暮れながら雨
♠︎この果てしなく透明な空に
色をつけたのは誰でもない

単色歌詞
雨粒振る震る
屋根の上

今夜はあなたの涙みたいな
大粒の雨が降ってます
言いたいことを

-C'-
モノクロの街に雨が降る　光が失われてゆく
君の背中遠ざかりゆく　僕は一人立ち尽くす

-C'-
月夜に浮かぶ黒い影
脱獄者は何想う

-A1-
漫画みたいなことって 起こるんだね
こんなこと思ってもみなかったな

key=c
気分が暗くなる雨の日は
僕は嫌いだとキミに言った

凍りつく季節を駆け抜けて
想像を超えた明日に謳え
満ちた月の裏に隠した楽園

「…見つけましたわ」
　リンの声が響いてから数分後が過ぎて、ようやくモモは手がかりを、いや、二人の居場所を発見した。
「まったく、二人になって厄介になったかと思ったら、むしろ始末しやすくなりましたわね」

[G区画　海エリア]
「げほっ！ゲホッ！」
　海辺で大きく咳き込む少女がいた。

AM５：３０
僕はいつもこの時間に起きて、テイやルコのお弁当を作る。
この時間にしか起きられないとか・・・それは言っちゃだめだよ。

「店長も、コーヒー飲みます？」
ルコ坊が、りりィさんにすすめる。
「そうね。じゃ、１杯お願い」

りりィさんが、自分のお店「星を売る店・上海屋」に戻ってくると。
店のカウンターで、レンくんがルコ坊とおしゃべりをしていた。
ルコ坊の特製のブレンド・コーヒーを飲んでいる。

ゆくりさんのお店「ゆっくり」に、駿河ちゃんが遊びに来てから、ちょうど一週間後。
あの日は、お客のりりィさんや店員のレンくんを相手に、駿河ちゃんがいろんなおしゃべりをしていった。
今日は、ゆくりさんが逆に、お客として、りりィさんのお店「上海屋」に来ている。

額の汗ぬぐって
自転車で駆け上る坂道
イヤホンから流れる音楽は

アーティストたちが事務所を構える「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」
上海屋のりりィさんは、きょう、ルコ坊を連れてここを訪ねている。
ここに入居するアーティストのレイムさんと、商品の仕入れの打ち合わせを終えて、ビレッジのティー・ルームに入っていった。

――――――――――#4
　テト達が遅い昼餉をのんびり食らっている頃、ＶＩＰ統合軍の総本営で欲音ルコが携帯電話を耳に当てていた。部下達の前で、不機嫌な顔を隠す気は全くない。
　「ああ、良く分かったよ。桃音参謀長にしてやられたね」

「あのね、ジローラモ・れおんさんって、チャッカリしてるので、業界では有名な人なのよ」
りりィさんは、レンくんの携帯の画像をのぞき込んで、言った。
彼女のお店、「星を売る店・上海屋」で、レンくんがお茶を飲んでいる。

「はーい。コーヒー、入りましたよ」
ルコ坊がカップに入ったコーヒーを、レン君たちに運んできた。
ちょっと不思議な雰囲気の、りりィさんのお店「星を売る店・上海屋」

「はいはい、並んでね。あ、通路にはみ出しちゃダメよ」
会場のブースには、男の子たちの長い列が出来ている。
雑誌をメガホンのように丸めて、それを仕切っているのは、霧雨さんだ。

どこにでもあるありふれた夢
チャンスもつかめないまま忘れて
日々は過ぎ行く　毎日老いる

子猫を抱いたら柔らかくて
ずっと抱いていたいね
でも子猫だからあそぶのが好き

『Vida』
Lyrics＆Music＆Arrange：汐日
Vocal：鏡音リン、鏡音レン

[某所　モニタールーム]
「耐久値を大幅にオーバー！壁に亀裂あり！」
　ルコが叫ぶ。

[某所　モニタールーム]
「ふう…説明って疲れるもんだぜ…」
　ルコ―欲音ルコがため息をつく。

第十一話　―君の声も―
「…」
過去にルコの身に何かあったのだろうか。

第十話　―少年少女―
「色々ありがとうございました！」
メイコが代表して頭を下げる。

（サビ）
あの時　「嫌い」と言った君へ
僕はそれでも愛してたんだ

＃１３「君たちは、実に元気だなぁ」
テトとルコはテイの部屋に仕掛けたという盗聴器の受信機をオンにした
『…ザー…ごめん』

(Aメロ)
意味　理由　そんなの必要？
答えなんて見つからないわ

＃１２「君たちは、実に口下手だなぁ」
テイの部屋に、しるるとテイの2人だけが残った
「テイ…昨日、河原にいたよね…」

＃１１「君たちは、実に気難しいなぁ」
テトとルコは、正直、困っていた
今、テイと会うのは気まずい

＃１０「君たちは、実に孤独だなぁ」
時は少しさかのぼり……テイがしるるの家を飛び出した後
テイは行くあてが、全くなかった

＃９「君たちは、実に真剣だなぁ」
テイが家から出て行った次の日の朝……
そうです

(Aメロ)
煌びやかな世界　程遠い世界
私にはきっと手が届かないわね

＃８「君たちは、実に邪魔だなぁ」
「え～、僕とテト先輩とマスターの三人はテイ先輩を捜索するために、作戦会議をしています」
「ルコ？なに一人でしゃべってるの？」

＃７「君たちは、実にうかつだなぁ」
テイが出て行った次の日の朝
パタパタと足音を立てながら、テトがルコの部屋にやってきた

＃５「君たちは、実に無関心だなぁ」
「ふ、ふざけないでよ！」
テイの怒号ともとれる声が家中に響く

＃４「君たちは、実に単純だなぁ」
テト、ルコ、テイの三人が机に座っている
テトがコホンと咳払いをして、話し始める

＃２「君たちは、実にずるいなぁ」
ここはしるる宅…
三人の人物がリビングに集まった