にくてんの投稿作品一覧
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時計も電話も
部屋に置いて
予定なんて立てない
身軽な私
お気に入り髪留め
今日は外して
何処へ行こう
髪を切るのもいいかもね
あなた好みの色や仕草は
辛かったわけじゃないけれど...bitter sunday
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何年ぶりかなこの校舎
少し古びた教室で
最後の席に座ってみて
窓の外を眺め
映る景色はまるで切り取られた
写真のように見えるけど
君にも私にも全てにも
分け隔てなく時は流れていくね
街も人も私だって変わってく
君だけは変わらないでいて欲しいね...私さえ許す微笑みに
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無色より透明なブルー
ひび割れた空から生まれた
掛け値なしの奇跡
届けるよ
世界の謎
教えてあげる
月も星も
時計仕掛け
僕の不思議
君の戸惑い...無色より透明なブルー
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ハラハラして見守った
小さな背中だった
何度転んでも転んでも
立ち上がる君と
このままずっといつまでも
手を繋いでいたかった
悲しみ痛み全てから
守りたかった心から
日の当たる部屋の中眠る
君のあどけない横顔...gift
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思い出の中の 君と私
仲良しこよし 誰が見ても
ずっとこの先 仲睦まじく
手を繋いで歩けると 信じてたよ
誰しもが 疑わなかった
二人の未来根元 からも崩れて
砂の城それは脆く
指一つでも容易く崩れ去る
大事なものなんて知ってる
だからこそこの手でちゃんと壊したい...砂の城
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世界が始まってから
いくつの流れ星が
消えていったのだろう
いくつの願いを叶え
掌のビー玉
懐かしさを誘い出す
褪せた光で
過ぎた日は切なく
甘く優しく包み込む
涙込み上げた...unbreakable
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同じ筈のパズル
合う筈のピース
掛け違えたボタン
裏返しのシャツ
そんなものならすぐに気付けたのに
同じ絵のパズル
ピース合う筈
今どうしても嵌らなくて
最初は二人白いピース
同じ夢を描いていた...掛け違いのパズル
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クレヨンで描いた星たち
夜空より輝いて
硝子色の瞳に
映る景色は煌いて
チクタクチクタク 遠くで響く
時計の針の足音
夢見る子供の夢の夢
終りが来る事告げていた
kiss&cry
悲しまないで忘れる事...真夜中のprayer
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黄昏色の夕闇に染まる背を向け歩き出した
変わり行く世界と変わらぬままの僕
日ごとずれて
君は変わりたいと願い続け 僕は止められず
今は小さいその背中を押す 心押し殺し
旅立つ その日 僕は消えるだろう
生きてゆく 力も意味も全ては君が持つ
さよなら 言わず 散りゆく桜のよう
儚い名残だけ置いて
明け...涙の後先
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君と過ごした日を思い出す
不思議だね時がたっても昨日のよう
眩しい日差し 止まない蝉時雨
追いかけ続けていた背中が浮かぶ
僕がね 呼ぶと 振り返る
君がね 呼ぶと 走り出す
小さな町が僕らの地球
空いっぱい夕日 零れ落ちそうな
紅い空が 僕らの影を伸ばしてゆく
君と繋いだ この手のぬくもりは...Lasting summer
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遠くで 響く
子供の 笑い
忘れてく あんな
柔らかな 時を
朝日が 差せば
母さん 起こして
くれてた 温かなご飯とともに
学校には友達がいて はしゃいで過ごす
放課後はカバン放って 気付けば夕暮れで
帰るとお風呂急かされ みんなで夕食を...柔らかな日々
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川原をふたり歩いてた
夕日の色が深く滲む流れを眺め
ポケットに手を入れる癖
誰か見てたら恥ずかしい
なんて拒んだのは
きっと僕 振り返る 顔が大人びて
見えて君が違う人に見えた
今も 嫌がる 振りしてる
君のその手離せないくせに
「小さい秋小さい秋小さい秋みつけた」...ポケットの中の手
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わたし精一杯生きていくから
例えあなたのいない世界だとしても
わたし精一杯生きていくから
限りある人生(とき)の最後の最後まで
思い出の電車に 今日は終点まで
揺られていったよ ひと駅ごとに寂しくなる
人の命瞬きのよう
だからせめて光のよう
生きていくと語る
あなたいない日々に馴染めない...無題
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海に溶けて消えた流れ星をまた一人眺めていたよ
憂い帯びた潮風が 今日はちょっと肌寒く 他人事のよう そよぐ
思い出すのは青い青い 空と海のシルエット
こんなに煌く景色になら 騙されたくなる
よくあるような出会いには よくあるような別れ
たった一つの誤算 それは 本気すぎたの
抱き合えてた あの瞬間に...Shu-Ka 終夏
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【A】
眠れぬ 夜更けに 口笛吹いて
窓辺にて 頬杖 椅子で片膝抱え
爪先に 引っ掛けた スリッパが揺れていた
【B】
爆発しちゃうな細胞の一つ一つまでが
君のこと 考えると
不思議だわ 出会った瞬間 イメージが浮かんだ
キラキラな未来 誰にも真似出来ない
【サビ】...Sparkling Smile
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君は ひとり 泣いていたよ
此処にいる訳知らず
誰か 誰か 伝えて欲しい
いつか 涙 拭うと
辞書を ずっと めくっていた
幸せの意味を探し
凍え 迷い 千切れた心
胸に 抱いて 眠る
夜更けに 震える 幼き その手を
暖めてゆける 護ってゆける強さを やすらぎをいつか届けたい 時を越えて...pray~君に伝えたい~
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春の朝靄(あさもや)旅立ちを
君の背中を見送ってた
さよなら言えずふてくされた
私の頬をそっと撫でた
幼い頃共に作った
花冠(はなかんむり)覚えてる?
戻せぬ日々も約束も
眠りに付く程刻まれて
時の花びら舞い落ちる ひらり 君の 旅路包み込み
いつかどこかで溢れる涙 一人流したい...時の花びら
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転んだ膝の痛みは今でも
強く君の瞳(め)よぎらせるから
喪失(な)くした続き探している
風が強く頬を掠めて笑い去る
ありきたりの言葉で綴られた
手紙の文字をなぞってみる
運命があるなら…時を戻せるなら…
今本当の後悔に襲われ
言葉尽くしても心尽くしても今更
掌に落ちた熱い雫...瞳
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ああ あああああああ ああ あああああ
ああ あああああああああ ああ ああ
とても強い人だった そう 誰よりも
「必ず帰る」と疑いも せず
木の葉が波に飲まれるように消え去って
自然(すべて)は計らずに ただ繋げ続け
回り廻り巡り繰り返してゆく その営みこそを
愛も憎しみもない濁り無き 瞳(まなこ...星の連鎖
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空見上げたら何かいいことありそうな青空
なんて思ったら急に土砂降り傘無い濡れ鼠さ
×(ペケ)
教室の中窓から見下ろす君の背中に
英語の辞書のページ破って紙飛行機飛ばしてみた
先生に当たった
しかられ凹んだ
泣き出しそうだ
あいつの隣
君が笑った...空回Ring~笑顔の威力~
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大好きだったあの絵本
もう二度とは開かない
パパとママが私にと
悩んで選んでくれたプレゼント
白い部屋もベッドも
嫌いなの絵本ぎゅっと
抱いて眠る夜いつか
全てが嫌になる前に
いつも手を繋いでくれてた
パパとママに最後の我侭...えほんのせかい
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夏が来るあの場所で
君の声響いてた
忘れないあの丘で
頬に吹く風の色
強く近づく鼓動確かめていた
街の雑踏にまぎれないように
夏が来るあの場所で
君の声探してた
忘れないあの丘で
降り注ぐ星屑を...summer again
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街灯が映し出す
夜道に揺れる二人の影
幸せそうに見えたのは
僕の心を映していたから
違う町で生まれ
違う日々を過ごし
何一つ知らなかった唯一人
ずっと君を探していた
暮れなずむ街を背にして
言葉はもういらないよ...君と…
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流れゆく電車の軌跡
どこまでも続いているようで終着駅は必ずあって
君の進むこの道が 長くとも短くとも
最後に満たされた旅路でありますように
どうかどうか幸せを
ちっぽけでいい ありふれていていい
なぜだろうか 抱きしめると涙が溢れた
雨上がりの水たまりに映る
可愛い君の未来ですら永遠なんか在り得...しあわせ
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今日は鳴り響くホームのベルを潜り抜け
ひとつ前の駅で降りてみたよ
白く染めるような日差しで焼けたアスファルト
右左どちらの足から踏み出そうか迷った
おかしいね浮かぶのは泣き顔ばかり
おかしいね君は強いはずなのに
おかしいね僕は弱いはずなのに
おかしいねぎゅっとぎゅっと抱きしめたい
そよ風にも揺らぐ ...そよ風のライオン
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瞳に映るのは 傾いた景色
いくら歩幅を合わせても 違う足
歪みは重なり 罅割れていく
誰もが 心に ツルギを持っている
傷つけ 合う為か 守るためなのか
誰もが 誰もに 触れ合いたがってる
近いなら 近いほど 傷が深いと知っても
涙に滲むのは 幼き記憶
いくら鼓動を合わせても 違う人
痛みは重なり ...剣と嘘
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ずっと一人でいたら 何を大切に想うのですか
握り締めた温もりに 涙する事もなく
誰も知れぬ海底に たゆたうまま揺れるだけ
心には酷く 裏切る癖がある
そんなに愛したら 自分さえ見失う
壊れた 汽笛音 0時を 響かせて
ずっと願っていたなら どんな願いも叶いますか?
流れ燃え散る星達の 祈りは何処へ続...まほろばの夜汽車
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ずっと並んで歩けていたつもり 巡る季節に目を奪われ
気づいたら手を伸ばして やっと指が触れるほど
君の描く未来に参加したいよ 幼いけど未熟だけど心から
絆の糸があるのなら きつくきつく結ばせて
きっと他愛もない口約束 君には多分そうだった
気づかないね忘れてる それでもいい笑って
君が何か失くして迷...絆の糸
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辞書を捲っても幸せのなり方書いていなかった
曇り窓が流れていく時折涙を伝わせながら
景色が華やいでも頬杖をついていた日々が
きっと私を詰っていく
この世を愛で満たしたいと願った
溢れ出した愛ならば余るほどの愛ならば
取り柄のない私でも貰えると思ったから
歪んだ身の程知らずは灰になるだけ
この世を夢で...memo
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一緒に揃えたパンフレット見返していく
あそこへ行こうこれを見よう
詰め込みすぎな計画に呆れていたけど
本当言うと楽しかった
愛し過ぎて泣けそうなほど
あなたがいたよ ここにいたよ
心も体も薬指のリングも
ずっとずっと覚えている
ただ未来だけがあなたを忘れてゆく
一緒に歩いた海岸線散...あなたがいたこと
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それは幼き日の出会い
交わした言葉は星の数より多く
無邪気な顔で大人びた
君との約束は今も鮮やかで
アカシアの友よ 誓い違えぬ君は
アカシアの友よ 目逸らさず立ち向かう
アカシアの友よ 合わせ鏡になろう
アカシアの友よ 空の青さに願った
時は無常に紡がれる
なくした言葉は星の数より多く...アカシア
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生まれたままで生きること それが幸せならば
この世に穢れもなかったでしょう
やるかたなき想いは 確かめるべくもなく
分かたれる日を待つだけ
私たちの手は小さくて
些細なものでも持て余していくのに
どうしてあんなにも大きなものばかり
欲しがっていたのかな
愛することと愛されること それが釣り合うのなら...anyone
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静かに響く草原
耳を澄ませばいつも遠く近く感じる
水溜りに映ったあなたの笑顔
雨粒が消さぬよう傘で隠した
飛び散る銀河に書き殴った
他愛もない夢物語今も覚えてる
待ち受ける悲劇も待ちかねた幸せも
この宇宙を彩る小さな欠片
あなたに巡り合えた事だけが
この星の奇跡...銀河色
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朝焼けに誘われて町が目を覚ます
仲良しの瞼には厳しく指導
今日も立ち上がろう
朝日に輝く電車は愛や笑顔に向かってる
足早に列を乱す制服の群れ
誰もが未来を支えている
たまの欠伸大目に見てね
夜の帳が下りると町が化粧直し
意地悪な上司とは間が悪い
今日は月が綺麗かな...Days
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揺り籠の日々に凭れてた
手を伸ばせば誰もが握り返してくれて
幸せは気づけないから幸せ
掌から零れた石は転がって止まらない
堕ちていく堕ちていく堕ちていく
私の夢が私の今が私の想いが
堕ちていく堕ちていく堕ちていく
私の夢が私の今が私の想いが
小手先の夢を嘯いていた
泣くだけでも誰かが駆け寄ってくれて...落日