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ゆくりさんのお店で、バイトのレン君が、青くなっていた、その頃。
東京・有明にある東京ビッグサイトで、人気のイベント「雑貨&コミック・フェア」が開かれていた。
企業のブースをはじめ、コミックやフィギュアを作る有志や同人の人たちが、それぞれにブースを出展している。
会場のホールの一角に、移動式自動車のカ...玩具屋カイくんの販売日誌(182) コミックフェアで、ひと騒動
tamaonion
「はいはい、並んでね。あ、通路にはみ出しちゃダメよ」
会場のブースには、男の子たちの長い列が出来ている。
雑誌をメガホンのように丸めて、それを仕切っているのは、霧雨さんだ。
雑貨とキャラクター雑貨のショー「雑貨&コミックフェア」の会場。
その一角で、時ならぬ“ミニミニ撮影会”が起こっていた。
ちょっ...玩具屋カイくんの販売日誌(186) ミニ・イベント in イベント?
tamaonion
美容雑貨のお店「アディエマス」で。
ルカさんと、たこルカちゃんを前に、レイムさんがとうとうと喋っている。
お話の内容はお得意の、オカルト&コンピュータの理論だ。
「いろんな情報が、縦横無尽に行き交って、蓄積されてる世界。それが、ネットの世界でしょ」
レイムさんは、棚から「はっちゅーね人形」を抱きおろ...玩具屋カイくんの販売日誌(181) はっちゅーねに負けるな!テトドール (レイムさんのオカルト理論・3)
tamaonion
朝の光が目に差して
今日も戦いが始まる
お腹の虫は鳴りだして
ため息ついて水を飲む
7文字/5文字|7/5|7/5|7/5
たるむ気を締めあげていき
誘いだすご飯を消して
5/7|7/5...diet(ダイエット、ポップス系)
橘 木竜
私、何でこんな弱気なんだろうねえ。
いつもこんな事でウジウジして。ばかりで
理由がね。無い淋しさだってあるけれど、つまりはね。
こんな毎日が続くなんて、
私が嫌だ。
少しはね。自分にね。素直になれればいいのに。
いつでもね。そこにもね。君がいればね。
いつか、わたし、いつか前を見て歩けるかな?少しの...ツンデレでも///いいですか?
カキ子
「好きです」
見なきゃよかった?
聞かなきゃよかった?
知らなきゃよかった?
思わなきゃよかった?
「大好きです」
言わなきゃよかった?
想わなきゃよかった?
下を向かなきゃよかった?
歩かなきゃよかった?...片思い?両想い?
夢狼ー8n16ー
桜の舞うこの季節は
何故だか寂しく感じたんだ
君はこっちを振り向いて
無邪気に笑っていたけど
春風が通り過ぎた後の君の顔は
あの桜みたいに
薄く染まってたんだ
笑顔の先には・・・あの子 ...キセツ*コイゴコロ
彩音♪千穂
いつも僕は思うんだ
悲しい事があるとき
どこかの君も泣いているのかな
いつも僕は考えるんだ
泣きたくなるとき
どこかの君も悲しんでいるのかな
僕は独りで泣いてる雨の中
君には光は射し込んでいるかな
僕が独りになったとき
僕は立っていられるのかな...君に
甚平
お嬢さん 私と踊りませんか
夜闇に溶けこんだ 男はそう言った
会場から逃げ出した 14、5の若い娘
甘いその声に誘われて 歩みを進める
さぁ 踊りましょう
今宵は月がきれいだ
貴方の白い肌は
とても映えるでしょうね
音楽は遠く
男は近く...迷夢にて踊る(仮・未)
ロクヅキ
「デフォ子さんの声が、聞こえたの?」
りりィさんは聞き返した。
ゆくりさんのお店の棚に置いてある“はちゅーね”人形。
それが、急にしゃべったのだ。
いままで、リンちゃんと言い合いをしていた、天使のコスチュームのレンくんまでが、
不思議な顔をして、人形をのぞき込んでいる。
りりィさんは、モモちゃんに聞...玩具屋カイくんの販売日誌(163) “はっちゅーね”との、ひととき (その3)
tamaonion
今日…私は、森に出掛けました。
ただ単に気分転換のためだったんだけど
そこで、最近その生き物を虐待するのが流行ってるのを思い出したんだ……
「おねぇーしゃん、ゆっくりできりゅ人??」
あまりのかわいさに吐血しそうになったけどグッとこらえて
「できるよー」
と、満面の笑顔で言うと
安心しきった顔で
「...『ゆっくりほのぼのしていってね!』
◆流、今年から受験生
小さな子供がいました
やりたい事が多すぎて 焦って 転んで
傷だらけになっても その目の色は変わりませんでした
どうしてそこまで、と 理解のできない僕が
ぽつんとベンチに座っていました
次の日も がむしゃらに遊ぶ子がいました
その子供をじっと眺めている 僕がいました
小さな体で一生懸命動く姿が
可愛...心のベンチ
日向-ひなた-
明日 僕はこの場所から 大きな世界に向けて
小さな 小さな第一歩を 踏みしめ旅に出る
けれど 君にはまだ 伝えてないんだ
僕の大好きなこの街から 僕がいなくなることを
君は泣いてしまうかな? 街から離れてしまうと
君は泣いてしまうかな? 君の横から消えると
そんなことを考えてるうちに ...旅立ちの唄
みや -MiyaFactory-
時間に余裕のある朝は
少しゆっくり道を進む
いつも通ってる道だけど
気づかなかった 見知らぬ花を
頭の端で記憶して
休日 ローカル 貸切電車
窓から差し込む 暖かい日差しに眠気を誘われても
目的地は割りと近い
でも あんまり良い天気だから
このままどこかに行ってしまおうか?...オケを待つ歌詞『休日通勤』
marimo8
小さな羽根 飛び散った
牙を剥くリアリズム
飽きるまでその様を眺めた
霜がついたままの
日々を溶かして
小火を起こして
暖め合う命
鏡越しに
見えたほんの少しの幻冬
時間さえ消した白銀色...幻冬
かたゆめデスク
下手な言い訳するほど暇じゃない
言葉で示してほしいわたしなの
言っても始まらない
ミントのキスで今夜も
ああ 懐かしいな かすれた声に 腕の体温
忘れちゃったよね 出会いなんて ゴミ星屑
キスはされるより、するほうが性に合うんじゃない?
わかってる 子供じゃないよね 子供でいたいよ 君の...恋愛実験
AdventurerQ
yuki
白い息はマフラー絡みつく 君の背中を追いかける
いつの間にかこんなに遠く 刻は繋がっていくね
いつも一緒に見ていた景色が
いつの間にか変わってること
それは誰かが悪い こととかじゃなくて
冬空に白い雲 ちぎれて浮かぶ
それは わたしね
白い白い雪が降るまでに 君と話がしたかった
クリスマス...雪が降るまでにーオリジナル曲(歌愛ユキ&可不)
セネキオ/月猫P
期待しちゃうような
嬉しい言葉や優しい言葉をかけないで?
君にもっと落ちていって好きになり過ぎて
自分が自分じゃなくなっちゃうの
いつも明るくて元気でクラスの中心にいて
君が笑えば皆が笑顔、君が落ち込めば皆が暗い
君は皆に優し過ぎて妬いちゃうよ?
友達だけでも…私だけでも
少しでいいから頼って?
先...君への想いは閉じ込める
夢狼ー8n16ー
「ぷっ。あ、あっはっはあ」
「こいつ、いい加減にしろよ」
「ご、ごめん…。でもさ、あっはっはっは」
顔をまっ赤にして、怒っているレン君のそばで、リンちゃんは指をさして、おなかを抱えて笑っている。
レン君の頭の上に、針金でとり付けた天使の輪が、プルプルと震えている。
ここは、ゆくりさんのお店、雑貨店「...玩具屋カイくんの販売日誌(162) “はっちゅーね”との、ひととき (その2)
tamaonion
「え、ミクドールって、私、よく見たことなかったけど」
モモちゃんは、そう言って、店のチラシを、机の上でトントンとそろえた。
「そんなに、ここに展示してる、“アマガエルのフォギー”に似てるの?」
彼女は、不安そうな顔をした。
「うん、なんか似てるみたいだヨ」
テッドさんはうなずいて、店内に並べてある、...玩具屋カイくんの販売日誌 (111) パクリかどうかを探れ!
tamaonion
「失礼します」
そう言って、ドアを開けて入ってきたのは、おしとやかそうな、背の高い女性だ。
「綾奈さんですね」
「はい。よろしくお願いします」
彼女は、椅子に座った。
ここは、絵本作家の重音テッドさんの事務所、「重音舎」。
女性の前に座るのは、テッドさんと、ちょっと年上の男の人の2人。
彼女は、こん...玩具屋カイくんの販売日誌(141) 新しい「カフェ・つんでれ」は!
tamaonion
譲れなくて
どうしようもなくて
縛りつけた心内状況
飾った言葉が僕を
ただ、じっと見つめる
口付けで分かるのは
痛いってこと
残ってしまった花火
胸のなかで咲かすだけ
不安だから...ひ弱虫
鴾。
I am you and ...
I want to walk you and this way ...
So together
One day I said to you"I like you".
You said then、「Me too、Do happy.」
I wanted to lead...My and your way
虹色のクローバーP
「あ、スマーフだね、これ。かわいいね」
にこにこ笑って、霧雨さんは、棚に置いてある人形を指さす。
「どう?最近はー。いいお仕事、してるー?」
雑貨店「ゆっくり」に、ぶらりと現れた彼女に、店主のゆくりさんは尋ねた。
「うん、それがね!」
目を輝かせて、霧雨さんは言う。
「ちょっと、まとまったお金が入る...玩具屋カイくんの販売日誌 (130) 天使の雑貨と、天使のバッグ (Part1)
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りりィさんの雑貨店「星を売る店・上海屋」。
レンくんとゆくりさんが、オーナーのりりィさんと話していた。
「彼女のたくらみ?」
金髪を掻きあげながら、りりィさんは答えた。
「ええ、モモさんの“ギャラリー・ゆうひ”で、景織子さんの原画展を観たとき、気付いたのよ」
「ふぅん」
二人の話を聞いていたゆくりさ...玩具屋カイくんの販売日誌(143) デビちゃん誕生!
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「よ、よろしくお願いします」
カチカチに固まった姿勢で、レンくんはあいさつした。
「よろしくねー。あら、そんなに、緊張しなくていいのよー」
やさしく微笑んで、ゆくりさんはうなずいた。
レンくんはこの度、はじめて「アルバイト」をすることにした。
彼は今年の春から、高校に通っている。
このところ、雑貨店...玩具屋カイくんの販売日誌(132) レンくん、バイトを始める(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part4)
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雑貨店「ゆっくり」の店の前にやってきた、リンちゃんとモモちゃん。
2人は、店のドアを開けて、中に入ってみた。
雑貨に古書マンガ、アニメのDVD、キャラクター雑貨などが、いろいろと置いてある。
「いらっしゃいませ~」
店の奥から、のんびりした声が聞こえた。でも誰も出てこない。
「ゴメン、ちょっと手が離...玩具屋カイくんの販売日誌(160) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その5。
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伸び盛りの、デザイナーやクリエイターが入っている施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
きょうは、年に2回ほど開かれる、“オープン・ビレッジ”の日だ。
ふだんは入れない、施設の中のデザイナーのアトリエや、仕事場を、一般の人が見学できる。
建物の一室の、一日限定の小さなティールーム。
キッチンで忙...玩具屋カイくんの販売日誌 (108) たこるかちゃんと、オープン・ビレッジ
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天を突きさすように、青空に向かってそびえているタワー。
タワーの真ん中には、スイカの形をした、まん丸い展望台がある。
これが今、世界で最も高い塔の「東京すいかツリー」だった。
「やっぱり、高いなあ」
パーティの会場の外に出て、テトさんは、タワーを見上げた。
近いうちにオープンをする予定の、「東京すい...玩具屋カイくんの販売日誌(136) 2つのピクニック (天使の雑貨と天使のバッグ ~Part8)
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夏が始まって 半ばを過ぎて
いつの間にか秋風に変わっていた事に気づく
体で感じるこの季節が やけに早くすぎてしまって
寂しさを感じました
日差しも少し弱まりました
蝉はまだ 鳴いているけれど
もうすぐ夏が終わるのですね
風鈴鳴らす風に思いを乗せて
君の元へと飛んでいきます
旅路は辛くとも...君の元へ
日向-ひなた-
この世で一番素晴らしい
ナンバーワンの粉ってわかるカナ?
ご存じないの?馬鹿なの?
まあうどん粉に決まってるんだけど
今は正直どうでもいいんだ
そんなことよりおうどんたべたい
もちもちむちむちちゅるちゅると
そんなことよりおうどんたべたい
早々に胃に入れたいの
不景気?就職難?...そんなことよりおうどんたべたい
異議ありP
どことなく不思議な雑貨が、いろいろ並んでいる、りりィさんのお店、「星を売る店・上海屋」。
店に来ているのは、ゆくりさんと、ゆくりさんのところでアルバイトを始めたばかりのレンくんだ。
彼女たちが、りりィさんと話しているところへ、別のお客さんが入ってきた。
デザイナーの霧雨さんと、連れの女の子の2人だ。...玩具屋カイくんの販売日誌(134) 霧雨さんと、りりィさん(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part6)
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「このオモチャ、面白いですねえ!」
レンくんは、売り場の汽車の玩具を手にとって、ながめる。
「ドイツ製ですよ。ペン立てになってるんです」
トニオさんが言う。
馬喰仮面町にある、トニオ福森さんのお店「マルクト」に、レンくんは来ていた。
ここは、輸入の雑貨や文具を置いてあるお店だ。
このあいだ、りりィさ...玩具屋カイくんの販売日誌 (121) ゆくりさんの、音楽アート・フェス (Part1)
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「は、はじめまして」
失礼とは思ったが、テトさんは初めて彼女を見たとき、ぼんやりと見つめてしまった。
「どうもぉ、はじめましてー」
とてものんびりとした調子で、彼女は会釈した。
駅前の、ドーナルコーヒーで、お昼過ぎのひととき。
テトさんの友人のマコさんが、「会わせたい人がいる」と連れてきた女性。
玩...玩具屋カイくんの販売日誌 (91) ゆっくりしていってね!
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「かわいいわねー、このワンちゃん。それと、こちらも…キモかわいいわね」
テトさんが、小物をのぞき込んでつぶやく。
「そうですかぁ、えへへ」「どうも、ありがとうございます」
嬉しそうに答えるのは、作品を作った、ぱみゅちゃんとレイムさんだ。
「ギャラリー・ゆうひ」で開かれている個展「レイム&パム 作品展...玩具屋カイくんの販売日誌(159) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その4。
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手に入れたい 形無い未知の思い
生まれたのは 心奥深くから
冴えない日々 退屈な教室
放課後に 一人でいた空白
授業板書 風で白紙のページ
窓が開けられ 見上げた私は
“こうしていると 僕自身が安らぐんだ”...比喩
らいにゃん
「あら、ちょっと素敵なお店ね」
店のドアを開けて、りりィさんは、連れの、ゆくりさんを振りかえる。
「いらっしゃいませ」
にこやかに言うのは、バーテン姿がキマッた吉さんだ。
「まあ…失礼ですけど、イメージ変わりますね」
目をしばたかせる、りりィさんだった。
昼はカフェ、夜はバー。
新しい「カフェ・つん...玩具屋カイくんの販売日誌(149) 夜のカフェ・つんでれ
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「テトさんには、ファンが思わぬところにいるのね」
りりィさんの話を聴いて、ユフさんはうなずいた。
サンストリートのワゴン広場にいる、移動カフェ「ドナドナ号」。
軽食を食べながら、みんなの話に花が咲いている。
「じゃ、彼女は、テトさんのライバル商品...と自分で思いこんでる、その人気の勢いを、にぶらせ...玩具屋カイくんの販売日誌(140) テトさんとカフェ (サンストリートの広場・Part4)
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ゆくりさんのお店「ゆっくり」で、アルバイトを始めたレンくん。
彼女といっしょに、お得意先の、「星を売る店・上海屋」にやってきた。
そこで、彼らが店長のりりィさんと話をしていると、一人の女性が現れた。
それは、デザイナーの霧雨さん。
さきほど、みんなで、“この雑貨と、あの雑貨、ちょっと似てるね”と話し...玩具屋カイくんの販売日誌(133) レンくん、霧雨さんに会う(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part5)
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「あれ?これ、宝マガジンの新製品?」
レンくんは、かわいい猫の柄のバッグを手にとった。
「この間まで、天使の柄のバッグだったけどね」
「そうね」
りりィさんは、うなずく。
彼女のお店「上海屋」に、きょうは、レンくんとゆくりさんが訪れている。
ちょっとうす暗い空間に、いろんなフシギな雑貨が並んでいる。...玩具屋カイくんの販売日誌(142) オマケ・バッグの新製品
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