ほむるの投稿作品一覧
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世界が平和になって
花たちが散った
僕らの日々はここで消えた
争いのその結末は
結果的にいえば正解だった
それでも失ったものは大きかった
「何かが得れたのだろうか」
この街で泣いてる人が言った
どんなに世界が平和になっても
死んだ人はもう戻らない...世界が平和になったって
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間違っていたのは君の方で
正しかったのは僕の方なの…
千切れそうな心に見えてる想いは
誰かのせいにして大きなっていく
いつもの温もりは痛みを癒して
何も変わらない日々を過ごす
数えきれない嘘をついて
困った顔で僕のために
君が笑うことを喜んでた
幸せな色を塗りつぶすように...気づくまで
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流れる時は悲しく
僕を残して過ぎていく
君は先に行ってしまうんだね
僕はまたひとりぼっち
それでも構わないから
君は待たなくて いいよ
ねぇ 最後まで歩いていくから
思い出がバラバラ 闇に消えていく
あなたの面影が そっと揺れてる
いつか先に行ってしまうんだね...beyond
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今夜も夜空を眺めて
流れ星を探してる
充電の切れた携帯を片手に
「寂しくない」って声がこだまして
際限もなく涙が流れていく
永遠なんてないんだ
もう君はいないんだ
手を伸ばしたその先から消えていく
「もういいかい」って呼ぶから「もういいよ」って言って
声をきかせて 君の声を...会いたい
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雨に降られた影は
一人一人変わらない
水玉模様の傘
いくつもの足跡 不自然に揃って
泣いてたのは誰なの
干上がった世間の脇に
平伏したカエルは
「明日が来なければいいな」って心を殺めて
悔いた記憶に捨てた
あの場所は遠い夢に溶けて...雨過
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快速で走っていく
平坦な光線銃
乖離する 世界と
後悔ばかりの毎日
止まってしまえばいいやって
希望なんてないや
未体験してみたいな
再点火のライター
幸福はイノセンス
最低で最高なまだ見ぬ未来へ...回目
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道路に横たわる 花の束
約束は守れなかった
追いかけたい そんな思いで
歩き続ける 今になっても
その思いは今にも駆け出しそうだ
どうして こんなにも泣きそうなんだ
あの夏に咲いたヒマワリ
こんなにも枯れてしまったのに
もう君と会えないよ そんな声が響く
あの空に散った花火...アリア
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一人で居たって生きていける
孤独の痛みが分からなくて
抱えるものが何も無くて
自分のことばかり考える
他人のことに無頓着で
気づかないうちに傷を抉る
視界に映る人の波に
視線も向けずに上を見る
誰かが掴んだって引きずっていって
気づけない僕はこのまま溶けて消える...既独
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君のことを僕はあまり知らない
ずっと一緒にいたはずなのに
流れていく季節は年月を重ね
終わりの音がなり始め
夕暮れのように泣いた
あなたの面影を追いかけて
消えない痛みを並べて
いつもの日々は崩れて
君がいれば他に何もいらない
なんて今日も独り言だけ...夕
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緩やかに落ちていく僕の体を揺らして
遊び足りない 日々の隙間に
手を伸ばした
いつも通りの帰り道も気がつけば変わってく
色ついた 街の灯りが寂しさを追い立てる
気付かないままでいたいのに
愛の還元 どこへ向かえばたどり着く醜さ
枯れた生に縋りつく姿勢が
僕の心を一度だけ揺らした
穏やかに過ぎていく...勿忘草
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夕日が空を染めて
二人の影は長く交じる
いつの間にか 君のことを追いかける僕がいた
またあしたって嘘ついて
もう会えないって言えないんだ
崩れていく面影を眺めている今日もまた
夜が空を飲み込んで 僕は涙を飲み込んだ
カメラに君を撮し
二人の思い出に変わる
交わしあった 愛の言葉を探してる僕がいた...またあした
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つまらない理想ばっか話す前に
これからのことに目を向けろよ
奪われたから仕方がない
なんて言葉はもう聞き飽きたよ
今日も甘えて惰性を貪り
後悔しかないのに 自覚しないな
このままだと ダメなんだ
言葉ばかりが重なってく
そこまでだ他人ばっか語る前に
惨めな自分に目を背けるな...今日も僕は
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今日も声が聞こえるだけ
耳ばかり良くなってしまった
君の顔も周りの景色も、ずっと過去を行くだけ
「愛してる」なんて君の顔がわからない
どんな表情で言っているの、誰と今そこにいるの
崩れていった 目を開けようとしても
開いたかどうか分からないんだ
見えないふりはしていないよ
ただ、涙も溢れないんだ
い...裏側
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遊歩道を君と二人きりで
笑ってる 顔はどこか悲しそうで
いつまでも いつまでも この時が続けばいいのに
こんな痛みも何も感じずに居られたらよかった
僕が君のためにできることは
何も無いの分かってるよ
抱きしめることさえ覚束無いまま
君の代わりになれるのなら
僕は全てを失っても構わない
桜の木はいつか...君のためなら僕は
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庭の紫陽花が雨に濡れて光を散らす
今年の梅雨の季節は いつもより多く降ってる
季節ばかりが流れていく
僕は置いてけぼりのまま
雨に降られてた 僕らは
生きてる意味をいつも探してる
頬に流れた雨が いつもの日々を思いださせる
今は ただ暑苦しく 身体を震わせる
夢ばかり語っていたら もう...雨夢
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僕がいなくても地球は回る
何も知らない顔して
僕がいなくても君は笑う
何もしてやれないのは僕だから
「死にたいって言うやつは死なない」
今日も、そんな言葉が突き刺さる
気づいて欲しいんだ死ぬほど辛いんだ
誰かのために生きてきて得たものは不幸な苦労話
何も考えない人になれたらよかったのに
生きてる罪を...死ねない僕は今日も生きてる夢を見る
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季節が通り過ぎてゆく
雪の景色も気がつけば緑を生やす
ねぇ、僕ら どうして 生まれてきたんだろう
その意味を探して こんなとこまで来たんだ
「ありがとう」その一言で僕は
満たされるはずなのに
いつも空回りばかりで
迷惑かけていた
「ごめんね」そう言いたかった
何も知らないまま...例えばこんな僕に
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時はすぐに過ぎて 未来のことを考えなくちゃ
あの頃は、幼くて気がつけばこんなになっていた
みんなと過ごした時間も思ったより短かった
校舎の寂寞に 僕は心揺れて
あの時は騒がしかったのに今は
孤独だけが支配してる
負けないで歩み続けて
涙をのんで別れを告げようか
永遠にならない いつかは会える
そう信...卒業
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子供の時に描いた夢を覚えてる?
作文に書いたり
タイムカプセルに埋めたり
忘れてはいけない大きな夢だった
私は今 青空を描いている
真っ白なキャンパス 一面に
抱いたことのない大きなものを
大人に成れば昔のことを忘れて
焦りを覚えたり
あの夢に生きることを...夢
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君と歩く帰り道
とても短く感じる
大切な時を過ごそうと
必死に言葉を並べて
そんな私を見て君は少しからかう
色付く顔を隠して怒る
少し走ってもいいかな
一秒だけフライングして
この想いを君に伝えたい
誰にも言えない この恋を...一秒先の恋
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整理してた机の上 気づけば途切れた一ページ
変わりなくぎこちなく涙で濡れた
淡い宝物だった
愛しくて 愛しくて 言葉になって
見失うことなんてできない
大切に 大切に 祈ってたんだ
君と同じ時間
間違い探しの途中 気づけば千切れた一欠片
変わること簡単と言葉で綴る
一人きりの夜に...君と同じ時間
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肌を撫でる優しさが
夏の終わりを告る
少し肌寒くて 寂しくて
わたし以外 誰もいないみたい
空もワイン色に染まり
もう少しで夜がくる
夏の終わりが来て
また季節を繰り返す
ひぐらしの鳴き声が 涙を誘う
ねぇ、いくつもの思い出...晩歌
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機械仕掛けの僕は本当に生きているかな
ギチギチなって気持ち悪いな
機械仕掛けの僕は人に馴染めるかな
こんなカクカクの顔はいないよ なんて
機械仕掛けの僕は誰かを愛せるかな
心臓と呼べるものがあるかな
心を形に変えて行けるかな
今動きだした この体には
様々な感情が溢れていた
誰かを愛する気持ち 誰...機械仕掛けの僕は
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昨日までの言葉は
今朝に消えていった
いつも考えてた最悪は
今ここにあるみたい
まるで神様のいたずら
そんなもので済まされないから
腕を引いて連れてって
溢れそうな愛が乱れて
歪みに作り変わっていく
遠回しな優しさはいらない...farewell
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涙は枯れていく
暗闇が怖くて前が見えないから
歩幅合わせてくれないか
君はどこか 時間を連れて 後ろ見ても誰もいない
置いてかれたと自覚しても
また明日に期待してる
何もかもがないと知らんまま
ただ続く道を歩いている
躓いて転んでも手を差し伸べられない
ゆるりと溺れて...ロンリーナ
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花咲く色の淡い志よ
つい目で追ってた あの日々の残像
白い花びら 風に揺られ落ちる
潰えぬ思い出 桜の色に紛れて
あの日の約束は遠く 散った
嗚呼 花咲く歌の遥かは横顔を眺め
暮れ帰る日々の寒い風が撫でる
月明かりが充ちて 夢は哀しさをさらう
水鏡映る古く淡い宝物よ
つい手が伸びた あの日々の残像...あの頃あの日々はずっと