君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」

小さなテレビ　ノイズの向こうで誰かが
押し殺した声で　垂れ流すニュース
水もないのに　咲き乱れてるバラの花

虚空ワールド
作者・キド
[a]

静寂に包まれた街
僕らは生まれてきたんだ
現実と理想に飲み込まれながらも

『ゼツボウ*ルール』
A)光追いかけ　迷いこむ足
見据えた先は　人の影あり

Ａ
肩の荷が重いんだ
僕らは背負い過ぎたんだ

『Aメロ』
無意識に流れるこの日々の流れ
確かめる様に、この腕の中で

この暗い暗いひとりの奥底に
何か得るものがあるとすれば
傷ついた強さだとか

Ａ
地球は回っている
地球が回っている

拷問　罵声　嘲笑　すべては闇の中に放り込まれて
絶望が私を支配する　暗い檻の中　私は壁の一部みたいな存在です
無言ですべてを受け止める　歯向かう「モノ」は断頭台

Ａ
誰かはこう言った
神様は万能なんだ

dolore《ドローレ》
終わりの見えない悲しみを
いつの日か消えゆくいのりの灯火を

Ａ
夏の暑さにやられ
落ちてきた蝉に

予言者の太陽が堕ちて
終わらない夜の幕開け
止まった刻(とき)の鳥籠の中に

いつからだろう
あなたの事の記憶がなくなったのは
いつからだろう

離れ離れになってしまった
魂の欠片を探してたの
刻(とき)の止まった夜の花園に

＜Aメロ＞
誰もいない　灰色の空の下
すべてを吐き出すように

Ａ
真夜中の
換金ゲーム

赤と黒の部屋の中でボクは今日も呼吸をする
生きる事がツライんだボクの今日は何処へ行くの？
上と下と左と右。どこを見ても同じ景色

いつの日か囁かれた
『楽園へ行きなさい』と
夢のような甘い言葉

重みのない言葉で
分からせて
崩れ落ちた世界に　意味をください

　どのくらい時間が経ったのだろう
　私がこの部屋に行き着いて、そして塞ぎ込んでしまってから
　窓を見下ろして目に映る地が今の私にはお似合いなのだろう

一番星が曇り空で泣いてる
かすかに震える吐息は　私の言霊を映す
太陽が消え果てて　鳥も鳴かない四月

【 A 】
ありもしない キャンパスに
絵を描いて 彩った

（Ａメロ
落ちる雑念と　昇る魂
かたちをつくる　僕の姿は

月曜日は大雨
足の動きが止まった
火曜日は大雨

僕は一種の真面目人間
多くの人から褒められた
社会のために尽くすと決めた　社会の「し」の字も知らなかったあの頃

A very very fuckin new year
どうせ糞みたいな年だろう
It was a very very fuckin year

【A】
厚い雲に覆われた空
陽射しも遮るくらいの

1A
明け方に漂う
甘い金木犀の香り

[Aメロ]
ただの間違いから生まれ
顧みられることもなく

今日もまた開戦の鐘が　夜明けの空遠くで響いてる
終わらない時代の海の上已(や)まない風はどこへ行くの
そのとき祝福の代わりに天から稲妻が降り注いだ

はるか極東(ファー・イースト)の地平線が　暁に染まるころ
新大陸の子供たちが　星を数えながら眠りにつく
どこまでも青い球(スフィア)に　絶え間なく続く夜と朝のカノン

暗い街の中　星が嘲笑い　味気無き隘路（あいろ）
崩れてく
風が通り過ぎ　千変万化（せんぺんばんか）の

僕は絶望します
あらゆるものに嫌気がさします
僕は絶望します

【A】
鉛色の雲に押し潰されて
煙たいだけの夢は消えた

闇夜を裂いた　紅き辻風
終幕の刻告げるベルを鳴らす
悠久を語った歌劇は終わり

ここは絶望を呼ぶ楽園
誰かに囁かれて此処に来た
『Eden・・・七色の楽園』

死んでいく人を見た　どうすればいいんだろう
手を合わせれば　祈りをささげれば
何かが変わるだろうか？？

赤い　紅い　血みたいな皮
滴る果汁はまるで命の水
どこへ行くのか