遊@の投稿作品一覧
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独り、灰色の空を見上げるとあの日の事を思い出す。
それは、冬の、今日と同じ、“灰色の空”
「マスターッ」
「ん?どうしたカイト?」
「マスターどこに行くんですか!!?」
すると、マスターはすっと後ろを向いた。
「ちょっと、遠くまで。すぐ帰ってくるよ・・・。多分ね・・・。」
マスターその言葉を残して、...千年の独奏歌【小説】
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ピーンポーン
「あ、届い・・・た・・・」
巡音ルカを頼んで数日、家のチャイムがなったかと思い椅子から立ち上がる。
だが、目の前に広がったのは、壮大な海だった。
「あれーここ都会のはずなのになーアハハハ・・・。」
水の波打つ音が聞こえる。
「ご注文ありがとうございます!!巡音ルカでございます!!」
「...巡音ルカが来るならば。
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「─で、一樹リンとレン、どうしたんだ?」
「あれ?俺は一姫に預けたけど。」
「私は途中でお菓子かってくって言ってたから分かれたわよ?」
「・・・迷子だな。」
一樹ははぁ、とため息をついた。
「お前んちの2人はよく迷うな。」
「五月蝿いわ。この辺に来てそんな経ってないんだししょうがないだろー」
「探し...─ 声=歌 ─ 6・選択
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それから少しして、麻斗の家に山陰一樹がやってきた。
「おっじゃまー!!!」
「またお前はノックもせずに入ってくる・・・。」
「良いじゃん別にー幼稚園からの仲だろー、それともアレか?なんか俺に隠し事でもあんのか?」
「別になんも、で?今日はどんな曲歌うんだ?」
「その前にお客さんをリビングに連れて行く...─ 声=歌 ─ 5・友達
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「いい?私はおおきくなったらおひめしゃまになるの!だからあんたを私のおうじしゃまにしてあげる!」
それから10年・・・。
「コレじゃ王子じゃなくて召使なんじゃ・・・。」
「なんかいった~?」
「何にも・・・」
ぼそっと呟いた言葉も聞こえてしまうとは・・・。
(地獄耳め・・・)
あれから十年たって、ミ...アナザー カイト視線?【未完成】
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「あのー・・・・。」
カイトは麻斗のことを軽く揺らした。
「寝てる・・・。」
麻斗をソファーに寝かせると外にいたミクを呼んだ。
「マスター?」
「寝ちゃってる。夜遅かったし、俺のために頑張ってくれてたみたいだしね・・・。」
「そっか、寝てなかったんだね・・・。」
「また、俺悪い事しちゃったな・・・。...─ 声=歌 ─ 4・心
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「カイト、ほらっ!」
「へっ!?」
いつもの癖でカイトに向かってアイスを投げてしまった。
「ダッ!!」
「わ、悪いッ大丈夫か?」
投げたアイスはちょうどカイトの頭にぶつかった。
「イタタタタ・・・・・。」
涙目でカイトが頭をさすっている。
(やっぱ、あいつとは違うな・・・。)
「ほら。」...─ 声=歌 ─ 3・暴露
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家に付くとカイトをソファーに寝かせる。
「・・・懐かしいな・・・。」
「そうですね。」
(ココは前まであいつの特等席だった・・・。)
「ミク、お前は大丈夫か?」
「何がですか?」
「また、新しいカイトと暮らす事になって。」
「あぁ、平気です、もう、あのカイト兄はもう戻ってこないんです。」
「そうだっ...─ 声=歌 ─ 2・笑顔
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「ミクッ!!待つんだ!!」
急に家を飛び出し、走り出したミクを追いかける。
「ミク!!」
オレがいくら呼びかけてもミクはただ前を向き走っていく。
「ミク待てって─?」
今、確かに聞こえた。
「この声・・・どこかで・・・」
聞こえた声が気になり、オレもミクの後を追う。
聞こえていた声は、どんどん大きく...─ 声=歌 ─ 1・出会い
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─冬
「サクラって綺麗だ・・・・」
いつも呟く様に言っていた私のマスター。
このごろ元気がなくなってきた、
そうだ!お花を取って来てあげれば元気が出るかな?
私は勢い良く病院を飛び出した。
マスターがよく見ていた写真を思い出すんだ!
ピンク色で花びらが五枚ッとても綺麗なお花。
コッチかな?アッチかな...サクラ