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57件
鏡のよう 硝子のよう 銀色のアスファルト 踏み鳴らして
彩りのビルディング すり抜けてく
星空のアクリルドーム 閉じられた天球に手を伸ばした
パラパラと残骸が剥がれ落ちる
造られた瞳で見渡した世界はcrazy
どうして 赤信号 青信号 誰がために 明滅を続けるのか
看取るのは ココロさえも失くしたア...終末都市アンドロイド
鈴本キョウコ
錆びついた鉄塔から
聴こえたの 確かに
寂しげに鳴り響く
遠き日の 残響
何処に行ったの
秘密を連れて
僕の知らない「顛末」が在る?
何を諦めたの
鎖された扉
崩れかけたその先に…...鉄塔ノ街
サカノウエ
コンビニの袋をさげて、アパートの階段をのぼる。
時は夜。静かな住宅街に、革靴のカンカンという音が響く。
その音を聞きつけたのか、家のドアを開けると、玄関のすぐ前に、ツインテールの少女が待っている。
「お帰りなさい、マスター」
「ただいま、ミクさん」
実のところ、ミクさんは「音を聞きつけて」「...【初音ミク】 ミクさんとマスターと 【作曲講座になる予定】
見切り発車P
A
空を覆う毒性雨(ハードレイン)
暗く寂れたアーコロジー
全てを蝕むこの未来
うつろな群れに飛び込んで
この世の闇を走りぬけ
光の世界にたどりつく
B
ここは存在しない場所
全て思考が支配する...サイバースペース
kawa
たった今 小雨が降り頻る中 何とか無事に 自宅に辿り着きました。
外出する時に傘を一緒に連れていってあげなかったから きっと
ちょこっとだけ 「罰」 (ばち) が当たったのでしょう。
処で本日は 2011年 10月 09日で 「遠くの日」 と言うことで
何か 「遠く」 に関係のある作品をと思案して...Midnight red light の裏話
zexis_09
世界の終わりを 7日で例えれば
もうすでに今は 金曜日の夕暮れ
思い描いてた 確かな未来と
崩れ去る理想を 眺めていた
今はただ 失くした心を
呼び続けるだけ
取り戻せると信じて 高く飛び立った
超えてゆければ 明日の風は
僕にめがけて 吹いてくるのか
特異点の支配に抗う たった一つの答え求めて...2045
FOSSIL P
【第十六話】DECISION
「お帰り、ミク。どうだった?」
「…ただいま。全然ダメ、あの生意気小僧に邪魔された」
ミクはさっきまで、リンを取り込むために、リンの思考内へ行っていた。
しかし、結果は残念ながら失敗。
ミクは機嫌が悪い。
「お茶でも入れさせましょうか」
「いい。それより、ルカ...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第二十二話】ENDING
気が付いたら、眠っていたらしい。
体を起こす。
目には涙が、頬には涙の伝った跡が、ある。
グミさんの過去、レンの過去。
知らなかった。
前に説明してくれたのが、すべてではなかった。
「くそっくそ、ぉおっ!!」
グミさんが座り込んで、地面を殴っている。
泣きなが...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十八話】STRUGGLE
「リンッッッ!!!!やめろッ!!!」
グミさんの声が響く。
ごめん、からだが勝手に動くの。
止められないの。
「るぁぁぁぁああああああああああッ!!!!!!!!!!」
私はルカさんに向けて、全速力で剣を振りかざした。
ルカさんは避けようともしない。
逃げよう...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第二十三話】TRUTH
平和な、「日常」が戻ってきた。
あの後、「政府秘密組織VSディフェクト遂に闘争終結!!」と数々の新聞のデカデカと1面を飾った。
TVでも、一週間くらいはそのことの特集ばかり。
政府が闘争終結の要因は明らかにしていないというのに。
専門家があれこれ、推測を述べているだけ...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
「エモーション×コントラディクション」
A
気づけばそこは
苦しい寒い戦場
消えた温もり
飛び交うは冷たい言葉
B
忘れ去られた
僕の本当の役目
”ソウテンヨウイ...エモーション×コントラディクション
aoi
【第十九話】DESPAIR
ルカさんの胸に堂々と突き刺さる、長剣。
噴き出す、鮮血。
言葉にできない痛みに、歪む彼女の顔。
「……く…は……っ」
桃色の髪を靡かせながら、前のめりに倒れる。
「ルカさん!!!!」
「ルカ!!!!!」
グミさん、メイコさん、レン、そして私。
みんなが、敵...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
CGMのサイトにつないでもらった。
ミクさんの腕に装着されたディスプレイに、緑を基調とした簡素なWebサイトが映し出される。
二人でのぞきこむ。
「要望39_0701_11393、ミクさんにも作曲ができるようにしてほしい、ハンドルネーム、刻みネギ」
「この要望がマスターの担当になったんです」
...【初音ミク】 ミクさんとマスターと 第2話 【作曲講座になる予定】
見切り発車P
【第二十話】DISLIKE
「忌み子」―――それがあたしだ。
生まれたときに、どこの占いしか知らないが、そう言われたらしい。
「この子は災いを呼ぶ子だ。生かしておいては、きっと禍が起こる」と。
最初はみんな私を嫌った。
殺すのはかわいそうだと、みんなが言ったから、生きてはいたものの、死んでい...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第二十一話】OBEY
父の顔も、母の顔も知らない。
知らないじゃないな、覚えていない。
確か2歳くらいまで一緒に幸せに、平凡に暮らしていた。
「いた」、過去形だ。
ある日、母さんも父さんも帰ってこなかった。
二度と、それから顔を見ることはなかった。
置き去り。
捨て子。
ただ、道の片...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【A】
目覚めたのは 静寂の荒野
朽ちたガレキ 死んでしまった地球
冷たい風だけが 服をはためかせ
私は 今日もひとり佇んでる
君の言葉は 清純無垢で
いつも私の心を満たした
優しい瞳は 真実だけを
はかない恋を教えてくれた
【B】...アネモネ
にゃおす
夕陽に匿れた誰かの字は千々に茜空に消えて
この世界の呪いとなろう 燃え滓を偲んでも
戻らない屍の海 揺れる白を映した黒
揶揄に消えた 電子の中 遠い話だから
ほら、これが現実、終わらない小説だ、といやに饒舌
解れて、ほしいだけ?
今、燃える町が煙の中 最期の音を奏でている
私の白 貴方の黒 どちらか...Undone Towne(アンダーンタウン)
靴屋 結
【第5話】BREAK
がしゃあぁぁぁ!!!!!
という途轍もない音と振動で、私は叩き起こされた。
「ええ!!??な、何、何!!!?」
一人で、おたおたしていた。
こんなの初めてだし、経験する術もないし。
「リン!!起きろ!!!早く着替えて外に出ろ!!!奴らの奇襲だ!」
バンッと、勢いよく...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
《注意書き》
近未来設定で、メイコ、カイト、ルカ、ミク、リン・レンの順で血の繋がらない兄弟です。
文中では省略しておりますが、元々一人のマスターが6人を養っていたが、
突然マスターが急病で亡くなり、年長組が家族を養っている設定です。
駄文ですが、よろしくお願いいたします。
春なんて、碌なことがない。...家族の助け合いって重要だよね
すべる
【第1話】DREAM
私の先祖は、なんでも別の時代へ翔んだことがあるらしい。
そんなの私は信じない。
第一、別の時代へ行くことなんて、近代魔術が開発させたこの時代でも無理だ。
『自分の先祖は偉いんだ』
とかいう自慢がしたくて、でっち上げた、つくり噺。
そんなの信じて、何になるの。
先祖のこと...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【プロローグ】START
時は22世紀。
近未来魔術が開発され、街をロボットや機械ばかりが行き交う様になった時代。
日本政府の黒幕、絶対的機密されてきた秘密組織があった。
今までは表に出ることのなかったその組織は22世紀に入ってから、組織の持つ絶対的権力で内閣に指示し、濫用するようになった。...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第六話】MOTION
「…なめられたら…困る…ねっっ!!!」
がしゃあぁぁぁぁぁぁあん!!!
と、自分の攻撃を防がれ呆気にとられている隙に、ルカのフィールドによって、後ろの壁に吹き飛ばされた。
「ぅッ…、うぅ………」
「レン!!!!」
グミさんが駆け寄ろうとする。
しかし、その時には...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第八話】ABILITY
「上出来だよ、リン」
「すごいなあ、リンちゃん。羨ましいよ」
「私の予想通り…、いや、予想以上だわ。ふふ」
みんなが笑ってる。
私に、向かって。
グミさんも、カイトさんも、メイコさんも、レンも。
「あ…、ありがと…ございます……」
そういうと、またみんなが笑っ...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
ポケットに手を入れて
トボトボと渡る橋
真冬の陽(ひ)が少しずつ
背中を温めてく
吐き出される煙と
横切る鳥の群れ
何も喋らなくたって
同じ空見てた
君は優し過ぎるんだよ
街にすぐ弾かれる...メトロポリタンレイルウェイ
センリ
【エピローグ】CONTINUE
闘争が終わった22世紀。
国民には以前の平和な暮らしが帰ってきた。
政府秘密組織がしたことを内閣は国民に謝罪し、解散。
新総理大臣は、人々が思うよりもいい仕事をしている。
まず、闘争時に変更したものはすべてなくした。
そして近未来魔術だが、取り締まりをより一...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第4話】PREPARATION
「ねえ、それは、なに?」
急にメイコさんに訊かれた。
手に持っていた、お守りについて。
「ああ、これは…、母さんから貰ったお守りです。中に運命の人が書いてあるって言ってたんですけど…読めませんでした……」
ちょっと、自分で声に出して言うと、落ち込む。
こんな...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第2話】MET
宙に浮いた状態では、反論も、文句も言えない私は、為すがまま、少年に連れて行かれた。
一体何処に行くのか。
一体何をしようというのか。
何も分からずに、落ちたくない、死にたくない、から少年につかまっている。
「ついたぞ。もう、大丈夫だ」
ふわ、と地面に降り立った。
「ド...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第七話】STRAIGHTEN
こぉぉぁああああ!!!!
そんな音とともに、私が放った光は、瞬く間に家を包んだ。
すべてを包んだ。
目を開けていられないくらい、強烈な光線と、浮いているような変な感覚が、気持ち悪い。
「ルカ!!引き上げなさい!!!」
「でも…、ミク、あの子は……」
そんな...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第3話】EXPLANATION
「「「その通り」」」
3人は不敵にほほ笑んだ。
「あたしらは、何も悪いことなんかしてない。―――してんのは、政府のほうだろ。団結する権利云々は、憲法でも定められてんだ」
そう言われながら、グミさんがソファーに座れと促してきたので、近くにある大きなソファーに座...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十七話】SUDDENLY
あの、私とミクさんの件から2日は、なぜか奴らは動かなくて、平和だった。
平和すぎて、気持ち悪いほどに。
どうして動かないのか。
また奇襲をしかけてくるんじゃないのか。
みんな最初はそういうことばっかり考えていて、ピリピリしていた。
でも、2日もなると、警戒心も薄...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十五話】WEAK POINT
「レン……、どうしてここに…、殺されちゃ…」
「は?何言ってんの。ここお前の部屋だよ」
「……え?」
レンにそう言われてから初めて気づいた。
確かに私の部屋。
「ミクさんは…どこに……」
そう私が訊くと、レンはため息をついた。
「やっぱり、ミクに攻めら...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十二話】JEALOUS
「それは……、たぶん…、敵の攻撃を取り込んで、自分の攻撃と一緒に放出したんだろ」
リンが帰ってくるや否や、あたしに必死な顔で『なんかへんなの出来ちゃったんだけど、あれって何ですか!!!??』と訊いてきた。
話を聞くと、どう考えても、あたしが冒頭に言ったことしか当ては...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第九話】TALK
リンとメイコ姐がリビングを出るのを確認し、俺は大きな溜息を吐いた。
「…はぁ……」
「どうしてそんな大きな溜息吐くの?嫌なことでもあった?」
いつも通りの優しい口調で、俺に訊くのは、カイト。
「いや、別に……」
「まぁた、そうやって。レンくんがそういう時は大体何かある...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十話】OPERATIONS
―――カツ…カツ…
綺麗に掃除され、埃の一つも許さないような部屋中に、私の歩く、ヒールの音が響く。
部屋、なんてモノじゃない。
「広場」や、「講堂」、「宮殿」と言ったほうが相応しいのかもしれない。
しかし、ここは「部屋」。
ある一人の女の子のための。
「話っ...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
―――誰かに、呼ばれた気がした。
少女は闇の中で目を開けた。焦点が定まらない青い瞳がふらん、と揺れる。顔を上げれば其処は見慣れた旧エリアで、彼女は溜息を吐いた。
少女は、誰かに呼ばれた気がしたのだ。誰に、と訊かれても答えることはできないのだが、それでも確かにこの耳は自らを呼ぶ声を捉えたのだ。幻聴...コンピューター・レクイエム…2
roro
【第十三話】NEGOTIATION
私は確かに夕飯を食べて、お風呂に入って、ちょっと小さいケーキを食べて、ベットに入って寝たはずだ。
うん。確かにそうだ。
じゃあ、ここはどこ?
目が醒めると、そこは見知らぬ場所だった。
「…??…どこ、ここは…?」
あたりを見回しても、何もない。
本当に...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十四話】ENTER
ミクさんは、何が可笑しいのか、何が楽しいのか、クスクスと、肩を揺らして嗤っている。
私は今、この状態では何もできない。
真上からミクさんに笑いながら睨みつけられていて、動いたら一瞬で、確実に、私の命は終わる。
私が組織に入ると言わない限り。
『頑固ね―、そんなに大事か...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
【第十一話】TRUST
―――――――ビィィィィィイイイイイイ!!!
家中にサイレンが鳴り響いた。
これはちゃんと説明を受けた。
どこかで奴らが動き出したら鳴るという、ハイテク機能だ。
私は急いで着替えてリビングへ。
「遅れてすみません!!!」
そう叫びながら、リビングのドアを勢いよく開...CrossOVER NoIsE.
イズミ草
西暦、2XXX年。ネットワークが発達した世界では、同時にサイバーテロやウィルスも爆発的に広がっていった。
そうして、それに伴うように広がる誹謗、中傷の数々。ネットワーク内に置いて人権は尽く無視され、芸能人や政治家の多くが自殺に追い込まれる、という異常な事態へと発展した。
この事態に自らの立場や...コンピューター・レクイエム…1
roro
高校生活最後の冬といえば、普通は受験だ就職だとピリピリしているもんだろう。だが、俺は未だに緊張感もなく、自分の進路に漠然とした迷いを持っていた。
大学に行ったところで特にやりたいことがあるわけじゃなし、かといって就職したいわけでもない。惰性で受験勉強を続けているが、俺の本音は「自分がどうしたいの...月光に咲く花
りりん
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