更に続けて、
『気をつけて』
と告げた。
僕はなん...【イカサマライフゲイム】ジョーカーの導きのままに【自己解釈】
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その日は随分と平凡で、私──いや、世界中の人々にとってもきっと当たり障りのない一日だったと思う。
私なんか暇つぶしにラジオ聞いて勉強サボって、「勉強なんて死ねばいいのに」と呟いているほどだった。
だけど──────────突如、“平凡な一日”に幕が下ろされたんだ。
『───の途中ですが、今から××大...【ヘッドフォンアクター】We need a blanket!【原曲者に謝れ】
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「こんな暗い夜には、コワい熊が出るから」
貴方は落ち込む私に、いつもそう注意して夜に出掛けさせないようにした。
理由は・・・・・・言いたくない。今は、言える気分じゃないの。
だけど私は出掛けてしまったの。
・・・・・・ごめんなさい。
だけど、今夜行かなきゃいけない気がするの。
なんだか今夜は・・・・...【moonlit bear】ミルクは勝利の暁に【原曲者に謝れ】
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目が覚めたら、白い立方体の・・・箱が落ちてました。
どうやらそれは「人生リセットボタン」というようです。
・・・・・・そうだ。
せっかくだから、使ってみよう。
さっき・・・・・・フラれたばっかだし。
─────僕は「人生リセットボタン」を押した。
【人生リセットボタン】ネバーランドの囚人は 1【自己...【人生リセットボタン】ネバーランドの囚人は【自己解釈】
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君は私が生まれる前からいたよね。
君はいつも誰かを支えてくれる。
君は私も支えてくれる。
君にも「寂しい気持ち」とかあったりするのかな?
そしたら私が君の側に居てあげる!
君がいつも側に居られますように─────・・・・・・
【ゆめゆめ】君は一人じゃないよ【自己解釈】
「私のことはさておき、君のこと...【ゆめゆめ】君は一人じゃないよ【自己解釈】
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◇レンディside◇
「「レンディ様」」
わたくしはふいに呼ばれ、私を呼んだ二人の紳士のほうを向く。
「はい・・・・・・何でございましょう? カムイ、カイト」
【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
「世界の何処かで、今日も誰かが恋をする。」
それがわたくしの座右の銘...【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
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夏風が、窓を優しくノックする。
私はその窓を開けてみると、何処からか迷い込んだ鳥の声が聞こえる。
私は、読みかけの本を置き、
「何処から来たんだい?」
と、笑った。
午後三時。
案外シンプルな世界でいう、おやつの時間。
私は、心にも“目隠し”した。
【想像フォレスト】イアとドラマと「JOYSOUND...【想像フォレスト】イアとドラマと「JOYSOUND石化中」【原曲者に謝れ】
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「レンッ!レンッ!ねぇ、レンってばっ!」
私はレンの頬を叩き続ける。
しばらくすると「う~ん」という、レンの呻き声。
あ、気絶しただけなんだ、と気づき、私は叩くのをやめる。……レンの頬が赤く腫れてるのは気にしないでおこう。
とりあえずレンをベッドに運ぼうと、レンを抱き起こした。
その時、レンの部屋の...【リンちゃんなう!】続・リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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俺はいつものように、自分の部屋でだらーっとしていた。
そんなときだった。
ガチャッと、ドアの開く音に俺は向くと、そこにはミク姉とルカ姉。
「どうしたの?」
俺は二人に訊く。
「ねぇねぇレン君」とミク姉。
「あのねぇレン君」とルカ姉。
「「リンちゃんのアルバム写真とか……くれないかな?」」
あぁ、なん...【リンちゃんなう!】リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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【これは彼の昔のお話】
人一人は、
大切な人を失い、
涙を流す。
そして、
「また…君に会いたい」
と呟いた。
【コノハの世界事情】この夢は、終わらない【自己解釈】
意味と、夢と、命を集めて作られてしまったこの身体は、終わった命を蒸し返す機械らしいようで。
科学者は“君”に似ているという“少女”を造...【コノハの世界事情】この夢は、終わらない【自己解釈】
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「さぁ、眠りなさい…」
私はマルガリータ=ブランケンハイム。
皆に幸せを与えているの。
このgiftを飲めば、皆ぐっすり眠れることができる。
このgiftを飲めば、誰でも幸せになることができる。
へ?私は幸せなのかって?
ふふ、嫌ね。変なこと訊いてきちゃって…。
そんなことより、さぁ貴方も、このgi...【眠らせ姫からの贈り物】正しい「gift」の使い方【原曲者に謝れ】
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孤独な男がその死の間際、作り上げた映画館。
僕たち「収集品」は、そこに住んでいる。
パーティーが大好きな『墓場の主』、我侭な『待つ者』、庭師のMa、この僕『アダムの魂』。
そして、彼が生前最も愛した『人形館長』。
この時計塔の歯車の音。それは「彼女」が生きている証。
その秒針が止まらないように、ずっ...【ハートビート・クロックタワー】彼が生前最も愛した『毒舌館長』【原曲者に謝れ】
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私の名はカイル=マーロン。
通称“青ノ国”の王だ。
近々“黄ノ国”ことルシフェニアの王女、リリアンヌとの結婚を控えている。
しかし、私は恋をしてしまった。
ミカエラという、緑の髪の娘に───────………
【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
「やぁ、ミカエラ」
「カ...【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
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「あぁ、勉強なんて死ねばいいのに…」
「レンディ様、暴言はおやめください。無礼にもほどがあります」
「だってぇー」
「『だってぇー』じゃありません」
「……お、終わりましたわ」
「それじゃあ、読み聞かせをしましょう」
「やったぁ!」
レンディは広い机に四方に散らばっていた勉強道具をわずか0,1秒で片...【LOVELESS×××】ⅶ.「二人が好き」【自己解釈】
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「レンディ様…」
「カイト!?どうしてここに……」
「いや。レンディ様を探してたらここに着きました」
「なるへそ」
「レンディ様。そのような言葉はレディには似合わないかと」
それはさておき、とカイトは出入口のほうに向いて、
「レンディ様。お勉強に行きますよ」
「えー。絶対嫌ですわ」
「だめです」
「...【LOVELESS×××】ⅵ.再び、お勉強の時間【自己解釈】
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「レンディ様は一体何処へ…?」
カイトは誰もいない部屋で呟く。
「ふむ……これが『人間消失』というやつか……」
彼は小説(大体300㌻の)を読むのが趣味で、好きなジャンルはミステリーだという。
「ふふふ、生き血が騒g───いやいやいや、違うだろう」
顔を赤らめ、自分の間違いを正す。
もしここにカムイ...【LOVELESS×××】ⅴ.彼はミステリー好きなんです【自己解釈】
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─────冬のある日。
サンタさんがくれたプレゼントとメッセージカード。
それは実弾入りのリボルバーと、『彼を撃ちなさい』のという命令文。
私は命令されるままに、あなたにリボルバーを向けた。
私を見てきょとんとするあなた。
まぁ、無理もないか。
私にはあなたに告げた。
「────さよなら、愛しい人」...【最後のリボルバー】あなたは最後に…【原曲者に謝れ】