もっともっと
触れていたいのに
すり抜けてゆくように

薔薇の花のように美しく
棘があるくらいが丁度イイ
凛とした麗しき蝶

【造花の薔薇】
A
偽物の顔して「またね」なんて言って

箱庭に咲き誇る
白百合の遊戯
紅き薔薇が手招く

古城に一人の少女の姿
彼女は今宵も鮮やかに舞う
その姿　華発な　薔薇の姫

遠い記憶に咲いた薔薇
そこは誰もいない花園
忘れ去られた庭よ

それは古き伝承に咲く　二つの宝珠
蒼氷（そうひょう）の薔薇　エリュシオン・ローズ
紅火（くれない　）の薔薇　クリムゾン・ローズ

赤い薔薇には棘があるなんて
誰かが言っていたけれど
勝手に傷付いたのは貴方なのよ

A
微かな紅茶の香り　ほのかに照らす月の光
僅かな希望の音と　キツイ薔薇の甘く妖艶な

Hand in Hand
(P for Pico, L for Len)
(1st Cho. P)

A
薔薇の姫君　深紅を愛で
ただ麗しき夜に染む

渇いた大地に　独り根を伸ばし佇んで
カラダの鋭い　棘は時間さえ　駆逐した
痛ミモ　孤独モ　

無色の花
キミを何色に染めようか
彼岸花

ある日　ある庭での　ティータイム
（歌い出し）
リン・お茶（秘密の花園でパーティー）の時間よ！！

壊れそうな夜　狂いそうな月
蝕む思いが　私を縛る
愛した人は　紅い薔薇

＊（）＝レン
【A】
ある時代　ある国は

【A】
郊外の研究所
忍び込んだ薔薇園

赤い棘で貴方を縛る
誰にも触らせたりしない
蝶のようにか弱い貴方は

脳に絡みつく甘い腐臭が、御前様の面影を遠ざけてしまう。
私はひとりで虚無の庭から、曖昧模糊歪む世界を夢想している。
燃えるスペクトラ、チャールストン。滲む赤の残像が掻き消してしまう。

“Славься, Отечество наше свободное,”（栄えあれ　我らが自由な祖国）
“Славься, страна! Мы гордимся тобой!”（栄えあれ　我らそなたを誇る）
狂乱より離れ千里

A
愛想笑いを今日もしました
なんだか暑い日差しの中

月明かり照らされた君は
近づけないほど綺麗で
魅せつけないで

A)囲われた狭い部屋
白く這わせる翼 いつか
「ああ さようなら」

A1
綺麗な薔薇には棘がある
触れたら最後死ぬまでよ

A1
秘めた想いを運ぶ風
今日はいらっしゃるかしら

夕日に染まる世界
朱色に染まる視界
鼻に付く甘い香り

人工の花畑　赤薔薇の庭に　一人売れ残ってしまった私
大変　もうすぐ閉店　このままだと　捨てられてしまうわ
あら、お客さんね　そんなに慌てて　何を探しているのかしら？

【A】
夜に迷った蝶が お前で
月光飲んだ花は 俺かな？

黒い薔薇の　咲き乱れる
貴方という　深淵に
落ちて　落ちていく　抗えない

きれいな花
お気に入りの花
甘い香りが広がっている

薔薇の香が漂い始める頃。
私たちは音も無く、ただ静かに彷徨い出す。
無数の棘が突き刺さり、どれほど血が流れても。

さぁ歌え
小さな小鳥の囀りのように
君の可愛い歌声で

世界は戯曲
この狭くて広い王宮
歌うのは秘密(アンダーザローズ)

A
上辺に浮かべた記憶(ハコ)
涙の代わりに紙の華を

満ちた月が、黒い雲に閉ざされる。
震えた唇。直に闇の息吹を吹き込んだ。
病んでいようと、腐敗しきっていようと。

ある日思ったの
私たちの関係は一言で表すなら何なのかな
゛友達゛？ それともそれ以上？

時も止まる錆びついた空間に鳴り響く
現実の狭間に引き込まれた夢の残骸
醒めてゆく視線の先に見つめた

終わった恋には赤い薔薇
君の唇に黒い毒
僕は傍観決め込んで

『ブルックリンから こんにちは』
ブルックリンから こんにちは
愛が届いたよ

ある日思ったんだ
僕たちの関係は一言で表すなら何なのだろう
゛友達゛？ それともそれ以上？