タグ:ニガイト
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息もできない時間が数分にわたって続く。少しだけ長い髪を後ろへなびかせてカイトは目に涙を称えてこの世のものとは思えない恐ろしげな悲鳴を上げ続けた。
「いやぁぁぁぁぁああああああああ!!」
「カイト、うるさいわね。落とすわよ。…つかまっていて!飛ばすわよー!」
「ひぃぃぃぃいいいいいいい!!たすけてー...カイメイ&カイカイカイ… 2
リオン
青や赤、黄色や緑に黒。まったくもって色鮮やかな集団である。
「ごめんなさい、めいさん。めいくん、また酔っ払って…」
「全然いいのよ!カイコちゃんのせいじゃないものね。…ってカイト!」
「何、めいちゃん。あ、アイス食べる?」
「少しはおとなしく遠慮しなさいよ。それ、何個目?」
…九個目。そういおう...カイメイ&カイカイカイ… 3
リオン
ピチャン…。
涼しげだがすこし不気味にも聞こえる水音は、薄暗い小さな洞窟に反響しては消えていった。
先ほどから目は覚めていた。しかしいくら鈍いメイコといえども流石にこの状況を理解できないわけがなく、それどころか頭のいいメイコは男たちが近くから去ったときに、素早く逃げ出そうとまだ気を失ったふりを...カイメイ&カイカイカイ… 7(ラスト)
リオン
さて、まあアイスの存在価値が随分と下がってしまったわけだが、それよりメイコはメイトが心配なようで、一度玄関へ出てメイトに声をかけていたが、カイトはどうもソレが気に入らないらしく、先ほどから少しご機嫌斜めである。
「カイト兄ちゃん、あそぼうよ」
「えっ?何?」
よほど恐ろしい顔をしていたのだろう、...カイメイ&カイカイカイ… 4
リオン
青い空、白い雲、それから一番大事な、
「青い海ー!!」
うれしそうにはしゃぎながらカイトは海の家でアイスを買おうと、財布を準備し始めていた。
キカイトは重い荷物を車とバイクからおろして、広く敷物を敷いて休憩所を陣取り、そこにどんどんお菓子やらジュースやら浮き輪やらを置いて着々と完璧な休憩所に近...カイメイ&カイカイカイ… 5
リオン
ふと、誰か聞き覚えのない声で目を覚ました。
いつも寝起きの悪いメイコは、明らかに不機嫌な顔をして頭を引っかきながら、上半身を起こした。そうして、やる気のなさげなどこかぬけた声で、自分を起こした声へ、問いかけた。
「人違いじゃないですか」
ただしくは、問いではないのだが、メイコとしてはこれを問い...カイメイ&カイカイカイ… 6
リオン
同じ顔が鏡の映ったように見え、レンは目を丸くした。
「始めまして」
入ってくるなりそっけない挨拶をして、ソファに座った少女は、リンと名乗った。
彼女はどのくらいの地位になっているのだろう。随分と態度がでかいが――。
「この度は、本当にスミマセンでした。ウチのメイドが、とんだ勘違いをいたしました...遠い君 3
リオン
KAITOとがくぽのお話しですが
余りにもやばい感じ?なので
不愉快になる!て人は見ないのをお勧めします。Devotion ~深い愛情~
新士
きょとんとしてレンを見上げたその紫色の瞳は、太陽の光が眩しいとでも言うように目を細くした。
「…んっ?どうした?」
今度はレンがきょとんとする番だった。
「…どうしたのかと思って…」
「取り敢えず帰る。ウルフって面倒なんだよね。同盟を結んでるんだから全力で探せー、とかいわてるんだろうし。何にして...遠い君 12
リオン
「…へー…」
「…それで?」
「…早く言えば」
「す、スミマセン…」
「皆反応薄いな、おい。一人なんか謝ってんじゃねぇか」
全員がしらけたような表情で言うので、アカイトは何か間違ったことでも言ったんじゃないかと心配になった。しかし、それは間違っていることがすぐにわかった。
「知らなかったの?」
...遠い君 11
リオン
ある日の出来事。
「僕のプリンがなあああいっ!!」
「うるせ…なんだよ…」
「あーくん聞いて!!僕の青汁プリンがないんだよ!!」
「カイトじゃねぇの?」
「青汁…おぇっ…」
「…カイトではない…な…」
「僕いじめられてんのかな…」
「きた、ネガティブ…」
「僕が青汁好きだから…」...プリン。
禀菟
今回はホラー系です。
ダメな方は即効でお逃げください。
この回を飛ばしても内容に支障をきたしません。
「ばっちこいやぁああっ!」な名も無き勇者様はどうぞお進み下さい。
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見渡す限り何も無い白い世界の中カイトは一人立ち尽くしていた。...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 0話
あかちゅき
―僕は最初‘カイト’だったんだ…。
「マスター、歌練習したので聴いてください。」
「わかったよ、歌ってみて。」
「はいっ。…♪~♪♪~…」
マスターに喜んでもらうために歌をたくさん練習した。
「スゴいよ、カイト。前より上手くなってる。ご褒美にアイスあげる。」
「ホントですか?やったぁ。」
マスターが...僕の生まれた意味
檸檬飴
「あのーすいません」
「ちょっと尋ねたいンだけど」
「はい、何でしょう?」
「アンタこの遊園地の係員?」
「ええ、どうかいたしましたか?」
「じゃあ寝てて」
「……っ」
「きゃぁあああっ!何をして――」
「五月蝿ェよ」
「………」...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩]5話
あかちゅき
ある日教室で交わされた会話。
「ねぇ、ボーカロイドに関するアイテムを取り扱ってる店とか、由紀(ゆき)知ってる?」
「どんなの?」
「例えばだけど、買った時に元々来ていた服のデザインの色違いとか」
「何で?凪ボカロ持ってないっしょ?」
「いや、放置されてたっていうか、物置にあったっていうか…」
「ふー...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩]
あかちゅき
(起きないなぁ~)
食事の準備を終えた凪は未だ停止している緑版カイトを覗き込んでいた。
悠のアパートはバスで5つくらい進んだ場所なので帰ってくるにはまだ時間がかかりそうだ。
(これが機械なのかぁ~)
相手が動かないことをいいことに凪はほっぺた等をつねったりして遊んでいる。
するとカイトは目を覚ました...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 4話
あかちゅき
僕は何時もの様に家事を終え、居間で一息ついた。
1人暮らしは楽だけど、やっぱり退屈だなぁ…
前は他のVOCALOID達と一緒に住んでいたんだけど
新しい人や亜種など、ドンドン増えて部屋が足りないって事になって
ミク・リン・レンはまだ早すぎるからめ―ちゃんに任せて、僕が出て行くことになった
最初はレン...のんびりしよう
桔梗
「美味しい?」
屋台のそばにあった椅子に腰掛けながら少女を覗き込む。
少女は小さく頷くと顔を背けた。
可愛くない、などと思いながらもジュースを開ける。
一気飲みしてやろうかと考えていたら通りの方から大きな音がした。
「なんだろ?」
振り返ると見慣れた人物が紅い髪の女性に追われていた。
「に、ニガティ...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 4話
あかちゅき
悠を待つこと1分。
彼は不機嫌そうな顔で階段を上ってきた。
「遅いっ」
短い間だったが凪には長く感じられる。
「いやメシ作れよ」
不機嫌そうな悠は口を尖らせた。
「それより中に凄いのがあるんだってば」
凪の様子に悠はさほど興味を示さず「黒い悪魔でもでたのか~?」と適当に流す。
「人が箱に詰められてる...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 3話
あかちゅき
自分はきっとこの世界の誰よりも下等な存在だと思う。
貴方はきっとこの世界の誰よりも無垢な存在だと思う。
なぜ僕は貴方のそばに居るのだろう。
なぜ貴方は僕に笑いかけるのだろう。
僕はこんなに汚らわしいのに。
貴方はこんなに輝かしいのに。
貴方がこの仮面の中にある本当の僕を知ったとき、貴方は僕にどんな侮...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 2話
あかちゅき
オリジナルキャラクターや亜種が登場人物の5・6割を占めております。
正規キャラの登場がメッチャ遅かったり、グロい表現等がダメな人は、即効でお逃げください。
俺はイケるぜ!な鋼の心を持つ勇者はこのままお進み下さい。
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1月1日、一般...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から]
あかちゅき
「やっとあったよ~」
自販機を探して大通りを歩いていた凪は建物の影にあった自販機に駆け寄った。
「地味なところにあるなー」
取り出し口からジュースを取り出しながら大通りを見ると係員がパレードの準備が行われていた。
「やばっ、急がなきゃっ」
急いできた道を引き返そうとすると足に何かが当たった。
「きゃ...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 3話
あかちゅき
「何で私の家にいるのよ」
コタツから這い出た人影に言葉を投げかける。
「酷ぇな~正月ぐらい一緒に居てやろうというお兄様の優しい気遣いが分からんのか」
絶対嘘だ。
「また仕送り使い切ったから私に肖ろうってワケね」
「その発想が真っ先に出てくることにお兄さんガッカリだよ」
その人影は若干涙目だった。
凪...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 2話
あかちゅき
暗く狭い箱の中 それだけが僕の世界
覚醒していく頭の中 あの人の記憶
「求められた」と信じて いつまでも最初(ハジマリ)の気持ちで 受け入れられない乗り切れない
迫る確信
要らないって投げ捨ててくれたらもう少し楽だったのかな
「もう少し待てば見つけてくれるかも」なんて いつまでも偽物の希望見続けなく...In the box
那鉈