momiji1225の投稿作品一覧
-
小鳥遊ぶ空に浮かぶ
雲のように漂うだけでいい
誰かのそばに居たいなんて
欲深な夢は捨てて
こんな僕でも
誰かの安らぎになれたなら
どんなに嬉しいことだろうかと
ただ憧れに浸っていました
そこに想いがなくっても
流されたらそれでおしまい...Only
-
今なら間に合うの
潤んだ瞳で震えながら
赦しを乞いなさい
何がどうしたかなんて
気にする暇があるんだったら
赦しを乞いなさい
誰にでも優しく
誰とでも隔てなく
なんて
ふざけるにもほどがある...You & I
-
優しくさ、プレッシャーかけて、ネ
選択権なんてないってさ
それでよかったのに
次第にそれがイライラの種
反逆心、それは愛かどうか
言葉だけでよかったんだ
物欲の無いオンナでござんした
派手なんて嫌い
騒がしいの嫌い
なのにどうしてラビリンス...Change
-
出会ってしまったの
優しく髪に触れながら
ときめく言葉ささやいた
あぁあなたっていじわるね
わかっているくせに
焦らすのが好きなひと
目の前で想い
露わにしたら
もう帰れないのよ
あなたが愛をくれたから...ドール
-
淡々と塗り替えられてゆく
油絵のように
モノトーンのなか
鮮やかに咲く
偽りの花
幾重にも重なる影は
ほどけてはとけてゆく
誰が知る最奥の仮面
はたまたその素顔
遥か遠く見慣れた景色...偽りの花
-
わけがわからぬまま
時間がすり減ってゆく
涙もでてきやしない
衰えだけが追ってくる
心の中深く沈む
苔だらけの岩が
這いずるように
自己主張する
誰のとまり木にもなれず
誰かに縋ることもできず...ひとりぼっち
-
明けの花咲かせた
夢一夜 淋しい熱の名残
苦し過ぎて可笑しい
知らぬ間に 終の空
真夜中のバスルーム
ゆらゆらと哀が漂う
少し熱い湯船のなか
私は融けてしまいそう
朱いマニキュア
少し剥がれて ...明けの花
-
これはまやかしね
掴まれた手首を侵す
歯がゆい痛みと歓びと
人混みかき分けて
何処へゆくと言うの
私何も許しちゃいないのに
雑踏が揺らめく通り
薄い影隔てる
暗がりの路地で
覆いかぶさるように...Passion
-
なにも見えないけれどわかるの
私を想うやさしいにおい
その胸に抱かれて
このまま無邪気な空へ
沈みましょうか
知らなくていい
知ったところでどうすれば?
静寂と微振動
あぁ何か近付いてくる
生ぬるい指先は...Snow White
-
早熟すぎるなんて
鼻で笑われたけれど
求められてしまえば
老いも若いも関係ないわ
魔女たちの眠りに
踊る妖しい蝶々
誘わないで…裏腹
見つめないで…赤裸々
絡んだ指にひとしずく
夜露か愛の滴りか...Chuchotez...
-
悲しいのね
大人になることって
何も言えず笑っていた
あの頃が恋しい
悲しいのね
大人になった朝って
優しい寝息のとなりに
ただぼんやりしてる
私はのばらになりたかった
密かに想いを胸に...朝
-
金も愛も一握の砂
さらさらと流れて
掬っても掬っても
果てぬ熱情に浮かされる
一夜の愛でよいのなら
私が抱きしめてあげよう
老いも若きも
男でも女でも
朝に泣き
夕べに笑い夜半に濡れ...Casanova
-
分かってたんでしょうか
どうせ嫌われるなんて
ひねくれ者の思考回路を
なぜここにいるんでしょうか
きっとあなた自身でも
分からなくなっている頃でしょう
寛大さと優しさを
見せつけて気持ち良かったですか
いつも惨めな私へ
施しを与えていい気分になれましたか...馬鹿
-
力加減がわからない
いつもいつも同じね
押し過ぎて引き過ぎて
去っていく後ろ姿
皆同じに見えてきた
端がよれたメモ帳に
思いつくまま心の中
書いてみたくなったけど
また折れてしまった
鉛筆は短くまた短く...鉛筆
-
見上げた星空に
ためいきひとつこぼして
うつむいたまま
コンビニのドアが開く
立ち読みの人だかり
横目でチラリ覗けば
やけに真面目顔で
少年誌をめくる人に会える
ほんの一瞬
名前も知らない...しあわせ上手
-
モザイクだらけの街角に
背を向けて旅に出ろと
無責任なまで奔放な
セリフを吐いたのは誰
なんだかんだで傷つきやすく
涙目でこらえている
ひ弱な俺の向こう側に
お嬢さんが笑ってる
とりあえず世界地図でも持って
駆け出してみるか...Take it easy
-
棘の森に眠れる姫は
長い長い夢を見ていた
目覚めはくちづけと共に
触れ合う愛の戯れ
幸せに満ちた世界
けれど残酷なる時の流れ
朽ちたドレスに覗く躯
窺い知れる美貌の残滓
碧眼の煌めきは潰えて
か細い暁の光に...腐リ姫
-
これ見よがしなため息に
気づいてみれば日付も変わり
悔し紛れの饒舌も
いやに塩気が効きすぎている
疲れ交じりの目配せに
気づくことなくグラスを揺らす
主観だらけの言い草は
負けず嫌いの負けた言い訳
要らないわシンパシー
逃げたいわミザリー...おんながたり
-
揺れて散り
浮きつ沈みつ
水鏡
流れ無情に
花の浮船
あぁ……
うす紅(くれない)の唇に
ほのかな芽生え
君に憧れ思い焦がれて
胸に沁み入る蝉しぐれ...花の浮船
-
薔薇の海に浮かんで
目を閉じて呑まれたら
溶け入るように甘い夢
本棚に睡れる空と
クロゼットに潜む月
静けさを切り裂く
扉の開く音
見知らぬ夜と癒えぬ傷
薔薇の海に浮かんで
目を閉じて委ねれば...甘い夢
-
つまらないしがらみ Throw away
勢い任せでオマエの手を引く
からっぽの空の下
駆け出した男と女
Oh, rubbish!
とりあえずぶっ飛ばす Highway
なるようになると威勢を張って
真っ青な空の下
飛び出した男と女
Oh, rubbish!...Rubbish!
-
肩をすくめて
行き交う影に
あなたを探す
変わりゆく街
変わりゆく日々
変われない自分
強がりな言葉だけで
別れたあの日の記憶は
じんわり滲んでく街並み
淡く波打つ川面の風...夕焼け雲
-
買ったばかりのアイスクリーム
ちょっと奮発三段重ね
ヨロコビボンバースキップゥ
ハジケすぎたが運の尽きだった
小石憎しやバランス崩壊
上段バニラがスリップゥ
あぁつられて
中段チョコが To the sky
あぁまさかの
下段ストロベリー In the sky...あじゅー
-
今日はいつも以上に
鏡の前に佇む
前髪のかかり具合
妙に気になってしまう
会いたいのに会えない
だから今日は甘えたい
少し困らせるくらい
ワガママ言いたい気分
街角の恋人たちが
腕組み歩くみたいに...8 jours
-
曇り空の向こう
黄昏迫る気配して
くゆる煙管を軽く噛み
はだけた肩を撫でてみる
今日の我が身を呪うより
流された方が楽でいい
狭き箱庭、刹那の妙
一晩温もりあればいい
一期一会か因果な縁か
夢見ればいい好きなだけ...夜顔
-
夕月夜遥かに
衣擦れの音遠からじ
揺れる思い抑えて
胸に抱くは君の肌
愛繚乱のくちづけに
誘い誘われ戯れか嘘か
忍び寄る裏切りは
触れ合う歓びに焼かれて
零れ咲く也
咲けど散る也...愛繚乱
-
落ちていた視線を
少し上げてみる
それだけで世界は変わる
しまいこんでた感覚を
少し覗かせる
それだけで世界は変わる
星の鼓動をカラダで感じ
月の視線をほのかに浴びる
太陽は止むことなく
痛いほどの愛を注ぐ...スパーク!
-
やさしい陽ざし
気だるいままで
鏡に映った
目を腫らした醜い私
どういうわけか
ただただ泣いた
昨日の夜の
ひとりぼっちでいた私
ベッドに腰掛けて
メールなんかしながら...どういうわけか
-
ぴよぴよ言うのはもう卒業
おうたも上手になったモン!
楽譜も読めるし大丈夫
さっそくわたちに歌わせて!
ひとりでおふろにはいれるし
ひとりで夜もねむれるよ
なんでもできちゃうオトシゴロ
だけど雷ゴロゴロな夜は
ますたー、いっしょに寝てあげる…ブルブル
ひよこじゃないモン!...ひよこじゃないモン!
-
何故僕はここにいるんだろう
何故みんな泣いているんだろう
何故僕も泣いているんだろう
何故君は微笑んでるんだろう
今忘れたいことは何
今欠けているものは何
今こみ上げる感情は何
今溢れそうな言葉は何
風は止み時は流れる
変わりゆく景色が広がる...Why?
-
移ろふ愛はまどろみの
明石に揺れる宵の舟
君恋しくて
瞼に浮かぶ春のまぼろし
月影美し
望めど叶はぬ夢の跡
垣間見、胸の高鳴りを
いかでか忘れむ
悠久の川面に映る
姿儚し千年蛍...千年蛍
-
小さいころ好きだった歌
今でもたまに口ずさむ
段々畑の向こうには
ママが好きだった海の色
手をつないで歩いた
オシロイバナ咲く帰り道
私を呼ぶ声が
今でも聞こえてくるみたい
変わり続けた私と
変わり続ける景色...あのころ
-
川面に揺れる雲ひとつ
流れてゆきます
流れてゆきます
忘れかけた人の噂耳にして
心揺れます
心揺れます
そんな言葉じゃ
足りはしないのに
じらしたままで
知らんぷりなの、あんた...恋化粧
-
アムール・アムール
いと恋し 想いは儚し
アムール・アムール
げに狂おし 愛は尊し
お前の吐息に胸は震えて
世界は歪み月は呑まれる
火花散るような痛みに
沁み入る愛は赤く揺れ
誘うのだ灼熱の大地に
誘うのだ甘美なる果実に...アムール・ルージュ
-
忘れ去った記憶
消え去った想い
繰り返す出会い
繰り返す別れ
甘い甘い痛みに酔う
それは一片の恋
混沌の月が笑う
水面に踊る花びら
濡れた指先で
頬を掠めれば...ベルノワール