村上夏木の投稿作品一覧
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河原の見える道歩いてた夕暮れ
少し離れて先を行く君
見えるもの夕日の色に染まって
寂しさ込み上げた
爪先に当たった石 蹴り飛ばして 見えない心に当たればいいのに
何も言わずに行かないでよ
絶え間無く踊る水 夕焼け空映し
色彩閃かせて流れる
この時はあと僅かだけ
続きはしないと分かってた...離れた背中
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満天の星の下で 負けずに輝いていた君の笑顔 その話 今も覚えてる
この星は遥か彼方の 時間と場所を越えて ここへ辿り着き輝いた 命の光
星の光の様に僕たちの命輝き
いつかその光が まだ知らぬ誰かの心へと届くのならば きっと嬉しいよね
空の端から端へと昇っては沈んでいく 星座盤を回す様に廻(めぐ)って...星空の下で (採用)
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君に届けたいもの それはきれいな 花一輪
遠くへ行った君 手紙も会うことも夢のまた夢
赤い一つ風船 花の種を結んで飛ばそう
種がいつか大地に 君がいる国 そのどこかに
届いて花が咲き 誰かを笑顔にし 笑顔 繋がり
いつか君の心に笑顔の花 咲きますように
いつか君の心に花一輪 届きますように...花一輪
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この身一つだけが 残された生きる術(すべ)
皆同じ境遇に 落とされてここへ来る
懐かしい故郷の 見知った顔見つけ
命ある幸運を喜び 頼りない身寄せ合う
渇いた風が吹く街で
(あの風の中へ帰りたい)
果実に頬寄せて涙
(果樹園もう消えてしまった)
故郷を懐かしむ君の
(きっと戻ることはできない)...悲しみの街で
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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ルカはまだ眠っていた。そのまま少し眺めるが起きる気配は無い。
「ルカさん。」
「……ん…………」
...Music Bar -第7話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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二人が去って静寂が戻った店で、がくぽは振り返ってルカを見た。
「ルカさん、ありがとうございます。…...Music Bar -第6話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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カイトとメイコに相談をした日から暫く経ち、その後何度かルカとの活動の日はあったが関係上の進展は全く...Music Bar -第5話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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その日の店はいつもより賑わっていた。ライブでルカともう一組がそれぞれ演奏するプログラムだったためだ...Music Bar -第4話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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「ハーブティ、淹れ直しましょうか。」
「いえ、丁度飲みやすい温度ですから。ありがとうございます。」...Music Bar -第3話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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ステージの上では、彼女――ルカの歌声が響いていた。
観客の視線は彼女に注がれ、皆彼女の音楽に耳を...Music Bar -第2話-
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この物語は、カップリング要素が含まれます。
ぽルカ、ところによりカイメイです。
苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方はどうぞ。
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彼女は何時も、店のカウンター席の隅に座っている。
ここはMusic Bar。休日前の夜を中心にラ...Music Bar -第1話-
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無邪気にその背中を追い掛けていた日
いつか追い付ける
疑いもなく信じて純粋に走ってた時間は過ぎて
いつの間にか あなたの背中の大きさに気付いて
近いんだと信じてた それは遠くて
諦めそうになる度に あなたはじっと見守って
追い掛けた理由を思い出させてくれた
足が竦みそうな僕を 支えてくれた
ひたす...夢の背中
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その場所は違う世界だと 信じられた頃は幸せだった
初めて知った時 思い込みの世界は脆く崩れていった
触れる度痛みと苦しさに 為す術も無く無力さが苛む
所詮は他人と言うけれど 割り切れる程器用じゃない
口先だけ「見捨てない」なんて 綺麗事過ぎて言えやしない
出口の見えない迷路で 君の姿が遠ざかってい...崖っ淵での世迷言(よまいごと)
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目に映る景色は灰色(Monochrome)
耳に聞こえる音 雑音(Noise)ばかり
今の私には全てが 遠い世界
朝も昼も夜もなく
感情の波にただ呑まれて
涙が枯れたかと思えば
とめどなく溢れて
救いを求め手を伸べた
お願い 誰か私の手を取って
このままでは崩れそうな底のない砂へと...埋もれゆく前に(仮)
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君はまるで狼だね
ほんの口先だけで翻弄する
童話にある 赤頭巾だって
無垢じゃないと知ってるの?
手を振る君と いつものように 並んで歩きだすけど
君には口に出して言えない
困ってることがあるの
指を絡めて手を繋ぐ その親先で
私の指 軽く撫でる
それだけでタマラナイ気分にさせないでよ...狼と赤頭巾
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見上げた青空 ひとすじ走った飛行機雲見て 君を思うよ
遠くの空の下 きっと今ごろ がんばっているのかな
一緒に撮った写真には笑顔の君がいた
近くにいたのが当然だった日が 懐かしいよね
新しい世界へと飛び込んだ君は
今 笑ってる? 元気でいるかな?
青い空見るたびに祈ってる 元気で と
遠い国生き...彼方の空へ
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桜吹雪の中で君の笑顔見た途端
胸が高鳴る
これって一目惚れ?
同じクラスになって舞い上がっていたのに
噂で聞いた
君の好きな人を
Ah... これってアリなの? もう好きになったのに
でも諦めなきゃいけないの? そんなことは出来ないよ
どうしたらいいの...?
桜吹雪舞う中を がむしゃらに走る...桜と恋と青い空
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駆け出そうここから
傷つくこと恐れずに行こうよ
Be Dash!!
目覚めたのは午前三時
昨日早く寝過ぎたから
不安な気持ちを抑えられず
暗い空へ走り出した
夢見た理想は遠くて
まるで空に見えてる星
自分の足元 目を落とせば...BeDash
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いつもの帰り道 空も雲も全てオレンジ色
美しいグラデーションが どこまでも染め上げる
二輪車を走らせては 飽きもせずに空を眺める
町並みは過ぎていくのに どこまでも続いてく
何一つ意図も無くただ そこには存在し続ける空
ちっぽけな僕を包んで 心の澱をさらってくれるようで
涙が伝ってくよ
いつもの帰り...黄昏時の帰り道
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あたたかい笑顔の春のお日様
やさしく照らす晴れた日に
一羽のきれいな赤い小鳥
わたしのもとに舞いこんだ
閉じ込めてしまおうかと思った
でもそんなことは出来なくて
また広い空へ飛べるように
大事に両手で放ってはなした
赤い小鳥
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赤い小鳥
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真夜中の舞台(stage) 原色と漆黒の世界
現実を離れ 刻まれた記憶甦る
硝煙と 真紅の血 細い指 宙を掻く
意識引き戻す客の声
仮面付け直し 頭駆け引きに動き出す
心は閉ざして
何時もの様に標的(target)に近付き 耳打ちで誘導
襟元の銀の十字(cross) 言えぬ代わり指で触れ
後ろ手に...Cross
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春風 髪を巻き上げて空に吹き渡るよ
今日でこの場所ともお別れ 正直 なんかウソみたい
卒業式に響いたみんなの合唱の声
胸が切なくなった
ずっとどこかで変わらないままだと
思い込んでいた私がいたの
涙こぼれてしまう前に言おう
バイバイありがとう きっとまた会おう
桜並木を教室でひとり眺めてみる
まだ制...みんなまた会おう
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岬に立てば ふんわりと雲
飛び乗ってみる 広い空ひとりじめ
ひとりきりはさびしい 背後にとぶ鳥たち
ネギをタクトに振って 鳴き声のハーモニー
渡る鳥はきっとさびしくはないね
さよならの代わりに タクトで列なぞる
行く先に広がる空 雲が溶けて
ライトグレー たぶんあのむこうは雪かな
ふと気が付けば ぽ...ネギをタクトに
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虚ろに揺れる火が まるで私のようね
小さく踊る影 恋に戸惑う様に
艶やかな花のように 微笑むことすらできず
それならこの扉 涙隠し 開けましょ
か細く鳴るベルと共に闇へ消えるわ
儚く響く音が まるで私のようね
小さく囁いて 愛を請うている様に
華やかな鳥のように 愛を歌うことできず
それならこの想い...Capricious
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