タグ一覧 > タグ『Papillon』の作品

  • 【中世風小説】Papillon 1 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:742
    2010/01/21
    13:02

     あなたはもう、忘れてしまったでしょうか。二人でなら、何もこわくなかった頃のことを――。
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    「ルカ姉! メイコ姉!」

  • 【中世風小説】Papillon 3 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:344
    2010/01/25
    20:47

    「わぁ、可愛いーっ! ほら、見て!」
     並べられた商品を見てははしゃぐあたしに、げんなりとしてついてくるレン。
     高熱にうなされているレンに無理やり、街へ出かける約束をさせて、今日ようやくのデートとなった。少し離れた場所を、何食わぬ顔してカイトが歩いている。一応、用心棒だ。

  • 【中世風小説】Papillon 終 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:283
    2010/02/13
    13:48

    「ミク、ルカ!」
     靴の音を高く響かせて、部屋の中へ入る。
    「カイトはどこにいます?」

  • 【中世風小説】Papillon 2 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:275
    2010/01/23
    00:29

     君だけを見ていた、とか、君だけを守りたい、とか。
     もうそんな、白々しい言葉しか思い浮かばない。それを証明するものなんて、もうどこにもない。
     夢の中で、ただ君の姿を探していた。夢の中でくらいは、君の笑顔に会いたかった。

  • 【中世風小説】Papillon 10 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:264
    2010/02/08
    19:29

     無言で差し出された剣。カイトは俺をまっすぐに見て、いつもの穏やかな表情すら浮かべず、剣を持つように促した。
    「ちょっと、カイト!」
     ミク姉が走ってきて、カイトを止めようとする。だが、カイトはそれすら無視して、ただ俺を見ていた。

  • 【中世風小説】Papillon 4 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:260
    2010/01/27
    17:06

    流血表現があります。苦手な方は読むのをおやめください。
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     失うことに、慣れる日なんて来るのだろうか。君を失ってもいいと思える日なんて、来るのだろうか。もし君を失いたくないと願い続けたら、失わずにいられるのだろうか。そんな自分勝手を、世界は許してくれるのだろうか。君は、許してくれるのだろうか。

  • 【中世風小説】Papillon 5 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:245
    2010/01/28
    15:23

    「リン! リン!」
     身体を強くゆすられて、初めて誰かがそこにいることを知る。焦点の合わない瞳で、翠を見つけた。
    「ミク、姉……?」

  • 【中世風小説】Papillon 12 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:241
    2010/02/11
    15:42

    「何してるの!」
     声が響いたかと思ったら、後ろから思い切り腕をひねりあげられて、俺は剣を落とした。
     後ろを見ると、目を真っ赤にはらしたミク姉が、驚いたような顔をしている。

  • 【中世風小説】Papillon 7 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:240
    2010/01/31
    20:58

    「リン?」
     名前を呼ばれて、あたしはびくりと肩を震わせた。
    「起こしちゃった?」

  • 【中世風小説】Papillon 6 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:236
    2010/01/30
    16:47

    「っと、わぁっ!」
     朦朧とした意識の中で、ミク姉の声をきいた。その直後に、盛大に転んだと思われる音と、何かが転がり落ちる音。
     リンもミク姉も、何もない道で転べるような人だけれど、今回は何か持っていたのだろうか。

  • 【中世風小説】Papillon 8 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:232
    2010/02/05
    16:13

     君となら、どんな世界でも、生きていける気がしたよ。君と二人で生きていくために、いつかこの場所を離れるときのために……。
     ねぇ、僕を笑ってくれないか。そんな日は、最初から来るはずもなかったんだって……今の今まで気付かなかった、僕のことを。
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  • 【中世風小説】Papillon 9 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:229
    2010/02/06
    14:34

    「一緒に、逃げよう」
     ……その言葉の意味が、俺には分からなかった。
     いや、本当は、分からないはずがなかった。

  • 【中世風小説】Papillon 13 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:226
    2010/02/12
    15:32

     ねぇ。君が悲しんでくれるなら、俺は死んだっていいと思っていたよ。
     そんな勇気なかったけれど、でも、君の涙は俺の悲しみで、幸せだった。
     君がいない場所で、君に知られずに死んでいくのが怖かった。それだけは耐えられないと思った。

  • 【中世風小説】Papillon 11 穂末(水鏡P)さん 閲覧数:202
    2010/02/10
    15:23

    流血はありませんが、人が死にますので、苦手な方はご注意ください。
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    「せめてもう少しだけ、ここがあんたたちにとって温かな場所であり続けられれば……」

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