タグ一覧 > タグ『紙飛行機』の作品

  • 囚人―Prisoner―01#銀針 華音さん 閲覧数:957
    2009/04/28
    15:35

     僕達の自由はじわじわと無くなっていた。
     買い物に行く時間は定められ、学校ではクラスを移される・・・・。数え切れないほどの法令が出ていた。今思えば、そんな法令マシなほうだ。
    「何が起こってるのか、大体わかるよ」

  • 囚人―Prisoner―03#闇壁【前編】 華音さん 閲覧数:813
    2009/04/28
    17:09

     青いといってもいいぐらいの白い肌に、短い金髪。そして少し青みがかった緑の瞳。僕と少し似ている。でも、彼女はいわゆる“お嬢様”といった感じだった。
    「これ――使ってください」
     彼女が差し出したのは、真っ白なハンカチだった。僕はびっくりした。だって“お嬢様”が、迫害を受けてる僕なんかに声をかけて、しかもハンカチを渡す?ありえないよ。

  • 囚人―Prisoner―04#破壁 華音さん 閲覧数:803
    2009/05/25
    14:27

    「パパ?」私はパパに話しかけた。「パパのお仕事って、何をするの?」
    「警察と同じようなものだよ」パパはなんでもないように答えた。
    「・・・・そうなの・・・・」嘘、ついてる。「じゃあ、差別とかってすごく酷いよね」

  • 囚人―Prisoner―15#エピローグ 華音さん 閲覧数:796
    2009/07/11
    22:31

     青い蒼い。どこまでも続く空。白く光る太陽。緑の芝生。暖かい風が、心地よく吹いている。深呼吸をする。
     いつもと同じ風景。いつもと同じ二人。ただ、一つだけ違っていた。二人を引き裂いていた、痛々しい、刺々しい柵はなくなっていた。二人は黙ったまま、不思議そうにお互いを見つめた。そして笑い合うと、いつものように紙飛行機を交換した。
     

  • 囚人―Prisoner―02#白箱【前編】 華音さん 閲覧数:789
    2009/04/28
    16:11

     こんな生活なんて、いい加減うんざりだ。
     白い箱の中に閉じ込められ、太い管に繋がれて、ずっと天井を見つめる。パパやママは「いい子にしてれば病気が治る」とか言うけど、こんなとこで“いい子”にしてたら、余計病気が悪くなるわよ――実際、私の病状は、決していいとは言えないし。
     こんなバカらしい治療を続けた結果、私に残ったものは何も無い。友達なんていないし、話し相手はパパとママ、それからあれこれうるさく言ってくる、医者やら看護師だけ。好きな人とかフツーの女の子ならいるのに、私にとって恋愛なんて、夢の中の夢。

  • 囚人―Prisoner―02#白箱【後編】 華音さん 閲覧数:770
    2009/04/28
    16:39

     こっそり病院を出て、外へ。私は深呼吸をした。気持ちいい。私は嬉しさにハミングしながら、はずむように歩いた。
     10分ぐらい歩いただろうか?私にとって10分でつくような道のりも、大変な運動だ。病院生活は、私の体力まで奪っていた。
     でももう、収容所。刺々しい柵の向こうには、赤茶けたレンガの建物。なんだか陰気くさい。そういえば、強制収容所って何をするところなのか、知らない。パパは悪いやつを懲らしめる所って言ってたけど・・・・。

  • 囚人―Prisoner―12#囚人 華音さん 閲覧数:757
    2009/07/09
    22:51

     狂ったような目つきの人々が、何人も何人も部屋の中にいた。暗い部屋の壁に、どす黒い赤で“希望”――蝶が描かれている。黄ばんだ人骨もある。まだ“シャワー”を浴びていないというのに、そこはまさに地獄絵図のようだった。思ったとおりだ・・・・ここは“毒ガス室”――。
     僕はガクッと座り込んだ。足に力が入らなかった。僕にはもう、失うようなものはないというのに。あるとすれば、まだ脈打っているこの心臓ぐらいだ。・・・・君のいなくなった今、この世に未練なんてないけど。出来るなら死んでしまいたいと、そう思っていたのに。それなのに・・・・なぜだか、心が叫んでる。
     ――もう少しだけ、いきたい。今はもう、難しい気持ちじゃなくて。ただ・・・・。

  • 囚人―Prisoner―13#追悼 華音さん 閲覧数:744
    2009/07/10
    01:05

     私は自分を殴りつけたい気分だった。愛する娘にも、娘が愛するあの少年にも、憎まれて仕方がない。言い訳がましいことだが、こんなことはしたくなかった。立場を使ってあの少年を苦しめ、殺してしまったのだ。
     あの時少年に殴られた生傷が、ずきずきと痛む。
     ノックをする音がした。

  • 囚人―Prisoner―14#紙飛行機 華音さん 閲覧数:727
    2009/07/11
    15:44

     あなたと会えなくなって、もう何ヶ月経っただろう?私の体は、石のように固まってしまって、体を起こすことさえ出来なくなっていた。隣には心電図。口に呼吸器。そして数が増えていく、鎖のような管。まるでもう、私をここから動かさないとでもいうように。・・・・お迎えはもうすぐ来るのかな・・・・?
    私はうっすら開けていた目を、閉じた。あなたの笑顔がはっきりと映る。あのとき、強がらなければ良かった。もっと、素直になればよかった。結局、私はあなたに何も伝えられなかった。“好き”って。たった二文字なのに、言えなかった。文字にすることも出来なかった。私、あなたの名前すら知らなかったのよ・・・・?それなのに、本当はお別れなんかしたく無かったよ。もっともっと、たくさんおしゃべりしたかった。今もどこかで、私の知ってる笑顔で笑うあなたに、会いたい。会いたい。
    「・・・・会いたい・・・・」

  • 囚人―Prisoner―11#狂囚 華音さん 閲覧数:708
    2009/06/28
    20:51

     それから、どうやって収容所の中に戻ったのか覚えていない。僕は夢遊病のようだった。生きている感じがしない。真っ暗闇の中を、手がかりも無く彷徨っている。自分が今、進んでいるのか、退いているのか分からない。もしかしたら、もう止まってしまったのかもしれない。ただはっきり覚えていること、はっきり分かることは、光はまったく消えてしまったのだ。僕は暗闇の中に、独り漂っているだけなのだ。
     どこに住んでいるのかも、知らなかった・・・・名前でさえ、知らなかった。
     僕に残ったのは、後悔と悲しみと苦しみ、そしてあの紙飛行機だけだった。紙飛行機を見るたびに、ふっと笑顔をもらしていたのは、何十年も前のことのような気がする。今、紙飛行機は、ただ僕を苦しめるものでしかなかった。でも僕は、ただの紙切れでしかない飛行機を、大事にしまっていた。それを持っていれば、また笑顔になれるとでもいうように。君に逢えるとでもいうように・・・・。

  • 囚人―Prisoner―03#闇壁【後編】 華音さん 閲覧数:695
    2009/05/21
    18:57

    「・・・・また来ちゃって、迷惑じゃないですか?」彼女は心配そうに聞いた。
    「いえ、そんな――全然っ・・・・うれしいぐらいだし」急いでそこまで言い切ると、自分が行ったことを理解して、顔がアツくなった。――“うれしい”とか・・・・何言ってんだよ。
     彼女は嬉しそうに笑った。頬が、ワンピースと同じ色に染まっている。

  • 囚人―Prisoner―10#決別 華音さん 閲覧数:676
    2009/06/25
    10:16

     私はいつものように病院を抜け出した。
     ・・・・もう、ここから生きて出られないのかもしれない。私はそう考えていた。もしかしたら、収容所に着く前に、あなたに会う前に、私はもう何も感じなくなるのかもしれない。でも、それなら・・・・。パパの言うことを聞くわけじゃない。でも、最後にあなたに心配だけはかけたくないから・・・・。
     青い青い、いつもと同じ空の下を歩く。もうこれも最後なのかなぁ・・・・。

  • 囚人―Prisoner―07#轟雷 華音さん 閲覧数:659
    2009/06/13
    17:42

     あれから毎日、君の紙飛行機が僕の唯一の喜びだった。
     ・・・・それ以外は、“どん底”と言ってもおかしくない――いや、これ以上のどん底がまっているかもしれない。ただはっきりと言えるのは、確実に穴の底は近づいているということだ。
     ここに来て、もう何ヶ月経っただろうか?僕の右腕に、“02”と赤く刺青してある。ここへ放り込まれてすぐ、“刻印”されたものだ。ここの囚人だと分かるように。家畜と同じ扱い、というワケだ。“刻印”された直後は、針でずっと刺されているような痛みが、“02”の文字をなぞっていたが、今はもうかなりの時間が経ち、痛みは無かった。・・・・どっちにしろ、“痛い”と感じることが少なくなっていた。体中には血がにじみ、傷やあざだらけだったが、今感じるのは“痛み”というよりは、“狂い”だった。自分で“狂い”を感じるほど、僕は感じることが出来なくなっていた。ただ僕が正気を保てていたのは、紙飛行機のおかげだった。

  • 囚人―Prisoner―09#光絶 華音さん 閲覧数:648
    2009/06/21
    16:19

    「先生、娘は――!?」
     急だった。私の仕事場に電話がかかってきた。血相を変えたような、リンの担当医の声がした。私はやりかけの書類を放って、病院に向かったのだった。
     呼吸器をつけているリンの表情は、いつになく苦しそうだ。額は汗が流れているが、顔は海のように蒼かった。

  • 囚人―Prisoner―05#夢見 華音さん 閲覧数:646
    2009/06/06
    11:33

    彼女から届いた手紙。
    For you
    お手紙、ありがとう。うれしくて、何度も繰り返して読んだのよ。

  • 囚人―Prisoner―08#苦鎖 華音さん 閲覧数:645
    2009/06/20
    16:24

     これでいくつめだろう。手首、腕、手の甲、足。日に日に増える管の数は、まるで私を病院に鎖でつないでいるようだった。
    「リン――リン?」ママが声をかける。
    「え?ごめんなさい。なあに?」私は少しはっとして、ママを見上げた。

  • 囚人―Prisoner―06#一光 華音さん 閲覧数:643
    2009/06/07
    11:05

    私は、宝物を入れているハコの中にある、紙飛行機の数を数えた。
    「今日で十通目だわ」無意識に顔がゆるむ。
     少しずつ増えていく宝物は、今迄で一番楽しいことだった。・・・・あなたもそう思ってくれてるのかな・・・・?

  • 紙飛行機意味不解釈してみた。1 ココロさん 閲覧数:588
    2009/08/18
    17:05

    ある時代、ある場所。
    私は体が悪くて、ずっと入院していた。
    外に出ることもあまり無かった。

  • 紙飛行機意味不な解釈してみた。2 ココロさん 閲覧数:510
    2009/09/11
    19:42

    次の日、また私は病院から抜け出してきた。
    あの男の子の事が、気になるから。
    今日はパパも少し遅く帰ってくるから、

  • 語り部の紙飛行機 文鳥さん 閲覧数:324
    2009/11/10
    18:54

    語り部の紙飛行機
    ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのは囚人に恋をした少女のお話です。
    その少女はいつも、病院を抜け出しては父親の仕事場で一人の囚人と会うことがただ1つの楽しみだったそうです。2人はいつしか手紙を書いて紙飛行機を折り、お互いの元へと飛ばして、文通をしていたそうです。

  • 囚人 紙飛行機 ~プロローグ~1 春黄さん 閲覧数:285
    2010/04/29
    19:35

    はぁ、退屈・・・
    私はため息をついた。病院なんて面白い場所じゃない。
    入院してからもう何年もたっている。何の病気か私は教えてもらってないけど、とにかく悪い病気なこと位は分かってる。

  • 看守~「囚人」「紙飛行機」二次創作~ おー太さん 閲覧数:280
    2009/06/18
    01:10

    ※注意、必読
    この話は囚人P様の名曲「囚人」「紙飛行機」のPVを基にしたフィクションです。
    原曲がそうであるように、約70年前の某国で起きた事実を参考にはしていま すが、そのものではありません。

  • ボカロと僕の生活。31 ココロさん 閲覧数:222
    2009/06/15
    10:28

    ココロ「はい、前回の続きだよ☆」
    レン「次何??」
    ココロ「じゃあ新世紀ー!囚人・紙飛行機もいくよ☆」

  • 紙飛行機  歌詞 suzuran_10112さん 閲覧数:202
    2010/08/03
    11:14

    紙飛行機 鏡音リン
    ある時代ある場所 混ざらないこの世界で 二人のつたない世界つなぐ 一つの紙飛行機
    毎日病院を抜け出し パパの仕事場で 君に会うのが私のすべてで 君の手紙を読むと心が 暖かくなる 頬を染めた これが「恋」なのか

  • 【鏡音リン】はじめまして(仮)【鏡音レン】 友愛@うりさん 閲覧数:146
    2009/07/29
    17:37

    【歌い手:リン】
    A1
    どのくらい眠っただろう それもわからない

  • Paper Plane Oh-NaZuChiさん 閲覧数:130
    2008/07/17
    10:17

    [Paper Plane] ver.01
    青いコントラストの世界 そこに行きたくて 海空の境目の 白い大地に立つ
    いつの間にか淡い空が 鮮やかに色めき さらに深まってく 青いグラデーション

  • 紙飛行機  ~PartⅢ~ 葉月 零さん 閲覧数:125
    2011/11/29
    20:46

    病室に戻った私は、ベッドの上で彼の手紙を眺める。
    何度も何度も読んだ文章。
    それでもその度に心が温かくなってくる。

  • 紙飛行機 ~邂逅~ 葉月 零さん 閲覧数:115
    2011/11/27
    00:05

    ◇  貴方に逢えて私は  ◇     ◆  君に逢えた事で僕は  ◆
    ◇  忘れかけていた笑顔を  ◇     ◆  失いかけていた笑顔を  ◆
    ◇  思い出す事が出来ました  ◇     ◆  取り戻す事が出来たんだ  ◆

  • 紙飛行機  ~PartⅠ~ 葉月 零さん 閲覧数:110
    2011/11/29
    21:01

    ある時代の、ある場所に、一つの病院がありました。
    戦争により土地は荒れ果て、蔓延する疫病。治癒する術は未だ見つかっておらず、その病に冒された者は皆、そこで一生を過ごす事になっていたのです。
    そして、私もその内の一人。

  • 紙飛行機  ~PartⅡ~ 葉月 零さん 閲覧数:103
    2011/11/29
    20:48

    前日の検査では、お医者さんが難しい顔をしてその結果を見つめていた。何も言ってはくれなかったけど、それだけで私の体が悪い方へ向かっている事ぐらい十分分かる。その夜に来てくれたパパが、またいつもの一言を言ってくれたけど、良くなる可能性なんて無いって事分かってるんだ。
    諦めにも似た絶望を心の奥にしまい込み、私は病院を抜け出す。この前みたいにならないよう、早めに出ておく事にした。
    ゆっくり歩くだけなら、息切れを起こしてしまう事は無い。それでも何度か目眩がやってきたけど、足を止める事だけはしなかった。今日こそ貴方に会う為に。

  • 【曲募集】紙飛行機 桜花音さん 閲覧数:82
    2014/08/16
    05:58

    青空に解き放った
    小さな紙飛行機は どこか
    遠い空を まだ飛んでいる?

  • Lover Paper Airplane 虚構歯車 凪希さん 閲覧数:81
    2016/05/28
    22:47

    澄んだ空へ流した紙飛行機に乗せた想いよ
    雨に撃たれることなく遠くの僕へと届いてくれ
    今はきっと未完成なままだと風がそっと頬を撫でるから

  • 【コラボ】 フリーフライター 2430aさん 閲覧数:76
    2013/02/02
    18:49

    初めて乗せた夢は すぐそこに呆気なく落ちてった
    機体に付けた折り目も大失敗 裏目に出ただけ
    泣くことも 笑うのも

  • 紙飛行機 響音しいちさん 閲覧数:73
    2009/05/30
    15:47

    もっと もっと もっと高く
    舞い上がれ 風に乗って
    想いをのせた 紙飛行機

  • 空飛ぶラブレター 【曲募集中】 NNMAさん 閲覧数:60
    2013/02/03
    02:42

    0S
    想いを込めた 僕のラブレター
    下駄箱じゃなく空に飛ばせ

  • 【GUMI】空飛ぶラブレター【オリジナル0o0】 0o0(MITSUO)さん 閲覧数:57
    2013/08/16
    10:36

    空飛ぶラブレター
    あの夏 キミが投げた 紙飛行機 空にとけた
    いまも 覚えてるよ 眩しすぎた キミとの日々

  • 紙飛行機 あめちぇさん 閲覧数:53
    2015/02/25
    03:57

    どうして息をするの
    泣きながら
    もう何も見たくないと

  • 明日 らいおんおいるさん 閲覧数:41
    2015/12/17
    00:25

     せまく暗い、閉じた部屋にうずくまって、浅い息をくりかえした。
     体中が、貫かれるように激しく痛む。残された時間がわずかであることが、手に取るように分かった。
     千切れた紙飛行機のかけらを、握りしめる。

  • 青夢飛行機 朱音りいさん 閲覧数:27
    2013/05/10
    23:37

    真っ白な夢を折りたたんでつくった紙飛行機どこまで飛べるかな?
    何がしたい?何もしたくない、が私の思考回路 
    まわってまわってたどり着くのはやっぱりいつもの心の空き地建設予定はないから只今″夢″募集中!

  • 紙飛行機 aotenjouさん 閲覧数:11
    2018/11/14
    20:33

    ぼくは飛行機名人
    もどつてくる飛行機を作ります
    これ昔流行つたよ

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