かじき色さん

ボカロ曲を聴いている内にVocaloidで遊びたくなって、2012年9月にMewを購入して作詞、作曲しています。自分で作った曲やカバー曲をニコニコ動画へ投稿しています。piaproではコラボで編曲して貰ったり、イラストを描いて貰ったりと、楽しく動画作成しています。最近はループ素材を使って編曲出来る様になりました。

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【ショートストーリー】私の記憶と写真について

そして、私は何事も無かったかの様に家へ帰った。
私の手元にはあの時の写真があるだけで、あの時に何かあったと言う記憶は無い。
けれど私の写真には時々見覚えのない「何か」が写っている事がある。
私は心霊現象は信じていないので写真に写っているのなら、その「何か」を見ていたはずなのに覚えていない
写真を撮った時には存在していた「何か」私の記憶からは消去されているそれは・・・

(・・・)誰かを呼ぶ声が聞こえた気がして突然思い出した

私が最近出掛けた際に撮った写真を眺めていた時、不意に名前を呼ばれた気がして振り返ったけれど
誰もいないそして前を向く、昔は良くこんな事があったそして前を向くとあの子がいた
あの子は私の目には他の人と変わらない人間に見えたけれど他の人にはあの子の姿が認識出来なかった
あの子は私の大切な友達だから皆に紹介しようとあの子の事を話しても誰も信じなかった
私はあの子の存在を皆に知って欲しくて、ある日思い付いたのがあの子を写真に写す事だった
そして私はあの子の写真を撮った、いや実際にはあの子が写真に写る事は無かったので
結局は背景の景色しか写っていない単なる風景写真が撮れた。
あの子は実態を持たない存在、いわゆる精霊だろうから当然の結果だけど、私は諦めなかった。
あの子をフレームに収めてファインダーを覗きシャッターを切る、その一連の動作はとても楽しくて
いつしか私は最初の目的も忘れて写真撮影に夢中になった。
私たちは色んな場所に出掛けて写真を撮り続けた、そんなある日あの子が途中でいなくなった
私は次に撮影する構図を探しながらあの子が帰って来るのを待っていたけれど戻って来なかった。
その日帰ってから撮影した写真を現像すると、写した覚えのない「あの子」が写っていた。
いや私はあの子をフレームに収めていたのだしあの子に向けてシャッターを切ったのだから
写した覚えはある。問題なのは何故精霊が写真に写っているのかだけれど・・・
その直後に私はあの子に関する記憶を失った。

そしてあの子、幼い私が「みく」と名付けた精霊との記憶を取り戻した今
私の手元にある写真に精霊「みく」の姿は写っていない。
私はもう一度「みく」に会えるのだろうか、もし会えたら一緒に撮影に行きたい。
もう一度その姿をフレームに収めて、でもシャッターを切るのはやめておこう!
何時かその日が来る事を信じて、私は今日も撮影に適した場所を探し続ける。

私と精霊「みく」のショートストーリーです。
この作品はみわみみさんの写真作品「時間の累積 ショートストーリー付き」の
メッセージ蘭にコメント代わりに5行のみ記載したショートストーリーの続きです。

この物語はみわみみさんをモデルにしたフィクションです。

最初は写真に写っている「何か」は曖昧にするつもりでした(まあミクなんですけど)
ヒントを出したりしている内に違うストーリーを思い付いたのでこんな形で投稿します。

投稿日時 : 2016/01/08 19:45    投稿者 :かじき色

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