タグ:メカ
9件
ヒラケゴマ
難攻不落の城壁 簡単には越えられない
勇気なんてそもそもなくて いつもすぐに諦めちゃう
夢の中なら全て上手くいく
けれど現実は 厳しいね 辛いね
言いたいコトが言えない 逃げ出したくなる
君のコエ・カオ・カラダの全部が 頭を混乱させる
初めて感じた気持ち 鼓動が跳ね回る
ヒ・ラ・ケ・ゴ・...ヒラケゴマ
Chiquewa
パタ…パタタ…パタパタ……
雨の音。
パタリ…パタ…パタタ…
雨の音、雨の音……雨の音?
「……ひっ…く……ぐすっ」
雨の音? 涙の音?
「こんなのは…ちが……違う…うっく……」
涙。涙。涙。
涙は……嫌いだ。
パタッ…パタパタパタ、サアァー...高次情報電詩戦記VOCALION #1
クラスタード
だから、泣いてしまって……。
――シッズシッズシッ!
(っ!?)
足音がする!
『……どうだ?』
『いや、居ないようだ』
『おかしい……基地には12体のVCOが配備されているとあった』
探してる……!
『4体は南に陽動できている、残り7体は拿捕済みだ』
『あと1体……もっと念入りに探せ。...高次情報電詩戦記VOCALION #2
クラスタード
ガチャリ。
「はいはいはい……失礼しますよっと。お、嬢ちゃんここにいたのか」
「源ノ元(みなのもと)! 司令室だぞ! ノックぐらいせんか!」
「いいじゃねえか別に、俺らの後輩に遠慮するも何もないだろうが」
小隊長と整備長が何か話し合ってる。
けど、私には聞いている余裕がなくて。
「おい。嬢ち...高次情報電詩戦記VOCALION #7
クラスタード
「あれが……!」
坂の一番高い場所から島の北東方向を見てみると、グレー色のミンクス5体が見事な編隊飛行で近づいてくる。
整然としたフォトンライドの白光を曳きながら、真一文字に飛ぶさきに――敵のVOC数体に包囲されかけているリアーシェがいる!
『止まれぇぇぇぇ!!』
ズガガガガガ――!!
その進路...高次情報電詩戦記VOCALION #3
クラスタード
ドドドンッッ!
あたしは。
覚悟していたと、思うよ。うん。
だから。
「――――!!」
目の前に迫ってきたミンクスをあたしごと。
爆発させてやろうと思っていたんだけど。
「――敵はっ!?」
レーダーをすぐに確認する。
これで全部なくなってしまうんだと、思って撃った主砲だけど、全然あさっての方向に...高次情報電詩戦記VOCALION #4
クラスタード
『敵がみんな退いていくよっ!?』
『だーっはっはっはぁ! おととい来やがれってんだ!』
「はあっ、はあっ、はあっ……」
『アル姉! アル姉、大丈夫?』
『いやー、お見事さんやったでアルル!』
「うくっ、はあっ、はあっ……アルルって、呼ばないでよ……」
勝った? 勝ったの?
リアーシェに機...高次情報電詩戦記VOCALION #5
クラスタード
「生きとるやんーーッ!!」
ドッカンガラガラガシャーン!
リアーシェが耐え切れなくなったらしく病室の中に飛び出す。
「やかましいぞ柴田! 病室で暴れるんじゃない!」
「最悪や! 最っ悪やんっもうっ!」
「あは……あはは……はぁぁ……」
「このおっさん……やるな」
「……これだから大人は」...高次情報電詩戦記VOCALION #6
クラスタード
選べ、何を守るのか。
選べ、誰を守るのか。
叫べ、高ぶる感情を。
叫べ、真実の価値を。
己の心に在るのは尊い感情。
痛烈なる思いを抱きながら一人歩み続けてゆく存在。
誰が為ではない。私は、貴方の為だけにこの身を擲つ。...激昂のガルシュナ 序章
にゃお丸