ずきおの投稿作品一覧
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nothing special
嗚呼、この世は実に楽しいのさ
夢みさせて台無しにするんだ
冷たい風はなくても
冷え切ってしまいそうなのどうして
さぁ、それではここで創り出すのだ
見えるもの全て巻き込んで
何もかも欲しくないから
大事なものだけとらないでいてよ、神様
溢れ出した情報とは裏腹に心だけが枯...nothing special
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シャングリラ
ただ青く深く広がる海原の味なら
それは君が流すひとしずくの涙と同じ味
じゃあきっと世界中の人が
みんな泣いてしまったら
街は暗い海の底に沈んじゃうかな
愛しさが光なら
その裏に影があるでしょう?
大空だけが見ている
すべてのリアルな物語...シャングリラ
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ぼくのワンダーランド
待って!
ぼくは今日もかけ足
世界を追いかける
もっとゆっくりと、なんて
誰も聞いてないかな
ちょっと疲れてきたかな
言葉にトゲが生えてる
カップコーヒー如何ですか?
自分の中に聞いてみた...ぼくのワンダーランド
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どうでもいい話
出来もしない約束ばかり言葉に並べるだけ
馬鹿みたいじゃない?
楽しくもない戯れなどに
付き合ってばかりはいられないんだから
言いようもない失望だけが心の真ん中を包み込む
忘れられないことが
こんなに苦しいものなんて知らなかったの
――嗚呼、君と笑った夢ならもう悪夢に変わってしまった…...どうでもいい話
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グッバイマイヒーロー
毎日がちょっと寂しくなって
そっとギターに手を伸ばしたら
前に見た夢思い出しちゃって
その夢の続きをぼーっと考えてた...
汚れてしまったマントを捨てて、ヒーローは消えた
どこか遠くへ
理由なんて誰も知らないのさ
だけど、気づいたんだ
大切なもの守るため、止める体はボロボロさ...グッバイマイヒーロー
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お願いだから
今日が冷えていく 人も、世界も、
明日が消えていく 粉々になって…
雫が落ちてく 目の前が染まる
深く沈んでく 思い出したくないの
気づかないよ 貴方の言葉が可笑しくても
気づかないよ あたしは優しいから言わないよ
気づかないよ 貴方の心が躓いてても
気づかないよ
気づかないふりするよ...お願いだから
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デモテープ
大体が狂った街で何をして遊ぼうか
橙がつつむ空がやけに涙をさそうのさ
帰る場所もなくて
行き先すらもないな
大事なものはすでに手放してしまったの、嗚呼
大人になったら
痛みも悲しみでもたえられるのかな
どうしたら僕は
強くて優しい人になれるのかな...デモテープ
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メディアの外側
ツマンナイことだらけ、画面の中は。
スマートになりたい僕は、頭が悪い。
垂れ流す情報の大きな波に呑まれて
嘘か本当かわからない
目をふさげば、暗すぎて君すら見えない
擦り減ってくだけ、何もかも
使い切ってく、心、言葉、青い惑星
消えてゆく命とか、
憎しみに塗れた復讐だとか、...メディアの外側
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ただいま!
「おはよう。」の声が聞きたくて寝たフリをした
あたたかい手につつまれたら、ほっぺたほころんでたの
灰色の世界はとても冷たくて、味気ないけど、
色をつけるのはいつも、大好きな手だった
泣き虫の零れるナミダをすくってくれた
不思議だな・・・
魔法にかかっちゃって、ハートは大忙し
伝えたい言葉...ただいま!
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ヒューマンライツ
納得できないな、教えてよ
どうやら僕らはロボットで
世界が教えた秩序のなか
誰かのため、今日も働くのさ
そんなこと考えて時間だけが過ぎていく
くだらないって言わないで、すこしだけ覚えててよ
どうしたらこの工場(プラント)で、
うまく他人と生きられるの
僕がいなくてもまわる場所なら...ヒューマンライツ
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わすれもの
すりぬけたカンジョウ線
過ぎる街を色に染めて走ってた
高鳴った心音の理由を探してみたいんだ
振り返れば
君はそこにいたんだね
消えた未来の残像のなかで踊っていたの
ああ
風が通り過ぎたあとには
君の名前を囁いてみる...わすれもの
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ライフイズビューティフル!
例えるなら未来が手つかずの大地なら
宝探しの地図を片手に歩き出そう
トマラナイ トマレナイ
時間(とき)の針が
ボクの足もとかすめてく
コノママ オワレナイ
弱いままじゃ
生きてる意味がない
偶然が転んで...ライフイズビューティフル!
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Halloween Princess
もしかして君はボクが見えないかもね
暗くなったらオレンジに染まる場所へ
迷っちゃうからランタンはつけておいてね
ボクは魔法のほうきにのって会いにいくよ
星を追いこして
雲をつきぬけて
ハイスピードで落ちてみる
カラスも楽しげに羽ばたく夜は
ボクみたいなおばけだら...Halloween Princess
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ぼくがあいつを殺した
どんなにも考えたところで
この気持ちが何なのか分からなくて
むしゃくしゃして
またぼくはきみに会いに行くよ
あんなにも自信家のあいつは
所詮はただ嘘つきで
それもこれもぼくと同じように
必死で生きていたのかな
きみのことが大好きだけど...ぼくがあいつを殺した