夕澄の投稿作品一覧
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何時まで待てば乾くのだろう 想う涙は
見上げた夜空はまだ暗いままで
日の光では虚しいだけ
黄昏に焦がれて 闇を願えば
更けてく夜にそっと響く
貴方の足音が心満たした
貴方の温もり 待ちきれなくて
広げたその腕飛び込んだ
優しく貴方が髪を梳いた 微かな音が
私の子守唄で 瞼閉じた...臥待月【曲つきました】
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開けたなら キチンと激しく閉めて
閉じる音が高く響く そんな感じ中身は空
欲しいモノは何かだって そんな隙間は無い矛盾
白と黒を叩いたなら 無限の音奏でられる
白と黒をグルリした目 無言のまま落ちていく
真っ白頭真っ新にして 真っ黒心抹殺して
真っ赤な嘘と真っ青な顔 いつもあたし空フル
どこかで虹が...【曲募集中】あたし空フル
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空が白く染まり始めて
振り返った 壁のカレンダー
寒いだろう、と貴方の腕
閉じ込められたら 手を伸ばし
迷子のような雪にそっと触れた
春はまた遠く 私からは逃げてくけど
大丈夫、と笑いかけた まだまだ私待てるから
貴方の優しい吐息がかかり 溶けて
涙のよう 雪の雫 落ちたら咲いた綺麗な花
ほんの少し...Snow drop
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夜の帳に包まれて
月さえも照らさぬこの旅路
少し寒いくらいがいい 心が冷えて
闇に飲まれて落ち着いた
君のその笑顔が見えぬから
白く微笑むそのたびに 黒く染まって
命絡みついた手
君は両手で包んで綺麗だね、と言うけど
笑顔さえも忘れてきた
刹那分かつ運命乗り越えて 今...Tears rain
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本を閉じる音がやけに
うるさく響く黄昏の部屋
進まないページ 読み返して
また今日も栞をそっと挟んだ
四葉の押し葉一つ 褪せない緑色が
私を責めているみたい
消えていかないで、思い出
仰ぎ見た夜空 星が流れた
願う彼方 想いよ届け、と
こんな刹那 言いきれなくて...四葉の栞【曲つきました】
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重ねた温度 それさえきっと
にせものなんだ 君には
合わせた視線 揺らがない目で
『僕のことは気づかないでいて』
胸に当てた手 鼓動感じた
ねえ、信じてよ
いつだって声の限り 君だけを求め続けた
届かない私の気持ち 消えてく温もり
遠ざかるその足音 大嫌い、大嫌いだよ
私だけ見つめてほしい 愛してる...Liar liar
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風に攫われた言葉が 私探して彷徨う
耳に届かずに消えたなら どんなに……
いつか大好きと零した 花を差し出した貴方
包まれた香り ぼんやりと抱きしめ
一つ 落ちた 花びら
蘇る日々を追いかけてみた
掴んだその刹那 硝子のように割れ
飛び散った欠片 元に戻れと
願った心から 流れたのは涙?
雨がかき消...花びらに口付けて
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朝日が差す綺麗な花に いつも誰が水あげてた?
白 当たり前 当たり前? 当たり前に枯れた
ずっと隣で 手と手繋ぎ合ってきた
それは丸のような調和
不協和音 いつからか響きだしたんだ
僕等引き裂いて 離れ離れに
不協和音 近すぎる距離はだめになる
一つ、ある朝の結論だった
昼下がりのひなたぼっこは み...Discord
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重い足取りは 気づかないふりをした
この空模様は鏡なのかな
季節はずれ 雪が舞って、落ちた
残した想いもいつか
溶けるのだろう この雪みたく
積もらないこの恋は……
人ごみの中で 何度目か、振り返る
聞こえないはずの声を待ってた
『遠く』行きに乗った 待って、はない
愛したたった一人の人の幸せ 願う...君に願う【曲つきました】
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月影照らすは醜い蛹 貴方の手のひら護られたまま
生まれたばかりの私の身体 深紅の焔で温められる
『恋をしました』『一目惚れでした』
陳腐な言葉 似合いでしょう?
優しい手で突き放して 飛び立とう夜空へ
透かされた模様まで焼き付けてください
追いかけないで 逃げたくなる 逃げたくない 矛盾
熱が冷めな...情焔てふてふ
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綺麗な涙を流す人でした
僕の所為だと責めずに
一緒に生きて、と言えないで過ぎた時間
今はそれも叶わない
砂が落ちてく音に 心狂わされてく
そっと塞いでくれた 小さな手で
君の傍にいられず 消えていくというなら
僕のこの砂時計 壊してください
綺麗な涙を流す人でした
僕の所為だと恨まず...【曲募集中】砂に落ちる涙
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そよ風揺らすドレス 似合わないこの部屋
あの日の花を飾る 止まったまま笑顔の貴方に
そっと咲いた花 貴方摘み取って
似合う、と優しい手 私の髪触れた
呼ぶ声を探した いないのに
貴方が一番好きな色があるだけ
白い花香る部屋で 私だけが 黒 包まれてる
まどろむ淡い日差し 幸せな夢見た
あの日の花の中...White requiem
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無限の中 唯一を探し彷徨う夜
ずっと覚めない夢の中で
右に左 言葉羅列 僕の中を通り過ぎてく
何が残る? 何もないよ 嫌嫌嫌嫌嫌になって
白と黒と 他は同じ 僕の頭虹色染める
何を思う? 何もないよ 嫌嫌嫌嫌嫌叫んだ
嗚呼 消えたらいい
眠れば終わる 朝が来て
嗚呼 信じていた
裏切られた光にまで ...覚めない夢
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「一番好き」と君が言う季節
春が来るその度嫉妬する
何度目かもう忘れたよ
それくらいずっと 一緒に過ごして来たし
そっと伸ばした 指は空振りいつもそう
この距離変えたいの 私だけ?
暖かい風 なんだか笑われた?
どうせならこの背中押してよ
進まない恋 始めさせるのにはいい季節でしょ?
タイミングとか...始める季節
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曖昧な言葉も 自分を騙すような嘘も
それは予防線
誰かの何かしら いつでも受け入れた
僕の意思などいらない
傷ついてまで無理してまで笑えるほど
そんなに強くない
凛、と冷たい視線に怯えては
僕は小さいと気づいて もっと見えなくなってく
La 続かぬ歌 一人叫ぶ『僕はどこだ』
凛と強いフリで前を向いて...凛
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繋いだ右手の優しさ
いつも通り 確認したら
「一人でも大丈夫」 笑って
そっと離そう もう
温もりはそのまま
いか (揃えた 足音)
ない (不揃い 歩き出す)
でまだ(たたたた 高らかに)
だき (気持ちを 消すように)
しめて...True heart
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(L)喘くlily 曰くholy 魅惑body 稚くlady
(R)淡くsherry 乾くfairy 戯く愛 不惑I
(R)しな垂れて嘯いた 背伸びした初言を 『愛してくれる?』
(L)口づけて確約を捧ぐ 『僕と一緒に狂うかい?』
(L)隠した素顔まで 溶かしたそれはまるで
(R)貴方に捕らわれた?...The party!
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故郷(ふるさと)を離れるのって 簡単
電車揺られて あっという間
昔から一人暮らしは 憧れ
それって自由ってことでしょ?
母のおにぎり食べ 父と一緒に上京
ありがとう、と 遠のく町に呟いてみたら
少しだけ震えた 気のせいかな
ホームにあふれかえる人に流される
その中の一人に今日からなるんだ
父の前を...ひとりぐらし【曲つきました】
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遠くで聞こえた気がした それだけ
思わず呟いた名前震えた
晴れすぎた空を飛んでいく鳥達に
どこ行くの、ときいたの
いつの日か君に会った時は
みんな 突いてもいいよ?
この町で待ってるよ そんな伝言は伝えず
君が寂しがればいい 私だって同じ気持ちで
この春を歩いてく 泣きそうな心隠して
空耳ばかり聞こ...【曲募集中】harunote
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さよならも言えなくて 逃げるようにかけあがる
あの人から一番 遠い場所
違う誰かの隣 歩き出したんだよね
私のことはきっと 遠い過去
Z 散りゆく私の恋
A 誰か気づいて欲しい
ドアを開けたら屋上 涙の先に手のひら
Ah―――― 空に近づく
『特等席にようこそ』 そう言って笑う君に
泣いてたことも忘...Z to A
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古ぼけた写真立て 色が褪せてた
気付かないまま 時を重ねた
あどけなさ残してる 君と僕とが
ずっと微笑んだまま 今はもう――――
一人きりの部屋に残された 君がいた証探した
お気に入りの いつだって甘い その香りだけ
ガラスを通さない 外の光は
今の僕には痛い 罰かな
あの夜は忘れてた 君と僕との
...涙の香り【曲つきました】
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晴れた空 雨上がり待った ごほうび
七つの色 浮かぶって 私には見えないよ
流れてく雲のかげ いるか探した
隠れないで出てきてよ 私には見えないの?
水たまりで 切り取られた空が
誰かのこと呼んだ 気がした
笑えば見えるのかな 咲いた赤と 光る黄色
見えたら私の手で きれいな空 よろこんでね
夕やけ...見えない虹
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欲しいなら 捕まえて ひらひらり Ah
その腕に 閉じ込めてよ
貴方だけ 嘯いて ふわふわり Ah
とまらない 泡沫の夢
飄々蝶々
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雪 真白に染まった 貴方を隔てて
何も言えずに佇む 私隠してくれたの?
雨 綺麗な花弁 泥に飲まれてく
ひどいことするのね でも 違う 私が降らせた雨ね
この前来たばかりよ 七分咲きを見に
今は満開も過ぎて 散り始めてる
貴方と歩いていく それだけでいいの
私何もいらないの ...霙桜
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この町で生まれたわけじゃないけど『ふるさと』と
もうすぐ呼ぶ日が来る 気づいた晴天のある日
自分が望んでた未来この手の中なのに
不安に包まれてく どうして曇天の心
あの神社 坂上りその上で Ah
桜の木 つぼみ抱えていた
今年もきっと咲くだろう 変わらず綺麗なままで
空が花で染められたら...Hometown
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密かに生きては 静かに咲いた
微かな音がして まどろみから覚める
欠片に惹かれて来たのでしょうか
小さな足音と 消えそうな歌声
瞳浮かんだ 桜色の空
消したい記憶があるなら
舞う花弁(はなびら)に印してください
貴方が忘れても いつまでも覚えてる
傷ついたら誰もが皆(みな)忘れたいと願って...【曲募集中】記憶の欠片
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(L)
嗚呼愛しい姫君よ
一人切なく我が名を呼ぶのか
二人の儚い逢瀬は
ある日恐ろしい運命(さだめ)に引き裂かれた
漆黒の闇 迫り来る魔の手
照らすは我が焔(ほむら)
薙ぎ払うは我が刃(やいば)
愛する人を攫われた
間抜けな我を赦すのか...勇者と姫君─哀れな一人の少年─【曲つきました】
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独り寂しく生きてきたモノ
心満たすは人喰いだけ
暗い暗い森迷う哀れな少女
お前は一体どんな味だ
怖がりもせず彼女は微笑みました
『そう、お腹がすいてるの?』
少女がくれたまっかなリンゴは
甘酸っぱい味がしました
初めて言った素直な言葉
ありがとう、とはなんと優しい...【曲募集中】まっかなオオカミ
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夕暮れ 迫る闇 追いつかれたら
また私きっと見えなくなるだろう
夜明けが来たら 眩しい光包み
また私きっと溶けていくだろう
無(しろ)に近づく
曖昧な世界に私は流されて
そう 存在示す境界は消えた
誰も私なんて見てないの
もう 消されていく
私生きていた証はどこに...曖昧世界
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生を望む声をあげて 命掴む弱い吐息
母の胸に抱かれた日 僕はこの世に 墜ちた
その日に生まれる運命(さだめ)だと
墜とすのはコウノトリなのか
消えてしまいそうだった灯(ひ)は
今も変わらず死にかけてる
息を潜め声を殺し 弱いだけの僕を消した
望み通り? 満たされない
流れていく熱い涙は生へ...【曲募集中】My Birthday
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死んだ桜が手の中に浮かぶ
意識沈む夜が包み込む
たった一人広すぎる部屋で
携帯なんてモノ壊れて鳴らなければいいんだ
恣意猛るままに外界殺して
逝くまで僕の世界が堕ちるまで
高鳴る鼓動は恍惚の証
けど泣きそうで
綺麗事の理想なんて死んじゃえ
死んだ魚が目の中で泳ぐ...衝動シンドローム
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震える文字で『大好き』
書いちゃおうかなハートも
From(さしだしにん)は書けない
Dear my dear
(指先つづるLoveLetter)
(愛を届けるMyDear)
指定席なの 君のななめ後ろは
視線だけ いつだって素直ね
ルーズリーフは 言えない言葉だらけ
届かない広い 背中...Dear my dear【曲つきました】
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わたしは見えない 世界は透明
あなたが見ている 世界は何色
あなた散らす花弁たち 水面を染めてく
わたし落とす そのまま沈んだ
七色交じりあって 最後に白に変える
光集め世界は真白 何も言えなくなる
みせられた眩しい色は 涙に溶かされて
心奪う色の海は 憧れのまま
わたしは見えない ...真白な七色
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妄想? 夢オチ? 歓迎だ!
この夜は(お星様もわらってるね)
泡沫の(お月様はないてるの)
夢ならば(夜中のお紅茶はいかが)
楽しもう(甘い甘いミルクティーを)
今宵全てを忘れて踊ろう どうせ
夜が明ければ覚める
夢? That's right!(イヤ)
窓辺でうっとり夢見るあの娘
さっさと...Three Minutes Boogie ─dreaming girl─
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私の心の中 知りたいのならこの門
くぐって 探しに来てくれるかな
高くそびえ立つ門 君は怯えたりしないで
まっすぐ 歩いてきてくれるかな
内緒話も隠してるの
だからね全部を知られちゃうのは嫌
でも君なら秘密に出来る?
開けてあげる鍵を さあ
ようこそ“私へ” 少し散らかってるけれど...The gate of my heart