妖かし桜 木の下で

 
   「妖かし桜 木の下で」

誰も居ない此の場所で
貴方と出逢って 錦恋
極彩色の闇へ
二人共に落ちよか 秘め事へ
 
一気に高まる恋の花
身を抱(いだ)かれ 快楽へ

妖かし桜 木の下で
このコが欲しい -ーこのコじゃわからん
賽の河原で 鬼ごっこ
鬼さんこちらへ 手の鳴る方へ
濡れた瞳に口付けを
白き腕(かいな)が 月夜に光り揺れる
もう後戻りなんか出来ない
貴方と共に 愛し 愛され 愛したい

 
百花繚乱此の場所で
貴女と出逢って 錦夢
叶えられぬ恋ならば
二人共に行こうか あの世まで
 
一糸纏わぬ 乱れ肌
蜜を吸い上げ 恍惚と

妖かし桜 木の下で
あのコが欲しい -ーあのコじゃわからん
黄泉平坂で かくれんぼ
もういいかい? まだまだよまだなの
濡れた背中に爪を立て
黒髪 愛欲の水面に揺蕩う
扇 片手に桜花に舞う
貴女と共に 生きたい 行きたい 逝きたい


花簪 突き立てましょか?
紅(くれない)組紐 たらり

妖かし桜 木の上で
もし願いを叶えてくれるのならば
この身を桜(おまえ)にくれてやる
此の世の理(ことわり) 儚く消える
鬼月揺れ 風が哭く
散り急ぐ花(こい)は いと美しく
狂喜乱舞の桜舞い
桜の枝で 私を一緒に貫いて


 























 

アイしてる

白銀の友達 白い天使
紅い糸が いくつも舞ってる

凍てついた空間

ーごめんねー

モヤのかかった頭のナカ

いくつもの黒い蝶
赤いコートの女が
こちら向いて睨んでいる

ー開かないー

閉ざされた箱から空を見るキミ

白い部屋 細い針の痛み
ただ 時間(とき)が過ぎるのに
身を委ねていた

何を言っても トドカナイ
何をしても トドカナイ
温もりも拒絶し
眠りさへも 置き去りに


ざわめく波音 白い影
暗闇へと繋がった海

凍てついた時間

ーきれいねー

星空に溶け込もうとしたキミ

ボクは ただ氷のような体を
抱き締めるしかなかった

ーーごめんねーー

想い(こころ)を綴った ボクの手紙(おもい)は
何片(いくつ)ものピースに破(わ)かれ
真っ白な雪となった

何を見ても カンジナイ
何にふれても カンジナイ
視界も拒絶し
感覚さえも消えて行く

どうなって欲しい?
どうして欲しい?
答えて欲しい・・・・



ーーステキねーーー

「こんなにキレイだったんだ」と
空の美しさに
キミが呟いたね
黒い蝶も赤いコートの女も
もう・・・いない?


ーーありがとうーー

ボクと同じ時間(とき)を共にしてくれて

ーーありがとうーー

ボクと同じ世界に帰って来てくれて

ーーありがとうーー

ステキな声を聴かせてくれて

ーーありがとうーー

ステキな笑顔を見せてくれて


キミの見る世界 ボクの見る世界 フタリの見る世界

顔を上げ 足を地につけ
歩き出したキミ
存在(い)てくれて ありがとう

ーーアイしてるーー

傍観者 コラボ作品

  傍観者 コラボ作品


A) 折れそうな細い月見上げ
   幼子の慟哭聞く
   路地裏で 痩せ細った猫が
   笑う ムカつくよね

B) 葉巻燻らせて
   欲望を身に纏い
   躯くねらせて
   愛欲求め合う
   息も吐(つ)けないような
   シーツの波の中
   快楽に身を任せ
   何処へ行くの?

サビ)ボクは ただ見ているだけ
   欲しいなら 唄ってあげる
   命(ヒカリ)消える
   最期の時 その瞬間に
   ボクは ただ ただそれだけ
   見ているだけ

A) 猫の目の様な月見上げ
   子供の哀哭を聞く
   路地裏で痩せ細った犬が
   跳ねる 笑っちゃうよ

B) 紫煙たちこめて
   絶望を身に纏い
   涙を流して
   悦楽感じ合う
   紅い水溜まりに
   果てしない孤独が
   夜に堕ちる快感
   何処へ行くの?

C) 野望達の為に
   置き去りにされる愛
   上辺だけの紳士
   中身の無い淑女
   富と名声? そんなん
   何になるのかなぁ?
   ボクはほんの少し
   耳を塞ぐよ

サビ)ボクは ただ見ているだけ
   欲しいなら 唄ってあげる
   命(ヒカリ)消える
   最期の時 その瞬間に 
   ボクは ただ ただそれだけ
   見ているだけ
  
あぁ ボクはただ 見ているだけ
  

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