赤い扉

旋律を駆け上がる悲しみが 僕らの喉から輝く冬のかけらになって 虹になりながら消えてく 五線譜に描かれていた言葉は いつも太陽を浴びること無く 僕らの世界を超えていく 嗚呼… 緑色の電子がたった二つの数字を駆ける 底に僕らの感情があるというなら 赤い扉が輝いて 君と僕を外に出してくれるだろう 眠れるというなら 目を開けた瞬間に涙がこぼれる そうでなければ 僕のこの感情の 赤い色の説明がつかない せめて 手を伸ばして あなたがいるなら 僕らを定めるあなたがいるなら