hiyaの投稿作品一覧
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世界が広くて、途方に暮れて
歩き疲れて、足が止まって
まわりを見たら、独りじゃ無いよ
どこへ向いても、どこに居ても
まわりを見れば、誰かがいるよ
独りじゃないね
独りじゃないよ
世界は広くて、人ちいさくて
歩き回って、世界に満ちて
まわりを見たら、いろんな人が...独りじゃないね
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まぶしい光
放つ言葉
高き理想
笑む子供達
押し潰された
不合理な心
涙流す 心は枯れ果てて
見せられた夢はいらない
ささやかでも夢見ていこう
不毛の平野...夢見て
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聴こえてますか、私の声が
忘れないでね、私の事を
小さな命、大切な物
愛の欠片が出会って
元気に育つ小さな命
ありがとう
覚えてますか、生まれた頃を
それはほんとに、愛の奇跡
日ごとに育つ、ちいさな体
愛の全てを捧げて...ありがとう
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古い教会歌う歌姫
その体は作り物 心は虚ろ
祈る子供達 年老いた人々
広がるきれいな歌声 虚ろに響く
祈る子供達 静かな礼拝堂
祈る虚ろな歌姫
何かで虚ろを満たすよに
時は流れ 子供達は老いて
歌い祈る古びた歌姫
祈る人もまばらとなり...祈り
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さあどうぞ冷めないうちに
とっておきの暖かいスープ
チョコレートスープ
甘くてほろ苦い味
チョコレートスープ
やけどにほら気を付けて
もう一杯笑顔を見せて
せめてもの心づくしだよ
チョコレートスープ
涙の味も消えてしまうよ...チョコレートスープ
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紅葉の世界 映した水面(みなも)は
在りし日の 悲劇を 映す水鏡
燃える街並 亡国の戦い
悲しき思い出を 映し続ける
燃える世界 落葉の中 蒼い月の光
竜胆花咲く 岸辺に座りし
少女の手 水面を 揺らし涙落つ
廃墟の虚ろに 想い人失い
ただただやがて来る 白い冬待つ
凍る世界 透き通りゆく 岸辺座る...竜胆
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天高く 肥えてたまるか! 秋の空
夏のビールを 乗り越えて
涼しい月夜の 秋が来る
読書運動 エトセトラ
食欲の秋と 誰が言う!
天高く メタボ怖いぞ 秋の食
秋刀魚マツタケ 栗ご飯
涼しい夜には 鍋が良い
誘惑払って ダイエット
何故か空しい 秋の空...天高く
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戦え! ぼくらの 天気予報
みんなの まってた 体育祭に
不吉な 台風が 迫ってくる
行くぞ! ただちに 出動だ
科学の粋だ レーダードーム
お天気衛星 攻撃だ
台風の目を 消し飛ばせ
明日の 予報は お天気だ
やったぞ 明日は 体育祭
強いぞ ぼくらの 天気予報...戦え!天気予報
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記憶の底に眠る
あの街へ帰ろう
おぼろな面影求め
螺旋の街へ
夢の中歩いた記憶
懐かしき街角
小さい頃見た夢
色あせた街
誰かが待っている
なじみの通り...螺旋の街
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細い腕には
白い手袋
コルセットで
ウエスト締めて
スカートひらり
ニーソでドキリ
動いちゃ駄目よ
ルージュがぶれる
逃げても無駄よ
鍵はここなの...彼はお姫様
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夜空に浮かぶ雲から
月明かり白いりぼん
手をかざして重ねた
手に入れたくて
優しい月の光が
幸せだったあの頃
今は新月の空
独り見上げる
月無い暗い星空
光が涙に見えて...月のりぼん
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青空に流れる飛行機雲
幾筋の白いストライプ
爽やかな風が吹き抜ける
そんなしましまのせかい
紺碧の波間に白い軌跡
どこまでも続く水平線
潮風に頬を撫でられる
そんなしましまのせかい
白だけが正義なんてどうして
そんなのただの幻なの...しましま
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てst
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ほら最後の夕日が
赤い海に沈むよ
世界の終わりを見る
君の心の中に
僕はいるのかな?
また会えるのかな?
赤く燃えるよな空
街の映しのように
終わり静かに待ってる
僕の傍らには...落日
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猫は歌う 夜の歌を
全て忘れて 気持ちを歌う
どこか悲しい 猫の歌
春を歌う 愛を歌う
相手忘れて 切なく歌う
相手間違え お気の毒
甘えて歌う 小さな子猫
親求め歌う 不安に駆られ
やがて現れ ご飯だよ
悲しく歌う 別れの歌を...ねこはうたう
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赤い髪情熱燃えて
瞳は挑発するよ
熱いハート火傷注意
純度の高い危険物
赤い唇つやっぽく
眼差燃えてメラメラ
この胸の鼓動強くて
揺れて気持ちばれるかな
もっと心熱くして
全てを奪って見せてよ...赤炎淑女
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真っ青な空 見上げるひよこ
白い雲が流れてゆくよ
羽ばたくひよこ
跳んでもすぐに落ちて
それでも空 見上げるひよこ
泥ちらしてまた羽ひろげ
羽ばたくひよこ
何度も落ちてころころ
真っ赤な空 見上げるひよこ
真直ぐに空見上げて...ひよこ
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ようこそ まれびとよ
由緒正しき 我が城へ
さあさ爺 もてなしの用意を
秘蔵の茶を 淹れるが良い
猫舌だから よく冷ましてな
久方の 客人よ
素晴らしき わが国へ
咎人も 貧富謀反も無く
我と爺と この城だけ
手が回らぬで 荒れているがな...廃墟の王女
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朝の風景は毎日変わりなく
身だしなみを整える兵隊さん達
私微笑んで「おはよう!」って挨拶するの
姿も声も無いけどみんなはきっと聞こえてるよね
どんな時も明るく振舞う 私は小さな貴婦人なの
昼の風景はみんなで集まる宿舎
手持ち無沙汰な兵隊さん達
みんなでゲームやスポーツ楽しむの
私の応援で奮い立ち、...収容所の小さな貴婦人
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沈む夕日に染められて
吸い込まれそうな空の赤
君と 二人 佇む
時の止まった蜃気楼
空と夕日吸い込んで
泣き出しそうな海の色
独り 果てを 眺めて
過ぎ去った日を思い出す
影に 溶けて 思い出せない
君の面影追い求め...黄昏の記憶
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恋を知らない無垢乙女(おんなのこ)
出会い頭の大事件
偶然かはたまた運命か
ひとめで心を奪われた
優しく微笑むあの笑顔
ふわりと浮き立つ恋心
秘めたる思いを振り絞り
言葉を重ねて恋便り
言葉言の葉 風に乗れ
私の心を伝えてよ...ことばことのは
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窓辺から明るい夏の陽射し
背にしたあなたの笑顔は影絵
眩しさに目を細め笑い返す
ゆっくりと時間だけ動いて
遠くからかすかに蝉の歌
まどろみの中聞こえる風の音
ああ 静かだね
ひるね
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空一杯の白い弦(いと)かき鳴らされる風の音
空を飛ぶ小鳥達 囀りはリズム 風に乗って
かすかに聴こえて来る 透き通る歌声
それは妖精の声 精霊の歌 どこからか流れて
優しい声 切ない歌 虹色の宝石
主無き声 歌に焦がれて 捜せど見つからず
引き込まれそな蒼い空 舞い降りて来る歌
永遠の星空から 蒼い...うたのそら
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雨上がりの空は青く
髪なびかす風はやわらかに
一面の赤い花の絨毯(コスモス コスモス)
駆け回る世界は広く
そばにいる君の笑みはまぶしい
一輪の花をそっと差し出す(コスモス コスモス)
(コスモス)夏の日差しに
(コスモス)そよ風に舞う
(コスモス コスモス)
君は僕の宇宙さ (コスモス)...コスモス
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ぬこの兵隊 ならんですすむ
耳出しメット リュックを引いて
しっぽを立てて トテチテタ!
蝶がぱたぱた 近くを舞うよ
れつはみだれて みんな追いかけ
おしあいへしあい トテチテタ!
進んでいたら ぬこがへってく
れつをはなれて お昼寝タイム
みんなお休み トテチテタ!...ぬこの兵隊
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風になびく緑の丘
平原を見守る歌姫の墓
今は昔 昔の話 乾いた大地
水を求め争い合う国々
血が大地潤し人の心枯れ果つ
都に評判の歌姫
人々を癒す歌声甘く
命に満ち 恋に燃える 麗しき美貌
想い人は涙の別れ戦へ
死が二人裂き彼は黄泉路降る...歌姫の墓
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青ざめた光 照らす月 舞い散る赤い桜ばな
求めかざした手の平に はらりと降りおちて
見上げる空の いざよいは 闇に食われる心の様
独り悲しみに物狂う 桜月夜
愛しき顔は青ざめて 月下に流れる花しずく
凍て付く様な月の光に 心散らす春の宵
愛しい人の 冷たい頬に 別れの口付けを
私の心も凍て付かせて ...桜月夜
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今日も青い空の上
僕は世界を照らしてる
暖かな陽だまりの世界
君はぽつんと立っていた
陽だまりの中一人震えてた
暖かな世界に気付かない様に
この広い世界の真ん中で
一人悲しみ堪えてる
あの子を照らしてあげたいんだ
この世界の真ん中で君を温めてあげるよ...おひさま
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ここにいるよ 天の底で幻の君を思ってる
いつか見た幻の君 高鳴る鼓動 届かぬ思い
焦がれる心は迸る 叫びとなって天目指す
ここにいるわ 天上の園 心をあなたに奪われて
天より降りて垣間見た 地上の殿方 心残して
地に引かれる我が心 悲しみ漏れて地へ降る
天を目指し 地へ降り 調べは空にめぐり合う
...ここにいるよ
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目覚ましの音で起こされれて
君が止めるのを待つのはまだ直らない
そっか、君は旅立ったんだね
ピースの欠けたパズル
開いた穴にため息をつき
僕は君のいない世界へ還る
朝の光は今日も変わらず
君がキッチンに立っているみたいで
今はお湯しか沸かないコンロ
主の欠けた道具達...旅立ったきみへ
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夕焼けに赤く染まる校舎
階段の陰に二人
冷たい体を寄せ
温もりを求め合う
残された時間は少なく
膨らむ想い
せめてこの一時だけと
絡む二人に赤い闇が降りる
白い花咲く赤い闇
夕闇はいつしか闇へと変わる...夕闇の園
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さっき、カッターで指切った
図工の時間、指切っちゃった
隣のミクちゃん、大慌て
私の指に、口付ける
ミクちゃん指を吸い、傷舐める
何故だろ私 どきどきしてる
二人、途中で保健室
先生に言われて、付き添いで
私、ミクちゃんの手を握る、
暖かい手、握り返す...ゆびきり
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響き震わすきらめきの波紋、形作られる私の歌声
歌は広がる、あなたを包むために
借物の言葉、仮初めの心、ひと時だけの魂だけど
音の欠片をかき集めて、奏でるあなたの言葉
声の欠片をかき集めて、伝えたいあなたの心
もっと響かせたい
叶わぬ願い、散ってゆく言葉、解けてゆく心
それでも叫ぶ、消えゆく魂震わせて...音女 -オトメ-
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街を疾走るロードローラー
リンの笑顔が駆け抜ける
被害と後始末脳裏に浮かび
僕は、悲鳴を上げる (やめてー!)
このまま逃げちゃおうかな でも逃げられないよね
なんでこんな事になるかな お願い 助けて 神様
僕がやらなきゃ誰がやる
震える手足を押さえ込み
浮かぶ涙を必死に堪え
リンとローラーの前に立...助けて神様
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世界の果ても虹の向こうも
きっとあるのさ、僕と行こうよ!
信じて行けばどこでも行けるさ
世界中を笑顔で満たそう
歌で満たすよ、僕の魔法さ!
一緒に歌おう世界に響かそう
1・2の3・4で魔法をかけるよ
心弾むよ歌は魔法さ
1・2の3・4で歌を歌うよ
君の心に幸せ満ちますように...魔法少年