零奈@受験生につき更新低下・・・の投稿作品一覧
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二人が吉原に来て一週間が過ぎた。
「きょう・・・これ、きょう!」
花魁・巡音は、新しく禿となった二人に新しい名を与えた。
「花凜、貴女の事よ」
美久が小声でそう言って、ぼぅっと宙を見つめる花凜を突く。
「あ、はい! 失礼しました、おいらん」
「違う」
己の失態に気付いた花凜は「またやっちゃった」と...【ひとしずくPオリジナル】雨夢楼・4 ~引き込み禿の二人~
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「今よりもっと、豊かな時代・・・10年前の戦争よりもずっと前、もう50年は前の話になるかの」
シーカーは「この間」と言っていた戦争は10年前の話だったらしい。
「ワシは一人のお嬢様に、恋をしていた。伯爵家のお嬢様での、ワシなんかとはとても釣り合わないような高貴なお方じゃった」
生まれてこの方そんな人...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・13
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シーカーに頼まれたのは、今日の夕食の買い物だ。
「んー・・・」
メモを睨みつけながら、僕はリストの1番上にあったパンを買うべくパン屋のドアを潜った。
シーカーは買う物の横にどの店に行けばいいのかを書いていたから、僕は迷う心配だけはいらなかった。何がいるのか読めない時は、店の人にメモを読んでもらう。
...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・12
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サンディを見送ったシーカーは、ため息を一つつくとその姿を同僚にしか見えぬ物にした。
「・・・ふぅ」
身体の芯に始まり、指先まで重い倦怠感が蝕む。
ヒトと触れ合うのは―――ヒトに認識されるのは、今の彼にとってこんなにも重労働だ。
それでもかつて妹と触れ合った幼い日よりは成長したらしく、一、二週間ほどな...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・11
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―――それからシーカーと過ごした日々は、黒の魔術師といるにしては温かい毎日だった。少しなら、世界を許してみてもいいかもしれない。そう思ってしまう僕自身に、僕は苦笑した。
「サンディ、仕事だ」
『捜し屋』を名乗る奇妙な男に拾われてから二週間。シーカーは『捜し屋』を掲げるだけあって、犬でも猫でも人で...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・10
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二人で夕食を食べた後、約束通りシーカーは僕に字の読み書きを教えてくれた。たどたどしかったけど、彼は物覚えがいいと言ってまた冷たい手で僕の頭を撫でた。
「サンディ、今日はよくできたから私からプレゼントだ」
そう言って彼が渡したのは、いくつかの子供向けの本と題名のない1冊の本。その本はページをめくっても...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・9
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静かな―――静かな、木漏れ日溢れる森の奥。
双子の姉弟が、翠の苔を踏んで歩いていた。
「あっ、レン見て! 鏡がある!」
姉の方が、弟のレンの手を引いて木の下に立てかけられた鏡を指差した。
「随分古い鏡だね・・・リン」
その鏡は、古びていながらも木漏れ日を映して微かに煌めいていた。
リンとレンは、繋...【KeaPオリジナル曲】君のいない場所で【鏡音誕生日企画】
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足元は凍る 青白い霜は
素足には冷たく
絶対零度 その森は
生命(イノチ)を許さない
冷たい樹 凍てついた樹は
六花の棺桶
ひらり、はらり 白い森を
雪が塗り潰す
時のない森に日は射さず 氷は厚みを増す
帰りたい 還れない...【オリジナル歌詞】氷樹ノ森 -ヒョウジュノモリ-
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今日は、年に一度のハロウィーンの日。子供達は無邪気に笑っていたが、街の大人達は過剰なまでに何かに怯えていた。
“ハロウィーンの悪魔”。この街には、ハロウィーンの日に男女二人を殺す殺人鬼が毎年いた。現場には自分に繋がる手がかりを残さず、代わりに必ず黒猫の毛や足跡が残るという不思議な共通点があり、その正...【mayuko様オリジナル】前夜祭の黒猫【ハロウィーンセルフ企画】
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貴女が待ち続けると言うから 俺は一人で旅の空を仰ぐ
血濡れたこの両手でいいのなら 貴女の手をもう一度取らせて
雲は遠く茜空 赤い椛踊る季節
貴女が傷つかぬように 俺は一人刀を取る
蕾のようなあの笑顔 俺に囁く鳥のような声
一つ一つを忘れずに 今は刀だけを供に
貴女が待ち続けるというから ...椛
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―――黄昏に追い立てられた、街中に跳ねる影がふたつ。
『黄昏パレヱド』
「ね、レン。あっちに大道芸人がいるって!」
「本当?」
「本当! ちょっと見てこようよ」
夕闇がひたひたと迫る黄昏時に、二人の子供が顔を近づけて話をしていた。双子なのだろうか、鏡のようによく似た顔立ちをしている。
二人は深緑色を...【鉄分P】黄昏パレヱド【勝手小説】
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あの日二人で見上げた桜は 今年も綺麗に咲き誇っています
季節が巡って 一人になっても貴方を想います
拝啓、そちらはどうですか?
二人でいた日々は 優しさに包まれて
穏やかに流れる時が続くと思ってた
いつからか二人は その行き先を違えて
今では一人きり 寂しさが胸を打つ
「愛してます。愛していました」...【応募歌詞】八重桜の下で
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(リン)私を愛してくれますか? ああ、忘れてしまった最愛の人
名前も顔も思い出せない 忘却の中に霞んだ人よ
遠く夕闇に解け消えた 追憶は淡く雪の色
交わした指きり 違えた誓い
私を赦してくれますか?
手を伸ばす 追憶に消える優しい貴方
「愛して」なんておこがましいから せめて私を覚えて...【オリジナル曲】愛してください【彼と彼女】
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シーカーがカイトという人と店の奥、寝泊まりしている方へ消えていき、僕だけが残された。
とりあえずカウンターと思しき机の黒い椅子に座り、机に頬杖をつく。
「おとなしく店番してろ、って事だよな・・・多分」
冬の短い日は暮れ、夕闇がひたひたと迫って来ている時間。
こんな危ない時間に、客なんて来るのだろうか...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・8
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「―――レン君」
「その名前、サンディの前で出したら許しませんよ? カイト先輩」
二人はシーカーことレンが普段寝室にしている部屋に入り、そのまま鍵を閉めた。ちなみにシーカーは殺気を含んだ最上級の笑顔だ。
「分かったよ、『シーカー』君。で、本題なんだけど」
「また戦争か何かですか?」
シーカーは心底...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・7
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卑猥で印歪な遊びをしましょう?
ねぇ、愛しい人。
私の可愛いエーヤ。
『エーヤ』
今日は何になって欲しいの?
あら、わんちゃんね。
否定なんて浅ましいわよ。
その鎖と首輪は、そのためのモノでしょう?
さあ、注文をどうぞ?
どんなわんちゃんがお望みなの?...【mayuko様オリジナル】エーヤ
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市場で、シーカーは僕に本と日記帳を買ってくれた。
「シーカー、僕は文字が読めないが」
そう言うと彼は、家に帰ったら僕に文字の読み書きを教えると言った。
夕焼けが、石畳に影を伸ばす帰り道。その橙色が暖かくて綺麗だと思えるのは、人間になった利点だと思う。
家の鍵を開け、ドアを開いたシーカーが突如硬直した...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・6
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・・・まずい。これは非常にまずいなぁ。
現在位置はぁ、トンネルと思しき暗闇の中。
携帯はぁ、圏外を表示した直後電池が切れちゃった。
「あははぁ」
うん、笑いたくもなるよぉ。
ワタシ、迷子になっちゃいました~
とりあえず、どっかに歩いてみよう。
あのお馬鹿な家出少年を捜しに。
『家出少年と迷子少女』
...【GUMIオリジナル曲】家出少年と迷子少女【一応誕生日企画】
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カンコンカラコン 鐘の音響く街の中
寂しい音色が気になって 私は塔へと駆け込んだ
光の筋が降りる階段 埃とカビは時間の匂い
螺旋階段を辿って歩く 一人ぼっちの私
時計塔の最上階には 本をめくる少年が
感情のないその顔を 見つめている私がいたの
悠久の時を刻む時計塔 二本の針が歌う協奏曲...【リンオリジナル曲】時計塔の君へ【曲募集】
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次の日。
僕はシーカーと共に部屋を掃除していた。
「シーカー、この部屋何年使ってない!?」
埃が盛大に積もった部屋。その量が尋常ではない事は生まれてからが短い僕にも分かった。
「多分・・・10年以上は使ってないかと」
さらりと凄まじい事を言ったシーカーの頭を容赦なく殴る。やっぱり、その身体は冷たかっ...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・5
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カチコチカチコチ 時を重ねた時計塔
瓦礫の街を渡る唄 ひび割れた音は誰のため?
差し込む光 舞う埃 蔦の絡んだ煉瓦
錆びて欠け落ちた歯車は 噛み合う事なく時を歪める
最上階には鐘と少年が 時を守るため塔にいた
語らう者も無く 一人で・・・
家族の顔なんて知らない 友達なんて言葉は忘れ...【レンオリジナル曲】時計塔の少年
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サンディは寝入った途端に仔犬の姿に戻った。
それを確認したレンは姿こそ見えるが世界には干渉できない身体になると、自室へと引っ込む。
10年前に起きた戦争で、レンは沢山の人の魂を奪った。冷えた心をリーリアとの日々という蝋燭で温めていたが、どんな物にも限界が来る。
レンは再び、人恋しさに囚われてしまった...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・4
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シーカーは僕の姿を人間にして、僕に人間の暮らしを教えてくれた。
「シーカー、目も鼻もおかしいんだが・・・失敗したのか?」
見え方が奇妙な視界や全然効かない鼻の事を告げると、シーカーは咳込むまで笑った。
「サンディ、それが人間と犬の違いだ」
そういってシーカーは人間の嗅覚は犬より数段劣る事、色という物...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・3
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「シーカー、お前本当にここで暮らしているのか?」
サンディはシーカーに連れられ、街から大分外れた家に来た。よく言えば古き良き時代の面影を残した家、悪く言えばただのボロいあばら家である。
「雨漏りもしないし普通の家ですが?」
きょとんと幼い表情で、平然とシーカーは言う。
「お前は何なんだ、シーカー・・...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・2
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人間なんて嫌いだ。
世界だって嫌いだ。
僕は、箱の中で世界を呪っていた。
空はどんよりと暗く、はらはらと雪が降っている。
生憎、それを綺麗だと思えるだけの余裕はない。
僕はぶるりと身体を振るわせた。
身体はもうすっかり冷えていて、芯まで凍るのも時間の問題だ。
その時に、僕は死ぬのだろう。
生まれてす...【白黒P】捜し屋と僕の三週間・1
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―――天仰いで雨乞うのなら
水分(みくまり)の滝に娘御落とせ
雲亡き日の照る空の下 水分の滝には村人と娘
龍神の巫女は気高く凜と 清烈に神楽の鈴鳴らす
水分の滝は龍神の滝 水源を守る雄神の滝
誰かの腕が娘の肩押し 龍神の巫女は落ちていく
「天仰いで雨乞うのなら 水分の滝に娘御落とせ」
誰か...【曲募集中】天仰いで雨乞うのなら―――
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深々と、雪が降っていた。
10年前の戦争に負けて以来、この国からは活気という物が消えた。
「―――おや」
黒いマントに身を包んだ、冬色の少年はふと路地裏に目を向けた。
そこには、雪に震える1匹の子犬がいた。寒さに震える砂色の仔犬は、鼻先をくすぐった雪にくしゅん、とくしゃみをする。
「君、可愛いな」
...【白黒P】鎌を持てない死神の話・エピローグ/捜し屋と僕の三週間
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人の目に映らない姿となった死神の耳に、女性の泣き声が飛び込んできた。
リーリアが、死んでいた。
伯爵夫人、つまりレンの母である女性が遺体に縋り付いて泣いていた。すぐ横で立つ父である男も、静かに涙を零している。獣のような慟哭の声に、レンは顔を歪めた。
かつて自分が死んだ時も、二人はこうして泣いてくれた...【白黒P】鎌を持てない死神の話・15
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朝焼けのヒカリが、辺りを眩しく照らす。
一瞬の間に現れた黒衣の少女を見たレンは、痛みに耐えるように唇を噛み締めた。
恋しい少女に、愛しい妹に、告げねばならない。
「“鎌”が来ました―――これでお別れです、リーリア。・・・僕の、可愛い妹」
双子だから、できる反則。
世界が罪人となった少年に求めた罰は、...【白黒P】鎌を持てない死神の話・14
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月明かりが、煌々と差し込む部屋。
ベッドの上で膝を抱えるリーリアの耳に、コンコンと窓硝子を叩く音が聞こえた。
「リーリア、泣いているのですか?」
次いで掛けられた声は、優しいボーイ・ソプラノ。
「レン・・・入ってきて」
少し離れていた間に、何があったのか。
リーリアはどこか幼い少女のような仕種でレン...【白黒P】鎌を持てない死神の話・13
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レンが意識を取り戻すと、そこにはいつになく優しい顔をしたカイトがいた。
「カイト・・・先輩?」
「ん、起きた?」
カイトがレンの頭をくしゃりと撫でる。レンが止める間もなく、あっという間に髪がぐしゃぐしゃになった。
「止めて下さい!」
「おーおー、記憶取り戻したら反応がいいねぇ」
「ひょっとして、今ま...【白黒P】鎌を持てない死神の話・12
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リーリアが目を開けると、主治医の姿が目を入った。
(なんだか、山羊みたい)
彼女がそんな子供じみた事を考えているとは露知らず、主治医はリーリアが目を開けた事を喜んだ。
「リーリアお嬢様! 気が付きましたか!」
がんがんと頭に響く声に、リーリアはこめかみを押さえる。主治医は彼女に起き上がらないように...【白黒P】鎌を持てない死神の話・11
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レンが全てを思い出した頃、リーリアは屋敷に帰り着いていた。
「つ、疲れた・・・」
喚く両親を無視してそのままぼすっとベッドに倒れ込み、ぼんやりと明るいランプに首飾りを翳した。
綺麗な銀色の光を見ていると、自然と思いはあの死神へと至る。
黒ずくめの、冬色の少年。
甘い物が好きなあの少年は、世に言う『死...【白黒P】鎌を持てない死神の話・10
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「リーリア、リーリア、お屋敷が見えてきました。そろそろお別れですよ」
レンはそういっていつの間にか背中で寝入ってしまったリーリアを揺すった。
「ん・・・本当、に? 明日も、また会える?」
ぼんやりと薄目を開けたリーリアは「ありがと」と言ってレンの背から降りた。
「どういたしまして。明日、また来ます...【白黒P】鎌を持てない死神の話・9
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「レン、ありがと」
「いえいえ、どういたしまして・・・って、もういい加減そのやり取り止めません?」
買ったばかりの首飾りを首に掛け、指先で弄びながらリーリアは何度目かになる礼を言った。
にこにこと笑うその笑顔を見られるのなら、半分でも財布が軽くなるくらい高額な首飾りを買ってよかったとレンは思った。
...【白黒P】鎌を持てない死神の話・8