darakuの投稿作品一覧

今日が終わることを
ただ待つだけの僕たちは
羽が折れた
出来損ないの囚人さ
それならばいっそここから
連れ出してと悪戯に
君は笑うから
とある計画を立てたんだ
8月某日　君を乗せて
あの丘へ自転車漕ぐ...

どうだい 一人きりの夜は
案外 悪くはないさ
心って雄弁だ
いつだって傲慢だ
深夜にコンビニの前で
煙草をため息と吐いた
淡く揺らいでいた
酷く濁っていた
恋なんて知らなかった頃
真っ青に澄み切っていた...

雪解け間近のビル風に吹かれて
積み重ねた時間の重みを知る
お別れを告げる花が咲く頃には
きっと離れ離れ
夢中で追いかけた夢
本音を綴った秘密のノート
君と横に倒した砂時計の
魔法が解けてゆく
聞こえた言葉は「じゃあね」
君にまた明日って 言えないことが...

昨日借りた映画を見た
不朽の名作だったらしい
知らない間に終わってた
何してんだろう 嫌になるなあ
雨は止んでたオレンジ色
何故かそれが今日は胸に染みて
そんな他愛いもないことも
話したくなるなあ
　
季節の変わり目はいつもこう...

ガラクタになった心
優しいあの人の嘘も
廃棄されるのを待つだけでしょ
知らぬ間に宿った心
醜いあいつの正体を
暴き出したところでつまらないでしょ
星のない夜空に
曇天が忍ぶように
濁った瞳に
もう光は映らない　...

覗いた窓に誘うように
外灯で踊る夜光虫
話はとうに尽きたのに
どうして？ 眠れない
時計の針が耳障りになった午前4時
一人 Smoking
ほらため息 苦いフレーバー
　
散らかった部屋に置き去りの昨日
冷めた缶コーヒーで流し込んでしまおう...

如何せん上手に生きれない
私は愚かな人間であり
加害者冥利に尽きまして
この汚れた心は
甲斐性がない
まさにチープなドラマみたい
見たくもないよな シリアスな猿芝居
だけど痛い顔一つせずに
「期待はもうしてない」と
あなたは泣いていた...