かなたの投稿作品一覧
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病室の隅 遠くの背
風 待ち草の歌 聞こえた
遠くで揺れる 白い影と
今 も同じほら 空見て
寂しいの 側にいて
静かな部屋で 一人
この空も 冷たいから
一人 夢を 見ようか
ほら ランラン うさぎと踊ろ
花 の小鳥と 駆 り遊ぼう...おとぎ
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夕 夏風と 君の歌
夏草を分け見た空 群青
弛 蝉時雨 夏の常
風鈴の声がまだ凪ぐ夜風と
僕ら
昨日探した夕暮れを
淡いフィルムに閉じ込めて
ずっとずっと 聞いた
ずっとずっと 聞いた
朱い心に潰され...八月とタイムマシン
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算数が 苦手です
ペンを傾け飛ばす救援((help))
不可思議な サインだけ
世界なんて 廻る匣だ
前ならえ あの子だけ
雨をぶら下げ 歌う倫理
雨上がり 見えるかな?
世間がいう 馬鹿な奴だ
がなる 呼吸
夢は 覆う...灰色の世界定理
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夕立ち後暮れ澄む空
もう帰りの汽笛の音
生温い風と狭霧
ただ浅い道を帰ろう
未来を模索
褪せた季節を過ぎて
声を避けて
君と見てた夜の終わり
古びたストロボ写真
帰りの道足を止める...夕焼け驟雨
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古びた街道を抜け巡る夏風に
暑すぎだってさ 項垂れて また一人
8月の薫りを胸に抱きしめて
この街と エトセトラ
『それじゃあまたね』
『それじゃあまた明日。』
葉月の青空を
昨日なくしてた
矩形の 街に少し淀む
赤に浅く滲む...この街とエトセトラ
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空に溶けた 君と
八月に黄昏れて
それじゃあ…またね。
ユラ ユラ ユラ
通り雨をぶら下げ
僕 等の カタ チも遠に草臥れてさ
鈍色の 傘取りが
やけに懐かしい
ねぇ遊ぼう
君の言葉...八月のヘイト
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第1話
あなたが呼んでくれたから、
わたしはここに来た。
201※/7/※※
am:7:00
目を開けるといつもと変わらない
窓辺。外から見えるのは海と船。
僕はこの街が好きではなかった。
魚臭いし何より不便の極みだ。
某幾三の”おらさ東京さ行くさ”...re:born 1話
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夢は捨てたのかい?
急に急かしだすんだ
明日は雨だったかな?
そんな自暴自棄さなんて
君は気付いてるのかい?
今日は問いかけてるんだ
『それが答えなのか?』
何故に怯えてるんだい?
明日晴れるの?とか
そんな戯言とか...明日のA
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机ばら撒いた 絵の具染み付いて
むかし見てたんだ そうだ
浅い、淡い夢
シャーペンと五線譜帳簿
殴り書き こんなに
夢なんてただの嘘
馬鹿みたい
空の青ですら 色で表せない
少し霞んでたそうだ
青い、脆い夢...夏の終わりの歌
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机になぞった 君の顔に
少しだけ って残ってた 微かな香り
夕焼け隠した 夏空
すこしづつ 聡明な声が 響いてさ
今にしか咲かない 花があるの
今更もう戻れない事すら
いつしか僕ら忘れて
窓辺写した 君の顔に
少しだけ 見惚れてた 5時半事変
言の葉に 包まれ た僕の声...コトノハ【応募用】
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嘘つきだって 聞く耳もって
泣くのは馬鹿で おかしいなって
昨日は済んで 明日は澄んで
蛆湧く頭を掻き回す
betray betray 君の香り殺し
betray betray さぁ踊れ
betray betray 架空に響く宙
betray betray 罪深き
この席は ただ廻る 裏切りは常
さ...ユダの失笑【応募用】
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雨の日、今日この頃。
代休なので街を歩く。
はっきりした目的なんてない。
少し楽しいか、少し寂しいが
ちょうどいい。
少し先にある小学校から
ハーモニカの音、どこかで
聞いたメロディ。
あぁ僕は今日を歩く。
今日という、小さくて、...雨の行方
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朝目覚めた 回る針と
頭鳴らすノイズ((目覚まし
杞憂過ぎた タイムロス
あぁ…6時。
朝日見るの 嫌すぎて
やる気無くすわ
改札。問答。
一概 乗務に貢献してさ
あぁー頭の中模索
どぉーでもいいことばかりさ...青春は死んだ
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夕焼け色『空』
君の影焼きついて
こんなにも『嘘』
隠し歩いてた
今、こんなにも
笑う 姿 見せて
もう これがさ
答え なのかなんてさ
未だ視えない 『答』えの中
明日へとさ...あの日へ
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窓の 外を 雨粒夜に垂れ
一つ 二つ 雫の夢
夜を 渡る あなたへ 潅ぐの
雨よ ただ壮麗に
空へ響くだろう
君の声に 触れたい 駆けゆく
あなたへ 歌うの 問いきれたら
もう全てを
あなたへ問うよ
あゝ那由多よ...雨色の景色
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『明日晴れるかな?』未来模索中
昨日の僕に死んじまえってさ
窓をなぞってる
そんな私情主義さ
一人ぼやく 何をぼやく?
結局何もないんだと
気付かされたけど
ねぇ、これが、答え
忘れかけてた
歌論、独白は壮麗...近未来フォーキャスト
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アスファルト 蹴った
午後2時過ぎ 溢れ出すの
7月にそっと 忘れてきたんだ
あなたとの ナイショ話
やっぱやっぱ
ゴミ箱行き
ほらほら 笑えるね
初恋って やっぱ 青く脆いね
一人まださ 二人ほらね
繰り返して進むの...夏色レイニー
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生きる意味を 探しながら
重ねすぎたこの齢。
君を待ちすぎたようなので
けふここのえの月をみよう。
『涙が出るくらい生きなさい。』
誰かが僕に押し付けた言葉。
君想ふ。故愛。何処行った?
ついでに問うなら僕は誰?
ねぇ。変わりゆくこの世界
あなたは何を見出してますか?...カタリ