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アナログ派です。
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メッセージ
【S】突き進め。哀れな鳥よ・・・ 【A】宇宙は遥か彼方。遠く。遠く。
独り、灰色の空を見上げるとあの日の事を思い出す。 それは、冬の、今日と同じ、“灰色の空” 「マスターッ」
ピーンポーン 「あ、届い・・・た・・・」 巡音ルカを頼んで数日、家のチャイムがなったかと思い椅子から立ち上がる。
「─で、一樹リンとレン、どうしたんだ?」 「あれ?俺は一姫に預けたけど。」 「私は途中でお菓子かってくって言ってたから分かれたわよ?」
歩くたびに 水の音 羽ばたくたびに 羽の音 音にあふれた この世界
それから少しして、麻斗の家に山陰一樹がやってきた。 「おっじゃまー!!!」 「またお前はノックもせずに入ってくる・・・。」
「いい?私はおおきくなったらおひめしゃまになるの!だからあんたを私のおうじしゃまにしてあげる!」 それから10年・・・。 「コレじゃ王子じゃなくて召使なんじゃ・・・。」
「あのー・・・・。」 カイトは麻斗のことを軽く揺らした。 「寝てる・・・。」
「カイト、ほらっ!」 「へっ!?」 いつもの癖でカイトに向かってアイスを投げてしまった。
家に付くとカイトをソファーに寝かせる。 「・・・懐かしいな・・・。」 「そうですね。」
「ミクッ!!待つんだ!!」 急に家を飛び出し、走り出したミクを追いかける。 「ミク!!」
─冬 「サクラって綺麗だ・・・・」 いつも呟く様に言っていた私のマスター。
キラリ また一つの涙がこぼれ 頬を伝って地面に落ちる
「綺麗な空」 静かに微笑んだ貴女 空に光る一つの星を指差して