西武新宿降りたった途端 大粒の雨
煙草を捨てファミマに走る びしょ濡れのローファー
足元みてる矢鱈高えビニ傘

絵本のなかみたいな街を彩る illumination
いま別れの刻を告げるあの観覧車
iPhoneの画角じゃ切り取れない空気や温度が

今夜すべての嘘が
甘い息に変わって
※ふたりで fallin' fallin'

きらきら星々で夜の空縫うオリオン座
澄んだ君の瞳に反射して輝いた
ひらひら舞う雪は触れれば溶ける砂糖さ

何故だ 絡まった 事態 教室で
蜜が 滴った 甘い 口づけ
サヨナラ、風紀正しき乙女よ

水玉の傘をたたんだ虹の下で
いまごろはあなたが何しているか空想します
ふたりどこか涼しい国へ逃げて

Baby 今夜、摩天も
君だけの背景
Baby ヒールをぬいで

舗道の落としものが足ばやになる正午
春さきの青空に鈍色の雲が
気象予報に叛いて晴れ模様がみるみる崩れてゆく

Kiss Kiss Kiss Kiss 間接☆キッス！
その瞬間に世界が変わったんだ
Is This It Kiss 間接☆キッス！

Backstreet くぐり抜けた
いつもより着飾る Allsaints
Back Beatにノって揺れるHipが

まるで夢のような
満開の火花の下で
祭りばやしがきこえたとしたら

夜のベランダで歯磨き 夏が瞬いている
遠くの街から 祭りばやしが聴こえてくる
あの海ゆきの 露面電車のなかでみつけた

月明かりのなか肌を探れば
隙ばかりの心がわかるのさ
付き合ってるのにためらっている

ポラロイドカメラむけられて照れてるの
印画紙のなかのきみはいつも恥ずかしげ
海辺のきみは翼のない天使

ひとりになったワンルームの広さを知るベッドの上
間違って「おはよう」と呟いた言葉が空しく響いた
Say do you remember 愛とはなにか迷い口吻だけした日を

―午前2時半。
MA-1羽織って街へ繰り出す残像。
「もう冬だね」と白い息まじりにキミは僕の前に現れた。

きみは逗子行きの電車にのり
まだ着かないのにはしゃぐの
ぼくも逗子行きの電車にのり

午前2時半。
MA-1羽織って街へ繰り出す残像。
「もう冬だね」と白い息まじりにキミは僕の前に現れた。

原宿でランデブー、よそいきのスタイルで
スニーカーではずしたSaint Laurentみたい！
iPhoneはしまってワタシだけをみて

ここは東京、何でもあるけど何でもない
空っぽのまち
書を捨てて町へ出ようっていっても

夜が街をおかしてゆく瞬間
キミは急にだまって、静寂
『計画停電の夜に』

シーズン夏にしてわたし到来！未来から平成・浅草へ
一閃なりひびく両国！セーラー服で浴衣にまぎれるの
伝法院通りではちあった追っ手のダンヒルスーツヤロー！

金魚を浴衣におよがせて
騒然の街にくりだしていくの
どんちゃんさわぎ胸さわぎ

(たまやかきや 両国は賑ははし 霊弔ふなり)
隅田川にゆらぐさかさのまちが夜にぬれて
星空に都営銀河線がはしる！

おっとここはどこ？
ひどいひとごみのなか
風車や面やわたあめが