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「今宵の月は、少し陰りが見えるな…」
神威がくぽ、神威道場の師範。彼はいつもの厳しい稽古を和音マコに施した後、夜も更けた竹藪の入口の石に腰を下ろして休んでいた。僅かな夜風が、草木の葉を飛ばしてくる。そんな空気の中、がくぽは一人涼んでいた。彼は酒も飲まなければ、煙草も吸わない。口にするのは、一汁三菜...「VOCALOID HEARTS」~第30話・陽忍部隊~
オレアリア
「どこを見ているでござるか?」
「…かはっ!?」
「勝負あり…まったくこの程度では師範代も務まらないでござるな。赤子の方が歯応えあるのではなかろうか?」
「…くっ!もう一度お願いします!!」
「残念だが、今のお前に拙者と手合わせする資格はない。出直して来るがよかろう」
「な…なぜですか!?」
「それ...「VOCALOID HEARTS」~第11話・神威旋響流~
オレアリア
サビ
きりえ切り(5) きりえ切り(5)
きりえ切り(5) きりえ切り(5)
まいて(3) さいて(3) ヒラヒラ(4)
ああ(2) 綺麗?(3)
Aメロ(ショート)
特別なことではないのだけど(15)
ぶどうのツヤが見たくなりました(15)
Bメロ
水を含み(6) 水を弾く(6)...切り絵遊び
佐々
今回のお話はUTAU達のお話。
のその一人のテトのお話。
「ゴホッゴホッ」
テトが咳をしながらニ階から降りてきた。
「どうしたの?テトちゃん」
とテッドが聞くと、
「風邪ひいたみたい」
テトが辛そうに返事をした。
「それなら早く休んだほうがいいよ重症になっちゃ困るし」
とマコが言った。...テトの長いような長くないような一日 1
ドロシー
靴に爪先入らないなら
さあ 斬り落とし 王子の元へ
馬鹿な女 白鳩気付き
そっと囁く 血塗れの靴
靴にかかとが入らないなら
さあ 斬り落とし 王子の元へ
馬鹿な女 白鳩気付き
そっと囁く 血塗れの靴
灰かぶり姫 真っ赤な靴に
足を入れたなら 王子のもとへ...緋色シンデレラ
夏乃
ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジにある作業室で。
新しく、この施設に入居するという、紙魚子(しみこ)さんと話していた3人は、そろって、その部屋の壁を見つめていた。
「ちょうど、あの窓の下のその壁が、穴があいていたところだったんよ」
マコさんが言う。
「でも、もう綺麗になおってるね」
「ええ、壁を直し...玩具屋カイくんの販売日誌(202) ニコビレの作業室
tamaonion
『揺蘭歌(ようらんか)』
Lyrics&Music&Arrange:汐日
Vocal:月代はくぽ(by.とまと)
Chorus:和音マコ(by.とまと)
月代はくぽ:
木の葉ひらひら 色めく山の端
今宵も 木犀の香がはためく
闇に溶け入る美しき君の 嗚呼
御髪と風を追ひて
裾元に広がる かの住処は...【和音マコ・月代はくぽ】揺蘭歌【歌詞】
汐日
あるところに、子どもに恵まれず寂しい思いをしている、ふたりの夫婦がおりました。
そこで、夫婦は狗蛇山という山に登り、どうか子どもを授けて下さい、と蛇神様にお願いすることに決めました。
ふたりは山の中でいちばん高い木の枝に、赤いお札をくくりつけました。
そうして、もしも子どもを授かることが出来...【和音マコ・月代はくぽ】揺蘭歌【昔話風曲小説】
汐日
一方そのころ
ルコと一緒に買い物に行ったルークは買い物の途中でケータイがなっていたのに気がつかなかった。
気付いたルークは覆歴を見た瞬間凍りついた。
そいつはテッドだったから。
そうしているうちにケータイが鳴ったので出てみることにした。
そのころテッドは一回かけたけど出なかったのでもう一回かけること...テトの長いような長くないような一日 2
ドロシー
ここは、ゆくりさんのお店、「ゆっくり」の売り場。
お茶が飲めるコーナーで、リンちゃんとレンくんが、仲よくケンカをしている。
「人の姿を写真にとって、勝手にブログに上げるなよな!」
キャンペーンの天使の姿のまま、怒るレンくんに、リンちゃんは涼しい顔で言う。
「いいじゃん。天使のテト・ドールの宣伝にもな...玩具屋カイくんの販売日誌(168) “はっちゅーね”をめぐる人たち
tamaonion
あれ?
何か口の中に入ってる?
何コレ?
フランスパン?
ハッと私は目を覚ました。
起きてみるとルコが私の口にフランスパンをつっこんでいた。
「にゃにしてるふぉ?」
(何してるの?)
「いや、テトが倒れたからフランスパン食わせたら起きるかなーって思ってさ」
いやいや、なにしてるんだか。...テトの長いような長くないような一日 3
ドロシー
吹き抜けてく風が撫でる
そっと一歩歩んでみては
日々変わらない日常 今も変わらないけど
僕の心唯一つ 変わり続けてる
自分を閉じ込めその未来(せかい)を恐れてた
今ここから未知の世界へ駆け出して
恐れたままの ココロを
一瞬で君が変えた
未来へと踏み出していく
勇気をたくさんくれた...Future
紗介
ここは、アーチスト支援施設「ニコビレ」の作業室。
ちょっと不思議な人形“はっちゅーね”について、レイムさんが熱心にしゃべっている。
「この人形が、“異界”とつながってるすると、どこか他の場所の声が聞こえても、不思議じゃないですね」
「それって、フシギなんじゃな~い?」
のんきそうに、デフォ子さんが言...玩具屋カイくんの販売日誌(169) “はっちゅーね”をめぐる人たち (その2)
tamaonion
いま活躍中の、デザイナーたちが入居している施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
レン君はここを訪れて、友達のテトさんたちと話している。
「そうなんですか。ここのデザイナーさんたちも、メンバーが変わるんですね」
レン君が言った。
「そうなのよ」
テトさんたちはうなずいた。
「じゃ、皆さんは今度、...玩具屋カイくんの販売日誌(198) 不思議ゾーンと、不思議な人たち
tamaonion
UVーWARS
第三部「紫苑ヨワ編」
第一章「ヨワ、アイドルになる決意をする」
その29「実技試験その5~採点~」
ドアがドンと開け放たれた。
〔ビックリした!〕
ドアを開けて出てきたのは、デフォ子さんだった。
デフォ子さんは、耳に当てていたスマホをゆっくり下ろした。
「聞こえてる」
デフ...UV-WARS・ヨワ編#029「実技試験その5~採点~」
仮免美紀
舞姫
作詞作曲/とげる
歌/和音マコ
ひとはみな いそがしい ただその合間に
うたがきこえたのなら おどらせておくれ
雅にうたえ こえ高らかに
あの山の葉まで
おどれよおどれ 舞姫よ
月夜のかげに 髪ぬらし
ひとみにうつる 笑顔なら...(歌詞)舞姫【和音マコオリジナル】
Meowmile みゃおみーる(旧Togeru)
作曲 音言P
作詞 北条ルカ
周り続けるmErry-go-round
ホシの果て
星屑の様なジェットコースター
願いを忘れて
割れてなお mirror hausE 続くの
サイの果て
alicE in th E housE!?
願い永遠に閉じこめ...E/音言P feat. 和音マコ
音言P
「それでは、ひととおり自由に見てくださいね。ただ、アーチストさんのアトリエや事務所は、遠慮してくださいね」
「はい」
“村長さん”とよばれる、順さんという人に言われて、レン君は頭を下げた。
そして、一人で廊下を歩き出した。
ここは、アーチストたちが仕事場を構える「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」(...玩具屋カイくんの販売日誌(197) レン君、ニコビレに潜入!
tamaonion
時の風
抱きしめる太陽 なんて たくさんの
光浴びて 私たち 今日の日まで生きてきた
悲しむことなんて 何もないんだよね
心の中 みんながいる どんなときも輝いてる
時の見えない風に 翼ふるわせながら
飛び立つよ まぶしい未来に
光いっぱいに浴びて
過ぎ去った日々は まるで宝石のよう
教室やグラウン...時の風
Lycoris
白い光 レースの隙間から
ふたりだけの部屋 差し込んだ
「おはよう」
いつか見た夢のとおりだね
今日はどこへ君を 連れていこう
突き抜ける青い空
窓を通り抜ける春の風に
君への想いを飛ばされぬよう
回り続ける世界
僕らならきっと愛してゆけるさ...Shine Days
中原 奏
「よろしくおねがいします!」
「こちらこそ、どうぞよろしく」
「ふふ、いい先輩そうで良かった。ヨロシクお願いします!」
なんだか、昔からの友達のようになじんでしまった、一同だった。
ここは、新進のデザイナーや、創業して間もない、将来有望な企業を支援する施設の「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
1...玩具屋カイくんの販売日誌(144) ニコビレの新たな仲間!
tamaonion
ニコビレの作業室で、テトさんたちが、手に持った「テト・ドール」を皆で見つめていた。
さっき、このマスコット人形の“お目目”が、キョロッと動いた、とルナさんが言ったからだ。
「うーん。もう動かないなあ」
不満そうに、マコさんが言う。
「あんたの、見間違いやったんとちゃうの?」
そう言われて、ルナさんは...玩具屋カイくんの販売日誌(204) 新製品と、ライバルたち
tamaonion
テトさんと、モモちゃん、そしてマコさんの3人が、
東京の銀座にある「サンセット・ギャラリー」に来ていた。
雑貨アーティストのテトさんの作品が、展示されている。
布を使ったファッション小物や、小さなアクセサリー、その原画などが並んでいる。
●テトさん、ギャラリー・デビュー!
「サンセット・ギャラリー」...玩具屋カイくんの販売日誌 (52) つんでれで、クラフト・カフェ
tamaonion
UVーWARS
第三部「紫苑ヨワ編」
第一章「ヨワ、アイドルになる決意をする」
その26「実技試験その2~課題発表~」
メモを持ったマコさんが、そのメモをモモさんに渡した。
モモさんは素早く目を通して、マコさんに何か耳打ちした。
頷いたマコさんは素早く席に戻って、隣のルナさんに素早く耳打ちし...UV-WARS・ヨワ編#026「実技試験その2~課題発表~」
仮免美紀
●ライバル店から、ブームが生まれた!
「なんで、コレがそんなに売れるんだろうね」
メイさんが、机の上に置いた、カエルの形のリラックス枕を見て、つぶやいた。
「うーん」
「うん」
机の反対に座った、カイくんとミクちゃんも、のぞきこんで、一緒にうなってしまった。
キディディ・ランド原宿店のスタッフルーム...玩具屋カイくんの販売日誌 (103) 「らら」の大ヒット商品! Part1
tamaonion
「じゃあ、いまはファッション・デザインをされているの?」
「ええ。もう一人のデザイナーと一緒に、“天和”というユニットを組んでいます」
電車のシートで、デフォ子さんとマコさんが話していた。
新進のデザイナーを支援し、安い値段で事務所用の部屋を貸す設備、
「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
デフォ...玩具屋カイくんの販売日誌 (46) 新しい事務所がスタート
tamaonion
AM5:30
僕はいつもこの時間に起きて、テイやルコのお弁当を作る。
この時間にしか起きられないとか・・・それは言っちゃだめだよ。
AM6:00
テイ起床。大学生はレポートやら何やらで忙しいみたい。
かく言う僕も短大生だったわけだけど、別に何を取得したわけでもないしなぁ。
大学・・・行った意味あった...日常の中の特別な日【テト誕】
すぅ
UVーWARS
第三部「紫苑ヨワ編」
第一章「ヨワ、アイドルになる決意をする」
その28「実技試験その4~解答~」
再び厳かなモモさんの声が聞こえた。
「紫苑さん、お疲れ様でした」
わたしは最後のポーズを解いて、やっと自分が肩で息をしていることに気づいた。
額と耳の裏から汗が滴っていた。ぽつ...UV-WARS・ヨワ編#028「実技試験その4~解答~」
仮免美紀
デザイナーたちの支援施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」のティー・ルームで。
レイムさんの言葉を聞いたレンくんは、思わず目を丸くした。
「作業室に空いた穴が、異界とつながっていた…んですか?」
レイムさんは、さわやかに笑って、うなずいた。
「ええ。そう。それで、作っていた“はっちゅーね”に、魔の...玩具屋カイくんの販売日誌(201) ニコビレの一日
tamaonion
※この作品は、耳ロボp様の楽曲『れいんどろっぷ・しょーとかっと』(http://www.nicovideo.jp/watch/nm5179403)を元にした二次創作です
『翻案・れいんどろっぷ・しょーとかっと』 日枝学
私、和音マコは、今日とても楽しみにしていることがある。
しかし同時に、いやそ...【二次創作】翻案・れいんどろっぷ・しょーとかっと【掌編小説】
日枝学
「なんか、よくわからないけど…」
デフォ子さんは、お茶のカップを机に置いて言った。
「ウワサでは、たまに、人の話にあいづちを打つんだってサ」
話を聞いていたマコさんは、目を丸くした。
「はぁ。でも、それって、中にはいっとるマイクロ・コンピュータで、反応するだけとちがうの?」
アーチスト支援施設の「ニ...玩具屋カイくんの販売日誌(153) はっちゅーねと、不思議な穴
tamaonion
夕暮れ越しのさよなら
一番星に変わる
もうすぐ夜が目覚めて
ひとりぼっちになるよ
泣かないと決めていたのに
頬を伝った流れ星が
願い事をさらった
輝き放つあの夢が
誰かに笑われても
あなたに会えるその日まで...笑われ星
水 空
●店の前に、水を撒く
「ホラホラ、アニキ、ぼんやりしてると、水かけちゃうぞ」
リンちゃんが、ひしゃくで水をすくって、道に撒く。
あわてて小さく飛び跳ねてよけるレンくん。道行く人が笑う。
原宿のキディディ・ランドの店の前で、リンちゃんとレンくん、カイくんが「打ち水」をはじめた。
1年でいちばん暑い日の...玩具屋カイくんの販売日誌 (68) リン・レンで、打ち水
tamaonion
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その5「モモvsタイプT」
バリヤ発生装置の外壁をコツコツと叩いて、マコが音を確かめた。テトが切り落とした右手は、モモによって完璧に修復されていた。
「どうだ、マコ」
小隊長の方を振り向いて、マコは決然と言いはなった。
「やは...UV-WARS・テト編#005「モモvsタイプT」
仮免美紀
壁の穴をふさいだベニヤ板の向こうから、聞こえてきた男の人の声。
そばにいた3人は、思わず顔を見合わせた。
「んー、なんやろ? 男の人の声、聞こえましたよね」
マコさんが、首をかしげて言う。
「ええ、たしかに」
ぱみゅちゃんも、眉をしかめて答えた。
マコさんとレイムさんは、部屋を見回した。男の人はもち...玩具屋カイくんの販売日誌(154) ニコビレ、作業室の謎の穴
tamaonion
UVーWARS
第三部「紫苑ヨワ編」
第一章「ヨワ、アイドルになる決意をする」
その27「実技試験その3~実演~」
厳かにモモさんの声が広がった。
「10分経過しました」
ストップウォッチから目を上げて、モモさんは変わらず微笑んでいた。
「15秒後に音楽を流します。紫苑さんは準備してください」...UV-WARS・ヨワ編#027「実技試験その3~実演~」
仮免美紀
伸び盛りの、デザイナーやクリエイターが入っている施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
きょうは、年に2回ほど開かれる、“オープン・ビレッジ”の日だ。
ふだんは入れない、施設の中のデザイナーのアトリエや、仕事場を、一般の人が見学できる。
建物の一室の、一日限定の小さなティールーム。
キッチンで忙...玩具屋カイくんの販売日誌 (108) たこるかちゃんと、オープン・ビレッジ
tamaonion
「やっぱり、テトさんの作るアクセサリーは、かわいいわあ。ほれぼれするわ」
木製のアクセサリーを手にしたマコさんは、言った。
彼女は、夢中になると思わず、関西弁が出てしまうのだ。
ここは、東京ビッグサイトで開かれている、仕入れの見本市「フェイム・オブ・グッズ」(グッズの殿堂)。
マコさんがいるのは、「...玩具屋カイくんの販売日誌 (73) コラボ・グッズを企業と
tamaonion
「は、はじめまして」
失礼とは思ったが、テトさんは初めて彼女を見たとき、ぼんやりと見つめてしまった。
「どうもぉ、はじめましてー」
とてものんびりとした調子で、彼女は会釈した。
駅前の、ドーナルコーヒーで、お昼過ぎのひととき。
テトさんの友人のマコさんが、「会わせたい人がいる」と連れてきた女性。
玩...玩具屋カイくんの販売日誌 (91) ゆっくりしていってね!
tamaonion
なんにもないこの大海原に 浮かんでいる船と白い雲と
目的地も知らずに 漂うだけなら 旅じゃない 遭難だ
面舵でも取舵でもなくて 進んでいく明日も明後日も
私とあなただけの 思い出に変わる物語 そうなんだ
辿り着いたのは 世界で唯一の陸地
ここにあるのにここにないもの 何一つ見つけられない
無人島に2...セイリングシンディ
水 空
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