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  • ロミオとシンデレラ 第一話【ロミオとジュリエット】 目白皐月さん 閲覧数:5,251
    2012/01/07
    17:22

     注意書き
     この作品は、doriko様の「ロミオとシンデレラ」を題材に、黒刃愛様が作成したPVにインスピレーションを受けて書いた小説です。
     さて、この小説は、以下の設定になっています。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ12【もっと】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:3,809
    2011/04/02
    18:59

    ※この先、レンリンCP要素強めです。
    「お仕置き・・・?」
    「そ。まぁ消毒もしてなかったし丁度いいな」

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 6【快楽と恐怖】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:2,375
    2011/04/02
    19:13

    ※この先、卑猥な表現があります。
    「あ!リント君おかえりぃ」
    「おーリンちゃん眠そうだね」

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ19【my story】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:2,117
    2011/04/05
    13:16

    レンはどこからか小さな箱を出した。
    「リン・・・これ」
    珍しく真っ赤になるレン。

  • ロミオとシンデレラ 第二話【その安らぎは薄暗く】 目白皐月さん 閲覧数:1,938
    2011/07/18
    23:22

     次の日、普段どおりに登校したわたしは――車で送り迎えしてもらっているので、遅刻することはまずない。たとえ足を痛めていても――教室に入ると、自分の席についた。始業まではまだ時間がある。時間を潰そうと、わたしは持ってきた文庫本を広げた。
     そんなとき、後ろから声をかけてきた相手がいた。
    「おはよう、巡音さん」

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ17【私のロミオ】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,918
    2011/04/03
    16:58

    ※卑猥な表現があります。ご注意ください。
    小さい頃、私はシンデレラになりたかった。
    でも、今の私はジュリエットだとお母さんは言った。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 7【救ってくれた手】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,909
    2011/03/21
    20:15

    「レン君」
    助けに来て欲しいと思ったらレン君が来てくれた。
    都合が良すぎると思った。

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 第一話【大丈夫?】 目白皐月さん 閲覧数:1,885
    2012/01/07
    17:21

     注意書き
     この作品は、doriko様の「ロミオとシンデレラ」を題材に、黒刃愛様が作成したPVにインスピレーションを受けて、私が書いた小説『ロミオとシンデレラ』の、レン視点バージョンです。レン以外に、ミクなどの視点が入ります。
     もともとは頭の中を整理するために書いていたのですが、割とまとまって一つの作品としても読めると判断したため、掲載することにしました。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ11【call my name】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,809
    2011/03/30
    13:06

    あたしは家を飛び出した。
    行く当ても無いけど、自分の足が目指しているところはレン君の家だった。
    ピーンポーン

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【妖しい誘い】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,808
    2011/03/14
    21:24

    ピピピピッ
    朝からなる電子音。これを目覚まし時計といいます。
    本日は昨日とは異なり、6時30分を指しております。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ8【知らないこと】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,805
    2011/03/22
    23:19

    「レン君ごめんねーこんな時間に・・・」
    「いーよ。俺がそーしたかっただけ。ほっとけねーし」
    レン君は何も言わずに手を握ってくれた。

  • ロミオとシンデレラ 第三話【クオの困惑】 目白皐月さん 閲覧数:1,751
    2011/07/21
    18:44

     その日の昼、ミクからメールが入った。「放課後ちょっと相談したいことがあるから、いつもの喫茶店に来てね」と書いてある。一緒に住んでいるんだから、わざわざ俺を呼び出さなくてもいいと思うんだが。
     ミクは俺の従姉だ。俺の両親は現在仕事で海外赴任中で、俺は父親の兄である、ミクの父のところに中三の時から預けられている。同い年のミクは、外見はすごく可愛い。いや実際、そこらのアイドルなんか目じゃないぐらいに可愛い。スカウトが来ないのが不思議なぐらいだ。でも性格の方はというと……。
    「あっ、クオ!」

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ5【迷い】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,745
    2011/03/15
    23:37

    「リント君一人なのかー寂しいよねー私はなれてるけどねー」
    独り言をぶつぶつ言いながらお泊りの用意をする。
    本当によく出張する親だなぁ・・・

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ15【全ての元凶】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,728
    2011/04/01
    15:27

    「・・・・・・・・・・・・・・は?」
    俺は亞北ネルと向かい合って話している。
    「だからぁ、ヨリ戻そう?」

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ10【悲劇のジュリエット】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,705
    2011/03/28
    14:57

    「・・・マジで」
    「うん、ごめんね。嘘ついてたの」
    もっと私を見て欲しかったから。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 1【サボりから始まる出会い】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,685
    2011/03/13
    20:51

    「ああ~寝不足~」
    私は鏡音リン。中2です。思春期真っ盛りです。
    時計を見ると、まだ6時半。まだまだ大丈夫じゃん☆あと10分...

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ18【シンデレラ?】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,677
    2011/04/04
    15:58

    私はシンデレラになりたかった。
    でも、シンデレラは計算的な女の子だなぁとも思ってた。
    だって、ピッタリのはずのガラスの靴がそう簡単に脱げるわけがないでしょう?

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ9【唄と素直な気持ち】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,662
    2011/03/23
    18:50

    たたたたっ
    朝の町並みは晴れているせいか、いつもより輝いて見える。
    レン君は今日もいるのかな―――

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ14【二度目の恐怖】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,642
    2011/03/31
    15:42

    「ただいまーレン。今日は話があ・・・」
    菜美さんはにっこり笑った。
    やっぱりいい人だなぁ・・・

  • ロミオとシンデレラ 第四話【まるでもの凄い鍛冶屋の中に】 目白皐月さん 閲覧数:1,633
    2011/07/25
    19:35

     劇場で足をくじいてから一週間が過ぎて、また日曜日がやってきた。もともと予定の入っていなかった日だし、足もまだ痛むので、当初は自宅で大人しくしている予定だった。けれど、ミクちゃんから「うちに遊びに来ない? 一緒にホームシアターで映画でも見ましょう」とお誘いが来たので、出かけることにした。
    「リン、出かけるのか?」
     出かける支度をして階下に行くと、珍しくお父さんがいた。お父さんは仕事が忙しいので、休日でも家にいることは少なかったりする。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ16【あなたにならば】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,617
    2011/04/01
    16:56

    「リン、もう暗くなる。リンのお父さんが嫌がるだろうから、俺は途中までしか送っていけない・・・けど」
    「?」
    「――夜、リンの部屋に行くから」

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 最終話【この瞬間よ永遠なれ】 目白皐月さん 閲覧数:1,593
    2012/07/19
    18:16

     向こうに行く準備が整うまでの間、俺とリンは、俺の家で過ごすことになった。すぐにでも発ちたかったけど、やらなければならないことがある。姉貴も交えてどうしたらいいかを話し合い、次の日から行動を開始した。
     俺と一緒に向こうで生活するとなると、当然、今の学校は辞めなくてはならない。相談の結果、リンは向こうの大学に編入することになり、手続きに追われた。
     そして大事なことがもう一つ。俺とリンは、二人で役所に行って、婚姻届を出した。二十歳でこんなものを提出するのは、早すぎるかもしれない。でも、とにかくリンと引き離されたくなかったんだ。ずっと一緒にいるんだって、証明したかった。証人には、姉貴とカイトがなってくれた。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ13【悲劇か喜劇か】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,565
    2011/03/31
    13:51

    私達は何も言わないのに手を繋いだ。
    まるでテレバシーみたいに・・・
    そういえばグミが恋人にはテレパシーがあるんだよって言ってたっけ・・・

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【過去の傷】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,529
    2011/03/14
    18:59

    「た、だいま・・・」
    「リン!どうしたの?」
    「お母さん・・・なんか頭痛くて・・・学校行かずに帰ってきちゃった」

  • ロミオとシンデレラ 外伝その四十【夜更けの出来事】 目白皐月さん 閲覧数:1,479
    2012/09/27
    19:04

     注意書き
     これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の外伝です。
     主役の二人が家を出て、一緒に暮らしている時の話です。

  • 【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 2【屋上で】 楪 侑子@復活!さん 閲覧数:1,464
    2011/03/13
    21:40

    「着いた」
    廃れたビルは5階建て。
    忘れられたようにひっそりと立っていて、一目で気に入った。

  • ロミオとシンデレラ 第七十五話【生と死の狭間で】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,456
    2012/05/27
    19:05

     ずいぶんと時間が経過したように思えたけど、実際はそうでもなかったんだろう。とにかく警察がやってきて、ソウイチさんは連行された。もう大丈夫と言われたので、わたしとハク姉さんも部屋の外に出る。わたしの姿を見たお母さんは、蒼白になって駆け寄ってきた。
    「リン!」
     わたし、きっと、ひどい姿なんだろう。鏡を見る余裕がなかったから、どんな姿なのかわからないけど。お母さんが、わたしを抱きしめようとする。瞬間、左の肩に激しい痛みが走った。思わず悲鳴をあげてしまう。

  • ロミオとシンデレラ 外伝その五十一【人生を愛で計ろう】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,448
    2013/01/17
    18:46

    「リン、あんた、結婚式あげてないでしょ」
     わたしたちがお母さんを見舞ってから、半年が過ぎていた。お母さんの状態はあまり良くないらしく、わたしはニューヨークで仕事をしながらも、心配で胸が潰れそうな毎日を送っていた。
     そんな中、突然ハク姉さんが電話をかけてくると、真っ先に言ったのが、上の言葉だった。

  • ロミオとシンデレラ 第五話【クオの受難】 目白皐月さん 閲覧数:1,434
    2011/07/28
    19:51

     ミクが立てた「レンと巡音さんをくっつけよう大作戦」というのは、二人を同時にミクの家に呼び出して、話す機会を作ってあげよう、というものだった。
    「そんなんでうまく行くのか?」
    「絶対うまくいくわよ!」

  • ロミオとシンデレラ 第六話【ガラスの覆い】 目白皐月さん 閲覧数:1,420
    2011/08/13
    23:42

     あれこれあった上映会から帰ると、玄関の前に見覚えのある高級車が止まっていた。……神威さんが来てるのね。
     家の中に入ると、応接室の方からお父さんの機嫌の良さそうな声と、それに相槌を打っている神威さんの声が聞こえてきた。神威さんは、ルカ姉さんの婚約者。お見合いをしたのは二年前。話はあっという間にまとまり、一ヶ月ぐらいで二人は婚約した。我が家は娘しかいないから、神威さんは婿養子に入ることになっている。お父さんとしては、すぐにでも式をあげさせたかったみたいだけれど、神威さんが「若輩者なので結婚はもう少し待ってほしい」と言いだしたので、二人はまだ婚約者のままだ。
     でも、そんなにしないうちに結婚するんだろうな。ルカ姉さんと神威さん。

  • ロミオとシンデレラ 最終話【笑顔と涙とわたしの人生】 目白皐月さん 閲覧数:1,364
    2012/07/19
    18:15

     レン君と一緒に家を出たわたしは、しばらくレン君の家に泊めてもらうことになった。その日の夜、レン君やお姉さんを交えて今後のことを相談した結果、わたしはレン君と一緒にニューヨークに行くことにした。レン君は最初からそのつもりだったし、わたしも異論はなかった。ただ、すぐにとは行かない。大学のことがあるし。お世話になった先生にも、ちゃんと話をしておきたい。
     次の日から、わたしは準備に駈けずり回ることになった。大学に届けを出し、先生のところにも、挨拶に行った。先生は驚いていたけれど「巡音さんにはその方がいいかもね」と、最後には言ってくれた。
     することは、他にもあった。お役所に言って婚姻届の不受理を撤回し、その場でレン君との婚姻届を提出したのだ。レン君には「順序が滅茶苦茶でごめん」と謝られたけど、わたしの抱えている事情が事情だから仕方がない。巡音の戸籍に入ったままだったら、またお父さんに何かされそうという不安に苛まれてしまうし。

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 第六十五話【夜は恋人たちのものだから】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,323
    2012/04/30
    23:48

     安心させたところにこんな話をして、大丈夫だろうか……。でも仕方がない。もともと、この話をするために来たんだ。
    「……家族と話し合って決めたんだけど、俺、しばらく母さんとニューヨークに行くことにした」
     俺の言葉を聞いたリンは、驚いた様子で顔を上げ、こっちを見つめた。

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 第六十八話【君がくれた手紙】 目白皐月さん 閲覧数:1,314
    2012/06/09
    22:16

     大学で何を勉強するのかはかなり悩んだけど、ここニューヨークは舞台の本場だけあって、演劇に関しては教える方も一流だったりする。舞台への強い興味を捨てきれず、俺は演劇を専攻することにした。つぶしがきかないわよ、と、母さんには散々言われたりもした。でも、やりたいことに思い切りぶつかるのもいいかもね、と、最終的には言ってくれた。
     リンとの文通は、以前と変わらずに続いていた。時々、写真も同封されている。写真の中のリンは、いつも少し淋しそうだった。往々にして、隣に全開の笑顔の初音さんが映っていたりするから、余計そう感じるのかもしれない。……もしかしてこの写真、クオが撮っていたりするんだろうか。クオの仏頂面が頭に浮かび、俺は少し微笑ましい気分になった。
     そうこうするうちに、大学に入学して二年めの冬を迎えた。相変わらず帰省していないので――俺が大学に入ってからは、母さんは自分だけで帰省するようになった――当然、年越しもニューヨークで迎えることになる。一月の半ばには、リンから「成人式に出た」と、振袖姿の写真が送られてきた。……日本にいることができれば、こういったイベントにも、リンと一緒に参加できたのに。

  • ロミオとシンデレラ 第六十九話【まだ諦めてはいけない】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,261
    2012/04/30
    23:41

     あ、レン君の話はまだ途中だったんだ。わたしったら、自分のことにかまけてばっかり。
    「ええ……ごめんなさい、遮ってしまって」
     わたしがそう答えた後、レン君はまたしばらく黙っていた。言いにくい話みたい。安心したのに、また心の中に不安が広がっていく。

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 第六十九話【最悪の日々は終わりを告げて】 目白皐月さん 閲覧数:1,220
    2012/06/26
    23:31

     もうリンをあっちに置いておけない。そう考えた俺は、姉貴にそう伝え、リンには、「心配している」という内容の手紙を書いて送った。ことは簡単に運ばないのはわかっていたが、何もせずにはいられなかったんだ。けど、リンからの返事は来なかった。手紙を書くこともできないほど、辛いらしい。
     じりじりするうちに時間は過ぎて、三月になった。そんなある日。姉貴から連絡が入った。話がついたので、とにかく一度、日本に戻ってこいと。俺は飛行機のチケットを取り、手続きをして、あわただしく帰国した。
    「リンは?」

  • ロミオとシンデレラ 第七十七話【水晶の心が砕ける時】 目白皐月さん 閲覧数:1,203
    2012/06/26
    23:29

     わたしはどうして、生きているんだろう。
     たまに、そう思ってしまう時がある。そういう風に考えるのはよくないのだろうけど、自分が生きているのが不思議に思えることがあるのだ。
     部屋に閉じこもって、ミミを膝に抱いて撫でながら、ぼんやりとする。ソウイチさんに殴られてからというもの、わたしはそんな風にしてばかりいた。お父さんに急に部屋に来られる心配がなくなったから、ミミはたいていは、わたしのベッドの上にいる。寝る時は、いつもミミを抱いて寝た。

  • ロミオとシンデレラ 外伝その三十六【知らなくてもいいこと】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,193
    2012/07/26
    18:36

     その日の夜、俺は電話で兄と話をした。内容は当然、今日のことである。
    「やれやれ……それは、気が滅入るな。自分より年下の義母か。そんなドラマみたいなことが起きるとは」
     電話口の向こうで、兄は呆れを含んだ声をあげている。

  • ロミオとシンデレラ 第五十五話【孔雀の羽根】 目白皐月さん 閲覧数:1,188
    2012/02/23
    20:14

     わたしたちはその後、オペラを見た。ロッシーニの喜劇『チェネレントラ』お話は当然、『シンデレラ』なのだけれど、『チェネレントラ』では、魔法は一切出て来ないので、「おとぎ話」という雰囲気はそんなにしなかったりする。カボチャの馬車もガラスの靴も出て来ないし。でも、とても明るくて楽しいオペラ。喜劇を得意とした――実際は悲劇も作っているのだけれど、やっぱり彼は喜劇の人だと思う――ロッシーニらしい、明るい軽快な音楽が特徴だ。序曲からして軽やかで楽しい。もっとも、実は他のオペラの序曲の使い回しだったりするのだけれど。ロッシーニという人は音楽を使い回していたことでも、有名だったりする。ものぐさなのか、それともただ単にドジだったのかまではわからないけれど。
    『チェネレントラ』は二幕ものなので、一幕と二幕の間で休憩を取って、お茶にする。お茶菓子はわたしが持ってきたケーキとクッキーだ。ミクちゃんもレン君もケーキを褒めてくれたので、わたしはほっとした。もちろん自分で食べてみて、美味しいと思うものを持ってきてはいるのだけれど、やっぱり人に食べてもらう時は緊張する。
     オペラが終わると、わたしはもう帰らないといけない時間になってしまった。……淋しいけれど、仕方がない。ミミを一度箱に戻して、ミクちゃんからもらったプレゼントと一緒に、手提げに入れる。ちなみに、ミクちゃんからのプレゼントは可愛いブレスレットだった。ミクちゃんは、可愛いものと綺麗なものを見つけ出す感覚に優れている。

  • ロミオとシンデレラ 第五十四話【もつれた糸玉】後編 目白皐月さん 閲覧数:1,151
    2012/02/16
    18:43

     言われた意味を理解するまで、またしばらくかかった。カードの文章は、ミミがロジャーに気持ちを告げるところのもの。ずっと愛していたって……。
     それって……レン君がわたしを好きだってこと? ロジャーがミミを好きなように? いえ、台詞はミミだけど……いやだ、なんだか頭が上手く回らない。
     心臓の鼓動が早くなって、頬がひどく熱い。わたしは、レン君の顔を見ていられなかった。下を向いたけど、心臓の鼓動は落ち着いてくれないし、顔も熱いまま。何がどうなっているの? わたし、どうしちゃったの?

  • アナザー:ロミオとシンデレラ 第三話【何故ならそれこそが恐怖だから】前編 目白皐月さん 閲覧数:1,150
    2011/08/07
    23:45

     土曜日の夕方。俺が自分の部屋で課題を片付けていると、携帯が鳴った。かけてきたのは……クオか。
    「もしもし」
    「よう」

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