ブクマつながり
-
梅酒の造り方。
梅を洗ってその水気をよくふき取る。
へたを楊枝などで取る。
殺菌した大きな瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていく。
焼酎を注いでふたを閉めて冷暗所にて保存。
「これで3ヵ月後くらいには梅酒が出来上がります。」
そう画面の向こうでマスターが厳かに告げた。リンは、そんな3ヶ月だなんて...Master 梅酒の造りかた・1
sunny_m
-
#79「勘違」
翌日、天気がいい
ただ、孤児院の中が心なしかどんよりとしている
義弟や義妹たちは、いつも通り、元気なのだが、ミクがややぼんやりとしている
完全に僕のせいなのだが……
レンもリンちゃんが心配なのか、どこかイライラしている
そして、僕もミクへの罪悪感と、リンちゃんが森に帰っていたらどうし...妖精の毒#79
しるる
-
#83「不敵」
「ここよ。ここがネルの家だった場所……」
そう言って、ルカさんが案内してくれた場所は、一般的な小さくまとまった一軒家だった
今は人が住んでいないのだろう……
人がいなくなってから、たいして時間がたっていないというのに……なんというか……
「ネルの母親は、叔母様が亡くなる前の年に滑落の...妖精の毒#83
しるる
-
#77「答え」
「ミク~!!」
僕は真っ暗な暗闇の中、傷つけてしまったミクを探していた
今となっては、自分でも、どうして気付けなかったのかと思う
僕はレンの言うとおり、馬鹿野郎だった
しかし、今は後悔している暇はない
早くミクを見つけなくては……
僕は思い当たる個所を片っ端から行ってみた
そして、最...妖精の毒#77
しるる
-
#82「再び」
僕とルカさんは妖精の世界への入り口に向かう
「ルカさん、メイコさんとリンちゃんを助ける方法って、考えてあるんですか?」
ただ単に相手方に乗り込んでいっても、駄目なのは目に見えている
「正直、何も考えてないわ。」
僕の横を歩くルカさんは、しれっとそう言った
「手紙の相手が誰かもわからな...妖精の毒#82
しるる
-
#78「レン」
「ありがとう……カイト兄」
涙を拭きながらそういったミクのその言葉……僕に突き刺さる
「もう、大丈夫!私は、いままでどおり、みんなの義姉ちゃん(おねえちゃん)で、カイト兄の義妹!それでいいんだ!」
ミクが笑顔で僕にそういった
でも、無理しているのは、さすがにわかった
けれど、そこには...妖精の毒#78
しるる
-
#84「戦闘」
「ええ。二階で生きてますよ。まぁ、今は……ですけど。ふふ……」
不敵に笑う手紙の差出人
「ふざけるな!いますぐ、2人を返してもらう!」
ルカさんが相手に向かって走っていく
ルカさんが相手をとらえれば、あとは力で吹き飛ばせるはずだ
しかし、相手は向かってくるルカさんの胸ぐらをつかんで、...妖精の毒#84
しるる
-
#96「名前」
僕とリンちゃんは、孤児院に帰って来た
僕らが玄関に入ると、雪崩のようにながれてくる義弟妹たち
「おいしゃのおにいちゃん!おかえり!」
「まいおねえちゃん、どこにいってたの?」
「かいと、おみやげは?」
群がってくる子供たちに、僕もリンちゃんも、もみくちゃにされ、立ち往生してしまった
...妖精の毒#96
しるる
-
#88「昔話」
「あなたの話が無駄話となった時、あなたの命の終わりです」
フードの女性の言葉に偽りはないだろう
でも、僕はまだ終われない
「これはある一人の女の子のお話です」
「何言っているの?早く、私の動機とやらを説明しなさい!」
僕の話を遮ってフードの女性が怒鳴った
「これには順序が必要なんです...妖精の毒#88
しるる
-
#92「真相」
叫ぶハクさんを僕は無言で見ていた
嫌悪でも、軽蔑でも、同情でもない……自分でもよくわからない感情で……
「うるさい……うるさい……あの女が、そいつらが、私を……」
ハクさんの髪が乱れ、長い髪の間からあやしく目だけがのぞける
「ハクさん!目を覚ましてください!こんなことをしても、あなた...妖精の毒#92
しるる
-
広大な大陸を支配する国家、ベルゼニア帝国。数百年前、この世界にやって来た悪魔を滅ぼし、世界を救った勇者を祖先に持つ国である。
その一部、アスモディン地方ヴェノマニア領は、勇者と共に戦った者の子孫が治めている地であった。
儀式用のゆったりとした装束を纏った青年が、床に描かれた複雑な魔法陣の淵に立...二人の悪魔 1
matatab1
-
#91「過ち」
「あなたは大きな勘違いをしているんだ!」
僕の言葉が、今はただただ空しく響く
「あなた……さっきから、それを言っていますね?私が一体何を間違っているというのですか?」
ハクさんは不気味に笑っていた
「ハクさん……さっきの話、身に覚えがありませんか?」
「ふふ……ありますよ。さっきの女...妖精の毒#91
しるる
-
#80「急転」
「ル、ルカさん!?」
なんと、森の方から走って来た人物はルカさんだった
「ど、どうしてここに?」
「う、うるさい、わよ。はぁ…はぁ…、それより、リンは?リンはどこ!?」
ルカさんは息を整えながら、僕に掴みかかって来た
「リンちゃんですか……そ、それが……昨日の朝から行方不明で……」
...妖精の毒#80
しるる
-
#90「本音」
先代とリンちゃんに恨みをもっていた人物
メイコさんに睡眠薬を飲ませることができる人物
あのルカさんを投げ飛ばすことが出来るのは訓練された人物
僕が人間だとあらかじめわかっていた人物
そう、初めからこの人しかありえなかった
「やはり……あなたでしたか…………ハクさん」
「お見事です。ま...妖精の毒#90
しるる
-
#85「窮地」
黒いフードの女性の正体がわからない
ただ、メイコさんを宮中からさらえる人物がそうそういるはずもない
ということは宮中の人間があやしい……
「あの、メイコさん!ルカさんより強い人って、宮中にいますか?」
「え……そ、そうね、ルカもかなりのものだから、そんなにはいないだろうけど、いると思...妖精の毒#85
しるる
-
私のマスターはいい人でした。
私はいつでも歌えると思っていました。
いい人でも幸せな道を歩んでいるとは限りませんでした。
マスターは私を不安にさせないようにと、一生懸命に働いていました。
深夜まで働きだした時には、私も止めました。
でも、マスターは聞いてくれずに働いていました。
とても楽しかった日々...マスターが捨てた私
ku-yu
-
この話は僕(ライト)の完全なネタです。
いつも以上に二次創作、自己解釈要素が高いです。
公式設定ではありません。また原作者様となんら関係もないのに好き勝手書かせていただいています。
それでも大丈夫な方は、スクロールしてどうぞm(_ _)m
―眠らせ姫から眠り姫に…―
R「よし!!」
パソコンの前に座...【ネタ】 レン君と悪ノワールドに行ってみた。
Raito :受験につき更新自粛><
-
ふわふわ 浮いている
きれいな 青空に
優しい 白い雲
そよそよ 揺れている
さわやか 風の中
囁く 青い草
誰もいないこの場所に
一人だけで歌うんだ
大きな空と 小さな僕が
一つになった気分なんだ...大きな空と小さな僕
果実
-
「天才は理解されない」
その言葉は、強く僕を苦しめた。
僕は自分が天才だとは思わない。
ただ、物心ついたときから、そう言われた…
僕は小さなときから、大人に負けないくらいの知識を身につけていたそうなのだ。
皆は言う。
「天才にはついていけない。理解なんかしたくない」
僕自身は、何もしていないはずだ。...【ココロ・キセキ】孤独な科学者と奇跡のロボット【二次創作】
ゆるりー
-
#81「使命」
「ルカさん!これって!」
「ええ……ここにリンがいないとなると、本当なのでしょうね。」
ルカさんが悲しい顔をした
「これがあいつの……女王の悪戯だと思いたかったのに……リンがいないんじゃ、これじゃ……ほんとに……くそっ!こうなったら!」
ルカさんが踵をかえして、森に向かって歩き出す
...妖精の毒#81
しるる
-
何か特別なことがあったわけでもない。
何となく、目についたから。本当にそれだけ。
小さな白い箱を手に、メイコは自室に帰った。
箱からは微かにクリームとバターの柔らかな香りがもれている。
帰りしなに、ふと目に入ったケーキ店。
色とりどりの小さなケーキたちがショーケースに並んでいた。
元々、甘いものはそ...ケーキケーキケーキ(カイメイ小説)
蓮本
-
あてのない御手紙に
宛先を書きました
告げるまでもなく地図にない
私も知らない都市ですが
ありふれた封筒は
晴れた日に買いました
柔らかな蝋で蓋をして
絵のない切手を貼るために
それはそれは綺麗な文字で
記さなかった合言葉...空想郵便
吹憐
-
向日葵 空高くへ
背伸びしてたこともあったね
太陽 暖かな温度(ぬくもり)
いつまでも輝きつづける
四葉に 優しい風
ふわり旅立つ光の虹
約束 いつかの再会に
一筋の雫はいらない
夕焼けの人影 繰り返す昔話 内緒のジンクス
振り返り呟く 夢の中...【応募用&完成】くれよん夢日記
Ageha.
-
A)丑の刻 B)運命の時
AB)何を躊躇っている?
┏A)さぁ、俺の手を取って
┗B)さぁ、僕の手を取って
A)とある教会の修道女(マリア)
誰にでも優しい 愛するお前
その優しさ故に俺をも受け入れ
民衆達はお前を邪悪と罵る
憎きこの世界 されどお前の愛する世界
ならば俺は戦おう お前が笑って過ごせ...first story -悪魔と神父-
エニコ
-
【A】
やわらかな 木漏れ日
まどろみの中で 歌う
レコードから 微(かす)かに響く
名もなき歌を
【B】
四角い空は 私の瞳と おなじ色
見上げたら なぜかしら
涙こぼれたの
【サビ】...こうふくなことり 【曲付きました】
ひなぁ
-
今日もボクのしっぽは
片思いにうずうずしてる
あいたいなあえるかな
そわそわしてふるえちゃう
行きかうひとのなかに
いつもいつも探しちゃうんだ
いないかないるといいな
どきどきして夢見ちゃう
にゃんだか胸がくるしくって
トクントクン高鳴ってる...こいねこようび
momiji1225
-
錆びついた鉄塔から
聴こえたの 確かに
寂しげに鳴り響く
遠き日の 残響
何処に行ったの
秘密を連れて
僕の知らない「顛末」が在る?
何を諦めたの
鎖された扉
崩れかけたその先に…...鉄塔ノ街
サカノウエ
-
くじら公園の写真家
あなたの小さな同意が欲しくて
そんなちっぽけな安心感でいいんだ。
自信なんてない。あるふりだけ
必要分していくんだ。
くじら公園でみつけた砂の城 子供達が見ている世界は
幸せを絵に書いた 帰れない場所
透明な言葉で 花を一輪探して きっと
まだ僕らは 見つけられない
分からな...くじら公園の写真家
Yono
-
「よし、乾いた」
ぱん、とシーツを叩くと、お日様の匂いがした。
今日は久しぶりの晴れ間だった。
いいお天気で湿度も低くて、溜まりに溜まった洗濯物をやっつけるにはうってつけ。
いつもは賑やかを通り越して騒々しいこの家も、今は私一人。
ミクとルカはマスターに呼ばれているし、双子はどこかに遊びに出かけてい...【カイメイ】彼の服
キョン子
-
*前回までのあらすじ*
脱出とかおもしろそうだよね!
「脱獄する、だって?」
レンが少し驚いたように言う。
だがそれよりも、俺はさっきのあらすじについて文句を言いたい。
いや、脱獄っていうのも驚いたけどさ。
「脱獄、ね…この『13943号室』から、逃げ出すことはできないんじゃなかったか?」
そう。
...13943号室 3【自己解釈】
ゆるりー
-
プロローグ
それは夜。
月明かりすらない新月の夜、静まり返った帳の中で、一人の男が不安そうな表情で腕を組み、苛立ったように軽く足踏みをしていた。まだか、と思いながら固く閉じられた扉を眺める。もう何度目になるか分からない行為である。視線を送ったところで開くものでもないとは分かっているのだが、それで...悪の娘 小説版 (VOCALOID楽曲二次創作)
レイジ
-
Survive
作詞・作曲:SHO
歌:鏡音リン・初音ミク・本人
まだ流れる涙 曇った空の下
愛しい温もり消えゆく時の流れ
まだ響いてる胸 溢れ出てく吐息
生きている事実を抱き締めて
諦めない
笑いながら旅立つその日まで
生きて生きて生き抜くんだ...Survive
SHO【キセノンP】
-
CAUTION 悪ノシリーズとは関係はありません
かぶるところもありますが…
本当に関係ありません
昔々あるところに、1つの王国がありました。
皆心優しいとてもよい国です。
そこに君臨する王女様の名をリン、
双子の弟である召使の名をレンといいました。
とてもとても仲のよい二人...ある王国の物語
ku-yu
-
悪徳のジャッジメントを題材にしたショートショート集です。
ギャグですのでご注意を。
【PV撮影前のとある風景】
今日は「悪徳のジャッジメント」のPVの撮影だ。珍しく真面目な曲(悪ではあるけれど)の撮影なので、僕は結構楽しみにしていた。だって普段ヘタレとかバカイトとかそんなのばっかりなんだよ? ...悪徳のジャッジメント 小ネタ集
目白皐月
-
いつからか大人になって 手の届くものだけ見てた
流れる時間の速さに ひとつずつ置き忘れてた
あの日 夏の約束が 胸の中よみがえる
帰り道 空 あの日と同じ星を見つけて
重ねた指先さえも 永遠に離れることなく
いつまでも どこまでも
行けると信じてたんだ
伸ばした手のひらの先 見上げた輝く星空の
あの...サジタリアス
Shake Sphere
-
午前四時のコールで目を覚ます
「昨日は行けなくてごめん」なんて
言い逃れと言い訳を交互に
使い分けて楽しんでる?
「アナタだけよ」なんてね
ベタ過ぎ…笑えない
誰かと繋がっていたいだけ?
苦くてホットなスパイス
君だけに今あげたい
夢中にさせて 僕のテイストを...SPICE! -KAITO ver.-
貴緒
-
謁見の間。玉座は二つ。
右側に座るは十四になる王女。
左側に座るは、同じく十四になる王子。
「……退屈ねえ」
紅茶の入ったカップを静かに置いて、リンは片割れに話し掛けた。
「んー」
だらしなく肘を突いて、レンは適当な相槌を打つ。
「なんでこんなに退屈なのかしら」
「毎日同じことの繰り返しだからだよ」...【改造悪ノ】王子と王女【平和すぎる】
音坂@ついった
-
宵闇降り立ちて この日を包む
小暗き無間を裂け天狼星
土には篝の火 囲めや囲め
七回回れば すべて虚言
熱い頬冷めた指 娘は待つ
誰かの手のひらとそのぬくもりを
宵待ち時を知り 蕾は開く
一夜の盛りを 逃さぬように
日々に錆びた螺子は 燃やし融かして
思いのままの夢に酔い痴れるまで...花祭り 宵祭り
さささ
-
Crazily, Let's love with me!
(狂うほど、愛し合いましょう)
Why are you smile?
(何笑ってるの?)
wait pleas! attractive boy.
(待って、愛らしいあなた)
If you give special night to me. f...Another:Sweet's Beast
アキツキ@あざあP
-
Ⅰ.
In the closed world, he stare quietly.
She stares quietly, too.
I pretend not to notice it.
Do you notice my drunkenness?
Hid love that see...Cantalera (カンタレラ英訳ver0.9)
棕櫚
-
黄色の国の王政が崩壊した。
今、街の人々はその話題で持ちきりだ。
黄色の国は、他国の国民である私達から見ても酷い有様だった。
絶対王政。極悪非道。民の貧窮など嘲笑うように見下して、王族貴族達は贅沢三昧を繰り返していたという。
そしてなにより……その頂点に君臨していたのは、まだ齢14の少女だったと...残された者【悪ノ二次】
ズサ
-
どこの国も港の歌は、いつも底抜けに陽気なものだ。
人と物が行き交う賑やかな港の喧騒を眺めながら、三日ぶりに降り立った陸の上に一息付いていたメイコの耳に、またあの聴きなれた歌が聞こえてきた。またひとつ新しい船が着いたらしい。
積荷の上げ下ろしに合わせてテンポよく聞こえてくる船乗り達の荒っぽく陽気な歌声...「カンタレラ」&「悪ノ娘・悪ノ召使」MIX小説 【第0話】前編
azur@低空飛行中