hiyaの投稿作品一覧
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散って行く花の記憶
笑顔の記憶は桜色
春の訪れ咲き誇る
散って行く花の記憶
涙の記憶はすみれ色
赤い綺麗な花でした
ただそこに咲いていただけの花
でもそこに咲いていてくれた花
散って行くあなたの記憶
あなたと過ごした思い出に...花の記憶
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街の喧騒は寒さ打消し
賑やかな時間に追い立てられるよ
時計の針は残りを告げて
かすかな鐘の音は続いていくよ
一人で立ってる君の手を取り
うつむく暇は無いさ走り出すよ
テレビはいつもの歌を流して
今夜の街は眠らないのさ
みんな一斉に時を数え
時はその時急ブレーキ...おめでとう
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わた雪のモーメント
散って行く天使の羽
優雅に漂い
ふわりと落ちて
ゆるい弧描いて
螺旋を描いて
わた雪ふわり浮遊して
視野一杯に広がって
やわらかに染め上げて
わた雪のモーメント
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笑おう声上げて楽しそうに
空浮かぶ雲を見上げるように
歌おう胸はって声そろえて
元気出るよに楽しく歌お
みんなで行こう緑の丘へ
無事に着いたらお弁当食べよ
歩こうほら今日は良い天気
今日は楽しい遠足の日だ...えんそくのうた
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乾いた風頬を撫でて
涙の跡乾いて行く
行く当て無い雲のように
終わりの無いさすらいの旅
灰色の空映した心
涙のしずく染み込んで行く
ただ一時だけそれだけで良い
乾いた心を潤せれば
ただ一時だけそれだけで良い
涙で心潤せるなら...オアシス
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夢の中落ちて行く
深い闇包まれ
月の光に浮かぶ人影
ためらう様に扉は開く
ヴァルプルギスの幕は上がって
赤いナイフと無邪気な罪と
時告げる鐘響き
夜の子ら目覚めてく
祈り知らない子供は歌う
祈る代わりにレクイエムを...夜の子
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夢見る一時空き地のぬこと
夕方近づきおうちへ帰ろ
ごめんね連れて帰れない
別れの時は近づいて
甘えてくるのを振り払い
諦めて帰るぬこ寂しそに
止まって見返す瞳には
刹那切なさ覗かせて
すまなく思った子供の頃
夕焼けの影にさみしそなぬこ...ぬこの思い出
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戦い前に何も告げずに
君守るために別れを告げる
空から降る雪凍った涙
あの日の笑顔を心に残し
雪が降る雪が舞う
二人の別れを悲しむよに
雪が降る降り積もる
二人の足跡隠していく
嵐吹き荒れて血の雨が舞う
血まみれのこの手散らばる死体...雪は降る
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本当の気持ち伝えきれずに
苛立ち焦り心蝕む
迷いは回って
思いは募って
めぐる心はウロボロスの環
確かめる事とても怖くて
笑顔の仮面心隠して
人に憧れ
人を恐れて
矛盾抱えた悲しい道化...ウロボロスの環
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駆けて行く君追いかけて
夜の街中飛び出すの
流れる街の風景と
女装のままで逃げる君
馬鹿ね逃げても無駄よ
君の事しか見えないのに
駆けて行く君追い詰めて
そっと後ろから抱きしめる
君見て皆振り向いてた
私の可愛いお姫様...君追いかけて
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桜咲く前雪の花
空からはらはら舞い降りて
枝に白く咲き誇る
散らずに融けて消える花
あなたの元へ行くのでしょう
流れるしずく受け止めて
儚く白い冬の花
雪の花
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虹 雨洗われた草原の果て 旅は続く
空 見上げる先鳥が羽ばたく 弔いの宴
心枯らす風が吹く
神の慈悲無き空の下
当て無く流離うキャラバンは
虚しく歌を響かせる
星 導くように輝く夜空 焚火燃える
明け 向かう先に街の灯りが 祭りの宴
枯れた心潤そう
たとえ虚しき酔夢でも...酔夢
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はじまりの 言葉 生まれ
ゆめ一夜(ひとよ) 歌 歌い
しんとした 人世に 流る
よろこびの 宴 あとに
うた一夜 夢の 如く
明けの空 ほのかに 白む
はじまりの 朝を 迎え
あたらしき 歌 歌う
なごりおしき うた一夜 ...うた一夜
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桜の花咲く別れの時
あなたは一人歩いて行く
「さよなら」の言葉も無いままに
花びらの雨に霞んでいく
背中見つめてただ立っていた
こみ上げる思い焦る心
散る花の下走り出す
「ありがとう」それを伝えたくて
桜の花は降り続ける
出合った頃と変わらぬまま...言えない言葉
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ガラスの管と銀の針
澱んだ水槽血の臭い
水に揺らめく金の髪
世界も現(うつつ)も知らぬまま
少女は眠り夢を見る
姿神に似せられて
体は血肉と薬品で
心は命と引き換えに
哀れな術者に見守られ
少女は夢を見続ける...ほむんくるす
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私は女王様なの
君はね私の虜
さあ早くひざまずいてよ!
可愛く奴隷らしくね♪
君の隠れた欲望叶え
綺麗な花を散らしてあげる
恋の炎で燃やしてあげる
だから今すぐ抱きしめて
君には自由は無いの
私が全て決めるわ...可愛い女王様
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桜咲く下 晴れた空
ぬこが集まり遊びだす
花がひらひら 身構えて
揺らいだ尻尾にじゃれつかれ
ぽかぽか陽だまり 眠るぬこ
隣のぬこは毛づくろい
冬の終わりに 浮かれ出し
春を喜びぬこつどう
桜舞う下ぬこ祭り...ぬこ祭り
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どうしたのとは聞けなくて
大丈夫だよと言えなくて
泣いている姿背中見て
僕等は何も出来なかった
悲しみ隠す雪が降り
歌と光が溢れ出すよ
こんな輝く雪の夜は
きっと奇跡が起きるはずさ
悲しむ心奮い立たせ
希望灯す歌を歌おう...奇跡の夜
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疲れた体引きずって
しばしの休息座り込む
真夏の明け方
咥え煙草煙の向こう
「ご苦労さん」と手渡された
缶珈琲の熱さ手を焼いて
渡した手の暖かさに気付いた
疲れた体引き起こし
仕事へ気合を入れなおす
珈琲片手に...珈琲片手に
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小春日和のこんな日は
窓辺の一時紅茶淹れて
溶けそうな綿菓子雪の原
氷柱のしずくふくらんで
包み込むような黄金(きん)の風
満たされるよなやさしい光
春が恋しいこんな夜は
花を寝床に敷き詰め飾ろ
窓の外は銀の国
白く輝く冬の月...金の太陽、銀の月
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闇の中燃え続ける
炎を煽るな
火の手世界呑み込み
破壊始まる
闇の中で揺らめく炎
無数の炎広がる
闇の中静かに燃ゆる
炎を絶やすな
闇が包む静寂
命消え逝く...闇の炎
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一人不安に泣いている
あの子の涙止めるため
僕は必ず強くなる
ねえ、一人で落ち込まないで
僕がいつも傍にいるから
こわれそうな君の心は
僕が支えて守りたいから
今、精一杯の勇気を
振り絞って君を守るよ
小さな奇跡信じてる...精一杯の勇気
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昔、砂場は火星だった
ブリキのロボットを手に握り
夢の宇宙で戦っていた
それは楽しい夢だった
戦え!火星将軍ロボ
悪い奴らをやっつけろ
進め!火星将軍ロボ
夢の火星を突き進め
ほんとの火星に行きたくて
テレビや図鑑に夢中だった...進め!火星将軍ロボ
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秋の名残り枯野を消し
白く染めるは化粧雪
水面(みなも)揺らす風の音に
静か耳を澄ませれば
冬に世界沈んでいく
白イ世界 一人キリデ
雪ノ迷路 人ヲ探ス
消エル世界 キエルワタシ
思イ浮カブ アタタカナ・・・
笑う二人懐かしく...雪迷宮
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草原の果て風のふるさと
月の滴に満ちた泉
光のしずく風に運ばれ
やさしく眠りへいざなう
あなた見守り そばにいるから
眠れ良い子よ夜が明けるまで
祈りて歌う 子守唄を
眠れ眠れよああ幸せに
そばにいるから 今安らかに...月のしずく
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半端な自分隠して
笑みを曖昧に浮かべて
傷付くのが怖いから
いつも何かを諦めて
自信も何も持てないままに
全てに甘えて生きているよ
一人ぼっちが嫌だから
人に話を合わせてる
弱さを見せたくなくて
先にそこから逃げていた...影の歌
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大きな時間小さな時間
くるくる回る季節とおひさま
流れていく笑顔泣き顔
また出会いめぐるめまぐるしく
別れて死んで生まれて出合って
スフィンクスの謎々蹴散らして
おはよう あなたが生まれました
おやすみ よい人生でしたさようなら
時はめぐるぐるぐるまわる
はじめまして だいすきでした...ぐるぐるな時間
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気だるいまどろみの中
私を呼ぶ鐘の音
もう少し夢を見たくて
手を伸ばし背を向ける
気付くと約束5分前
<解説:パニックタイム開始w>
頭真っ白 跳ね起き 舞う髪
デートなのに どうしよ どうしよ
頭しぼって いいわけ 考え
これしかないわ 覚悟は 決めたの...眠り姫の憂鬱
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心焦がすこんな夜だから
命の水で心燃やし尽くそう
赤いバラ食いちぎり不敵に笑う
欲しい物は全て奪い取るのよ
今はあなたが欲しい
心燃えるこんな夜ならば
炎の水で体覚まし澄まそう
狩人の血燃えている獣のように
あなたの事全て喰らい尽くそう
全て私の物よ...紅蓮花
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壊れた箱舟は
星を映して
散らばる欠片は
落ちてきた空
空にオーロラが
紅く紅く燃える
世界の名残を懐かしむよに
神様の忘れた
この楽園で
僕たちで世界を...おしまいの楽園
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紅く闇染める花
心惹かれて闇の中
アカイト赤い糸
私に絡まる赤い糸
滲む血に口付けて
無邪気に微笑んで
アカイト紅い花
私の心を縛る笑み
紅い糸
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君は 僕の生まれた時を 覚えているんだね
歌ってよ 子守唄を 僕は今も覚えてるから
小さい記憶はやさしい歌声
僕の事ずっと見守ってくれてた
時は過ぎて君の背追い越し
僕らは良い友達だった
君は いろんな時間を 過ごしてきたんだね
歌ってよ 子守唄を 僕が安らかなれるように
僕らの時間は君にはひととき...君の記憶
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風渡る草原越えて
幌馬車は果て目指しす
星詠みの少女指し示す
世界の果てをめざして
天届く神々の山
そびえる遥かな彼方へ
君を守ってどこまでも
風の加護旅は続いて
君護り剣を振るう
運命の少女との絆...星読みの少女
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きっとそれは未来の記憶
懐かしい僕らの古里
降り注ぐ光静かな調べ
歌に包まれ浸る人達
君の笑顔眩しくて
僕は目を逸らすよ
きっとそれはいつかある事
心の底焼き付く記憶
星月の光やさしい調べ
歌に安らぎ眠る人達...歌の降る町
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蒼い太陽 冷たい炎 天焦がす
蒼く燃える空 天使達落ちて来る 羽燃やしながら
人は空見上げ 指差し嘆く 神の終わりを
燃え上がる街 堕天使の群れ 人の世に潜り往く
神なき天地 荒野の葬列 燃える天使達の死体
蒼き太陽に焦がされ 空に渦巻く炎の 終わり無き夜の世界
蒼い世界