君に隣る

静寂のさき星が落ちるよりも速く
淡い夢の一片さえ傷んでいく
夜の底に潜むものに怖れを覚えて
稚さへ根差していた芽は潰えた

愛の歌が滲む場所に背を向けて
刺さる棘に抗うことも忘れて
深い深い霧に紛れ気付いたのは
永遠を巡るただ無情の雨

触れられない雲に焦がれ思い知った
本当はもうわかりきっていた現実
穣ることのない望みを徒労と笑うなら
なぜ誰もがもがきながら色づいたの

摘み取られて飾られたい訳じゃない
そんな風に咲きたかった訳じゃない
僕の中に褪せずに未だ舞う言の葉
それ以外に縋るものがない

君に隣る理由すらも失って
涙が尽きて枯れるのならそれでいい
孤独の果て散り零れた花吹雪が
その肩まで届くのなら、今

君に隣る

静寂のさき星が落ちるよりも速く
淡い夢の一片さえ傷んでいく
夜の底に潜むものに怖れを覚えて
稚さへ根差していた芽は潰えた

愛の歌が滲む場所に背を向けて
刺さる棘に抗うことも忘れて
深い深い霧に紛れ気付いたのは
永遠を巡るただ無情の雨

触れられない雲に焦がれ思い知った
本当はもうわかりきっていた現実
穣ることのない望みを徒労と笑うなら
なぜ誰もがもがきながら色づいたの

摘み取られて飾られたい訳じゃない
そんな風に咲きたかった訳じゃない
僕の中に褪せずに未だ舞う言の葉
それ以外に縋るものがない

君に隣る理由すらも失って
涙が尽きて枯れるのならそれでいい
孤独の果て散り零れた花吹雪が
その肩まで届くのなら、今

いろがたり

見聞しもの總てが事新しかつた
彼の日頬を撫ぜた風の如く
視へずともあたゝかな心地に包れた
長き冬も明けたやうに

はじまりは何時とは無しに訪れて
高じたる思慕は戀慕の情と相半
緊張と共に吸ひ込んだ部屋の香も
此の頃は愛おしく

巷間に溢る詠人知ずの
歌が如く搖れるもの
千變萬化色語
茜さす音繁く

再三指南されし筆順が擦れず
眇たる氣の迷ひとは覺れど
字引に當らずとも思ひ半に過ぐ
蓋し一塲の春夢

同じとき同じものを眺めれど
何も變る筈無き事言を俟たず
ゆくりなく絡む視線に意味等無い
傍が無性に淋し

戱れ交りの强がりが
日增しに憂き思ひを帶びれば
窮途末路の色語
畢竟繕へぬなら

口にしなくともよい言葉を紡ぎて
聞かずともよい言葉を聞かば
本の幾許かだけ樂になれるだらうか
夏雨人に雨らすやうに

置去る事の出來ぬ影法師だけは
餘さず觀ていた大禍時も
牴牾しささんざめく事ノベツ幕無し
消せぬ三秋の思ひ

見聞しもの總てが事新しかつた
彼の日頬を撫ぜた風の如く
節氣等移らへば止みゆくのだらうか
長き冬の明けるやうに

いろがたり

見聞しもの總てが事新しかつた
彼の日頬を撫ぜた風の如く
視へずともあたゝかな心地に包れた
長き冬も明けたやうに

はじまりは何時とは無しに訪れて
高じたる思慕は戀慕の情と相半
緊張と共に吸ひ込んだ部屋の香も
此の頃は愛おしく

巷間に溢る詠人知ずの
歌が如く搖れるもの
千變萬化色語
茜さす音繁く

再三指南されし筆順が擦れず
眇たる氣の迷ひとは覺れど
字引に當らずとも思ひ半に過ぐ
蓋し一塲の春夢

同じとき同じものを眺めれど
何も變る筈無き事言を俟たず
ゆくりなく絡む視線に意味等無い
傍が無性に淋し

戱れ交りの强がりが
日增しに憂き思ひを帶びれば
窮途末路の色語
畢竟繕へぬなら

口にしなくともよい言葉を紡ぎて
聞かずともよい言葉を聞かば
本の幾許かだけ樂になれるだらうか
夏雨人に雨らすやうに

置去る事の出來ぬ影法師だけは
餘さず觀ていた大禍時も
牴牾しささんざめく事ノベツ幕無し
消せぬ三秋の思ひ

見聞しもの總てが事新しかつた
彼の日頬を撫ぜた風の如く
節氣等移らへば止みゆくのだらうか
長き冬の明けるやうに

Leap into the Sky

ココロに秘めていた
あのときの決意が
塗り替えたものをそっと握りしめて

果ての先めがけて
振り返らなければ
向かい風にだって負けないさ
Leap into the sky

もう迷わない合図
変わらない未来図
広げた片空
I believe and keep on believing

降り注ぐ光はなにもかも照らして
眩しすぎるくらい耀いて見えるけど

想いの強さなんて
どんな風に叫んだって
伝わりはしないから
もう待ったりしないで
自分の手で風を起こすしかない

「証明できなきゃ終わり？」

打ち立てた誓い遂げる為なら
なにが起きたって
安全地帯なんか棄ててくよ
誰もいないソラまで

果ての先に広がってる景色が
もうひとつの真実の在り場所だと
僕を誘い続ける

かげり始めたイマ
吹き荒ぶゲンジツ
抜け落ちてく羽根
Can I believe and keep my word?

遠雷の閃光は曇り顔照らして
昨日までの僕が終わったことを告げた

いつだって僕は君を探して
自分勝手な望みに縋って
いつだって僕は言葉選んで
言いたいことも言えないまま

いつだって僕は僕を探して
なにひとつ見つからずにくじけて
いつだって僕は先ばかり見て
後悔することさえ放棄した

「振り向くのが怖いだけ？」

往く手を嵐が阻もうとも
脇目も振らずに
雨雲の中を突き抜けて進め
羽ばたけなくなるまで

果ての先に広がってる景色は
僕に空いた穴うめてくれるはずの
追い求めた奇跡だから

Leap into the sky

Leap into the Sky

ココロに秘めていた
あのときの決意が
塗り替えたものをそっと握りしめて

果ての先めがけて
振り返らなければ
向かい風にだって負けないさ
Leap into the sky

もう迷わない合図
変わらない未来図
広げた片空
I believe and keep on believing

降り注ぐ光はなにもかも照らして
眩しすぎるくらい耀いて見えるけど

想いの強さなんて
どんな風に叫んだって
伝わりはしないから
もう待ったりしないで
自分の手で風を起こすしかない

「証明できなきゃ終わり？」

打ち立てた誓い遂げる為なら
なにが起きたって
安全地帯なんか棄ててくよ
誰もいないソラまで

果ての先に広がってる景色が
もうひとつの真実の在り場所だと
僕を誘い続ける

かげり始めたイマ
吹き荒ぶゲンジツ
抜け落ちてく羽根
Can I believe and keep my word?

遠雷の閃光は曇り顔照らして
昨日までの僕が終わったことを告げた

いつだって僕は君を探して
自分勝手な望みに縋って
いつだって僕は言葉選んで
言いたいことも言えないまま

いつだって僕は僕を探して
なにひとつ見つからずにくじけて
いつだって僕は先ばかり見て
後悔することさえ放棄した

「振り向くのが怖いだけ？」

往く手を嵐が阻もうとも
脇目も振らずに
雨雲の中を突き抜けて進め
羽ばたけなくなるまで

果ての先に広がってる景色は
僕に空いた穴うめてくれるはずの
追い求めた奇跡だから

Leap into the sky