安酉鵺の投稿作品一覧
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動画用・バラ
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アイコン/トラメル
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作業に少し疲れてふと顔を上げると、お師匠は相変わらずダンボールに黙々と荷物を詰めていた。長い溜息を吐いてから意を決して口を開いた。
「良いんですか?このまま行っちゃっても。」
「口より手を動かせ馬鹿、役立たず、チビ、ガキ、ヘタレ、女顔、童て…。」
「お師匠!」
「煩い!」
この人ってイイ歳こいてすっ...いちごいちえとひめしあい-140.笑顔のカラスさん-
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直ぐに教室に走ったが生憎七海は休んでいた。まぁ、身内があんな事になったのだから来辛いのかも知れない。
「おーい、暴走会長、今度は何処行く気?」
「桜華しふぉんをエサに七海を…。」
「止めなさい。第一其処までする理由あるの?全部順調に行ってるじゃない、なのに今更掻き回してどうするのよ?」
鶴村が少し不...いちごいちえとひめしあい-139.目的は?-
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まるでドラマでも見ている様な鮮やかさだった。倉式は元より学園の中に放置されていた佐藤莉子を始め参加者に目立った怪我は無く、七海志揮、日高鴇彦の両名は響さんの配慮で警察へ拘束された。落雷に寄る停電こそあったものの、学園祭に大きな異常は見られなかった。
「サイトすら異常無し…か。」
溜息を吐いて立ち上が...いちごいちえとひめしあい-138.写真と正体-
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1A)
ボクはその日ツイて無かったよ
いきなりの通り雨に見舞われた
傘は当然持っていなくて
取り敢えず慌てて駆け込んだ
1B)
軒先で 溜息を吐いて 水滴を拭って
顔を上げたら 目に飛び込んだ
ボクと同じずぶぬれの真っ黒な君...【ハロウィン企画用】TakeoutKittey 【歌詞】
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<A>
私は願う 恵みの光
砂の大地よ 緑あれ
枯れた草木よ 咲き誇れ
種よ芽吹かん 命の光
<B>
私の唄は届いているの?
私の声は響いているの?
<C>
どうか全てに光が満ちて...シプソフィラの祈り唄
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1A)
まどろみの中 呼ぶ声がしたの
いつも静かな筈でも 今日はざわついてる
オレンジ色の 君は灯りなの?
ちょっと不気味な笑み 浮かべて揺れているの
1B)
歌声響いているの 楽しそうなステップ
私はそっと目を閉じて
奏でてる踊ってる夢を見る
1サビ)...【ハロウィン企画用】オレンジ色の友達【歌詞】
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A
気付かれない日常
振り向かれない私
直ぐ隣をすれ違う
熱だけは解るのね
B
だけど此処に居ない訳じゃない
そうね今は 見えないだけで
夜の帳が 味方になるまで
世界中皆私を見ない...【ハロウィン企画用】Death Candle【歌詞】
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電気が消えて薄暗くなった校舎の階段を何とか駆け上がった。使われていない教室は荷物が無造作に置かれているだけで人気は無い。と、廊下に1つの影が姿を見せた。
「――七海志揮…。」
伝え聞いていたのと随分雰囲気が違った。何も言わずゆっくり近付いて行っても、逃げようともせず、暴れる様子も無く、ただじっと佇ん...いちごいちえとひめしあい-137.無しで-
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昨日の夜突然来たメール。差出人は七海志揮、拓十君の叔父さんで…今は追われている筈の人。
『非常ベルが鳴ったらショックを受けたフリをして倉式緋織を迎えに来て、場所は高等部2階視聴覚準備室』
皆を騙すなんて性に合わないし、何よりこの人を信用して良いのか解らない。だけど…この人はひおを殺さない…ううん、き...いちごいちえとひめしあい-136.落雷-
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青い空と青い海 きらきら光る波がほら
手招きする様に寄せている
私はあなたを探すよ
手のひらの上10センチ
見付けたら小さな幸せ 運んでくれるの?
ヤドゆかり ヤドゆかり
ピンク色のヤド背負って ゆかりりり歩いてる
拍手をする様に踊ってる
私はあなたを見付けた
手のひらの上10センチ...幸せ10センチ
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そのメールを受け取った時、真っ先に後悔が襲って来た。それから怒りと恐怖が刻まれる様に吹き出した。
「どうして緋織を1人にしたんだ!」
「止めろ侑俐!」
「だけど…!」
ほんの少しの間に緋織は医務室から忽然と消えた。祭だったせいか緋織を見た人間は居ても何処に居るのかがまるで掴めなかった。緋織が居なくな...いちごいちえとひめしあい-135.病み上がり-
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体調が良くないと言った私を鈴夢は医務室に連れて来た。私がベッドに入ったのを心配そうに見詰めてる。
「ごめんなさい…。」
「気にするな、館林先生呼んで来るから少し待ってろ。」
「寝てれば治るから大丈夫。それに先生だって忙しいだろうし。」
「それでも最近寝不足だったろ?病院に連絡しても良い位だ。」
髪を...いちごいちえとひめしあい-134.ごめんなさい-
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A)
夕方にまったりと創作活動中
いきなり鳴ったよインターフォン
一体何処の誰よ?こんな時間に
新聞勧誘は回れ右
B)
そんな気持ちで深く考えず
部屋着のままでドアを開けた
「Trick or Treat!」
サビ)...ハロウィンだけど和菓子をください
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学校を休む事も考えた。イベントから手を引こうとも思った。だけど逃げられないのは解っていたし、何より志揮兄の事が心配だった。
「たーくーとー君。」
「わっ!?…し、しふぉん、何?」
「何じゃないよ、ずっと眉間に皺寄せて怖い顔して。」
「ごめん…。」
「ちょっと休も?ね?」
促されるままベンチに座っても...いちごいちえとひめしあい-133.おかわりください-
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サイトでの宣伝も手伝ってか、学園内は随分な賑わいを見せていた。参加者は出来るだけ目立つ格好で、1人にはならず信用出来る人と居る事、と言う指示の下で表向きは祭を楽しむ事になっていた。でも当然心中穏かで居られる訳も無く、避難する様に医務室に溜まっていた。
「はぁ…折角のリコリス祭が…。」
「でも楽しむ気...いちごいちえとひめしあい-132.焦りと空気-
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ヤドゆかり図解
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素材・樹翼
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あなたしか見えなくて-ミク-
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明日に迫ったリコリス祭に向けて目まぐるしく毎日が過ぎた。忙しい方が仕事に集中出来て余計な事を考えずに済むから、心の何処かでホッとしている自分が居た。それが現実から目を逸らす物だったとしても。
「一度家に戻るか?ずっと俺の部屋で落ち着かないだろ。」
鈴夢が心配そうに顔を覗き込んだ。警察の調べも終わった...いちごいちえとひめしあい-131.凍り付いた笑顔-
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あなたしか見えなくて
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ムカパンダちゃん
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幸水さんの無茶な案は直ぐに大学部の協力の下進められる事になった。私達は当日コスプレに近いドレスアップで居れば良いと言われたけど、着せ替え人形に疲れてテラスに避難していた。
「あれ、天城会長何やってんの?」
「鶴村か。」
「人の顔見てあからさまに溜息吐くとか失礼だと思うわよ、そんなに日向ちゃんが良かっ...いちごいちえとひめしあい-130.無法地帯-
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無駄に広いリビングに全員が集まったのは9時を過ぎる頃だった。全員を確認すると幸水さんはテーブルの上に数枚の書類が置く、何処かで見た事のあるキラッキラした目の絵が飛び込んで来る。
「これって参加する時に配られた企画書ですよね?」
「そう、んでこれが大まかな流れの予定表やイベントのシステム、本来ならサイ...いちごいちえとひめしあい-129.ブーイングの嵐-
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膝を付いたまま顔を上げようとしない日高に緋織が心配そうな顔をした。泣いているのだろうか、少し肩が震えている。
「鈴夢…。」
「解ってる。」
確かに日高はストーカー事件とは無関係だろうし、佐藤莉子は利用されたのかも知れない。緋織を恨むでもなく今の所害も無い。だけど何処かに引っ掛かる物があった。そもそも...いちごいちえとひめしあい-128.疑心と信頼-
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素材・商船アメジスト
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客間のドアを閉めると自然と溜息が漏れた。最初から緋織に感じていた違和感、どこかすっぽりと抜け落ちた様な喪失感、あの2人に対する絶大な信頼、愛情…それが歪んだ中で生まれたのかと思うと堪らなかった。
「ふ…ん…?鈴夢…?」
「あ、ごめん、起こした?」
緋織は眠そうに目を擦りながら起き上がると、頼りない足...いちごいちえとひめしあい-127.守りたかった物-
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夜も更けて気が付けば何人かは眠ってしまった。ソファで寝息を立てている菫に毛布を掛けると足音を立てないようにそっと2階に上がった。扉の前で見張る様に立っていた真壁がパチンと携帯を閉じて向き直った。
「緋織は?」
「ご心配無く、中で寝かし付けましたから。」
ポーカフェイスだと思ってたけど、緋織の事となる...いちごいちえとひめしあい-126.虚言-
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素材・窓(ぶち壊しVer
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賑やかな空気に少し疲れて2階のテラスに上がろうとした、するとカーテンに隠れる様にカシスの姿が見えた。
「何やってんだ?」
「しーっ!しーっ!」
「んぁ?」
指差す方向を見るとテラスにも人影があった。
「鈴夢…と、緋織か。何?覗き?」
「私はテラスを見に来ただけです…でも流石に出辛くって。」
そりゃあ...いちごいちえとひめしあい-125.内心バクバク-
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あの後気まずいまま、私達はそれぞれ解散と言う流れに…。
「…なるのが普通ってもんじゃないの?!」
「日向、耳元で大声を出すな。」
「お客さん方、もう直ぐ到着ですよー。」
「うわ、何この豪邸…此処に1人暮らしとか何の試練…。」
そう、あの後何故か旋堂さんが『空気が湿っぽい』とか言い出して、気が付けば皆...いちごいちえとひめしあい-124.メイク直し-
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少し事態と気持ちを落ち着かせてから各自が再び会議室に戻ったのは20分程過ぎた頃だった。事情は飲み込んだものの現状どうすれば良いかと言う点で手詰まりになったのも確かだったから。
「えーと、日高さん…は、結局何をしに此方へ?恨み晴らしにって感じでもないみたいだけど。」
「スッキリ水に流すには少々痛いけど...いちごいちえとひめしあい-123.証拠-
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薄暗いラウンジで絵眞さんが溜息を吐いた。佐藤さんが雉鳴さん刺したって言うのも吃驚したけどあんなヘビーな話聞かされちゃ無理も無いだろう。
「痛々しいよ、頭の包帯とか。」
「…うん…。」
「あー…えーっと、そ、そうだ!この前モチコが新しい芸を覚えてね!そ、それがめちゃめちゃ可愛くって…!
」
「2年間。...いちごいちえとひめしあい-122.虎子は猫に非ず-
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緊急収集なんて物々しい連絡の後、私達テストの参加者は久し振りに会社の会議室に集まっていた。
「こうして皆さん顔を揃えるのは久し振りですね、輝詞さんは何かと顔を出してくれますけど。」
「せっ…瀬乃原さん、それは今言わなくて良いです…。」
「そうですか?私は感謝してますけど。」
「えっ?」
「感謝だけで...いちごいちえとひめしあい-121.誘導-