シシドの投稿作品一覧
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有能で結構 鼻の効くワンちゃん
喜怒哀楽の出所も一嗅ぎ
たちまちに突き止めちゃうのよ
どうやら自給自足のようです
好き嫌い向き不向き
それすら科学で説明がつくらしい
耐えず浮き沈みが忙しないけれどさ
踊らせて楽しいかよ
生きる意味とか ないものを
必死こいて説かないでおくれよ...A10神経に告ぐ
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今日も 今日も あっちやこっちでバチバチと
殴り合い 刺し合い 撃ち合い
意味なんかはないよ 意味なんかはないよ
どいつもこいつも正義の使者だとか
浅い動機で武器を出し
ところ構わず構わず振りかぶってほら
素振りくらいの 壁打ちくらいの
気持ちで人に向ける
糸電話の糸が長すぎるから
向こう側がイメー...イヌニロンゴ
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疲れ切っちゃってもうどこも行きたくないやって
苦笑の後 親指で画面(セカイ)を更新
『楽しそうですね、今日もまた。』
他人事のように まわる世界(ヒトビト)に目を向けてみる
惰性で眺めた病みアニメーション
どんでん返しでいつのまにか
大団円を迎えている
突き放された気持ちになった
あたしは結局いつま...厭世論者とアポカリプス
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Q. 最近体調どうだい?
A. いつも通り今日も最悪な気分さ
Q. 全然頑張んないね?
A. あんたと比べたらまあそうかも
Q. 週休ワンデイオーライ?
A. 仕事中にちょっと寝ててもいいなら
Q. ちょいちょい常識ないね?
A. あんたにだけは言われたくないけどね
Q. いつも声でっかいね?
A....マイクロアグレッション
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当たり前がこなせない
この両手の隙間からこぼれ落ちてゆく
かなり前の記憶が
いまだにこびりついて離れない
ふらふら奔走 ゆらゆら迷走 くらくら空想
七転八倒 ボロボロ劣等生と制吐 生と正当性
まじめにやって みじめになって
無慈悲を嘆いてみても
咳をしても、独り
何度不幸だとおもえば...蒙昧ファジイ
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やけに攻撃的な
その言の葉の牙は
誰が与えたのでしょう
あんたの噛み癖はきっと
一生小屋に繋いで躾が必要ね
最低なニュースに
便乗で石を投げる
最低なあなたがたが言う
善と悪に境目など見えないね
ボクらまだ 全然なにひとつ...悪意ばっかり
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強がってきたけどあたしほんとは
人間になりたかったよ
『ごめん まだ寝てていいかな』
『心が目を覚まさないから』
『それでも 別にいいよ』
『どうせここには誰もいないから』
うつむく君の目は
一切の光を返さない
その手に触れてみたいけれど
鏡の中で塞ぎ込んでいる...人間になりたかった
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不安定だって不完全だってかまわないよ
いつかこの声が 届きますように
いつしか君の指先が 震えていた夜
その手に触れることさえも 叶わないけど
吐き出すなら手伝うよ
何回もまた何回も
書き連ねられてく
誰かのエゴを歌にのせて
何年たっても死んじゃったあとも
歌い続けるから...未完成狂騒曲
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汚れた街の隅 今日もまた
寝床探して歩いてるうち
陽が昇り始める
居場所があっていいな
あたしにはもう
ぬくもりを思い出すことさえ
できないよ
乱反射の幻想
彼方にいるのは誰?
絡まっちゃってんだ全部...野良猫シンドローム
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疲れた ザクザク視線が刺さった気がして
自意識過剰かどうかは大した問題じゃないよ
浮かれた ヒト ヒトらの声が耳に刺さって
疲れた もう 疲れたって言ってんじゃん
"マジョリティだけが正常です"
だとか正直あなた異常です
みんな違って "いいの" と "わるいの"
にさ、ほら また分けたね
『愛嬌振...ボウエイホンノウ
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長い夢から目覚めた
心 ところどころズキズキ
えらい月日が流れて
いまだ 閉まらずある心のカギ
灰色から色づく
景色と四季の香が折々
脳の中でぼやけて
消えてゆく輪郭をつかんでみる
まるでウソのようにキラキラと輝く
メッキは剥がさないでね...チェイシング・イエスタデイ
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感情をまた ジグザグ ジグザグ切って
曖昧な不安も全部 バイバイ バイバイ
惨状なんかはコンスタント コンスタント
精一杯やったって また また 空回り
ありふれた服に ありふれた表情で
お決まりの方に 逃げようか
Crazy! Crazy! 「ちょっとやめてよ」
ってそんなひどいことあなたが言った...クラフトワークス
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塞ぎ込んじゃって
『もう何処も行く気もないや』って
苦笑のあと 親指でセカイを更新
『楽しそうですね』
今日もまた他人事のように
廻るヒトビトを眺めていました
惰性で見てたアニメは
どんでん返しで大団円を迎えた
最終回で終われていいな
あたしは結局いつまで歩けばいいのさ...現状悲観症
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♥ : 音街ウナ, ♦ : flower
♥
どうやったってエブリデイ
シアワセであふれて困っちゃう
またまた、そこのあんたさん
不幸ゴッコはすぐにやめてくださいな
♥
どうやったっていつも
ココロが傷ついて困っちゃう?
それなら、廃棄して取り換えちゃいましょう...アーティフィシャルハピネス
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そいつは末期の症状だってみんなが言う
みんなが言うからきっとそうなんだ
なんだ 呆気なかったな 夢をみたかったな
戻る見込みはないようだ
感情が抜け落ちたボクに人権は必要ないようだ
みんな愛を騙って 一斉に悟ったように
オトナのフリを始めた なにがそんなに楽しいの?
あの日からもうボクだけ浮いてるよ...末期少女
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心をちぎって捨てては
気を紛らわしてきたから
喜怒がない 哀も楽もない
本心はどこに置いたっけ?
本棚 机 タンスの隅にもない
嘘に慣れすぎてなくしちゃったな
意味もないのに針山つついて
わたをえぐれど心は癒えない 独りで傷を増やす
きらい きらい きらいなあなたの
心をつついて中身を出したい...針山のわた
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横になったって落ち着かないや
いや、そんな風に多々言ってるうちにさ
今日もまた 短い針が右に倒れてく
私だけが夜に沈む部屋に独り残される
孤独感に怯えたままだ まだまだ
ああ、窓から射す光もなくなって
また起きたままで朝陽を迎えるの
明日のタメ、寝なきゃダメ わかってんだってうっさいな
冴えてくる意...真夜中狂騒曲
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わがままな論理で 優しさを拒んだ
飽くまではロンリーデイ シャボン玉飛ばして眺めた
焦るように遠くまで飛んだって
呆気なく弾けた あれが私
ワンダーランド あるわけないから
ひび割れた心は 絶望満たして針で縫って
ああ、がらんどう なんかもう痛くない
この身体もすぐに弾けてそっと海の底に
無作為の敵...シャボン玉と青空
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たまに陥る思考の片隅
ここにいる意味は何
頭にこびりついては固まり
徐々に埋め尽くす
さらに状況は悪化して
ただの邪魔者と化す
そんな妄想に囚われ
身を引いたのはいつ?
窓に射す光もここには届かなくて
届くのは、懐かしい喋り声と、...my three
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思えば随分昔から飼っていた
っていうか飼わされていたこいつは
最初の方は全然可愛らしいもんで
あれが嫌だこれが嫌だそれも嫌だと鳴くから
なだめては可愛がってた
いつのまにか体も声も 私よりでっかくなっちまって
自分勝手に喚いて夜も眠れない
あーもう手に負えないよ この世界にはエサが多すぎて
あーもう...黒毛の犬の唄
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大体あたしの言うことなど あなたに届いているだろうか
最大限の力を込めて 放った言葉の射程距離は短くて
何回あなたに会うとしても この先わかり合う日はないわ
難解なのはひとつだけ 放った言葉の湾曲ね
あー、そうじゃないの
黙っても喋っても
上手くはいかないなら
明日くらいは一人でいさせて
ちょっと待...慢性ディスコミュニケーション
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どうでもいいことで悩んでいるのは
そうでもない傷が痛むのは
ああでもないこうでもないと捨てちまうのは
それも全部弱さが呼ぶもんですか
諦めて傍観すんのは 意外と楽じゃなくて
肉を切らせて骨を断つ その時をただ待つ
音に包まれて眠る
そこに靴を捨てて眠る
音に包まれて眠る
外に苦痛を捨てて眠る...コンティニュー
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散々なメモリー
行き場をなくして 積んで隠して
乗り越えたつもりで
何度目になんの
フラッシュバック フラッシュバック
最下位で開いた扉は
指紋だらけで達成感はない ない
泣いたって 置いてけぼりくらってさ
また全部捨てて歩き出せたのなら
明日は変わってくの?...エンドレス・ストレスループ
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目が覚めて 頭痛と首の痛みに気づいて
また今日もだるくて締まりのない週明け
可燃ごみを 出し忘れて部屋に積んだ
不燃ごみの 情熱も捨てといてよ
アンラッキーな占いの結果に
いっつも引きずられて
アンハッピーな生活を送んの
明日でやめちゃおうか
渇いた手 のばして そっと灯りをつけたら
また今日もせま...Unhappy Groundgazer
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雨ひとつふたつ おでこで受け止めて
跳ねてひとつふたつ かかとを濡らす
雨ひとつふたつ 窓辺で数えてた
陰のあるその瞳を濡らした
晴れ渡る空を忘れた君は
鬱々と今日も部屋の隅っこで
「明日が来なけりゃいいな」
晴れた世界の住人が
今日も無責任に平和を騙る
腫れたまぶたを隠して歩いては...雨粒に沈む
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ところどころに雲がかかった空は 今日もはるか遠くで
必死で伸ばしても届かずに 空振った手のひら
馬鹿にされんのも 評価されないのももう慣れた
フリして 痛くて仕方なかったんだ 弱いよね
私が昨日飛び出した空はからっぽで
向こう側まであっという間
今さらアイツを呪って過ごしてもしゃーないし
笑顔のまま...からっぽだった空の向こうで
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気づけばまた全て終わってて
いつも通りの中途半端
無駄に終わった努力を 誰も見てやしないから
報われようもない
cease it やめちまえよもう
くだらない自己満足でしょう
静かに消えりゃ誰も
文句なんて言えないよ
気づけばまた一人止まってて
いつも通り霧中の挽歌...やめてしまえば
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死線乗り越えた先 また壁は近い
立ちはだかるマンデイ
視線はいつも下に 目は合わさずに
また飲み込むメイデイ
つらいほどその場しのぎで 笑うのが性
悪いけど僕はつらかった その明るさが
真剣に生きたつもり
君に笑われる 筋合いは無い
危険は避けた つまり
滞りのない 量産型のストーリー...アサガオ
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朝陽の差す部屋の中で
肺を刺す澄み切った空気を飲む
肩に残った気だるさと鞄を抱え扉を蹴る
今日は何か変わると思えどまた、
あの日の焼き増し
恐怖心がまたまとわりついて
心を眩まし
こぼれた言葉追いかけて
汚れた靴で駆け出した
朧月夜の砂利道で...春
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生きてんのがしんどくなったから
ふと自殺の予定を立てた
決行は来週の深夜
見慣れた丘のぼって
言ってんのもつらくなったから
ふと真夜中にしたためた
謎の達成感とともに
丸めて投げ捨てた
息すんのもしんどかったから
ふとあの部屋を抜け出した...馬鹿馬鹿しいな
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泣いて、泣いて泣いて泣き止んで
目が腫れて 鼻の奥が痛い
なんで、笑って去って「また明日」
って言ってたのに
君は今どこに
居ない いない イナイ
帰る場所はどこへ
隠れ家を作ろう
誰もいない場所へ
気のおける人ばっかで...Give Me Shelter!!
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誰か穴を埋めてよ
風が吹き抜けて寒いんだよ
焦りが脈を速め
なんだか 頭が割れそうだよ
君はいつも頑張ってて
あいつは何をしてても楽しそうで
あー、なんかもうさ
自分が惨めで仕方ないと思った
高鳴って、どうかして
君に委ねたんだ...Pure Mood
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細い指の先に冷たく絡みつく紫の靄
静かに交わる時計の針と 悲しげなため息
信号を増加 肺の中でこだまして
心臓を透過 血液に溶け込んで
明日の夜は何食べようか
叶わないかもしれないけど
夢を見ることは奪わないでよね
命に意味も価値もないと
語りかけるような
綺麗に散り落ちた花...ヒガンバナ
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あんときは気まぐれ 別に人助けは好きじゃない
腐った世の中変えようとか 大それたことは考えない
「ちゃんとしなくっちゃダメ」いつも人の目であふれて
ミスったそばから叩かれそうな気がしてうまく生きれないな
淡々と簡単なほうに逃げてった
段々と算段がもうつかなくなった
根本の原因はきっと僕だったけど
散...イージーゲーム