天に占める満月は　この世で一番深い赤
溶けた月のシズク　したたりおちる
現実の表面に　波紋が広がる

I'll let you go
Were we born from the universe?
That doesn't even matter!

「おはようございます、マスター」
「・・・」
至近距離と思われるほどの近さで、今日もにっこり笑いかけてくるカイトをしばらく見つめる。

ウザい　嫌い　能無し
それで？だからなんだって　くそが
罵倒するなら

『世界』という名前の。
『世界』という形の。
『世界』という『世界』。

嗚呼　この手は
嗚呼　何故奪う
叶わぬ願いならもう望みはしない

Ａ
空っぽの部屋には何があるの？
全てを灰にして

A
ひとすじ ホロリ落ちる 雨音（あめのね）は琴のよう
旋律は切なさげ

1番
Aメロ1
聳え立つビルの森

誰かが私にこう言った
”壊せば手に入る”のだと
それが間違いとも知らずに

繰り返しのコマに囚われて　鬱屈沈滞した感情
画面の中でも外でも　ヒトは幸福を食い合ってる
新しい朝が来てようが　希望も変化もあるわけなく

歪んだ 思考回路
正確な判断なんて出来やしない
ざわめく 集団心理

【A】
やっとの思いで作るんだ
色んな想いがこもってる

折り重なる市街　折り重なる死骸
何をこんな馬鹿なことを繰り返しているのか
暇つぶしの思想を　色づける二枚舌

白い服に身を包み
どれだけ聖者を偽ろうが
黒く塗りつぶされた過去が

ぶち壊すんだ
自分の何もかも
投げ捨てて踏み出せ足を

　　 街 が沈む・・・そんな時に女神をみた
　　僕はその浄化の波に飲み込まれながら
　　何故か穏やかな表情の彼女に魅了されていた

どこかに行ってくれ
そう願っていたんだ
被害はどこに行った？

蹴り倒し蹴り上げる
愛してるよって見下ろし嗤う
誰が真実だと思うだろうか