タグ:【シリーズ】恋と雨と幼馴染
7件
「というかこの実験って高校1年がやるには難しすぎだろ……」
「はいそこ文句言わなーい」
リリー先生の言葉は神威に冷たく刺さる。だけど、神威はそれをあまりわるくは思わなかったのだった。
リリー先生は難しいことだらけを言うがそれでも神威が解らない範疇ではない。だが、神威以外の人間にはそんなことなど把...月と幻妖のフェアリーテール
aurora
雨だ。
こんな日は外に出ることなんてしたくないのに、なぜか授業が休講である。
だが、そのあとに時間がつっかえている。暇である。
「神威ー。大富豪やろー」
「また懐かしいのをやるねえ」
「いいじゃん。リンちゃんのクラス花札やってるんだってよ。ああリンちゃんどうしてあなたはそんなにリンちゃんなの…...雨と大富豪と階段革命
aurora
ゴールデンウィークってのはあっという間に明けてしまうもので。それはどの学生もあと数日欲しいとか思ってしまう時期なのだろう。五月病ってやつだ。
神威がくぽという少年はそんなこともなく、今日もまた文庫本を読み耽っていた。
そういえば。
神威はふと思い出したように呟いた。
「転校生がくるんだったな...夢と実験とラプソディー
aurora
ゴールデンウィークってのは始まってしまえばあっというまに休日はすぎていってしまい、気付けば残り2日とかになってしまっているものだ。
神威がくぽという少年はリリー先生から出された『体内の電子数を試算する』宿題をあっという間に終わらせていて、毎日本を読み耽っていた。
そんな、優雅な一日をつぶしにか...鯉と連休とアイロニー
aurora
4月ももうすぐ終わりに差し掛かり、クラスはもうゴールデンウィークの熱気に包まれていた。
ただひとり、神威がくぽという人間を除いては。
「……ゴールデンウィークなんてそんないいもんじゃないだろうに……」
そう、神威は呟いてまた本を読み始めた。確か若い小説家が書いたSF小説で、小説内の登場人物が小...笹と理論とプラネタリウム
aurora
4月も半ば、そろそろ学校になれるクラスメイトが増えてくるばかりだ。
「――というわけで、地球プラネタリウムってのは2000年頃に考えられ始めた理論のことをさしている――」
リリーがもはや授業に関係ない小話をしている最中、終了を知らせるチャイムが鳴った。
「ありゃ、もう授業終わりか」時計を見ながら...窓と席替えとクラス代表
aurora
ここはある学校。
ただ、校風は自由で田舎の田んぼのど真ん中に建てただけはある。
「……はあ、暇だなあ」
そんな学校に、ひとりの少女がいた。
彼女の名前は初音ミクという。
……なんというか、悪戯が大好きな女の子である。
≪【オリジナル】暇と小話とライバル関係≫
「七不思議?」
「そうさ。七不...暇と小話とライバル関係
aurora