凪

揺り篭
たゆたう
大海　の
真ん中
まどろむ

魔獣

紅蓮の炎がすべてを焦がし
歯向かう者達切り裂く爪牙(そうが)
銀の髪を風になびかせ
大地震わす雄叫びは草木もひれ伏し
破壊と混沌撒き散らし大地を朱(あけ)に染める

絶対王者

お前の心
お前の体
お前に関る総てのものを支配しよう！！
私からは逃げられない
私に関る総てのものから逃げられるわけがない

幻虹

あめあがり　そらに
かかるにじよ
あかやきいろみどり
ふしぎなはし
ゆめのようないろ

蒼月演舞

清（さや）かに　蒼い月が　照らす夜（よ）には
静かに　友の奏でる　音色（ねいろ）に舞う　　
花は　笛吹く人の　息吹の端に　その身合わせて　震え
鳥は　琴弾く人の　指の撓りに　首向けて
届けよ　古に　舞いながら　想う姿

エルフ

昔の昔から彼らはいた　森とともに生きる人々
太陽を友に　季節を糧に　土をはだしで踏みしめて
未来の未来まで彼らは在る　そう信じて疑わない
けど永遠は続かず　終わりの鐘は　鈍い音立て鳴り響く
森の向こうから　やってきた彼らは　木々を　森を　奪い去り

秘密結社ジャスティス（仮題）

砲声轟く戦場に、一陣の風が吹きすさぶ
砂塵の向こうに隠れるは、自らに似た戦士の姿
同じ母なる海から生まれたのに
なぜ我らはいがみ合うのか？
答え得られぬ疑問にその膝を屈しても

ツンデレなんかじゃないもん!!

※
あんたなんか好きじゃないもん
(ほんとは大好き)
あんたなんか好きじゃないもん
(死ぬほど大好き)

【ミク箱愛知県　曲募集中】　佐久島

朝に花咲く　月草の群れ　潮の香りが私を誘（いざな）う
昼に光注ぎ　美しい筒島　竹林の静けさ、弁天様の場所
時間の流れない島　木々と海と私だけの島
夕に船が出て　静まる波止場　私は一人海を見続ける
夜に月明かり　真っ暗な島　日常（ふだん）と違う本当の夜

つぎのだれかに

ふと見上げれば
南行（ゆ）き　ひこうき
どうぞ　お気をつけて
どうぞ　よい旅を
あなたの顔も名前も知りません

子地蔵数え歌

帰りゃんせ　帰りゃんせ
わぬしゃお里へ帰りゃんせ
一針針を刺しやんせ
二子は水に流しゃんせ
三歳育てた太りじし

こころかさぶた

こころかさぶた　たびのぶた
おきにいりは　みずたまのかさ
ひとりぼっちで　ないてると
しょうがないわね　ぶうぶうぶう
そおっと　となりに　すわっては　

砂原ムゲン

　遠く離れて打ち合うのは　金属の音
　剣（つるぎ）の舞か　乙女の舞か
　果て無き砂原（すなはら）が見せる
　無限の幻か
　命がけの戦いを　水を差すのは

エンジェルアワー

白いパラフィン紙に眠っている　透石膏（セレナイト）のかけらを繋いで
月の優しい窓際に置いた　鉱石ラジオ
小さな箱に耳をくっつけて　銀色の砂を掴むように
ノイズを縫いながら辿り着いた　遠い周波数
宙（そら）から濡らすようにして　流れる柔らかな声はきっと

黄昏の足音

石畳の
真っ赤な街
夕日に伸びた
黒い影が笑う
遠い記憶

金魚鉢

水の底
聞いたんだよ
君が泣いて　泣いて
塩辛い海を創る
その音を

徒花　-アダバナ-　（Full ver.）

空に舞う花びらは　幾千の思い
繰り返す涙から　放たれた歌
*
賢しらな　玉章に　一片の　愛を
（サカシラナ　タマズサニ　ヒトヒラノ　アイヲ）

DX7

馴染みの近所の楽器屋で
ボクの目に飛び込んで来た
見詰められてる気がしたよ
中古で5万のDX7
運命と勘違いして

Next Stage

窓から太陽の光差し込み　目が覚めたよ
昨日とは違った　風が吹いてる　何かが変わる
目まぐるしく動く　そんな景色に　飲まれぬように
YESな答えしか選べないなら　負けないように
大切なものだけを守る　それじゃ足りなくて

悪の王女（悪の召使替え歌）

私は王女　君は召使
運命分かつ哀れな双子
君が傍に　居てくれるなら
何と言われたって　構わない
期待の中　玉座へと座る