ブクマつながり
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濡れ縁から庭を見下ろす。
未だ冷たい風に嬲られ、灰桜色の花びらが舞い落ちては濃い闇に解けてゆく。
一振りの枝を生ける彼女を側で見守り、笑い合ったのは毎年のこと。
春の日差しの中でも、宵闇の中でも、膨らんだ蕾が枝を染めた頃も、咲き始めも、散る間際も、この桜はいつだって綺麗だった。
しかし彼女がこの家の...青い恋 裏設定的SS

壱號 ‐いちこ‐
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【 Queen×Knight 】
M:抱え込んだ酔いの中
歓楽街の喧騒に拍手喝采
ワインレッドは伊達じゃないわ
魅了が十八番の
私は今夜のハートの女王
M:似合わないわね アナタには
お酒の匂いも派手なネオンも
影に溶け込むタキシード
護衛がお似合い...※【 Queen×Knight 】

cocotuki
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この小説はryoさんの「ワールドイズマイン」を聴いて
その後あにまさんのアナザーを聴いて
ものすごく触発されちゃった感じの子が書くお話です。
当然ご本人には全くもって関係ありません。
問題があるようでしたらすぐに削除します。
ものすごく妄想の世界を突っ走ってます。
自分なりの解釈が強いのであくまでも...【小説】セカイでダレよりオヒメさま vol.0 とりあえず前置き

夕映
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目が覚めた。
眠りにつく前と、まったく変わっていない景色に、落胆する。
嗚呼、私はまだ生きているのか。
…いや、生きている、という事とは少し違うだろう。
私は人形…命など、最初からない。
それなのに何故、"生きている"などと考えているのか…。
簡単な事だ。
遠い昔…あの人が、あの人と過ごした日々が、...【勝手に解釈】灰と薄紅

桜宮 小春
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1.タイトル 2.概要 3.メモ の順番で列挙します。参考までにどうぞ。
1.《人魚姫》
2.海の底の人魚の姫君が、人間の王子に恋をする。だが、足と歌声を引き換えに王子に出会った姫の思いは全うすることなく、彼女は最後には泡となって消えてしまう。だが、代わりに姫は”空気の娘”となり、のちに魂を得ること...童話コラボ用資料~人魚編~

Yuniko
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――知ってる?
君が笑ってくれること。
君が泣いてくれること。
こうして側に居てくれること。
それは、奇跡みたいな確率なんだ。
「ねぇカイト」
「なぁに、めーちゃん」
「なんでさっきから私のことじっと見てるの?」
「んー?いや、めーちゃんだなぁって思って」
この数時間で幾度も繰り...【カイメイ】たいせつなひとへ

キョン子
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★★ Attention!★★
このお話はryoさんの「ワールドイズマイン」と
あにまさんのアナザーに触発されちゃった感じのお話です。
故にカイミク(寧ろあにミク…?)が苦手な方はご注意を。
そしてあくまでベースにしただけで、妄想部分もいっぱいです。
当然ご本人には全くもって関係ありません。
問題が...【小説】セカイでダレよりオヒメさま vol.1

夕映
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(剣)
小さな花のようなその笑顔 15
可憐に咲き誇る無垢な花 15
触れる事すら許されない白 15
触れれば枯れてしまいそうだから 15
(華)
何時も話し掛けてくれる貴方 15
私は笑顔で返すけれども 15
知っているの 戦地に出る事を 15
だから伝えられない この想い 15...つるぎの華―椿―

夜月氷桜
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※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください
【カイメイ】昼下がり。

キョン子
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何か特別なことがあったわけでもない。
何となく、目についたから。本当にそれだけ。
小さな白い箱を手に、メイコは自室に帰った。
箱からは微かにクリームとバターの柔らかな香りがもれている。
帰りしなに、ふと目に入ったケーキ店。
色とりどりの小さなケーキたちがショーケースに並んでいた。
元々、甘いものはそ...ケーキケーキケーキ(カイメイ小説)

蓮本
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うだるような暑さの中、こんな時にまでいちゃついているカップルの横を通り過ぎ、余計な鬱陶しさを感じながらも足早に家へと歩を進める。
目立つ外見を隠すための帽子で、既に頭の熱さは眩暈がするほどだ。
楽になるはずなのに全く楽じゃないのはどうしてだろう。
ヘッドフォンからは最近よく聴くようになったCMソング...HPNOTIQ HYPNOTIC

+KK
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カイメイ、ミクメイでカンタレラです。
長いのでいくつか分ける予定です。
お好きな方がいらっしゃいましたら、フーン、くらいにみてもらえれば幸いです。
注意※この小説内でミク→ミクレチア、KAITO→カイザレ、MEIKO→メイコ
となっております。
妄想捏造がかなり酷いですが華麗にスルーして...カンタレラ <M-style> 1

雑食
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ボカロ寮とは
元々は歌手を目指す人々が、防音されている為入居する事が多かったただの寮。
現在は『クリプトン』と『インター・ネット』の2プロダクションが運営し、所属ボーカロイドを住ませている為、ボカロ寮と呼ばれる。
歌の練習の為、各部屋は防音。
寮なので、キッチンやお風呂等は共同。
みんな本当の家族...ようこそ!ボカロ寮へ

架月 翔
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※カイミク小説です。KAITO視点。
静まり返ったディスプレイ内に、小さな声がこだまする。
何度も何度も、ごめんなさいと謝る声。そして、時折鼻をすする音が聞こえる。
誰かが、泣いている。
僕らの想い
「……ミク?」
「あ……」
突如声をかけられ、涙を止めようと目を擦るミク。
その手はすぐ...僕らの想い

sozoro
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シャカシャカと微かな音が聞こえる。すぐ隣でめーちゃんがヘッドホンで音楽を聞いているからだ。どれだけ小さな音で、音洩れを気をつけていても、無音の部屋では僅かに聞こえてしまう。…まぁ、外じゃないから音量を気にする必要もないし、それなりの音量なんだろうけど。
手に楽譜を持ってふんふんと音を確認しているめー...すぐ傍で(カイメイ)

霜降り五葉
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coda Grandioso
11.
「海斗くん。海斗くーん!」
俺が女将――一度でも母親と呼ぼうものなら、独りでは到底こなせるはずもない量の仕事を押しつけられた――から、この旅館にある温泉の効能を暗記させられていると、そんな声が聞こえてきた。
今日は、これでいったい何回目なんだ――?
...ロミオとシンデレラ 43 ※2次創作

周雷文吾
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オレジナルPの【MEIKO・KAITOでカバー】magnet
を聞いて、妄想が止まらなくなりました。
カイメイで
この曲のPV撮影時の話
ですが、
それでもいいよ。と言う方は、
前のバージョンをどうぞ。
09.08.15 おまけの後日談をちょっと書いてみました。...磁石

夕凪雫
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君恋る音(きみ・こうる・おと)
1.お代は39,640円なり(配送費無料) ①
「……あ~~……」
―せっかくの休日、外は快晴、ピッカピカの9月の青空…と言うのに、葉月の心はどんよりと曇り空。
朝っぱらから、一人で部屋の中、TVもつけず、音楽もかけないで頭抱えて唸っている、と言うのは、傍から見れば...君恋る音(きみ・こうる・おと) 1-1

ささき蒼衣(そうえ)
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『はい、お疲れさん。二人とも良かったよ』
ヘッドフォン越しにマスターからの労いの言葉がかかる。緊張から解き放たれた俺は、大きく息をついた。
俺の初めてのレコーディングは、彼女とのデュエットだった。初仕事が彼女と一緒だったことは、俺にとって幸せなことだった。
だって、俺は彼女の声で育ったのだ。彼...【カイメイ】俺(達)の歌姫 後編

キョン子
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ベランダから涼しい風が入ってきて、ブルーのカーテンが少し揺れた。本を読んでいたカイトは、ふと視線をあげる。気がつけばもう5時を過ぎていた。
何時もなら騒がしい我が家にメイコと二人きりだからだろうか、一層静かに感じて少し寂しくなる。折角だから、と二人でいつもより丁寧に家事をして、先程からリビングで好...envious

なめこ
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カイメイ、ミクメイでカンタレラです。
長いのでいくつか分ける予定です。
お好きな方がいらっしゃいましたら、フーン、くらいにみてもらえれば幸いです。
注意※この小説内でミク→ミクレチア、KAITO→カイザレ、MEIKO→メイコ
となっております。
妄想捏造がかなり酷いですが華麗にスルーして...カンタレラ <M‐Style> 序章

雑食
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※レンリン、カイミク要素あり
※高校生設定
「つまりはチェリーボーイ?」
――神様、神様。
くったくないカオして、いちごみるくをすする目の前のこの男。
ぶん殴っても、いいですか?
*** LOVE IS BLIND! ***
「だってそーいうことだろ?」
「意味ちげーよっつか、おまえマジいっぺん黙れ...LOVE IS BLIND!

Riria
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――俺の最初の記憶は『歌』だ。
自分の声じゃない。透明で伸びのある、生命力に溢れた、誰かの歌声。
俺はマスターの元へたどり着く前から、この声に包まれて生まれるのを待っていた。
泣きたくなるほど愛しい子守唄。それが誰の声であるかは、目覚めた時にすぐにわかった。
「…こんにちは。気分はどう?」 ...【カイメイ】俺(達)の歌姫 前編

キョン子
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注意:ひたすらカイメイです。
実体化VOCALOIDのお話です。
独自設定をはじめ、ちょっと色々とやりすぎた感があります。
それでも読んでみる、という方は、前のバージョンからどうぞ。
お菓子と悪戯【カイメイ】

西の風
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覚えているのは、静かに続くノイズ音。
多くの音を知った今ならわかる。
あれは雨の音に、似ていた。
今日は散々だった。
依頼された仕事のために朝早くからスタジオ入りしたが
技術者の準備不足で作業が進まず、いつまでたってもマイクの前に立てなかった。
結局レコーティングは次回に持ち越し。
歌い手であるメイ...雨音(カイメイ小説)

蓮本
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「こんばんは、――男爵令嬢様」
あなたは相変わらずお赤いのですわね。とても輝いていて眩しいですわ。
口元に扇子を当て、どこかの令嬢が嫌味ったらしく声をかけてくる。
「あら、リューネブルク子爵令嬢様。こんばんは。お褒め頂ありがとうございます、光栄ですわ。」
いくら私が低級貴族だからといって、礼儀も知ら...悲しそうな顔をした道化師 ‐clown with an unhappy face‐

冬馬
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「よし、乾いた」
ぱん、とシーツを叩くと、お日様の匂いがした。
今日は久しぶりの晴れ間だった。
いいお天気で湿度も低くて、溜まりに溜まった洗濯物をやっつけるにはうってつけ。
いつもは賑やかを通り越して騒々しいこの家も、今は私一人。
ミクとルカはマスターに呼ばれているし、双子はどこかに遊びに出かけてい...【カイメイ】彼の服

キョン子
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※ カイミクで現代パロです。
「……ミク?」
「あっ!はい。何ですか、マスター?」
ぼーっとしていたのか、突然話しかけられたわけではないのに大げさな反応をしてしまった。
(やっちゃったなぁ……)
私は内心、自分に呆れる。
あの人はもちろん、マスターにもこんな自分は見せまいと思っていたのに……。
「い...【小説】気付く想いとプレゼント。【カイミク・現代パロ】

砂海
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注意:「カイメイ」のカップリングが含まれています。
単独でも読めますが、前作「酔っ払い」と多少リンクしております。
今回も酔っ払った人物が出てきます。
ひたすら作者の妄想と設定が詰め込まれております。
そして結構長いです。
それでも宜しければ、前のバージョンから...歌に込められる思い

西の風
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気づいて時計を確認したら既に23時近かった。
今日で残業何日目だろう、なんて数えるのも馬鹿馬鹿しい。
時期が時期だししょうがないと自分に言い聞かせて書類を束ねると、自然とため息が漏れて肩の力を抜くことができた。
電話とメールと、もう一度時間確認のために携帯を開くが、確認するのは時間だけだった。
つい...2月14日

cam_cam
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ひゅうひゅうと冷えた風が鳴らすのは枝の音。木枯らしと呼ぶらしい。
かさかさと枝にしがみつく乾いた枯葉が擦れる音。
時折強い風がうちつけて、雨戸がごとごとと文句を言う。
3度目の冬の音。
部屋の中、庭に面したガラス越しに届くうららかな冬の日差しは暖かい。
ゆめうつつ、半覚醒時特有の浮遊感を感じ...小春日和

愉快犯
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私がマスターの元に来て数ヶ月。密林からかなりでかい荷物が届いた。マスターの名前が受取人の欄に書かれている。
それは当たり前か。マスターの自宅だし。
しかしこれだけ大きな箱…人一人は入れそうなんだけど。一体何を買ったんだろう。
…まさかボーカロイドを購入できるほど、マスターがお金を持ってるとは思えない...【カイメイ】 Error 1

桜宮 小春
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そっとカイトの部屋の扉を開けると、薄暗い部屋からかすかな寝息が聞こえた。
真ん中に置いてあるベッドに、毛布に包まったレンがいる。ベッドの上に腰掛け、そっとその髪を撫でると、リン同様、頬には少し涙のあとが残っているのが分かった。
「…メイコ姉…?」
目を覚ましたレンが、ぼんやりした顔で私の名前を...【カイメイ】マイリトルブラザー 後編

キョン子
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――初めて見た瞬間にはもう好きになっていた。
「それ、一目惚れってこと?」
目を爛々と輝かせてミクが訊いてくる。口に出しては言ってこないけど、リンも似たようなものだ。リンの隣に座っているレンは、いつものようにそっぽを向いている。
「うーん。どういうのが、一目惚れ、っていうのか分からないけど、でも...君恋【カイメイ支援】

ひなたの
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大好きな人が辛いのは、あたしだって辛いから。
少しでもわけてほしいな。
レンが風邪をひいた…みたい。
調子悪いから学校休むってメールが来たのが朝。
登下校がつまんなくて大丈夫かなって心配したのが昼間。
何か食べたいものある?ってメールしたのが放課後。
プリンが食べたいって返事が来たのがさっき。
レン...風邪

cam_cam
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こんな片想い、もう何年目?
一緒に過ごした時間も、とてもとても幸せで。
けど、伝えられない想いの分、切なくて切なくて。
だから、君に届け、僕のコイウタ。
コイウタ
「はい、めーちゃん」
懸命に、笑顔で。
後ろ手に隠していたものを渡した。
最初驚いていた彼女は、訳が判らないと言うような顔をした後、最終...*小説*カイメイ*コイウタ*

羽鳥麻衣
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「ミク姉!」
「わわっ、レン?」
ああもう大好きすぎるんだけど。
なんでこんなに可愛いんだろう。
「・・・あのー、レン?」
「んー?」
「ま、ま・・・」
「ま?」
「前からが、いいなあ・・・」
言ったと同時に真っ赤になるミク姉が可愛いすぎてこっちまで赤くなった。...大好き(レンミク)

珀月心裡
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晩御飯の支度をしていると、腰元に衝撃が走った。
何かと思って振り返ると、大きな真っ白なリボンが背中で揺れている。どうやら腰に回っているこの手の主は、双子の姉の方らしい。
「どうしたの、リン」
「……」
ぐす、という鼻声で、リンが泣いていることに気がついて、私は水道を止めてから振り返る。どうし...【カイメイ】マイリトルブラザー 前編

キョン子
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Q・メイコさんとカイトさんついてどう思いますか?
A・【初音ミクの場合】
ルカちゃーん、聞きたいことってなぁに?
え?おにいちゃんとおねえちゃん?
二人とも大好きだよ!おねえちゃんは強くてかっこいいし、おにいちゃんは優しいし。
私は二人とも大好き!
…え?二人の関係について?それは恋人としてってこと...【カイメイ】許してあげる

キョン子
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雨の中、私は走っていた。
鞄を頭の上まで持ち上げて傘の代わりにしているつもりだけど、あんまり意味はない。
頭のてっぺんから足の先までびしょ濡れだ。
なんで傘を忘れちゃったんだろう。
こういうとき、ボーカロイドっていいなーなんて思ってしまう。
傘を忘れても、気を利かして持ってきてくれるんだもの。
本当...優しい傷跡 第01話「傷だらけの青年」

アイクル
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「わぁ、おねえちゃん、綺麗!!」
振り返ると、いつの間にか控え室の入り口にミクとリンが来ていた。
きらきらと輝かせた目で素直に褒められると、嬉しいより前に恥ずかしくなってしまう。
「…ありがと」
赤い胸当てに、赤い腰巻。
アクセサリーは本物の宝石をあしらった特注品で、肩の辺りがいつもより露...【カイメイ】ホール・ニュー・ワールド

キョン子