和沙さん

リンとレンが好きです。公式設定も、双子のボーカロイドっていうのも、美味しい設定だと思います。

和沙さん

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haruka7rumiti

リンとレンが好きです。公式設定も、双子のボーカロイドっていうのも、美味しい設定だと思います。
音感は、さっぱりですが、音楽は好きです。
詩は書きますが、私が、歌詞を書くと書きにくくなりそうな気がしますので、とりあえず、リンとレンメインの小説を書きたいと思います。
歌詞も、そのうち、上げます。

ちなみに、名前は、和沙と書いて、なぎさと読みます。わかりにくくて、すみません。

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『人柱アリス』二次創作小説――ソウセイ⇔アリス―― ニ番目アリス 薔薇と拳銃

ニ番目アリス 薔薇と拳銃  ひどく、がらんとした場所。  気が付くと、そこに、佇んでいた。  何だか……脳裏まで、がらんと、真っ白だ。   ココは………どこだろう………?   ………ぼく………は………?  ふと、がらんとした思考回路に、何か、白いモノが、はねた。   ………白いモノ………   ……そうだ……………   僕は、白いモノを追いかけていた………   揺れている……金色の………懐中時計……   そう………あれは、ウサギ。   懐中時計を持った、白ウサギ………   ……それなら、僕は、アリス?  真っ白い脳裏は、花でも、咲いたように、輝きだした。   そうだ。僕は、アリス。  ほっとした瞬間に、じわじわと、何かが、せりあがってきた。  青く、蠢くもの。  アリスは、わなわなと口を開くやいなや、歌いだした。  その歌自体も、わなわなと、蠢いていて、そして、実際に、アリスの周りに、何かが、蠢きながら、生えてきたのだ。  生えてきた、それは、大きな木となって、目を開くように、青白い薔薇の花を咲かせた。  そして、青白い薔薇の花は、咲くや否や、なくように、歌いだしたのだ。 「赤じゃない。赤じゃない。赤くなりたいのに、赤くなれない」 「赤じゃない。赤じゃない。赤だったはずなのに、赤くない」 「赤じゃない。赤じゃない。赤じゃないと、きられちゃう」  その歌は、アリスの歌に、あわせる気がないどころか、木同士でも、薔薇の花同士でも、合わせる気が、全くない、てんでばらばらの不協和音だった。  その嵐のような中を、アリスのマフラーは、指揮をするように棚引き、棚引いているうちに、そこに、何かが、現れ出したのだ。  そして、それは、だんだんと、濃くなり、線となり、穴となり、楽譜となった。  楽譜は、棚引いているうちに、はらりと、マフラーから、はなれ、落ち葉のように、空を舞った。  それでも、マフラーは、なおも、棚引きながら、伸びていった。  そして、はしから、楽譜になって、空を舞っていくのだ。  歌が、あふれるごとに、木が生え、薔薇の花が咲き、マフラーが、はしから、楽譜になって、舞い飛び、歌う声が、増えていった。  耳がおかしくなりそうな歌の洪水の中、アリスは、憑かれたように、歌い続けた。不思議なことに、その声がかれることはなかった。  そのうちに、蠢いているのは、薔薇の花とマフラーと楽譜だけではなくなった。  どこから、はい出てきたのか、わいてきたのか、おかしな動物や、人々が、アリスたちの歌に酔っているのだった。  聞き惚れるモノたちに、応えるように、アリスの歌は、ますます、わなわなと蠢いた。  青白い薔薇も、また、いっそう、赤じゃないと、歌うのだった。 「赤じゃない。赤じゃない。赤くなりたいのに、赤くなれない」 「赤じゃない。赤じゃない。赤だったはずなのに、赤くない」 「赤じゃない。赤じゃない。赤じゃないと、きられちゃう」  その歌に乗せられたのか、何者かが、赤いペンキで、その青白い薔薇を、染めようとした時だった。  その何者かを、押しのけて、薔薇の木をかきわけて、誰かが、アリスの前に、立ったのだ。  大きな帽子を、目深にかぶった彼は、銃を構えていた。  アリスは、初めて、歌うのをやめて、青い目を大きく、見開いた。  帽子をかぶった、その姿が、膨れ上がり、いつの間にか、アリスに、いや、青い髪の青年に向かって、銃を構えていたのは、赤い髪の青年になっていた。 「アカイトっ!! 今度こそ、僕を撃てッ!! お前になら、殺されてもいい!!」  青い髪の青年が、歌うように吠えて、抱擁を、待つように、両手を広げた。  銃が、悲鳴を上げるようになった。  そして、青い髪の青年は、胸に、真っ赤な花を、咲かせて、ちに横たわった。  倒れたはずなのに、そのさまは、自らの意思で、横たわったように、穏やかだった。 「彼は、貴方を、激しく、憎んでいたけど、愛してもいたんだ」  青い髪の青年の脇に、いたむように、進み出て、彼は、値札のついた帽子をかぶった、帽子屋は言った。 「うん。わかってる………こんな、できそこないの歌ばっか、歌うばかりの、役立たずなのにね………」  青い髪の青年は、そう言って、泣きそうに、笑った。 「これで、同じところに……逝けるかな………」  自分の胸に咲いた、赤い薔薇を、愛しそうに、見つめて、言った。 「アカイト………怒りそう………だけど……」  そう言って、カイトは、笑ったまま、目を瞑った。 「残念ながら、その花言葉と同じだよ」  帽子屋は、薔薇を撫でて、そう言った。  その薔薇は、先ほどまで、真っ赤だった薔薇は、今や、真っ青だった。  そして、青い薔薇は、今や、青い髪の青年ではなく、一枚のトランプから、生えていた。  青い髪の青年と赤い髪の青年が、お互いの耳に、銃を構え合う絵のトランプに。  構え合っているのに、二人の顔は、ゲームでもしているように、笑顔だった。  帽子屋は、帽子を脱ぐと、秘密を守るように、その大きな帽子で、青い薔薇ごと、トランプを隠した。

ニ番目アリス 薔薇と拳銃です。
次は、三番目アリスの前に、幕間が入ります。
“トランプの裏に”を、先に読んで頂かないと、三番目アリスが、よくわからない展開になりますので、ご注意下さい。
投稿日時 : 2008/10/27 18:59

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