tamaonionの投稿作品一覧
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●ジャズの催しに、足を運んできました。
毎年、日本で年に1度開かれる、“ジャズのお祭り”「東京ジャズ・フェスティバル」です。
「東京ジャズ」の愛称で知られていて、日本と世界各国からいろんなジャズ・ミュージシャンが出演してました。
ジャズ、といってもロックっぽい音楽のアーティストもいますし…。
民族音...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ 「東京ジャズ」で感じたコト。音楽の楽しさ
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ちょうど、お客さんも途切れているので。
紙魚子さんと、りりィさんはカウンターを挟んで、話に熱が入っている。
「吸血鬼?それ、どういう事なんでしょう」
りりィさんの問いに、意味ありげにうなずく紙魚子さん。
「もちろん、例えですよ。ホントに血を吸う訳でもなくて」
そう言って、彼女はお店の中の、いろんな雑...玩具屋カイくんの販売日誌(246) 大ヒットと、紅スズメ。
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●いま、世の中を何となく賑わしているコトがあります。
いわゆる「アイスバケツ・チャレンジ」です。
アメリカから広がっている、ちょっとした「パフォーマンス」ですね。
ALS(筋萎縮性側策硬化症)という病気について、広く知ってもらうことが目的だとか。
アスリートをはじめ、スターや政治家とか、著名な人が次...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ ちょっと気になる、アイスバケツ・チャレンジ
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「星を売る店・上海屋」にやってきた、ニコビレの紙魚子さん。
「ここ、座ってもいいですか?」
りりィさんの質問を聞いて、彼女は、売り場のカウンターの横にある椅子に腰掛けた。
「月光企画、についてですか?いま、あそこ、どこかと組んでやっているんですか」
メガネの縁をちょっと上げて、興味ありそうに聞く紙魚...玩具屋カイくんの販売日誌(245) 紙魚子さんの月光企画の話
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●仕事が雑貨関連なので、インテリア雑貨やキャラクター雑貨などに、よく触れる機会があります。
そして、たまに、いわゆる「フィギュア」…造形物の作品を見ることがあります。
かつては、インテリアとフィギュアというと、なかなか共通点は、見つけにくいものでした。
でも、さいきんは「大人向けのキャラクター」とか...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ フィギュアのジオラマの中の、夕日
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れおんさんのいる「ハミングス」1階のカフェ、「カフェ・ドナ」で。
ミクさんのはっきりとした言葉を聞いた、オサカモトさんは、黙って彼女の顔を見つめていた。
しばらく、2人は静かに見つめ合っている。
やがて、オサカモトさんは口元に少し、笑みを浮かべて、ミクさんとれおんさんに言った。
「わかりました。あな...玩具屋カイくんの販売日誌(244) “はっちゅーね”と、不思議な世界
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●この間、休みの日でしたが、久しぶりに「停電」を経験しました。
CDプレイヤーをかけながら、何か物を書いていたんですが…
フッと、音が途切れて。「あれ?」と思ったら、他の部屋の電気系のものが、気配がなくなってる(笑)
ブレーカーが落ちたかと思いましたが、そうではありません。
「ひょっとして、停電?珍...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ 不意に来た!「停電」
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「せっかく、いろいろ考えていただいて、残念ですけど」
ミクさんは、そう言って、笑った。
「は?」
オサカモトさんは、いぶかしげに彼女を見返す。
「どういう意味ですか?」
2人の間に、少し、気まずい空気が流れた。
ミクさんがさりげなく、でもハッキリと言い放ったので、れおんさんは思わず2人の顔を見やる。...玩具屋カイくんの販売日誌(243) ミクさんと“はっちゅーね”
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●このごろの漫画やアニメの作品を見てて、思うんですけれど…
もうちょっとブームは落ち着きましたが、「進撃の巨人」にしても。
この間、1クール目の放送が終わった「シドニアの騎士」でも。
その、お話の“設定”が、けっこうシビアなものが多いですよね。
そのどちらもが、人類が滅亡の危機の淵に立たされてて…
...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ 「淡々派」と「情熱派」。活路はどちらに??
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れおんさんたちのいる「カフェ・ドナ」にやってきたのは、ミクさんだ。
「お待チシテマシタ。あ、ご紹介します。こちら、ミクさん。“はっちゅーね”のドールの、生みの親デス」
れおんさんは、彼女をオサカモトさんに紹介した。
新商品の“リンリン・はっちゅーね”で、いま一緒にコラボをしているけれど…。
ミクさん...玩具屋カイくんの販売日誌(242) ミクさんと“リンリン・はっちゅーね”
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「ここ、お料理がいつもおいしいですのね。わたくし、時々利用してます」
「オゥ、そうだったんデスカ。アリガトウゴザイマス。うちのシェフのソラさんは、ウデは確かなんですヨ」
オサカモトさんの言葉に、れおんさんは笑いかける。
れおんさんのいる会社、ハミングスの1階にあるカフェ・レストラン「カフェ・ドナ」。...玩具屋カイくんの販売日誌(241) リンちゃんは私たちが!
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●わりと映画館に行くのが好きで、足を運ぶほうです。
まぁ、世の中を見ると、ビデオとかDVDで自宅で済ましてしまう人も、多いようですけど。
でもそんななか、最近は映画界でもヒットがありましたね。
アナ雪こと、ディズニーの「アナと雪の女王」の大ヒットです。
世界的にもヒットしましたが、日本では特にすごい...タマネギのブー録(ブーログ) ◆ アナ雪、そして映画館の楽しさ
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コヨミくんの言葉に、テトさんとマスターは、びっくりした。
「えっ、行方不明って、なに? どうしたの」
コヨミくんはコーヒーカップを置くと、ちょっと考え込むようにして続けた。
「ええ。昨日ですけど、ボクの店の“鑑定団”に、リンちゃんのお兄さんのレンくんが来たんですよ」
「うん」
「その時、彼、心配そう...玩具屋カイくんの販売日誌(240) 妹が行方不明で
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●ちょっと古い言葉になりましたけど。
「肉食系」「草食系」なんて表現があります。
とくに、最近の若い男性陣は「草食系」が多い、とか。
少々、使い古された感もありますし、最近では新たに「さとり世代」なんていう表現も出てきてるようです(笑)
でも、一応、肉食・草食という言葉は定着度が高いようですよね。
...(<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ 「雑食女子」と「草食男子」
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だんだん、大きなヒットになっている“リンリン・はっちゅーね”。
でも、その裏に見え隠れするウワサの“妙な会社”…。
そんななかで、そのライバルとしてやっぱり人気が出始めているのが、“テト・ドール・ナチュラル”だ。
作者の雑貨アーティスト、テトさんのお店「カフェ・つんでれ」。
ここで、彼女と、仕事の仲...玩具屋カイくんの販売日誌(239) リンちゃんが一昨日から…
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●この間、目にしたニュースですが。
日本のマンガ「ドラえもん」を、ディズニーのチャンネルが全米でこの夏から、放送するそうです。
「遂に!」「ドラえもんのアメリカ制覇だ!」という声も、無くはないですけど。
どうも、私個人の意見としては、なんとなく「コケそうだなあ」という感じですネ。
残念ながら。
私自...<タマネギのブー録(ブーログ)> ◆ 「ドラえもん」と「シンプソンズ」??
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「ねぇねぇ、その、“リンリンはっちゅーね”と組む、“月光企画”って、どういう所なの?」
レイムさんは、興味ありげに聞いた。
「最近、紙魚子さん、話の中でときどき、口に出すよね。その会社の名前」
レイムさんの問いに、紙魚子さんは答えた。
「うん。変わった会社でね。このごろ、またあそこが動き出したのかな...玩具屋カイくんの販売日誌(238) 変わった会社
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「そうですか。テトさんの新商品、好評なんですね。私も頑張ろうっと」
レイムさんは、手に持った発注書を机の上でトントン、と揃えて言った。
その横で、紙魚子さんとりりィさんが微笑んで見ている。
ここは、レイムさんの入居する「ニコビレ」。
今日は彼女の事務所に、りりィさんが来ていた。
新作のアクセサリーを...玩具屋カイくんの販売日誌(237) はっちゅーねの新商品に?
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レンくんは、少し心配そうに言う。
「あいつ、何か最近、落ち込んでるようなことが多くて」
「あら、あのいつも元気なリンちゃんが?」
ゆくりさんは、聞き返した。
彼は話をやめて、手に持ったガチャのカプセルを、筐体に入れ終えた。
そして話を続けた。
「うん。あいつの部屋に行っても、ぼーっとしてることも多い...玩具屋カイくんの販売日誌(236) 妹がヘンなんです
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ダンボール箱を開けながら、レンくんが言う。
「わあ、この“進撃の騎士”、なんか可愛いね。デフォルメ・タイプのやつですね」
箱の中の、大きなビニール袋の中に、小さなカプセルに入ったフィギュアがいっぱいつまっている。
「夢中になって、仕事忘れないでよー」
袋を手に持って、ためつすがめつしているレンくんに...玩具屋カイくんの販売日誌(235) 販売好調、ドール新製品!
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はりきって、商品を売っていたリンちゃん。
ごったがえしていたブースの前も、やや落ち着いてきた。
その様子を見ていて、ルカさんは、れおんさんに言った。
「ねえ、そろそろ、開放してあげたら?リンちゃん」
れおんさんは、うなずいた。
「ソウデスネー。ボクもちょうど、そう思ってマシタ」
そして、おおげさに言...玩具屋カイくんの販売日誌(234) アリガトウ、ゴザイマシタ
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頭を掻きながら、レンくんがゆくりさんのお店に戻ってきた。
「すいませーん、遅くなっちゃって」
ジロリと彼をにらんで、ゆくりさんが言う。
「遅いわよー。りりィさんのとこで、ダベってたんじゃないのー?」
「ダベる、って、なんか、懐かしい言葉ですね」
ホソノさんが、微笑んでボソッと言う。
ん?という表情で...玩具屋カイくんの販売日誌(233) ホソノさんの商品論は?
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ブースの売り場には、リンちゃん目当てに行列ができている。
リンちゃんは、テキパキと商品をレジ打ちしたり、にっこりと手渡したり。
ときには、握手などもして、サービス満点だ。
「ねえ、れおんさん。ダメでしょ、大事な彼女にあんなことさせて」
ルカさんは、ブースの横からその光景を眺め、ちょっと口をとがらせる...玩具屋カイくんの販売日誌(232) リンちゃんに魅入る人
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ゆくりさんとホソノさんが、テト・ドールについて、いろいろと話し合っている、その頃。
幕張メッセの「ワンダーランド・ショウ」の会場は、あいかわらず賑やかだった。
れおんさんとルカさんの「ハミングス」のブースは、なかでも一層、盛り上がっていた。
新製品「リンリン・はっちゅーね」を手にしたリンちゃんを、男...玩具屋カイくんの販売日誌(231) リンちゃんドール、ますます加熱!
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ゆくりさんのお店「ゆっくり」で。
アルバイトのレンくんは、上海屋に行ったきり、サボって帰ってこないようだ。
店内のソファで、お客のホソノさんと、ゆくりさんは、話を続けている。
「まあ、その方、どういう方なのかしらー」
ゆくりさんの問いに、ホソノさんは答える。
「ええ。そのオサカモトさんという女性が、...玩具屋カイくんの販売日誌(230) 魔術の会社と、オカルトと
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ゆくりさんのお店、「ゆっくり」にやってきた、ホソノさん。
お店に並んでいる、いろいろなキャラクター雑貨を見ながら、話をしている。
「あら、その月光企画っていう会社は、どういうところなんですか?」
ゆくりさんの問いに、彼はうなずいて答えた。
「ええ、ま、いろんなヒット商品を、出してる企画会社、なんです...玩具屋カイくんの販売日誌(229) テト・ドールの販売プラン?
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ゆくりさんのお店に入ってきた男の人。
それはテトさんたちと一緒に、新しいテト・ドールを作っている、ホソノさんという人だった。
「いやね、まあ、来週から、このドールの販売が、本格的に始まりますでしょう?」
微笑みながら、ボソボソと話す彼。
「えー、そうみたいですねー」
あいづちを打つ、ゆくりさんに、細...玩具屋カイくんの販売日誌(228) ドール、いよいよ販売開始!
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「店長も、コーヒー飲みます?」
ルコ坊が、りりィさんにすすめる。
「そうね。じゃ、1杯お願い」
「はーい」
ぱたぱたと、店の奥へ入っていく。
それを見ながら、レンくんは、りりィさんに聞いた。
「テトさんの新製品で、気になる事って、なんですか?」
彼女は、ちょっと笑って答える。
「うん、大したことじゃ...玩具屋カイくんの販売日誌(227) テト・ドール人気上昇中
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りりィさんが、自分のお店「星を売る店・上海屋」に戻ってくると。
店のカウンターで、レンくんがルコ坊とおしゃべりをしていた。
ルコ坊の特製のブレンド・コーヒーを飲んでいる。
「あ、りりィさん、お邪魔してます」
「あら、いらっしゃい。納品かしら?」
彼は頭を掻いた。
「ええ、さっきウチの新製品のポストカ...玩具屋カイくんの販売日誌(226) テト・ドールの人気が!
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幕張メッセで開かれている、「ワンダーランド・ショウ」の会場で。
「ハミングス」のブースでは、リンちゃんを囲んでの、大騒ぎになっている。
その騒ぎの輪からそっと逃れて、ホールを抜け出し、通路のベンチに座ってホッと一息ついたのは、駿河ちゃんだった。
「フー、おっかけ君たちのパワーは、すげぇや」
彼女はつ...玩具屋カイくんの販売日誌(225) 2つの新製品
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れおんさんとルカさんが、会場の自分たちのブースで、商品を裏から出し、積み上げていると。
会場のむこうから、1人の女の子がこちらに歩いてきた。
「あっ! リンちゃんだ!」
めざとくその姿を見つけ、ブースの横にいた男の子たちが騒ぎ出した。
「リンちゃんん!」「うわぁ、本人だぞ!」
ブースに群がっていたお...玩具屋カイくんの販売日誌(224) またまた撮影会、リンちゃん大人気!
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「ムッフフフ。オタク君たちの反応も、上々デスネ」
れおんさんは、賑わっているブースの横で、満足気につぶやいて、手に持っている新製品を見つめた。
「うーん。ヤッパリ、よく出来てますネ」
ガレージキット、フィギュアの展示会、「ワンダーランド・ショー」の会場で。
れおんさんの勤める会社「ハミングス」のブー...玩具屋カイくんの販売日誌(223) 「リンリン・はっちゅーね」、スタート上々!
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「魔の会社…って、一体、何でしょうか?」
りりィさんは、紙魚子さんの言葉を聞いて、尋ねる。
「あ、ご免なさい。ちょっと冗談っぽく言ってしまいましたね」
紙魚子さんは、ちょっと頭を下げて答えた。
「“魔の”…なんてオーバーですけど。でも、その会社と仕事をするとします」
りりィさんの方に向き直って、彼...玩具屋カイくんの販売日誌(222) 業界のウワサ
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「え、出ちゃった?って、何が?」
テトさんに続いて、レイムさんも目を丸くして、尋ねた。
ぱみゅちゃん、りりィさんも、そろって紙魚子さんの顔を見る。
2×4=8。八つの目に見つめられて、さしもの紙魚子さんも、ちょっとタジタジとなった。
「ニコビレ」の一室には、早くも不思議な雰囲気が漂いはじめたようだ。...玩具屋カイくんの販売日誌(221) ドール、販売合戦開始!
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「あ、こんにちは、白堰嶺さん。どうしたんですか」
ニコビレの廊下で、足を止めて、紙魚子さんはレイムさんに言った。
「いま、ちょっと仕事で使う材料を、買いに行こうと思って」
「あ、お忙しいんですか」
ちょっと残念そうに、レイムさんは言った。
「いえ、そんなに急いでるわけじゃ…。何ですか?」
「はい、い...玩具屋カイくんの販売日誌(220) 不思議が、出ちゃった?