イチオシ作品
最近の投稿作品 (7)
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畔鳥
楔を打つ枯れた車輪 取り去る言葉の滲みには
遊びに発つ朝焼けに 落ち行く雫知るのみ
逆回りの持つ髪飾り 替える場所には揺蕩う僕だ
返す蹈鞴立て込む暇が 呑み込む先に目を剥く頃だ
騒ぎは蒼へと抜けて 駄々には連なる待ち人
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屋上に降った明り(仮)
それから語ったことは 湿った苔が吸った
君から日に滲むから 柵の向こうに行くよ
パラボラで跳ねて中へ向かう雨の 音に恋焦がれていただけだ
上を見て落ちてきてる 枯れ去る強さに触れては
影だけしか負えないから 僕をまた笑うのだろう
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March of ~
いつかに見ただろうか 雷の夢の中
音に割り込んできた 迷う時計
据えた嘘に 躓いて
顧みずに 求める
逃げようと 拭ったら
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仮定時間(仮)
風鈴に住む金魚に 一歩後れを取り
でこぼこしてる宵宮 発つばかりの賽
裏返った音一つ 反射して届いた
己の地平知っても 確認する術もない
茜、口ずさむ
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巻き戻しの光芒(仮)
(イントロ)
巡り 探り 淡く消えた無機物
からり そろり そう遠くない薄明光線が
(A1メロ)
こんなに濡れても 乾いて抜ける
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ラプラス悪魔の優しき南京錠
A
仮に言うなら マシュマロをこの
微妙な閉塞に浸し 踏みつけるように
比況で語れば 脱脂綿をあの
だらりと垂れる甘味で 味見だけするように
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タイトル未定
世界も目に溶けて 仮定した境界へ向かおうと
毒すら消えた口調 後ろへ大行進さ
絶えを耐え抜いてから 岸辺にて
くすんだ瑠璃色 ナンセンスな冗句
なんでも溶かすと 言ったなら