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3件
永き歴史を
夜に彷徨うの それは
時間との隣り合わせさ
人はそれぞれ行くことをこの手に感じるのさ
人はやがては過ぎ去りし永久の歴史を
妖怪、人間
未来は違えど いつか
互いの夢、分かち合える日を
いつかそれぞれ去ることでその手を離せるの
それは一人ではできないと助け求めるの...永夜の時間
次郎
小さく、弱く枯れた声で言う
「お探し物さん何処へ行くの？」
忘れた記憶を唯一の頼りに
あれ？もしかして・・・
あ、みつけた！
小さく光るあの星のように
挟間へ消える雲みたいに
何処へ逃げたか行方も知らずに
形無き物もがき続ける
Search! Search!何処にいるのか...Search For More!!
次郎
人の目から見放され
静かに痛む私の心を
それでも探し歩んでく
夢を求め
月が落ちていく日はまた昇りゆく
人は目を瞑る妖は目を覚ます
空が動き出す雲は沈みきる
時は動き出し止まりゆくは心
夢見た世界 散々(ちりぢり)に舞い 空を見上げ
あぁ夢の心に映るのは...静かなる相
次郎
