タグ一覧 > タグ『二次創作』の作品

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#1【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:3,810
    2013/07/25
    00:22

    1. 怪盗少女と春陽の日々
    朝刊の一面を騒がせていたのは、葛流【かづる】市立博物館の展示物、「月の雫」と呼ばれるダイヤモンドの窃盗未遂と同博物館の建造物損壊事件だ。窃盗犯と損壊犯らの関係性は皆無で、月の雫が盗まれるのを阻止したのが損壊犯とされる女だが、その際壁の一部にレーザー光線のような光で直径一メートル程の大きな穴を開けており、これが今回の主容疑となっている。月の雫は葛流市と姉妹都市であるオーストラリア、エンブリッジ市の宝で、今回は都市親交深化の一環で貸与され、記念展示されていたものだった。世界に名だたるサンドロップに対を為す真円の美しいイエローダイヤモンドで、その輝きは妖艶な月の様だと称賛されている。これを狙った国際的な窃盗団の可能性も視野に入れ、ICPOの協力の下、県警が調査に乗り出している。また女には目撃証言があり、黒いパーカーのフードを目深にかぶり、眼帯と杖のような物を所持していた模様。そして自ら「怪盗☆ゆかりん!」と名乗りを上げたという。光学兵器の所持、使用の観点から武器等製造法などの余罪も視野に入れ、窃盗犯同様、損壊犯の逃げた足取りを目下捜索中である。
    うららかな朝の電車はゆっくりとした時間が流れていた。昔ながらの単線鉄道私鉄葛流線。葛流市中心部と主要路線を結び、四十年ほど前は地場産業を支えてきたが、宅地化が進み現在では通勤を始め住民の足となっている。ゆかりはこのゆったりとした時間が好きだった。耳を澄ますと、自分が通う葛流中央高校の学ランを着た男子生徒二人の話し声が聞こえた。いや、彼ら以外にも女子学生やサラリーマンたちも専ら昨日の窃盗未遂事件の話でもちきりである。

  • 【自己解釈】Persona Alice ゆったさん 閲覧数:3,468
    2012/02/25
    01:46

    ―それは、遠い世界でのお話。
    ある所に、魔女に「他人の顔を見ると死んでしまう呪い」をかけられた女の子がいました。
    彼女は呪いのかかった日から、ずっと独りで薄暗い日々を暮らしており、親にも友達にも、もう何年も会っていません。

  • master of the court―第死話 冥界の主と最後の審判― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:2,629
    2011/06/17
    03:38

    私は腕を伸ばす。視界は暗闇で何も見えない。
    娘は…私の愛しい娘はどこだ?
    私は更に前へ前へと腕を伸ばしていく。辺りは寒気がするほどに寒く先ほどまでの暑さが嘘のようだった。しかし先ほどまで腕の中に感じていた温もりまで同時に奪われてしまった。私は、必死にその温もりを求める。

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#4【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:2,179
    2013/08/17
    04:56

    4.女子高生、怒りの鉄槌
    世間の話題になりつつある怪盗ゆかりんではあったが、今は損壊犯として警察に追いかけられ、怪盗と名乗ったばっかりに盗みを働いているのが世間のイメージだった。厄介事が増えそうなので止めてしまっても良かったが、自分のせいで警察の人材が割かれ、友人のずん子が痴漢被害に苦しむのを間接的であれ目の当たりにしてしまった。このような事案ならもちろん女子学生が単独でどうこうできる問題ではないが、指名手配犯であれ、怪盗ゆかりんになら今すぐにずん子を救える。現実的に考えて警察が動くには時間が掛かっる。犯人逮捕までの間、ずん子の登校が遅れるようなら、彼女の未来への扉が少しずつ閉ざされていく。黙って見過ごしたくは無かった。
    そんなゆかりが目指したい怪盗ゆかりんの今後の方向性は、弱い者の味方、だ。出来れば義賊として活躍し、世間のイメージを少しでも良い方向に持っていけば博物館の壁の一件もお咎めが軽くなり、ダイヤを守った件をきちんと評価してくれると考えた。

  • カゲロウプロジェクト 12話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:1,927
    2012/05/27
    20:57

     そういえば、ヒビヤにとって知らない人間の存在が多い。
     例えば如月モモがそのひとりだ。
     彼女はヒビヤがいる前から居たらしく、ヒビヤの前に入ったマリーよりも前に入ったらしいので、それを知るのはシンタローと、キドともう一人の――確か名前はカノという――男だけか。

  • 【ヴェノマニア公の狂気】黄色い悪魔の狂気【二次創作】 ふるぬっこさん 閲覧数:1,684
    2010/07/31
    15:05

    悪ノPさん作、ヴェノマニア公の狂気の二次創作です。
    そういえばリンが出てこなかったよね、契約した悪魔ってリンじゃないの?
    という妄想から発展したものです。

  • 《悪ノ》シリーズ二次創作「罪と罰と祈りの手」 真夜_kさん 閲覧数:1,463
    2008/07/14
    13:30

    《悪ノ》シリーズ二次創作小説「罪と罰と祈りの手」
    mothy_悪ノP 様(以下原作者様)制作の原曲「悪ノ娘」「悪ノ召使」から、真夜が勝手に妄想したものを文章化した二次創作です。
    歌詞・ストーリー著作権は原作者様に帰属し、作品の複製・転載は原作者様の意思に基づきます。また、真夜は原作者様、その他制作に携わった方々とは何の関係性もありませんことを、あらかじめご了承下さい。

  • 僕―7番目の僕①― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:1,100
    2011/04/16
    17:58

    ガチャ…
    僕は漆黒の扉を開き中に入る。部屋の中は白と黒に固められている。今僕が入ってきた扉も真っ黒だったが、天井は白、丸い机は黒、壁は白で2脚の椅子は黒と何もかもが白と黒だった。そして、その椅子の1脚には歌を歌っている少年が座っていた。
    「いらっしゃい、僕。僕の名前はレン。」

  • カゲロウプロジェクト 最終話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:1,064
    2012/09/28
    00:19

    【15】
    「あーっ、暇っすねー」
    「セトにカノも……どうしてここに残ったんだ? 別にどっか行けばいいのに」

  • カゲロウプロジェクト 24話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:1,024
    2012/07/22
    17:26

    (この前に『チルドレンレコード【自己解釈】』をご覧いただけると、更に楽しめます。)
    「……」
     テレビを見ていたメカクシ団員全員はこれを見て、唖然としていた。顔文字にするなら「(゜д゜)」って感じだろう。

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#2【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:1,010
    2013/08/01
    01:09

    2.弓道少女の秘めたる想い
    昨日の別れ際、変わった様子は無かった。むしろいつも通りで、明日の朝、同じ時間、同じタイミングでおはようと挨拶を交わすものと思っていた。ホームルームから流れるように一時限目の数学の授業に入るのだが、マキはその内容が全く頭に入って来なかった。そもそも数学が苦手と言うこともあり、普段から頭に入って来ていなかったが、今日はなおさらだった。
    「ずんちゃんお休みって言ってたけど・・・」

  • カゲロウプロジェクト 13話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:960
    2012/05/28
    01:32

     彼が思い出す――たった昔の話。
     彼がニートとして生活する――少し前の話。
     彼は当たり前のように、男子高校生である。それは分かりきったことなのだ。

  • 【悪ノ召使】二次創作小説 椎名愛栖さん 閲覧数:936
    2009/03/04
    19:01

    期待の中、僕らは生まれた。
    祝福してくれるのは教会の鐘のみ。
    双子は不吉だ、とか

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#8【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:931
    2013/09/12
    00:26

    8.傷心少女と家族の絆
    本日未明。白木市の雑居ビルに強盗が押し入り、従業員二名が負傷し拘束されて、現金三百万円が盗まれていた。匿名の通報により発覚し、昨晩遅くに従業員が侵入者の形跡を確認すると、「怪盗ゆかりん」と名乗りを上げ暴行を加えられ気絶させられた上、ロープで拘束されてしまったとの事。ところが「怪盗ゆかりん」の遺留品と思われる黒いうさぎの顔をしたメッセージカードから、葛流市内の教会襲撃の実行犯と、その土地を不正な方法で入手したとあり、警察は事件の関連性を慎重に調査すると共に、二人の男からも事情を聞いている。
    「してやられちゃったね・・・」

  • master of the court―第三話 内戦の始まりと終わる裁判― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:925
    2011/06/15
    19:27

    「裁判長。次の裁判の資料です。」
    「ああ、そこに置いておいてくれ。」
    「失礼します。」

  • 【ネタ】 レン君と悪ノワールドに行ってみた。 Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:913
    2011/06/08
    04:53

    この話は僕(ライト)の完全なネタです。
    いつも以上に二次創作、自己解釈要素が高いです。
    公式設定ではありません。また原作者様となんら関係もないのに好き勝手書かせていただいています。

  • 【小説化してみた】 ネギライス 時給310円さん 閲覧数:890
    2009/01/04
    11:07

    この小説は、nagi-Pの作品『ネギライス』へのリスペクト小説です。
    最後のオチに全俺が泣いたので、勝手に小説化させて頂きました。
    素晴らしき作品に、敬意を表して。

  • 【最終幕】悪ノ物語【悪ノ召使独自解釈小説】 白銀朔さん 閲覧数:885
    2009/02/05
    12:01

    時間はたっぷりあった。
    死を待つこのうすら寒い空虚な時間は永劫に続きそうで、
    恐怖やらなにやらを越え、諦観したような気持ちで僕は薄汚い天井を仰ぎ見た。

  • 【一幕】悪ノ物語【悪ノ召使独自解釈小説】 白銀朔さん 閲覧数:879
    2009/02/05
    10:48

    『悪ノ召使』一幕
    「ねえ、レン。レンはどうして髪の毛伸ばしてるの?」
    「願掛けですよ。」

  • カゲロウプロジェクト 19話【自己解釈】 auroraさん 閲覧数:864
    2012/06/02
    19:34

     雨が降ったのはもうどれくらい前だろう。
     彼女がトラックに轢かれるのはもう何回体験しただろ。
     ――そして、それを見て、吐瀉物を吐き出すのも。

  • 母の温もり―五番目のピエロ(Ⅰ)― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:864
    2011/06/23
    19:24

    シャン、シャン…
    レンガ作りの道路、ゴミ箱の置かれた狭い路地…
    閑静な住宅街に似合わぬ鈴の音が響く。

  • master of the court―第一話 悪徳裁判官と汚された法廷― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:862
    2011/06/14
    18:59

    「ガレリアン=マーロンをUSE暗星庁最高裁判所裁判長に任命する。」
    「被告人は前へ…」
    「裁判長…奥様と娘さんが…」

  • 人柱ALiCE からすびとさん 閲覧数:819
    2010/04/18
    19:37

     
    人柱ALiCE
    とある我侭な小さな夢と、

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#3【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:818
    2013/08/10
    07:09

    3.肉体派女子の苦悩な日々
    桐生まな美。葛流博物館の事件以前は刑事生活安全課強行盗犯係巡査長という肩書きだった。普段から事件解決の為に心血を注ぐうら若き二十七歳。検挙率も高く希代のエースと影でささやかれながらも、頭のつかえている縦社会では爽やかな上目立つ存在は言うまでも無く疎まれもしていた。
    「はぁ・・・」

  • master of the court―第二話 箱庭の娘と大罪の器― Raito :受験につき更新自粛><さん 閲覧数:818
    2011/06/14
    23:20

    ガチャ…
    「る~り~ら~る~り~ら~」
    「ただいま。」

  • 【後日譚】悪ノ物語。赤ノ疑問【悪ノ召使独自解釈小説】 白銀朔さん 閲覧数:795
    2009/02/05
    12:12

    悪の女王は死んだ。
    私たちが殺した。狂った悪魔は最期まで笑って、私は彼女を憎み切った。
    彼女は泣きもせず、、騒ぎもせず、絵に書いたような悪だった。

  • カゲロウプロジェクト 14話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:790
    2012/05/29
    21:00

     今日も彼の目に地球なんて見えない。空しかない。
     いつも――彼は独りで部屋で何かを考えている。
     けれど、アラームはそれを破る。

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#5【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:773
    2013/08/23
    00:24

    5.音楽少女の奉仕な週末
    常総新線に怪盗ゆかりんが現れたという情報はインターネットを通じて瞬く間に広がった。人物特定出来るスチルは撮られていなかったが、数多くの目撃者が騒いだ結果だった。一方で、ゆかりとその友人ずん子に強制わいせつを働いた男は鉄道警察に確保された後、葛流警察署へ連行された。大手建設会社の社員で、葛流市の再開発計画の為単身赴任でやってきたのだが、激務によるストレス発散の一環として気の弱そうで母性溢れる女子高生をターゲットにしたと供述していた。だが今回逮捕の決め手となった被害者の女性に関しては、付け狙っていた女性と勘違いしてやってしまったとの事。だが新聞には怪盗ゆかりんの記述は、あまりに荒唐無稽だったためか書かれなかった。
    朝食後、普段新聞を読まないゆかりが食い入るように痴漢騒動の記事を見ていたため、出社前の父親にからかわれた。本当の事など言るはずもないので、強がって大人ぶってみたが、いつまでも子供のままでいいんだぞ、と頭をポンと優しく撫でられた。ゆかりはむくれながらも出社する父親を玄関まで見送ると、気を付けてね、と見送った。

  • カゲロウプロジェクト 26話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:751
    2012/07/05
    00:18

    「キドさんって、何の仕事してるんですか?」
    「……まるで、俺が仕事をしてないかのような言い種だな」
     そんなことをいいながら、キドはヒビヤに冷たい視線を送る。メカクシ団に入り直して月日は浅い(そもそも最初にメカクシ団に入った期間は微々たるものだ)ので、様々なことを聞こうとしたのだが、それがキドの逆鱗に触れてしまったらしい。

  • カゲロウプロジェクト 16話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:745
    2012/05/29
    23:02

     空を見ているのは、シニガミと言われる化け物だった。
     それは女性のような風体でもあったが、でも結局は化け物として扱われるのに性別なんて関係なかった。
     そんな昔のような、今のような、けれど現実離れのようで、空想のような話がある。

  • 【三幕】悪ノ物語【悪ノ召使独自解釈小説】 白銀朔さん 閲覧数:744
    2009/02/05
    11:45

    翌日、緑の国への進軍の準備が始まった。
    姫様は昨日も泣いたのだろう、泣き腫らした顔のまま。
    僕はあの後目を冷やして湯気を吸い、蜂蜜を飲んだおかげて少しはまともな声も出るし目は赤らんだ程度。

  • 【二幕】悪ノ物語【悪ノ召使独自解釈小説】 白銀朔さん 閲覧数:739
    2009/02/05
    11:24

    姫さまは恋をした。
    彼女の周りにいるのは大臣達とお付きのたくさんの侍女。
    自分とかわらないくらいの男性は僕だけだった。

  • カゲロウプロジェクト 15話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:736
    2012/05/29
    22:12

    「いやあ、君にちょっと言いたいことがあってさ」
     彼女は小さく呟いた。
     そして、

  • カゲロウプロジェクト 26話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:732
    2012/07/24
    15:57

    (はじめに『カゲロウプロジェクト【二次創作】』1~23話をご覧いただけると更に楽しめます。)
     次の日。
    「……あのやろう。さっさと電話を切りやがって」

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#7【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:685
    2013/09/02
    23:08

    7.怪盗少女は夜空を舞う
    「ファンシー・ザ・ゆかりん、メーイクアーップ!」
    ゆかりは喋る人形、うさりんを空高く放り投げた。空中で一回転するとともにその目が激しく光りはじめ、やがてそれに飲み込まれていった。光の中では彼女が着ていた服が怪盗ゆかりんのコスチュームに置き換わる。二の腕まで袖のある紺のロンググローブ。赤みがかった桃色の二―ソックスに紺のロングブーツ。だが結わく紐はソックスと同じディープピンクで小粋だ。身体に纏う紺のワンピースは双肩を大胆に露出した大人っぽさがある。だが腰に巻かれた特大リボンで可愛さも忘れずアピール。首には蝶結びのリボンが飾り付けられた、喉元を大きく隠す黒い付け襟。最後は怪盗ゆかりんのトレードマークと言っても良い長耳付きのベレー帽。うさぎを模したかのような外観のインパクトと、跳躍時に後ろへ流れる美しさに目を惹かれる者は多い。右手に持ったウサギ顔シルエットの眼帯を右目に当てて装用すると、光の中からゆかりんが飛び出してきた。

  • カゲロウプロジェクト 25話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:678
    2012/07/22
    17:41

    「……白紙だらけだ」
    「ん、どうかした?」
    「いや、別に……」

  • 【結月ゆかり】怪盗☆ゆかりん!#6【二次小説】 たがーる(多賀モトヒロ)さん 閲覧数:670
    2013/09/02
    23:12

    6.快活少女の一縷の涙
    ミサ当日。ゆかりも顔だけでもいいから出すようマキに言われていたので、開始の九時に間に合うよう、通学と同じ時間に家を出た。ところが、出発して間もなくマキからの着信が携帯に入るのだった。
    「おはよう。どうしたの?」

  • カゲロウプロジェクト 18話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:664
    2012/06/01
    23:32

     窓の外は大きな飛行機がまるで鳥のようにざわめいていた。当たり前のようだがラジオで言っていた「落ち着いて行動してください」云々は無視して、渋滞となっていた。エネは自転車に乗り込もうと思ったが、その渋滞を見て一つ舌打ちをして、歩くこととした。
    「……ヘッドフォンでもつけるとするか……」
     エネは常にと言ってもいいほどヘッドフォンをつけている。それが彼女のアイデンティティーであり、オリジナリティーでもある。

  • カゲロウプロジェクト 23話【二次創作】 auroraさん 閲覧数:662
    2012/06/11
    23:55

     作戦会議の場所へ着くやいなやリーダー格の女性に睨まれた。
    「や、やぁ……キド」
    「二十分遅れだぞシンタロー。貴様が遅刻とは珍しいな」

  • 『グミナ=グラスレッドの独白』 栖夏さん 閲覧数:662
    2011/11/16
    17:49

    『グミナ=グラスレッドの独白』
     アスモディン地方、故郷を離れてからそれなりの時間が経っていた。ヴェノマニア事件の被害者かつその加害者サテリアジス=ヴェノマニア公の幼馴染みである彼女、グミナ=グラスレッドはエルフェゴートへと亡命すべく馬車の中で一人揺られていた。しかし彼女はいたって平静だった。他の被害者らがショックやヒステリー状態になっている時でさえ、彼女は何か一つの概念に取り憑かれたように熟考し続けていた。そして今、彼女は重々しくもどこかすっきりしたような気持ちであるようだった。彼女は自分の足下をぼうっと見ながら、考えていた。
    ―――――どうして私はこんなに落ち着いているのだろう。恥じる思いも鬱蒼な気持ちも全て、今の私には持ち合わせていない。そしてこの妙に納得出来てしまったような感覚は一体何なんだろう。サテリアジスに対しての同情?私自身の悲しみ?いや、どちらでもないわ。こういった感情を"責任感"と呼ぶのかな。

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