タグ:亞北ネル
369件
~~~~~ルカさん視点~~~~~
ネルの空間操作によって作り上げられた階段を駆け上り。
かなりあ荘の階段を駆け上って。
2階についてみると―――――
そこには、大きな荷物を抱えた黒い服に身を包む男がいた。
『ドロボ―――――――――――――――ッ!!!!!!!』
全員がびしりと指さし叫ぶと、男は驚い...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-4~TurndogVSイズミ草!!③剣士たちの正義の一刃
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
―――――驚いた。
Turndogの意外なまでの足裁きの良さにも驚いたけど。
もっと驚いたのは――――――――――――――――
わずか開始1秒。相討ちにも近い状態ながら―――――Turndogの面がイズミ草さんの面金に触れるよりも速く―――――イズミ草さんの胴が決ま...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-3~TurndogVSイズミ草!!②殺意とテクの激突!!~
Turndog~ターンドッグ~
シアンの髪を持つ美女―――――イズミ草さん。通称イズミさん。つかさ君とは先輩後輩の関係だ。
彼女はしるるさんによって、『かなりあ四天王』なんて呼ばれたことがあった。最もしるるさんは大見得切って呼んだことはなく、表で呼んでいるのは俺ぐらいだが。
イズミさんがかなりあ四天王と呼ばれていた理由は、しるるさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-2~TurndogVSイズミ草!!①激闘の始まり~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#5
廊下から玄関の扉、門は開け放たれていて、その先にサイドカー付きのバイクがあった。エアバギーでない、タイヤ付きのビンテージだ。左付きで、エンジンは既に掛かっている。
「任務ご苦労」
ネルはサイドカーの後方で偉そうに腕を組んでいる何者かに振り向き、手を振る。影の中の人物は...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#5
九十九折坂の狐
「……本当に、いいのね?」
「ああ、覚悟のうちだ」
「ほんっと変なとこで真面目だよね……あたしそんなの気にしないのに……」
「一応、お前らとの絆の証だからな。こいつらは……」
「……まったく……でも、Turndogのそういうとこ、ホント大好き」
「こないだも言ったろ……そういうこと、下手に口に出すな...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店 ネルネル・ネルネ出張版②~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#4
話を整理しよう、私の為に。
まず、私は猫村中将とお酒を呑む約束をした。
つぎに、私は弱音准将を誘い、エルメルトの方々もご同席頂ければ盛り上がりますと、社交辞令気味に人数集めを頼んだ。
それから、私は参加メンバーを猫村中将と弱音ハク中将から聞き、いくつかの候補の内で料...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#4
九十九折坂の狐
――――――――――#3
最初に見た時には、こいつだと思ったのだ。だから、挙動不審気味なそいつに、こう声を掛けた。
「所属は?」
「は?」
まさか私を知らない攻響兵が来るとは思わない。だから、すぐに考えを変えたんだ。こいつは『違う奴だ』と。
「ああ、なんでもない。基地にきた用件はなんだ?」...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#3
九十九折坂の狐
もしも亞北ネルという女が、世界のモデル界を魅了するプロポーション抜群の超絶金髪美少女アンドロイドアイドル、なんて存在だったら、どれだけ良かったか…想像していたら、アホらしくなってくる。
そんな妄想じみたことを考える私は、毎日のように街の警備や要人警護とかの仕事をしている。でも、それは普通の警察活...「VOCALOID HEARTS」~第29話・電撃無双~
オレアリア
「お待たせー!!」
元気な叫び声をあげて、パソコンからどっぐちゃんが飛び出してきた。
「お、お帰りどっぐちゃん」
「どうだった!? どうだった!?」
「ゆるりーさん落ち着いて!」
どっぐちゃんの帰還を待っていた俺、ゆるりーさん、しるるさんは一斉に振り向いた。
「言われたとおり、ネット伝いに雪りんごさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part6-2~苦しみの少女と抗う蒼~
Turndog~ターンドッグ~
かん、かん、かん。
軽い金属音が響いて、俺の部屋の前に看板が取り付けられた。
「……っし、こんなもんでいいかな?」
「いいんじゃないかな? 俺の部屋をまるまる使うってのは、どうかとも思うけどな」
「仕方ないでしょー、もう空き部屋ないんだから」
看板に書かれた文字は―――――『改造専門店 ネルネル・ネ...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店 ネルネル・ネルネ出張版①~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#2
「結局、鏡音は何が言いたいのだ?『初音ミクのように悪の全てを滅ぼす』のが望みか?」
神威の言葉に座が沈黙する。神威は顰め面で面々を見回す。
「氷山が『鏡音レンのリリックコードは危険だ』と言っていたが、実際はどうなんだ弱音准将」
亞北ネルが嘴を挟む。
「氷山に聞けば...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#2
九十九折坂の狐
『―――――あたしを舐めないでよね』
ネルの突然の“平手打ち”が決まる。
『昔と違って、ただの改造バカじゃないのよ!!』
拳―――――と見せかけた予想外の“肘”が俺を吹っ飛ばす。
……でも、特に理由がないわけではないですよ。
話は十分前にさかのぼる。
「ちょっと暇だから出かけてくるよ!」
「おー、早...dogとどっぐとヴォカロ町!Part2-3~ネルとTurndog~
Turndog~ターンドッグ~
あたしの名前は亞北ネル。『改造専門店 ネルネル・ネルネ』の店長だ。
と言っても、他に従業員なんかいないんだけどね。あたし一人で何とかなっちゃうから。
ヴォカロ町の町民やボーカロイド達の、家具の修理も承ってるけど。
正直単なる修理なんて面白くない。すっごい機能を追加してこそ、機械いじりは楽しいんだ。
...【亞北ネル】ネルネル・ネルネの一日【改造専門店へようこそ!】
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#1
窮地の最中にある。一旦事が起きれば、すぐに死地だ。
神威がくぽだけなら、なんとでもなると、余りにも甘い考えをしていた。
奴が参加する宴会、全員が攻響兵だ。最悪だ。正攻奇攻あらゆる全てが不利。
神威がくぽ、猫村いろは、亞北ネル、弱音ハク、巡音ルカ。初音ミクと共に、メデ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#1
九十九折坂の狐
(レン)春霞 懸カル此ノ夜ニ 輝クハ 望月
未ダ少シ 蒼キ夜空ニ 金ノ 光ヲ放ツ
(ネル)春風ガ ソヨ吹イテヰル 暦ハ 未ダ卯月
春霞ニ 邪魔ヲサレテ 金ノ 光ガ滲ム
(レン)今夜ノ様ナ 朧月夜ハ 月ノ光ニ 照ラサレテ
(ネル)二人一緒ニ 夜桜並木 眺メナガラ 歩キマセウ
(ネル)月...「レンネル系の歌詞」 朧望月 「オリジナル」
ジャンファー(線分AB上を秒速1㎝で動く点P)
遅い夏が終わり、短めの秋にさしかかった。
今日は風もなく穏やかな天気だ。
そういえば校舎裏の焼却炉は取り壊しになるとのことで、
業者の人間が何人か来ていた。
あの場所が姿を変えることで、一つほっととしている。
初音先輩も立ち直り、合唱コンクールに向けて頑張っている。
俺とクラスメートの仲はまだギクシ...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#11
時刀 純(邪界ニドヘグ)
初音先輩。優しげで笑顔が眩しくて、
その日先輩を見られるだけで俺は幸せになれた。
振り返る仕草にドキドキした。
白い首筋に目を奪われた。
決して足は速くなかったけれど、
走ってるフォームはとても綺麗だった。
この世界の醜さなど何も知らないであろう無垢な瞳。
鈴を転がしたような可愛らしい声。
誰に対し...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#10
時刀 純(邪界ニドヘグ)
カルト宗教がよく使う手口にこういうのがある。
新しく入った信者を街中に立たせ声かけをやらせる。
「あなたの幸せを祈らせてください」とかなんとか。
信者は多くの人に無視されるような状況を体験し、
自尊心を破壊されたところで、神が救いを差し伸べる。
“無力なおまえには神が必要だ”と。
つまり、問題と回答...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#09
時刀 純(邪界ニドヘグ)
[某所 モニタールーム]
ガチャリ、とドアが開いた。
「…テイ!一体どこにいたの!?」
中に入ってきたテイの姿を見るや否や、リツが声をかけてきた。
「…ちょっと釘を刺しに行ってきたの」
「…は?」
訳の分からない返事に、リツは変な声を上げた。
「…まあ、何でもいいですわ。丁度、あの方からの指令...BATTLELOID「STAGE10.5」
風のファンタジー
過去が、 絶えた
そして、 未来が 死んだ
第11の時代が
土屋様の傷口が、 広がる
紅い宇宙は
土屋様の羽であり、
目に宿る 黒い闇に
少しずつ溶けていく……...赤い蝶の界①---3/10〈夜よりも黒い夜〉
ゆめ咲扇
――――――――――#10 /第4話fin
正面切って、「今日はアラとかも出す」と言われた様な物だ。確かに美味しいし、高いマグロを入れたのだろうとは思うが。
「旨いな……」
「せやな……」
「ふむ」
「この香味、味を生かしてとても濃い味わいにしていますね」
「うむ。旨いな」
猫村中将と...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#10/第4章fin
九十九折坂の狐
――――――――――#9
「失礼します。女将のメイコでございます」
座敷に入った一行に、挨拶に来たメイコは一目で雰囲気が最悪なのを見て取った。口上を切り上げて正座しながら深々と一礼する。
「本日は、西のローランドで良い魚が陸揚げしましたので、海鮮が大変美味しゅうございます」
「ああ、ローラン...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#9
九十九折坂の狐
――――――――――#8
はあ。困った事になった。亞北ネルと巡音市長が射る胡散臭そうな視線を正中線からちょっと右よりあたりに十字砲火されてる。
「「弱音准将?」」
「……私が、今日神威中将閣下と初対面だというのは知っていますか」
物いいたげなハモリに対し、中央から出向してきた天才参謀弱音ハク...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#8
九十九折坂の狐
――――――――――#7
猫村いろはは垣を見上げた。なんとも無粋な、信長の気持ちが分かるような戦いを舐めた造りだ。
「これは、面白い趣だな」
一人ごちたのを、巡音が耳聡くして返事をする。
「ここの主人は何分、変わり者ですから」
「左様か。見れば分かる」
猫村はぶっきらぼうに返事をする。呼...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#7
九十九折坂の狐
――――――――――#5
昔、ルカは平凡よりもちょっと貧乏な家に育った。父はしがないWeb広告会社の経営をしていて、社員は5人という小さな会社だった。家に居る時間も多かったが、ちょっと遊んでくれたり勉強を見てくれたりする以外は、真剣な顔でパソコンに向かっていた。母はパートに出て安定しない家計を支え...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#5
九十九折坂の狐
――――――――――#4
盗聴器はもちろん配置している。プライベートな空間の物音はネルが聞きたくないのでパスだが、むしろ一人でいる時よりも他の人間とどういう会話をするのかが重要だった。
「やっぱり"忘れやがった"な……」
弱音ハクの正式な要請で、亞北ネルはグミの監視をしている。「攻響兵としての...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#4
九十九折坂の狐
――――――――――#2
『あはははははははは、綺麗事ばっかり並べられる奴はいいよなあ、政府軍の犬の分際で!』
『悪?犯罪?正義?そんなもんありゃしねえ。仲間を助ける、私らはそれだけなんだよ!』
『手前はいいよなあ、初音ミクさんはよう!敵さえ倒してりゃ喧嘩の仲裁や分け前の分配や町や村の警備とか...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#2
九十九折坂の狐
――――――――――#1
冬がくる。鏡音レンは基地の付属病院で二週間の安静を命じられていた。昼下がりの灰味の、窓の外から眺める白っぽく暗い青空に、高い空には積乱雲が流れている。夏の入道雲と違って目に見えて速い。内陸にあるエルメルトでは冬支度を知らせる風物だと、FMラジオのパーソナリティが情緒深く語...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#1
九十九折坂の狐
――――――――――#12
本当は、軍隊というのがどういうものか、見てみたかったのだ。
本当は、ボクから何もかもを奪った「VOCALOID」を復讐しに来たのだ。
本当は、初音ミクを倒しにきたのだ。全てを奪った「VOCALOID」に、復讐を。
今まで隠し通してきた。いや、問題にすらされてなかっ...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#12
九十九折坂の狐
――――――――――#11
十秒後。ネルはレンにLat式ミクを制止させていた。テトがリリックコードを間違って自爆した場所だ。
「ああくそ。ダメコンやんないとだめだ。凍結しすぎだろ!」
本当は基地の外から重音テトを追撃しやすいポイントに移動したかったが、ヘヴンズクロスという名前の三叉路周辺数十メ...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#11
九十九折坂の狐