リンとレンが好きです。公式設定も、双子のボーカロイドっていうのも、美味しい設定だと思います。 音感は、さっぱりですが、音楽は好きです。 詩は書きますが、私が、歌詞を書くと書きにくくなりそうな気がしますので、とりあえず、リンとレンメインの小説を書きたいと思います。 歌詞も、そのうち、上げます。 ちなみに、名前は、和沙と書いて、なぎさと読みます。わかりにくくて、すみません。
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ニ番目アリス 薔薇と拳銃
ひどく、がらんとした場所。
気が付くと、そこに、佇んでいた。
何だか……脳裏まで、がらんと、真っ白だ。
ココは………どこだろう………?
………ぼく………は………?
ふと、がらんとした思考回路に、何か、白いモノが、はねた。
………白いモノ………
……そ...『人柱アリス』二次創作小説――ソウセイ⇔アリス―― ニ番目アリス 薔薇と拳銃
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歪P様の人柱アリスの二次創作小説です。
*それぞれのアリスたちの夢に来る前の現などを、いろいろと、勝手に設定しています。
*少々、特殊な解釈をしているかもしれません。
*双子の依存心が、強めです。
上記のものが苦手な方は、閲覧をお控えになったほうが、よろしいかと思います。
「そんなっ!! そんなこと...『人柱アリス』二次創作小説――ソウセイ⇔アリス―― 一番目アリス 剣と柘榴
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天鳩は、手近な窓から、身を躍らせると、そのまま、木立の中に、舞い込んだ。
自分と同じ色の影に隠れて、天鳩は、小さく、息を付いた。
それから、その息を取り戻すように、大きく、息を吸い込んだ。
胸に、体中に、緑の香りが行き渡ってゆく。
淋しいことや、哀しいこと、辛いこと、心の曇りを、陰りを、追...世界の創り方 『双子の月鏡』番外編ニ
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カップリング注意です。レンリン(双子に近い関係ですが、現在の倫理観に基づく近親相姦には当たらないかと思います)、ミクオ→ミク、それから、本編の都合上、書くことになったのですが、ほとほと、ありえなくて、申し訳ありません、ガクポ×カイコという、よくわからないカップリングが含まれます。これらのカップリング...
世界の創り方 『双子の月鏡』番外編一
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二人乗りブランコ
サビ
ブランコ いつも 二人乗りだったね
私と君で 同じ歌 歌うように
Aメロ
公園で 一番 好きなのものは
ジャングルジムのお城よりも
天秤のシーソーよりも
やっぱり 風と踊る ブランコ
Bメロ...二人乗りブランコ
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「これから、貴方たちを、あちらに送るわ。あちらは、今、ちょうど、満月が灯る頃よ」
ひとしきり、歌って、舞って、座り込んで、杯を傾けて、しばらく、寛いだ後、命炬が、何気ない調子で、そう言った。
「ええっ!? だって、私たちが、ここに来て、まだ、一日も経ってないよ!!」
その言葉の意味を認識して、目...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 終章
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「俺は……そういうのは……」
その赤い瞳が、赤い舌が、何かを、嘗(な)めるような、嘗めて溶かすような視線が、蓮の心を、妙に、ざわつかせて、蓮は、搾り出すように、そう言いながら、俯いた。
「慣れていないわよね。だから、よ」
赤い衣が乱れて、白い足が、軽やかに、孤を描き、組まれた。その足の白さも、何...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十八
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飛び込んだ、そこは、本当に、一面の暗闇だった。蓮と鈴のほかには、何も無い。蓮と鈴は、身を寄せ合って、辺りを見回した。
「何か、本当に、何も無いね」
「ああ……これじゃ、方角も何も無いな」
今にも、飲まれてしまいそうな暗闇を、見据えながら、蓮と鈴は、囁きあった。励ましあうように、ぎゅっと、強く、お...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十七
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「廻子おねえちゃんも、歌うって!!」
音を立てて、扉が開かれて、楽歩よりも、先に、鈴の声が、響き渡った。鈴の斜め後ろには、廻子が、どこか、ためらいつつも、何か、決意したような顔で、佇んでいた。
「ありがとう。鈴。だが、もう、上限の月だ。お前たちの用を聞こう」
楽歩は、そんな二人を見て、微笑んで、...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十六
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「お前たちと、歌舞を興じるのは、本当に、楽しいな。この一瞬、一瞬が、私の論理を証明してくれている気がする」
ひとしきり、歌い続けた頃、楽歩が、頷きながら、口を開いた。
「楽歩の論理って?」
「それって……あれか? 確か、音楽を極めることこそが、文武を両立させる、一番の近道とかっての……?」
蓮は...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十五
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「私は、先ほど、引いた、この“桔梗”で歌おう」
「うん……あ! 楽歩って、桔梗みたい」
楽歩の言葉に頷いて、そのまま、楽歩を見つめてから、鈴はそう言った。
「そう思うか?」
「うん。髪の色と同じだし、衣の色とも同じ。物静かで、品のある感じも、楽歩と同じ」
「そう。同じだな」
ニコニコと微笑んだ鈴...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十四
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「次は、蓮。お前が引くと良い」
蓮は、気のない仕草で、影鏡の前に立った。そして、そこに、ゆっくりと、手を伸ばす。水の中に、手を入れたような感覚の後、手に、何かが触れた。思ったよりも、柔らかい気すらもする、それは、チカチカと、瞬いているような気がした。その瞬きに、促されるように、蓮は、それをしっかり...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十三
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「廻子お姉ちゃん。忙しいんだね」
廻子の出て行った扉を、淋しそうに、見やりながら、鈴が呟いた。
「だから、楽歩も、一人で、歌を作らないといけないのかぁ……つ……ねぇ。他には、何をしているの?」
鈴が、慌てたように、言い直した。きっと、“つまらないねぇ”と言いそうになったのだろう。蓮は、ちらりと、...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十ニ
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「よく来たな。私が、音楽を追及する男、神威楽歩だ」
足音すらも、重々しく響く、長い廊下を、しばらく歩いて、やっと、辿り着いた、やはり、美しいけれど、厳(いかめ)しくて、奇妙な扉の向こうの広い居室(いむろ)で、椅子に腰掛け、彼らを待ち構えていた男が、そう言った。
「はじめまして。私は、鈴」
「俺は、...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十一
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「鈴!! 大丈夫か!?」
背後から、鈴を狙おうとした魔物を、剣でなぎ払って、蓮は叫んだ。
「ありがとう! 大丈夫!!」
鈴が、舞いながら、扇で、風を操って、数匹の魔物を払いのけた。
「それにしても、何なんだよ、こいつらは」
「うん。話が通じなくて、哀しいね」
夥(おびただ)しい数の、それこそ、...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 二十
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「あ!!」
「道が終わった」
光の道は、蓮と鈴の真上と真下で、円を描き、そのまま、消えていた。
「ここが、そうなのかな?」
「たぶんな」
光の円を覗き込みながら、そう聴いた鈴に、蓮は、光の円を見上げながら、そう答えた。
「くぐってみる?」
「空からと水から、どっちから? それとも、二人で、一遍に...双子の月鏡 ~蓮の夢~ 十九