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消えそうな月が
姿を見せ始めた
半分も欠けた様(さま)
私の心のよう
寒くもないのに
寒いと言ったり
抱きしめては
言えないくせに
もしも私が君の
恋人ならば...

心ごと飲み込まれる
月もない暗闇
あなたの名前を呼ぶ
声さえ届かない
その背に手を伸ばす
指先が痛むようで
触れたい願うのに
イジワルな神様
私に微笑まない
彼女になりたいとか...

この思いを形に出来るなら
重い重い鎖に変えて
あなたを縛ってしまいたい
可笑しいって解ってはいるわ
それでも私願ってしまうの
あなたを独り占めしたいって
眩しい色したあなた ねえ
どんな形の愛なら
受け入れてくれるの？
「好き」なんて囁くくらいじゃ...

所詮Ending（未来）は一つだけ…
（A）
最初の僕は殺し屋　依頼は全てこなしていた
520件目の依頼で　僕は恋に落ちてしまう
（B）
美しいターゲット　姿も現せずに
彼女の後ろに回り　銃の引き金を引いた
（S）
これはきっとこれはきっと　『WorstEnd』
狂った作者が作り上げた　物語（ストー...

　君を独り占めなんて
　欲望だらけ きりない感情
　ねぇ、迷惑？
　私のモノにならないならば
　この世界も何の意味を持たない
　君と笑っていれるなら
　この関係も悪くないかな、って　
　
　全部知って欲しい
　話しかけないで...

『……っ、ミク！』
私は、その場をいち早く去った。だって何も見たくないし、聞きたくもなかった。マスターの口から出てくる言葉は、きっと私にとって残酷なものであろうから。
「……、知らないままでいたいの」
本当は、とっくに気付いている。マスターが、貴方が他の人(ボーカロイド)を見ていることなんて、私には...

―あなたが消えてく…
届かないこの手の平
哀しく宙を切る
星が舞う冬空の下
「待って」という言葉が
胸の奥でつっかえて
星になって零れてく
待って待ってあと少し
待って待ってお願いよ
―ねぇ、あと五秒待って…...