志乃屋 しのの投稿作品一覧
-
『これでもか』
人生積み木
これでもかって 積み上げられて
ドンドン高くなってい(ゆ)く
だるま落としの要領で ハンマー叩いて far away!
これでも可って? あり得ない適当ぶりで
増々高くなってい(ゆ)く
「人生貧乏くじを引いたの?」と言われたけれど
これでも勝って ヒーローばりに昔は役に立...「これでもか」
-
ありふれた ありふれた ありふれたモノに囲まれ
溢れていた ありふれた 日常を過ごしている
素晴らしい 煌めいた 言葉達を口ずさんでも
心がこもらなければ そもそも心は動かない
ありふれてる 言葉達でも 真実は詰まってる
手の内を明かす様に 心の秘密をバラしていく
隠さなければいけない 事など存在し...Daily Words
-
夕暮れせまる下り坂二人
空気は無口だった
かすれる声が途切れて 声が震えてたね
春夏秋冬 一度巡れば 遠い昔の話
たった一つだったはずの 忘れゆく告白
あなたの本音 たまに宛先不明で届かなくて
鈍感な誰かはずっと 何も知らずにいた
気付かなかったよ
あなたが涙 流してることさえも
どんな言い訳並べ...巡りゆく心(元応募用作品)
-
smile girl 弾けるスーパー
プライスレスも目じゃないぜ
果実包んでプルンと揺れる
ルージュのキラメキ ときめき 輝け
足並そろえて少しのターン
振りむく先は夢 夢うつつ
ふわりふわりとヒラッヒラ
くらりくらりと謎めくスマイル
真剣モードはお気に召さない
軽く軽く 生きてゆくのだ...WAKU WAKU color★(仮)
-
暖かい日差しの中で 雷鳴鳴り響く真昼
暗雲たちこめる平和通り
行き交う人は良い人そのもの
塵の一つも落ちちゃいない
余所者男が躓いて 目前の少女の肩に手をかけた
少女は驚き 振り向きざまに笑みを見せる
周囲は笑顔が一転 暗転 怒号の雨
少女は 薄ら笑いの嘲笑で 手を撥ねのけた
弱腰騎士が立ち向かうの...避雷針(仮)
-
黄色い壁をすり抜けたら 君のもとへと行けますか
陽の光を追い求めたら ぼくは君になれますか
すべての幻想は仮定で終わり 現実に行き着くことはない
とんでもない事をしでかして いつかの君に怒られたい
夏の蝉がうるさい中で 響くのは ぼくの嗚咽だけ
なんでもない風景に 涙は想いを重ねてく
どうしてか 君...夏色を探して
-
多分何処かが間違っていて
それでも否定は肯定になって
紆余曲折の曲がり角
過ぎても未だ渦中の元
完璧な理解は望まない
全ての否定を背負う君
美しいとは思わない
けれど嫌悪の情はない
ただ幸せであれと祈るだけ
ああ、なんだかな...歪でもソレは愛なのだ
-
他人(ひと)を憎むことを罪というなら
私はいくつの罪に問われるのでしょう
復讐を遂げても 行き着いた先には何も待ってはくれない
雑踏の中消えゆくストーリーを眺めてた
怒りに震える双眸に なだめかかるヒト ヒト ヒト
振り回し 巻き込んで
蹴落として 蹴落とされ
終わりのない愚かしい行為だと思い知...Story(仮)
-
「なあ、好きなやつがいるんだ」
“そう”
何、何、無反応
水面を叩くはずのアクション 無風で波紋が広がらない
蟻が目前を通り過ぎたような なんでもない事?
「新しい彼女出来たんだ。可愛いだろ」
“へえ、良かったね”
それだけ? それだけ?
近くにいるのに 今なら思い切り手を叩いても 瞬きすらない
君...振り向いて
-
西へ東へ 君の反応は 二点三転 定まらない
どしゃぶりが 駆け足で上がったと 思ったら
翌日にはビュウビュウ 風が吹きつける
日差しが強すぎても 僕はついていけないけど
たまには 春の陽気を 感じたい
古今東西 他人(ヒト)の感情は 複雑怪奇 分かりにくい
いつのまにか 怪しい雲行きになったと 思っ...天気は心模様
-
ボクにはもう恋物語などかけない
かかれていく物語はすでに
フィクションではなく
身が切り刻まれた分身
声を出したはずなのに気持ちが無音
胸を打つのは心の内の素直な言葉
なのにいつのまにか装飾だらけに変わっていた
幸せを求めていたはずの恋
悲恋という名の物語が刷られていくだけ
ボクに夢を...エピローグは悲しみと共に
-
あいまいな日常を
ハッキリさせないまま
少しの不安定さで 悲喜交々してればいいや、なんて
なんて不埒な思惑
全てを失ったら支えがなくなる気がする
自分の足なんて、ちっとも信用出来ない
地面はしかめつら
空は甘々時々苦い
空気はまだまだ渋い顔
ぬるま湯温度はもう少し先...曇ノチ雨
-
世辞は一蹴 君の中で
白地の蛍光 闇に光る
足跡消したら鳥は飛び立つ
青空に残るかすかな匂い
汗が滴り 愚痴も滴り
零れ(こぼれ) 揺れ 腫れ
どうにもならぬ
弾いたその手に握った感情
最後の引き際 捕球はならず
蛇口の栓は甘くしめられ...蛍ノ光は闇を漂う(仮)
-
夢は叶わないから夢なんだって
一体誰が云ったんですか
今も
120%(パー)夢でないなんて
言い切れない
夢の欠片がそこかしこに潜んでる
終わった夢の跡はきっと何処かに残ってる
日常という名の宇宙(せかい)の 塵の間を彷徨って
夢を見てる
浮かんで...夢見砂漠(仮)
-
「毒のような嘘」
簡単でしょう?
瞬間でしょう?
幸せのない終りね
散々でしょう?
換算でしょう
現実は何も生まないの
嘘で塗り固められた世界
無駄を吐いて今日も進む
希望を持って毒を塗って...毒林檎は魔女の味(仮)
-
君が流した涙のいったい
どこに価値があるというのか
うそ泣きすれば何でも上手くいくなんて
まさか思っちゃいないよね?
美しいものの数々に
ギリギリの平凡な心が
いつのまにか 侵されてく
何かがオカシイって
どうして気付けなかったのだろう
全て奪われたあの時の後悔は...うその響きかた(仮)
-
いったい君の何を見てきたんだろう
今頃になって気付く 自分のまやかし
ごまかして ささやいて
虚ろな瞳に 無理に色を付けた
ごめん ソレしか言えない
いいよ もう嘘に付き合ってくれなくて
「大切な人に取っといて」
腕引き寄せて 近付けて 唇触れずに離した
本能のためらい ずっとずっと奥底に隠されてい...(仮)
-
自分を穢して
貶して
木っ端微塵に
散々に
砕け散ってしまえ
考えることがちっぽけなら
小さな部品から始めたっていいのに
周りの繋がりぶち壊し 完全無視
視線の先は一点集中
「あなたさえいれば良い」なんて...未完(あとでタイトル付けます)
-
溢れるほど 腐るほど
“ことば”が氾濫(はんらん) 洪水まねく
一言 一言 想い込めても
遥か彼方の日の目はいずこ
ガラクタだなんだと貶されても 怒れなくて
ただ睨みつけることしか出来ない 悔しい
“あなた”も“わたし”も
どちらも お互い 自己満で
それぞれ 言い分 事故中で
歩み寄り より...ことばのうた(仮)
-
君のためなんて言って
ホントは自分のため
Ahaha 笑っちゃう
あらまステキな顔ね
何よ今更 驚くことじゃないわ
おかしすぎるわ
アナタいつだって
追いかけて 追い越して
また戻って追いかけ 一方的イタチごっこ
なのに繰り返して 思い返して...イタチは移り気(仮)
-
しゃべりっぱなしの九官鳥に 呼応するんだ 楽園バード
ひっきりなしに つついちゃさえずる 楽園バード
楽しみはなあに?
甘いものはお好きですか
刺激的なら心地よいのか
辛さ求めて手を出す 大蛇に
毒が回って酢酸さえも
欲しがり
のぼせる
楽園バード...群鳥