ブクマつながり
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小さな村に住む男
名も無き羊飼いの男
家族は大きなお屋敷の主(あるじ)の大事な羊達
丘に登って 羊を放し 同じ夢を見ている
見上げる空はいつも高くて
飛ぶ鳥達が羨ましい
羊飼いの男は願う
いつかは村を出てみたい けど
主の言葉 耳に残る
羊がいる限り 他所(よそ)へは行けぬ...羊飼いと娘
知野あうと
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人里離れた辺境の 森深くそびえ立つ館
さらわれ来たるのは 十にも満たぬ娘子や
子を産めぬ養父母が 家系絶やす訳もいかず
愛情などは知らないが 金に物言わせ連れてきた
血塗られた伝統を 引き継ぐために連れてきた
地下牢からは悲鳴は絶えず 静寂とは程とおい
さあ あなたの部屋よ
鬼の仮面 醜く歪む...鬼ノ娘
刹月霞
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L:此処に巣食ったのは 罪業の魔都 ソドム
理性を捨て 愛欲にまみれた醜い街
R:聖なる神の 教えを無視した
ヒトの行方(ゆくえ)
RL:贖罪の時は訪れ 容赦はしないと云う
L:穢れた その血はひとつも 残さず消ゆ
RL:ハレルヤ
R:嗚呼、人はまだ 祈るのか 無駄だと知って
L:十字を...【鏡音リン・レン】Calotropis procera-ソドムの林檎-
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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鷺よどこまでも飛んでいけ
おまえは自由なのだから
高い建物をよけながら
鉄塔をいくつもくぐって
ダムの谷を渡り
みなかみを越え
景色のあるほうへ
たまには田舎の沼なんかで羽を休めてさ
ちょっとしたら飛んでいけよ
おまえは自由なのだから...鷺へ
漆烏
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薄紅の花びらは ひとひら街に消えて
見上げれば曇り空 切り裂く燕一羽
巡る季節に 昇る朝陽に
過ぎ行く時に 脅え続けて
芽吹く翠は 未熟な胸ざわめかせ
雨上がり そよぐ風 香り立つ土と水
踏み出せば水鏡 砕け散り輝いて
戦うように 血を流すように
寄...杯
よあけ
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1番
Aメロ
歌う ために 生まれた ロボット
心を もった アンド ロイド
一人 ぼっちが 重すぎて
心 いつも 持て余してた
Bメロ
夏の はじめに 現れて
夏の 終わりに 消えた君
私に 愛と 花火を 残した...線香花火
七紙さん999
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黒の樹海の奥深くに 大昔からいる人喰いの怪物
美女の姿をしているが うっかり近づけば命は無い
長い無数の腕を隠し持ち 獲物を捕らえて抱きしめる
そしてじっくり時間をかけて 締め付け 息を止めるんだ
泣き叫ぶ哀れな者も 死を恐れぬ勇者も
数え切れない人々を 今まで食べて来た
そりゃ彼女にしてみても 人...人喰いスキュラ
nefty
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①
「君を愛してる」 その真実と
「僕を愛してる」 君の言葉を
秤《ハカリ》にかけたら どっちが重いか
夜通し考えてみたんだけど 答えはやっぱり出ない
見失いそうになる 人のなかで
君はだれかと 笑っていたね
僕を見かけて 隙間から手を振る
君はなんて 罪深いんだろう
※...【帯人】ずっとそばにいるから【純愛!?】
アイクル
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A
空で 輝く星の 歌声に耳をすませ
夜の風に 現在(いま)を預けて そのまま 目を閉じれば
B
世界がどうであれ 太陽は昇って 明日は巡るだろう
サビ
遥か遠くの地で あふれ続ける誰かの涙は
小さな川になって ボクの元へと きっと思いを運んでくるから
C
その想いの全て 手の中に包むんだ...【曲募集】星月夜
宵社 月夜≡つっきー
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A[男性パート]
君は しゃらり、しゃらり、衣擦(きぬず)れを
遺して逝った
明けを待たず 月へと帰る背も
見せてはくれず仕舞いで
B
触れた手の ぬくもり
薄れ尚更 狂おしくもなる
嗚呼...赫奕の夜、金の涙
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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【A】眩い切っ先で空を征す
それは剣か 光矢の軌跡か
幾千万と降り注ぐ 水禍とともに地を征せ
天を轟かせ 地を侵す
【B】数多を流し 数多を破壊し 数多のものが戦慄す
其は我の怒りではなく
其は我の侵略なり
【S】雨多の軍勢 光矢を放ち
我、将となり 天を翔けん
...御雷(みかづち)
ジュニア
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西の棺が 水底に
落ちる頃
白き鉄馬の 嘶きも
今や遠く 雨音に消ゆ
夢は 目蓋を過ぎて
溢るる露の如し
君よ 優しき古声の人よ
然らば 悲しむなかれ
その生に 永久の
詩を咲かそう...霖詩
はねz
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A
花は花として 生きるわけでなく
さらば散りぎわも 清く凛とせん
肌に映えた紅(べに) 瞳濡れ羽色(ぬればいろ)
数度見瞑(すうどみつむ)れば 嗚呼…
時はゆるゆらと流れよう
B
零れゆく吐息
柔(やわ)く受け止めて
みだれた髪に触れて 触れて…...風偲花伝
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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【A】
踏みつけられた蛇が歌う
贖いとは妄執
あからさま 振り撒く 腐敗臭
純潔なる切り花
子沢山とは婀娜花
【B】
鎮魂歌に 踊る
謝肉祭の 無礼講
緋ごろも卿 社交...『聖櫃ノ画弄』
Taki
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ひらり ひらり
散り行く桜
春夏秋冬廻りて候――
潔く散るが為
狂い咲いた我が恋の
行き先は知れずとも
枯れさせはせぬと抱いた
春の出会いは桜の香(か)
あなたの笑みを心に刻み
夏の行事は芙蓉の香(か)...春夏秋冬(ひととせ)
無名のL
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A
昏く寒い砂の中 君は何想う
せめて羽根が在ったなら
月夜の光に飛べようか
B
傷つけるだけの牙
忌み嫌われ
隠し続けた姿
終わらぬ生き地獄
S...Myrmeleontidae
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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S
枯れるまでに何匹狂わせる?
乱れ咲いた花びら震えている
それでも確かに感じる恍惚(こお※/こ/つー)
腐りかけた果実ほど香り立つ
A
気取った人工的な甘味料が混ぜ込まれた
イチゴ味のミルフィーユは
黴塗(かびまみ)れになっていた
濁った瞳に映る紅(あか)と碧(あお)のコントラスト...mille filles-ミルフィーユ-
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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吹く風すら凍てつく 白銀(はくぎん)に煌(きら)めく大地
空に蒼き月
この身を守るものは 只(ただ)、己(おの)が牙と爪のみ
他に何もない
同胞(はらから)たちよ
我(われ)の声を聴け
怯えるだけでは何も始まらない
いかなる時も
傷つくこと恐れないで 大地を駆け抜けろ
行く手さえぎる全てのものに...遠吠え【作曲:じゅん様】
kai
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1番
Aメロ:小さい 頃は いつも 一緒(4 3 3 3)
覚えて いるよ 曖昧だけど(4 3 7)
確かに あるよ 君の キオク(4 3 3 3)
ひまわり みたいな 君の 笑顔(4 4 3 3)
Bメロ:時は 流れて キオクは途切れ(3 4 7)
君は 遥か...半分のジェミニ
七紙さん999
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白粉(おしろい)はたいて紅引いて
金の簪(かんざし)笄(こうがい)髷(まげ)に差し
仕上げに打掛かさねれば これがあちきの戦装束
おいでなんし旦那様 ここは泡沫(うたかた)夢の園(その)
今宵も鐘の音(ね)が響き 大門(おおもん)が開かれる
濡れたまなざし一つで囲い込み 甘い吐息ひとつで絡めとる
手...徒花の唄【落選作】
kai
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淡い夕暮れ こぼれ落ちた
一番星に そっと願った
もしも世界が
終わる時がやってきたなら
その時 僕は君の側にいられますように
ささやかな希望
きらきらしている
まるで 君みたいに
この世界で キレイなものなんて
あの虹だけだと思ってた...【鏡音リン・レン】やさしい花
damel
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青空広がる箱庭に
ひとつ赤を溶かして
抉る度はしる痛みは
貴方への愛の証
開かない扉の向こうには
絆を裂く獣
喚く声 耳を塞いで
草原に独り立つ
(傷跡 恍惚 眩暈)
この身は全て貴方のもの...マゾヒズム・シンドローム
雪那
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群青の絵の具 乾いた筆に乗せて
一筋 描いた雲が 御空の瑠璃に溶ける
汽笛の声を 潮(うしお)の風が運ぶ
濃紺の水平線に 光が
朝陽の生まれ落ちた 刹那の時に
悠久の空も海も 朱(あけ)に染まりゆく
白んだ空に 蒲公英の綿毛 揺れる
日傘のような羽を広げて
微かな吐息 それが 移ろう合図
小さな気球...うつろい
鈴本キョウコ
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その血の数だけ
悶え嘆く少女
探した空蝉と万華鏡
また怒りと憎悪
ただ痛みをどうぞ
これは幻か夢現か
誰が為の謝肉の跡か
並んだ骸が在るわ
絶え間なく鳴る音楽は
あさましきその場所に色添え...カルニバル(歌詞)
syudou
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十六夜(いざよい)に浮かぶ美雲(みくも)の華
夜の海に流るる宵の月
遊郭の奥に続く道を
提灯や行灯(あんどん)が淡く照らす
鳥が鳴いて飛び去るように
僕の元から消えた君の影
あの日見た遠ざかる君の後ろ姿
切なく揺れる恋の花
歌え踊れ声を響かせ
もう会えない君にも届くよう...孤独ノ宴
空気雲
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月の光揺らめきて
神場(しんじょう)を歩くは誰ぞ
シャラリ響き渡る
鎮静の鈴の音散り
踊りて候
今のこの緩(おだ)やかな幸福は
誰かの犠牲がある事忘れるなかれ
さあ
踊れ 踊れ 踊りたまいて
彷徨えし御霊(みたま)を導きたまえ...狂鬼演舞
湯島結代
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『ギャンブルシンドローム』
一攫千金宝くじ
当たれば人生舐めプレイ
テレビのCM真に受けて
億万長者さ
買っても買っても当たらない
増えてく増えてく紙屑が
当選番号39組×××××××
破産寸前です
一二の三で喜んで...ギャンブルシンドローム【歌詞】
人間どっく
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アーッハハハハハ
さあひざまずくがいい
むかしむかしあるところに
栄華を極めた王国の
闇の世に君臨するは
青き髪をした吸血鬼
白く美しき喉求め
今宵 闇に踊りましょう
赤く麗しき血に飢えて
鋭き牙は誰ぞ狙う...闇の王(悲恋版)
Mishika