存在証明は大変だ
私という存在は
どうやったら証明できるだろう？

私の心は不完全で
恐らくなにかが欠けています
そんな私にできることは

ものを作る。
これが私の生涯の仕事みたいなものである。
あ、どうも。お茶の間です。

宵崎奏は深夜帯で作業をする。
あ、こんにちは。お茶の間と申します。
誰もいないセカイに来て早1ヶ月。

I don't know.
どうでもいいことを考えてる。
暗い壁を見つめて、私は何かを探しては、

音を奏でる。
私は音を奏でる。
間違えないように、温めるように、

夜は静かで物音も何も無い
闇の静かさ誰もからもが
何も言葉も発さず

少女はある日
黒い扉をくぐる
その中の人達は